OPPO Pad SEの本音レビュー。25,800円で手に入る11型エントリータブレットを試す
OPPOが11型のエントリータブレット「OPPO Pad SE」を日本へ投入しました。お値段は25,800円。実機をお借りしたので実際に使ってどうなのかレビューにまとめておきます。
■OPPO Pad SE■
初出時価格→25,800円
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スペック、ベンチマーク、検証結果
[筺体]エントリーでも高品質
▼筺体の品質はGood。↓
Helio G100搭載モデルで25,800円という価格は相場よりもやや高価ですが、それも納得できる高品質な筺体です。OPPOらしいデザインも良いですね。
大容量バッテリー搭載しているのもあり割とズッシリと重さを感じます。
▼背面はサラッとした肌触りで油脂が付着しづらく目立ちにくいのもGoodでした。筺体はそこそこコストがかかっている印象でした。↓
[性能]日常使いでサクサク動く
OPPO Pad SEが搭載するSoCはHelio G100。今でも採用例が多いHelio G99の後釜SoCです。
▼性能はHelio G99からほぼ据え置き。AnTuTu v10では総合スコアが433,879点、GPUスコアが70,145点でした。↓
▼最近リリースされたAnTuTu v11は総合スコアが高くなる傾向なので、以下の通りv10よりも高くなってます。↓
WEBサイト閲覧、動画視聴、SNS、電子書籍などサクサクと動いてますよ。ライトユースであればこれで十分。
メモリは4GBとビックリするくらい少ないです。仮想メモリがデフォルトで4GB割り振られていました。その恩恵なのか今のところ困ったことはなく案外快適性を保った状態で使えてます。
が、メモリ4GBは非常に少ないので普段から使っていないアプリをまめに終了するなど心がけておきましょう。
軽めのゲームなら問題なく遊べる
ゲーム性能は低いのでライトなゲーム向き。
ゲーム専用タブレットを探している&原神クラスの重量級ゲームを快適に遊びたい方には全くオススメできませんが、暇つぶしに動くゲームで遊べたら良いよという方なら特に問題ないでしょう。
▼Helio G100がどの程度動くSoCなのか以下の記事で解説してるのでチェックしてみて下さい。OPPO Pad SEも以下の検証結果と印象変わらずです。↓
[ディスプレイ]90Hz対応で価格以上のヌルヌル感
ディスプレイはしっかり1,920×1,200のFHDクラスを採用しています。
発色も良いですね。ただ最近のタブレットはどれもディスプレイは綺麗なので特筆するようなインパクトは無いですが綺麗です。
高リフレッシュレートは最大90Hzに対応。調整が上手いのか他の90Hz対応製品よりもヌルヌル感のムラが少なめ。価格・性能以上のヌルサク動作だったのがGoodでした。
▼Netflixなど著作権コンテンツを高画質で再生できるWidevine L1にも対応します。↓
▼Netflixだけ画質の悪いWidevine L3というパターンもあるのでチェック。バッチリWidevine L1対応してました。↓
輝度は500nitと数値的には物足りなさを感じます。が、室内であれば輝度を最大にすると眩しすぎるくらい。直射日光下以外で使う分には十分。
[サウンド]スピーカー音質が凄く良い
OPPO Pad SEは4つのスピーカーを使うステレオスピーカーを搭載。音質はこのクラスの中では飛び抜けて良いですよ。音の広がりも良いので動画視聴と相性抜群。
▼設定のサウンド内にあるサウンド効果設定では、映画、ゲーム、音楽を任意に固定できるのでお好みの音質でどうぞ。↓
なおイヤホンジャックは非搭載なので有線イヤホンを使うにはUSB‐Cからイヤホンジャックに変換するアタッチメントが必要です。
Bluetoothコーデックは、AAC、apt‐X、apt‐X HD、LDACでの接続を確認しました。
残念ながらapt‐X Adaptiveでは接続出来ませんでしたがエントリーモデルとしては十分な対応範囲です。
位相調整は非対応
4つのスピーカーを搭載していたので縦持ちでも横持ちでも適切なLRチャンネルに切り替わるのかな?と思っていましたが、残念ながら位相調整は非対応でした。
エントリークラスだと非対応が一般的なのでデメリットと言うわけでは無いですが、対応してたら嬉しかったですね。
という訳で、OPPO Pad SEは横持ち(横持ちでインカメラが上部の向き)で適切なステレオになるので覚えておきましょう。
[カメラ]記録撮影では十分
カメラはイン・アウト共に500万画素のオマケレベル。
▼実際に撮影した写真はこんな感じ。↓
上の写真をスマートフォンの小さな画面で見ると綺麗に見えるかも。でも実機の11型ディスプレイで見ると画質はそれなり。
とはいえ、タブレットのカメラなんてビデオチャットやQRコードの読み込み、手元にスマホが無いときの記録撮影程度しか使わないのでこれで全然OK。
[バッテリー]タブレットとしては良い結果
バッテリー容量は大容量の9340mAhを搭載。
11型にもなるとディスプレイを点灯するだけでも結構な消費電力にるので電池持ちはどうなんだろう?と思ったので検証。タブレットとしては非常に良好な結果となりました。
▼PCMarkのデータが上手く取得出来なかったので一緒にデータを取ってたアプリで駆動時間をチェックしました。60Hz設定で100%→20%までの駆動時間は14時間5分。↓
実際の利用では動画視聴を中心に使っていましたが、消費電力が少なめなのか電池持ちは非常に良いですね。これなら常時90Hz表示で使っても全然OK。
バッテリー持ちが良いので、電池の劣化を遅らせる電荷制限(80%で充電を止める機能)をオンにして運用するのも良さそう。
充電は33Wの急速充電に対応しています。手元にあった純正の67W SUPERVOOCチャージャーで充電したところ、画面にはしっかり33W SUPERVOOCと表示されてました。
▼19%→100%の充電時間は2時間24分。ビックリするほど速いと言うわけではないけれど日常使いで困ることは無いですね。エントリー機としては十分。↓
[機能]iOS製品と素早くファイル共有できて便利
OPPO Pad SEは独自のOPPO ShareというAirDrop的な機能を搭載していて、iPhoneなどiOS製品にO+ Connectというアプリを入れると素早くファイル共有できます。
▼今回はiPhone 17でテスト。iPhoneで撮影した写真を素早く転送できました。これは便利。↓
OPPO Pad SEは独自のAI編集機能を使えるのが良いですね。写真をピュッとOPPO Pad SEに転送、大画面でAI画像編集という流れはとってもスマートでした。
ただ連携力やアプリ資産の事を考えるとiPhoneユーザーがはやっぱりiPadが良いんじゃないかと思いますけれど。とはいえiOSともAirDrop並の素早いファイル転送が出来る点は利点ではあります。
OPPO Pad SEの良い点・注意点・まとめ
良い点
- 質感の良い高品質な筺体
- 日常使いで十分な性能
- 価格以上のヌルサク動作
- サウンド品質が凄く高い
- iOSへのファイル転送が簡単
注意点
- ゲーム性能は低い
- カメラはオマケ程度の画質
- コスパはイマイチ
Helio G100を搭載する11型クラスタブレットをAmazonで探すと安いものだと1.5万円くらい、ボリュームゾーンは2万円くらいですね。
ただ激安系は聴いたことも無いブランドも多いので、有名どころで探してみたところXiaomiから似たような仕様のRedmi Pad 2が見つかりました。21,850円で買えます。しかもあっちは2.5Kパネル。
借りておいてアレですがコスパだけを求めるならちょっと分が悪いですね。
じゃあ誰にオススメできるのか。ズバリOPPOスマホを使っている方。
同じメーカーの製品だと、共通したUI、操作性、連携なども魅力要素になります。iPhoneユーザーがタブレットもiPadで揃えるみたいな感じ。
OPPOのスマートフォンは沢山の方が使っているので、「タブレットも同じメーカーで揃えたい。でもエントリークラスで十分」という方は非常に魅力的な選択肢になるはず。
コスパ勝負は少し分が悪いですが、その代わりに価格以上の筺体品質、90Hz表示も上手く調整されていて操作性もGood、上位クラスと張り合えるサウンド品質などリッチな部分も多いです。
OPPO Pad SEは価格に対して品質のとても高い製品ですよ。ぜひレビューを振り返りながら検討してみて下さい。
それではOPPO Pad SEのレビューでした。購入前の参考になれば幸い。
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初出時価格→25,800円
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