ACEMAGIC RX16の本音レビュー!AMD Ryzen 7 7735HS搭載の16型ノートPCを試す!

16インチの大型ディスプレイを搭載するノートパソコン「ACEMAGIC RX16」が日本でも発売した!なんと、有り難いことにメーカーさんに試す機会を頂いた。サンキュー!という訳で本音でレビューしていく。

▼先に言っておくと価格が7万円台じゃないと分が悪い。まずは以下からリアルタイム価格をチェックしてほしい。↓

■ACEMAGIC RX16■

初出時価格→109,998円

▼Amazon:以下ページ記載の25%オフクーポン+以下コード併用で71,499円!8月4日まで!↓

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スペック、ベンチマーク、外観、付属品

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7万円台を狙えるならアリ

ACEMAGIC RX16は執筆時点で公式サイトだと129,900円、Amazonの参考価格は149,998円だけど今はAmazonのセールで109,998円!

同じAMD Ryzen 7 7735HSを搭載するノートパソコンの価格が気になったので似たような構成のモデルを調べてみたら・・・

LAVIE Direct N15 Slimが109,800円(リンク先は価格.com)
ThinkBook 16 Gen 7が96,580円(リンク先は価格.com)

といった感じだった。

ACEMAGIC RX16のAmazon参考価格149,998円は何を参考にしているのか全く不明だが、たぶん10万円前後が相場じゃなかろうか。

そうなってくると・・・ぶっちゃけ109,998円ではメーカー知名度を考えるとNECやレノボと戦うのはキツイ。狩られる。というかNECやレノボのほうが安いし。

ただACEMAGICは稀に会心の秘奥義イカれ割引を発動する。狙うならその時だ。

例えば執筆時点だと特別なクーポンを適用することで71,500円になる。いやどうなってんだ。

正直、AMD Ryzen 7 7735HSノートPCが7万円台なら旨い。

触っていたら欠点も見つけたが、この割引価格だと両手を広げて笑顔で受け入れることができる。

なので価格については7万円台で買えるならあり。というか7万円台じゃないとライバルが強くて狩られる。

Microsoftアカウントのログインを回避できた

通常であればセットアップ中にMicrosoftアカウントのログインを求められるが、ログインを求められること無くセットアップが完了していた。

▼もしかして怪しいOSなんじゃ?と調べたらちゃんとOEM版。疑ってすまん。↓

調べてみたらMicrosoftアカウントのログインを行わないでセットアップできるように調整して出荷しているメーカーもあるらしい。ACEMAGIC RX16はまさにそれ。

Microsoftアカウントにログインしたくないマンには有り難い調整なのかも知れん。

16インチは据え置きサイズ

ACEMAGIC RX16は据え置きで使うサイズ。異論は認める。

部屋の移動程度なら全然良い。でも頻繁に外に持ち出すならこのサイズはしんどい。重量は実測1,847g、チャージャー込みだと2,122gだし重すぎる。

一方で自宅に据え置いて使ったり、たまーに車中泊で持ち出すくらいなら16インチは最高である。

▼16インチだとWEBサイトも見やすい!↓

▼16インチだと動画も大迫力!↓

いま仕事用でM4 MacBook Airの13インチを使っているんだが、しばらくACEMAGIC RX16で記事を書いたり画像や動画の編集をしてから13インチに戻るとマジで窮屈でしんどい。こんなに差があるものなのか…。

やっぱり重さやサイズを抜けば大画面は正義だなって思った。異論は認める。

ポート類は充実。USB-Cで充電できる

ポート類は気に入ってるから紹介しておく!

▼左に電源用のUSB-Cが1つ、フル機能のUSB-Cが1つ、USB 3.2が1つ、HDMIが1つ。↓

▼右はUSB 3.2が1つ、USB 3.0が1つ、イヤホンジャック、microSDスロット、安全ロック。↓

ミニPCと違ってキーボードを接続する必要もないし、マウスもBluetooth接続ならポートを潰さない。なのでポートがほとんどフリー。使いやすい。

あとACEMAGIC RX16を使って思った。USB-Aはやっぱりあったほうが良い!

いま使ってるM4 MacBook AirはUSB-Aが無いから、適当に取ったケーブルがUSB-Aだと毎回ブチギレそうになるんだが、ACEMAGIC RX16はAだろうがCだろうがぶっ挿せるから私の心は非常に穏やか。

それと昔買ったUSB-A接続のストレージもそのまま挿せる。もう最の高である。

▼左のUSB-Cの1つは電源用とか言いつつ、普通にいろんな機器を接続できるから何かと使い勝手も良い。あとPD対応モバイルバッテリーで充電もできる。↓

基本的に持ち運ぶことは無いのでモバイルバッテリーで充電できる利点を感じるシーンはあまりないが、車中泊する時にモバイルバッテリーで動かせるのは心強い。

microSDスロットを搭載しているもの地味に有り難い。本当はSDカードスロットが良かったけど、製品レビューで撮影するといっても精々100枚程度だからmicroSDでも特に問題なし。

という訳でポート類は全体的に好印象だった!

日本語キーボードはカバーで対応だった

▼まずはこれを見て欲しい。めっちゃ日本語キーボードって書いてる。↓

こう書かれているとキーボードは日本語配列だと普通は思う。

実際に私も「お、ちゃんと日本語配列キーボードを採用していて偉いな!」と思ったんだが、付属品の箱を開けてビックリした。

▼日本語キーボードじゃなくて日本語が印字されているキーボードカバーじゃないかこれ!ベローン。↓

これが説明で「US配列(日本語キーボードカバー付属)」って書かれてるなら良い。でもこの書き方は勘違いする人が出る。だから修正したほうが良い。来る。きっと来るぞ。クレームが。

▼という訳で本体に備わっているキーボードはUS配列なのでご留意を。↓

US配列は日本語配列とはキーの数も違うし、日本語カバーを装着したとて生粋の日本語配列にはならん。なので、そこは購入前に留意しておいて欲しい。

▼ちなみにこれが日本語キーボードカバーを取り付けた状態。↓

まあ日本語印字のカバータイプだったけど、7万円位で手に入るなら筆者は笑顔で受け入れる。

あ、思い出した。初回セットアップ後はちゃんと日本語配列キーボードでセットアップされてた。

なのでセットアップ後は日本語カバーを取り付けてから操作するように。(日本語配列とUS配列は一部記号などの入力キーが異なる為)

打鍵感は上品でタッチパッドも使いやすい

▼キーボードは16インチの筐体サイズを活かしてテンキーも搭載。記事を書いていると数字もなにかと打ち込むことが多いので地味に便利。↓

キーボードの中央が極端にたわむ事もないし、打鍵感も上品。キーピッチも深さも適切で長文入力も余裕。1日1万文字近く打ってる私がそう言ってるんだから間違いない。

▼ただ、ベースがUS配列なのでエンターキーが細長い。筆者のようにエンターキーの上部を叩くクセのある人は誤爆しまくるかも知れん。そこは鍛錬が必要である。↓

▼タッチパッドは縦8.5mm、横130mmくらいでM4 MacBook Airと同じくらい。↓

仮想デスクトップの操作もしやすいしカーソルも今のところ飛んでないから十分使える印象である。

まあWindowsはマウスのほうが使いやすいから私はマウス使うけど。

スピーカーはもっと頑張れ

あれ、音がショボいな?接続しているモバイルモニターのスピーカーから出てるのかな?と思ったら、ACEMAGIC RX16のスピーカーからちゃんと鳴ってた。

▼キーボード上部に備わってるので音の広がりは悪くないが、低音どこ行ったー!帰ってこーい!という音質で、約10万円のノートパソコンとしては正直ショボい。↓

たぶんコストカットのしわ寄せが来てる部分だと思う。が、7万円台なら甘んじて受け入れよう。問題無我激安品好許。

どうせ据え置きで使うだろうと思って転がってたロジクールのスピーカーを接続してみたが、このスタイルがたぶん正解である。音質を重視する人は外付けスピーカーを速やかに接続しよう。

▼ちなみに取り付けたスピーカーはこれ。確実に価格以下の音質なので全くオススメはしないが、それでもACEMAGIC RX16のスピーカーと比べて圧倒的に音質は良くなった。↓

インカメラを物理的に隠せるのが大変よろしい

令和7年に100万画素のインカメラはどうなのかとは思うが、ギミックは良い。

▼ACEMAGIC RX16はこのスライドスイッチを動かすと・・・↓

インカメラが物理的に塞がるのだ。

オンライン会議などで誤ってカメラをオンにしてしまった経験のある人も少なくは無いと思う。

あれはヤバい。ほんまにヤバい。

そもそも端からカメラに映る気がないから、何の準備もしとらん。何なら私は普段、生まれたままの極めて自然な姿で生活してるから、誤爆すると本当にまずい。一発アウトである。

なのでMacBook Airを使ってオンライン会議に参加する時はカメラにガムテープ。これ最強。物理攻めが一番安心である。

それがACEMAGIC RX16ではギミックとして組み込まれている!素晴らし過ぎる!これ全てのノートパソコンにいますぐ実装して欲しい。

ライトな使い方なら5年以上は戦えそう

▼これが性能を数値化するAnTuTuベンチマークの結果。↓

「必要かもしれんから家にとりあえず置いとこうPC」としては高性能すぎるくらいである。WEBサイト閲覧も動画視聴もスプレッドシートもメールも超快適でサックサク!

さすが他社が10万円前後で売りさばいているだけある。7万円台で手に入る事を考えると性能はかなり高い。

こんな感じのライトな使い方なら5年、いや人によっては10年戦えるかも知れん。

ただ次の項目で紹介している少々重い使い方をしないのであれば、少し前に紹介した5.5万円前後で手に入るACEMAGIC AX16 Proでも良いんじゃないかなとは思う。

ACEMAGIC AX16 Proの本音レビュー!平凡な見た目だが侮れないRyzen 7 5700U搭載ノートPC!

軽めの写真・動画編集ならいける

日常使いから少し踏み込んだ使い方ではどうなのか。

まずは写真編集だが、JPEGで撮影した写真の画質調整やリサイズなど軽めの編集であれば十分なパワーである。

また動画編集ではFHDソースの映像をカットしてテロップ、効果音、BGMを付け加えるようなYouTubeでよく見かける構成の動画制作は全然OK。流行りのショート動画もサクッと作れる。

一方で、写真のRAW現像は枚数が多くなると書き出しに時間がかかる。また動画制作では4Kソースだとキツイ。

▼あとエンコードも高解像度になるとキツくなる。例えば30分の4K/60FPSの動画を1080P/60FPSにエンコードした場合、Appleの中で廉価なM4 MacBook Airと比べてもこれだけ差があるのだ。↓

ACEMAGIC RX16 1時間12分5秒
M4 MacBook Air 33分7秒

という訳で、流石に重量級の写真・動画編集には向かないが、日常使いからちょっと踏み込んで写真や動画の編集にチャレンジしたい場合は十分対応できる。

さすが他社が10万円前後で売りさばいているだけある。

ゲームは動けばラッキー

AMD Ryzen 7 7735HSの内蔵GPUはAMD Radeon 680Mを搭載。オンボードGPUとしては、なかなか高性能なGPUじゃないか。

▼例えばAPEXだとFHD解像度で画質を低に設定すると40〜60FPSくらいで遊べた。↓

オンボードGPUでここまで動くのは凄い。凄いんだが・・・FPSだとちょっと40FPSまでガクッと落ちるとキツイ。

まあゲームと言っても星の数ほどあるので快適に動くタイトルもあると思うが、基本姿勢は「動けばラッキー」を崩してはならんと思った。

所詮オンボードGPU。過度な期待は禁物である。

最近はGeForce NOWなどのクラウドサービスも実用的になったので、どうしても遊びたいタイトルがあればそういったサービスを使うのが宜し。

ACEMAGIC RX16のレビューまとめ

セールで7万円台なら旨いですありがとう。8〜9万円なら検討の余地あり。9万円超えるならNECやレノボにどつかれる。ACEMAGIC RX16はそんな感じのノートパソコンだった。

欠点としては、ちゃんとした日本語配列キーボードじゃないこと、スピーカーの音質がショボい事くらいで、ほかは案外印象は良かった。

とにかくAMD Ryzen 7 7735HS搭載ノートパソコンが7万円台で手に入るなら、本記事で書いた欠点も私は笑顔で受け入れられる。7万円台という価格は想像以上に心に響く。

まあとにかく価格が7万円台ならチェックはして良いかなと思う。以上。

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初出時価格→109,998円

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