AKASO KEYCHAINのレビュー!超軽量!タイムラプス向けの小型VLOGカメラ!

ちっちゃくてかわいい見た目。まるで岩手銘菓「かもめの玉子」のようなキュートなルックスです!

アクションカメラのメーカーAKASOが手掛けるAKASO KEYCHAIN。メーカーさんから直々に試す機会を頂いたんでレビューしていきますよ!

AKASO KEYCHAINの良かった点と気になった点

AKASO KEYCHAIN

立ち位置:AKASO製アクションカメラ。4K/30FPS撮影に対応し、高い画質と携行性を両立

特徴:吸盤、クリップやマグネットにより様々な場所に取り付けできる

良かった点

・筐体はコンパクトで質感良さげ

・アタッチメントが付属されている

・持ち運びがしやすく手軽に使える

・専用アプリからスマホに動画、写真の保存ができる

・コンパクトながら約60分の撮影ができる

気になった点

・スマホ連携アプリが無いと撮影モードを変えられない

・Wi-Fiで接続するためアプリで撮影時はスマホでネットが使えない

・カメラの性能、品質が低く画質も粗い

・集音性は良くない

・手ブレ補正も弱い

AKASO KEYCHAINの外観

外観なんですが、とってもコンパクト。それでいて筐体は「オモチャ感」を感じさせないしっかりした作り込みになっており好印象!カメラの出っ張りも少ないっす。

AKASO KEYCHAIN
正面側はツヤツヤしたさわり心地。うでタマゴのような見栄えが可愛らしい
AKASO KEYCHAIN
背面はマットな質感。AKASOのロゴが入っている
AKASO KEYCHAIN
右側面は操作用のボタンが2つ搭載されている!
AKASO KEYCHAIN
上部はシングル集音マイク
AKASO KEYCHAIN
下部の端子部分はキャップで覆われている
AKASO KEYCHAIN
MicroSDスロット、Type-C充電用端子、そしてリセットボタンの配置
AKASO KEYCHAIN
カメラの出っ張りは約1mmほど

付属品・同梱物

付属品に関しては文句なし!スタートガイドは日本語非対応なのでその点には注意です。

本体、各種マグネット式アタッチメント、充電ケーブル、スタートガイド(日本語非対応)、保護ラバーケースが付属

充電用のType-Cケーブルはもちろん、アタッチメントが多数付属しているのが良いですね。様々な撮影スタイルを別料金無しで楽しめるのが高評価(っ´∀`)っ♪

▼なお、ナオキさんによるサクッと視聴できる凝縮レビューも公開中です。質感・カラー・雰囲気は動画の方が分かりやすいかと思うんでどうぞ!↓

実際に使ってみた

実にコンパクト。ポケットに入れて手軽に持ち運べる

AKASO KEYCHAINはサイズが小型かつとても軽量で、アクションカメラのなかでも持ち運びがしやすいなーという印象。ポケットに入れても全然イケるんで、カジュアルに使う分にはサクサク使っていけますね!

AKASO KEYCHAIN
まさに「キーチェーン」という言葉が似合うぐらい小さく軽い

クリップやマグネットなどアタッチメント自体のサイズも小さく、同様にポケットに入れることもできちゃうんで、専用のデカいカバンを用意したりする手間なしに手軽に撮影が出来る点はGoodです。

MicroSDカードが必須。4K撮影を行うなら高性能なタイプを選ぼう

AKASO KEYCHAINを使う前に、キャップの後ろにあるカードスロットからあらかじめMicroSDカードを挿しておく必要があります。

AKASO KEYCHAIN
挿していないと電源をオンにしても録画不可

また、4Kでの動画撮影を行う際は大容量のデータを高速で書き込まなければいけないため、なるべく読み込み、書き込み速度に優れた高性能なMicroSDカードを使いましょう。

そんじょそこらの書き込み速度の遅いMicroSDカードで4K撮影を行うと途中で固まったりガクガクな動画が出来上がってしまいますので注意。

今回の検証ではMicroSDXC Class10 U3 V30 128GBを使っております!

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マグネット式アタッチメントが便利。色々な所に付けられる!

AKASO KEYCHAINには強力な磁石が内蔵されており、家の冷蔵庫にスーパーのチラシを貼り付けるのに役立つだけでなく、服や薄い板など様々な部分にアタッチメントと挟んで取り付けができるのも魅力!

車のフロントガラスに付けるための両面テープ式からマグネット、クリップにキーホルダータイプと様々な装着が可能
両面テープは何度でも脱着できるタイプ。車のフロントガラスに貼ってもOK
ボールジョイント設計。また直角に倒すこともできるタイプ
便利なクリップ式。磁石が強い!
AKASO KEYCHAIN
磁力も強く振動程度では外れない!
AKASO KEYCHAIN
こうやって服を挟み装着できる。本体重量が軽いため自重で落ちる心配もなし

服に取り付けて撮影できるので、手軽アンド手ぶらで歩き撮影できるのがAKASO KEYCHAINならではな魅力といえるでしょう。

アタッチメントがなくても磁力のある部分にくっつくため、たとえば冷蔵庫、橋の鉄製の欄干といった様々な部分で固定撮影もできちゃうのもイイネ!

操作はちょっと慣れがいる

AKASO KEYCHAINの操作は側面のボタン2つのみで行います。カメラ寄りの上のボタンはオレンジに光り、下のボタンは青色に光ります。

AKASO KEYCHAIN

基本動作は…

  • 上のオレンジのボタンは「1回押しがWi-Fi切り替え」「長押しで電源オンオフ」
  • 下の青いボタンは「1回押しで録画」「長押しでフラッシュ」

…という操作になります。なおボタンでの録画操作は、後述のスマホアプリと接続している状態では動きません。

説明書が英語オンリーなせいで最初は操作に戸惑いますが、覚えて慣れればラクに操作出来るのは高評価。ボタンの配置と機能さえ覚えれば、サッと取り付けてボタン長押しで電源を付けて、そのまま撮影開始ボタンですぐに撮影、とサクサク操作もできました!

ライトは明るくなく、実用性は微妙

カメラの周りには6つのLEDライトが埋め込まれており、青いボタン長押し(スマホアプリの操作)で点灯が出来るんですが、光量は少なく、暗所での撮影には物足りない(´・ω・`)。用途は撮影ではなく、ちょっとした懐中電灯程度の使い方に限られました。

AKASO KEYCHAIN

スマホアプリ「AKASO GO」と連携しよう

AKASOカメラ専用アプリである「AKASO GO」と連携させることで、AKASO KEYCHAINの撮影モード、画質とフレームレートなどの様々な設定を行うことができます。逆に言えばアプリがない限り細かいことができないんで導入はほぼ必須っす。

AKASO KEYCHAIN

説明書とは違い、AKASO GOは日本語に対応しており、さらにAKASO KEYCHAINとの接続手順は動画形式で見られるためわかりやすかったっす!日本語はやや怪しいけど問題なし。

AKASO KEYCHAIN

スマホから操作、プレビュー確認、メディアの転送もできる

スマホと接続すると、AKASO KEYCHAINで撮影している画面をスマホで確認できるようになります。ちょっとしたリモートカメラ気分。実際の撮影範囲や写り具合を確認できるのが便利。

AKASO KEYCHAIN

また録画に写真撮影の操作からカメラモードや設定の変更もできますぞ。AKASO KEYCHAINを使うならアプリは必須といえます。AKASO KEYCHAINのカメラモードはスマホアプリと切断した後は「最後にアプリで設定した撮影モード」を選択する方式になっております。

さらにアプリからメディアファイルを直接スマホに保存できるので、さっさとSNSにブン投げたい時にサクっと出来るのは高評価!

BluetoothではなくWi-Fiで接続する方式なので注意

このAKASO KEYCHAINなんですが、スマホと接続する際はWi-Fiで直接AKASO KEYCHAINに繋がなければならないんす。そのためアプリでAKASO KEYCHAINを使っている際はネット通信ができなくなってしまうというのがすげえネック、というか不便極まりないっす。

カメラの風景をリアルタイムで映すために高速かつ安定した通信ができる理由でWi-Fiを採用するのは理にはかなっているんですが、Bluetoothで接続して、操作、設定変更だけでもできたらなって思うんす。

撮影性能をチェック

AKASO KEYCHAIN

「お手頃さ」はバッチリ。ではカメラの性能はどうなんでしょう?実際に撮影してみました。

手ブレ補正

▼まずは手ブレ補正の検証動画。AKASO KEYCHAINを直接手に持っての撮影服に取り付けての撮影。撮影設定は1080P/60FPSです!

手ブレ補正はあるんですが、服に取り付けた場合だと服が揺れてしまうためどうしてもブレを抑えられなくなってしまいますね。

さらに、歩いているうちになにかにぶつかったり、揺れといった要因でAKASO KEYCHAINがちょっとずつ傾いてしまうこともあるので、こまめに画角はチェックする必要が出てきます。

では手持ちであれば実用的かというと?答えはノー。歩きであっても完全にブレを抑えることはできません。ある程度の揺れは覚悟する必要が出てきます。定点撮影向き。

スローモーション

▼画質を720Pまで落とすことで、120FPSのスローモーション撮影に対応。交差点で実際に撮ってみました。

しっかりスローモーション撮影はできており、コマ落ちなどもないんですが、いかんせん画質が粗い。(´・ω・`)。

撮影画質

▼続いて撮影画質。最大4Kの画質に対応しておりますが、4Kのみフレームレートは30FPSまでしか撮影できません。その1つ下は2.7K画質となっており、そこから60FPS撮影ができるようになります。2.7K画質って見たこと無い!ではその品質はどんなもんでしょうか。↓

4K画質では目に見えて細やかさがハッキリしているのでその点は良さげ。色合いはやっぱり格安スマホクラスですが、定点撮影ぐらいであれば実用性は見いだせそう。

ただ4Kモニターで再生したんですが、4Kの解像度という割にはボヤボヤ感があり、どちらかというと4K解像度なのに1080P動画みたいな粗さです。あくまで「他の画質よりはマシ」ってぐらい。厳しいぜ。この中で一番実用的なのはFHDかも。

▼アクションカメラでやってみたかったドライバー視点撮影も行ってみました。解像度は4K/30FPSです。帽子に取り付けて撮影。愛車のジムニーを召喚(1ヶ月ぶり)!↓

コックピットと外の風景の明るさの差があるのでどうしても風景は白飛びしがちになるものの、主観視点を撮るのであれば十分な画質。

ただし結論から言うとあんまり向いてないっす。ドラレコの代わりにもなりません。だってナンバープレートの文字が途切れることがあるんだもん(´・ω・`)。

また撮影範囲を予め設定側で調整できないため、帽子の角度と本体の角度の微調整も手間がかかって大変でした。上向きになるかと思えば下向きになっちゃったりと、うまく角度を決められるまで10分ぐらい車内で無意味に格闘してたんす。

タイムラプス

▼スローモーションとは真逆で、早送りしたようなタイムタプス動画を撮影できるので試しました。服にマグネット付け、設定は1080P画質で、1秒に1回撮影の設定です。↓

タイムラプスの撮影であれば画質はさほど気にならず、また手ブレ補正の弱さもネックになりにくいので地味に実用性は高いです(消去法みたいな感じだけど)。お出かけや旅先で歩く時の思い出つくりにはイイカンジ。

ただし上述したように、マグネットで服につけて撮影する際は、動きでどんどんAKASO KEYCHAINがズレる場合がある点には注意しましょう。

静止画

動画ではなく写真の撮影であれば品質はまあまあ良いかな?って感じます。

スマホアプリでのプレビューは通信しているためえらく粗いように見えますが、データを引っ張り出すとちょっと違って見えます。すごくキレイ!ってわけではないですが、精細さと色合いは動画よりはずっとよく見えますぞ。

解像度は2,000万画素。明るさのある日中であれば風景撮影なら良さげの印象!でも日陰だったりするととたんに「色合いがくすむ」感は否めませんですた。

「スマホのメインカメラがない場合に超広角撮影をしたい場合」であればAKASO KEYCHAINは補欠にはなりますが、そうでもなければスマホの超広角カメラで十分事足りますね。

総評

AKASO KEYCHAINの動画撮影と静止画の総評をまとめるとこんな感じ。

  • 手ぶれ補正:あるけど弱い。定点撮影向き
  • 動画の品質:微妙。安いスマホのカメラレベル
  • スローモーション:120FPSが限界。スロー撮影自体は問題ないが、画質が粗い
  • タイムラプス:良好。品質、手ブレ補正の性能に左右されない意味では実用的
  • 静止画:良好

…やはりいちばん活用できるのはタイムラプスっスね(´・ω・`)

AKASO KEYCHAINまとめ

AKASO KEYCHAIN

AKASO KEYCHAINはアクションカメラの中でも「手軽さ、携行性」を重視したカジュアルなモデル。カバンやポケットに入れて日常的に持ち運び、使いたいときにサクッと撮影できるのは良い!

画質はやや物足りなさはありましたが、タイムラプスなら実用的だったので、歩き撮影をタイムラプスで残したいって用途ならコンパクトで扱いやすいと思います!

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