Xiaomi Black Friday 2024 1100x150

国内初のAndroid One(507SH)の性能評価。コンセプトを知ると応援したい端末

「Android One」の外観画像

どうも、ガルマックスの猶木(ナオキ)です。

遂に日本国内でも「Android One」が登場します。

聞き慣れない方も多いスマートフォン「Android One」のコンセプトも盛り込みながら性能評価。

  • ▼告知▼

    ドコモ・au・MVNOからの乗りかえや新規契約で10分以下の通話300回迄無料+データ2GB+Android One 507SH端末代金込み(24回払い)で月々3,218円。端末代金を一括で支払った場合、月々1,058円でワイモバイルを使えます。

  • 【公式】ワイモバイルAndroid One(507SH)
  • 端末セットで激安

追記:ワイモバイルを契約しました。

そもそも「Android One」って何?

Androidスマホって、Google純正の「Nexus」以外はメーカーがOSをゴリゴリカスタマイズして販売するので、一度売ってしまえば最新のOSにバージョンアップしない端末も多いんです。特に新興国ではこの傾向は強いですね。

OSをメーカーが少しでもカスタマイズすると、OSのバージョンが上がる度に新しいOSに対応するためのコストも必要です。体力の無い企業では発売後のOSバージョンアップが難しい事も事実です。

しかしながら、OSのバージョンアップは新しい機能が使えるだけでなく、セキュリティ的にも向上するため、Googleとしては最新OSにバージョンアップして欲しい。

という訳で、「OSはカスタマイズしないでね、でもハードはある程度いじってもオッケーよ」というコンセプトで生まれたのが「Android One」。

「ハードはある程度いじってもオッケー」というのは、最新OSをGoogleが直接利用者に提供することを前提としているので、その点をクリア出来るのであればハードの開発はメーカーさん頼むね。ということです。

各国のメーカーさんが現地で必要とされるハードを開発することで「現地特化型のリファレンスモデル」的な役割を果たします。個人的には非常に有意義な仕組みだと感じます。

という訳で、「Android One」の最大の売りはNexusシリーズ以外でOSバージョンアップの確約と毎月のセキュリティ更新が可能な端末です。

日本の「Android One」の性能・価格・特徴。

国内初となる「Android One」のハードはシャープが担当。

発売日は7月下旬でワイモバイルから登場するとのことです。価格は2万円前後ということで後述しますがコストパフォーマンス的には良好な製品に仕上がっています。

項目スペック
OSAndroid6.0
次期OSへのアップデート
確約
SoCSnapdragon617
(1.5GHz×1.2GHz)
4+4の8コア
メモリ2GB
保存容量16GB
外部メディア200GB拡張可能
液晶5型HD
(1280×720)
IGZO
カメラ背面:1310万画素
前面:500万画素
対応バンドLTE
1/3/8/41

3G
1/8

CA対応
VoLTE対応
SimサイズNanoSIM
バッテリー3010mAh
3日持ちバッテリー
サイズ縦142
横71
厚さ8.8

重量135g
備考Wi-Fi
b/g/n/

Bluetooth
4.2

NFC
(FeliCa非搭載)

テザリング
最大10台

防水/防塵


ワンセグ搭載

基本動作性能はミドルハイスペック。OSには最新のAndroid6.0を搭載しており、UIは独自カスタマイズされた物ではなく、Android純正のUIとなります。

SoCにはSnapdragon617(1.5GHz×4+1.2GHz×4の8コア)を採用。メモリは2GB、画面サイズは5型でHD(1280×720)を搭載。シャープらしくIGZOパネルを採用しています。

本体性能のバランスは良いので、2万円を切る価格で登場するならコストパフォーマンスの良い端末。

OSは18ヶ月間、最低1回はアップデートを確約。

OSのバージョンアップは18ヶ月間に最低1度は保証されています。ということは次期Android最新OSへのバージョンアップは確約されています。

また、毎月のセキュリティー更新も保証されているので常に最新のセキュリティー耐性で利用できるので安心感あり。

「Android One(507SH)」は日本仕様。

Google純正のNexusシリーズは日本でも発売されていますが、グローバルモデルのため日本で需要のあるハード仕様ではありません。

「Android One(507SH)」は日本国内向けに開発されており、ワンセグや防水、防塵にもしっかり対応。

また、先ほどお伝えしたようにシャープのIGZOパネルを採用するなど国内利用者に訴求しやすいハード構成となっています。

但し、おサイフケータイだけは叶わなかったようで非搭載。その点は残念。

「Android One(507SH)」のカメラ性能やバッテリー容量。

カメラ性能はメインカメラに1310万画素、インカメラに500万画素を搭載しており格安スマホ基準で考えるとトレンドに沿った性能となっています。

カメラアプリに関しては言及されていませんが、OSアップデートの足枷になる可能性があればGoogle純正カメラアプリを搭載するかもしれません。

バッテリー容量は3,010mAhとなっており、本体の性能とのバランスを考えると大容量で3日持ちバッテリー。

電波の仕様はワイモバイル。

ワイモバイルから提供されるので、対応電波はワイモバイル回線に合致した仕様となっています。

もちろんバンド41にも対応、複数の電波を束ねて通信速度が向上する技術「キャリアアグリケーション」にも対応しているのでCAを活用した高速通信が可能な端末となっています。

もちろんVoLTEにも対応していますよ。

個人的にツメが甘いと感じる部分は「指紋認証」。

Android6.0から指紋認証がサポートされたのに、何故搭載しなかった?と感じました。

OSでサポートされている機能はハード的に搭載して欲しかった所。セキュリティー、利便性共に向上するので、次回の「Android One」端末には是非搭載していただきたい。

「Android One(507SH)」はSIMフリー仕様も欲しい所。

「Android One」のコンセプトや、国内でのハード仕様をチェックしてきましたが、この端末が2万円を切る価格で登場するなら人気が出そうな予感。

SIMフリー市場では、最新のOSが確約されている端末はNexusシリーズだけなので、「Android One」がSIMフリーモデルとして格安スマホ市場に登場して欲しいと感じる端末。

ただ、国内で初めて「Android One」シリーズが登場したということは今後様々なメーカーが同じコンセプトで端末を投入する可能性があるので、未来ある取組みであることは間違いありません。

いやー、この端末は応援したいなぁ。

ページトップへ