Dimensity 700のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

2020年11月に登場したミドルのSoC「Dimensity 700」のスペック、実機での処理性能とゲーム性能、実際の動きをチェックしてみました。

なお、本記事で紹介する内容は「目安」です。スマートフォンやタブレットはSoC以外に画面の解像度、メモリ搭載量、ストレージの速度などで動作が変わってきます。

Dimensity 700のCPUとGPUのスペック

SoC Dimensity 700
CPU Cortex-A76 ×2
Cortex-A55 ×6
CPU周波数 2.2GHz
GPU Mali-G57 MC2
GPU周波数

Dimensity 700の処理性能

▼Snapdragonは大きく4つの性能帯に分かれています。Dimensity 700標準的なミドル帯のSoCです。

本記事で使用する製品は以下。

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Dimensity 700の実機AnTuTuスコア

端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークで実機測定してみましょう。

▼Dimensity 700の実機AnTuTuのスコアは総合スコアが362,938点、GPUスコアは60,741点、UXは99,615点となっていました。↓

Dimensity 700は2020年11月に発表されたSoCですが、この記事を公開した2024年も同SoCを搭載する製品がリリースされています。また、Dimensity 700はDimensity 6020とリネームされ2023年後半にリリースされています。

Dimensity 6020のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

Dimensity 700はミドルレンジ帯のSoCですが、年月が経ちDimensity 6020は型番的にエントリー帯として登場したので、2024年以降はエントリー帯と同等レベルの性能と思っておきましょう。

Dimensity 700は総合性能とGPU性能がそれほど高くないので、ゲーム以外の用途に向いているSoCです。また、UXスコアは10万点を超えると快適とされていますが、やや下回る水準となっています。

▼以下は2023年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

Dimensity 700のゲーム以外の動き

Dimensity 700を搭載するスマートフォンでゲーム以外の動きをチェックしてみます。

▼WEB閲覧(Yahoo!ニュース)、動画視聴(YouTube)、SNS(Twitter)の動作はこんな感じでした。動作は許容範囲でしょうか。↓

上記のようなライトな使い方が中心であればそれほどストレス無く利用できる性能を持ち合わせていますが、ハイエンドと比較した場合はページの表示がワンテンポ遅く感じたり、スクロール時にやや引っ掛かりがあります。

Dimensity 700のゲーム性能

ライトな使い方は先程検証しましたが、次はゲームを試してみます。検証では重量級ゲームの代表格である原神で行います。

▼グラフィックのデフォルト設定は「最低」となっていた。↓

検証では画質を「中」、フレームレートを60に設定してマップの3箇所をワープ後に4キャラ分の元素爆発を連続発動した際の高負荷状態で下限フレームレートを測定します。

なお検証結果により他ゲームでの大体の動作目安も分かります。

  • 下限30FPS未満は画質やフレームレートを妥協する必要があったり、それらを妥協しても遊べないゲームが出てくる。
  • 下限30FPS以上が出ていれば大多数のゲームは遊べるレベルで動作する。画質を妥協することで大多数のゲームは快適に動作する。
  • 下限FPSが60FPSに近づくほど画質と高フレームレートを維持しやすくなる。また下限50FPSを超えるとと大多数のゲームは快適レベルで動作する。

▼原神での高負荷時下限フレームレートは25FPSとなりました。↓

原神は画質「中」設定で高負荷時に30FPSを割るので、ゲームによっては画質やフレームレートを妥協する必要があります。また、これら画質やフレームレートを調整しても動作が困難な場合があります。

スマートフォンのゲームはタイトルにより要求スペックが異なるのでDimensity 700程度のゲーム性能があれば遊べるゲームも多いですが、原神のようなグラフィックを重視したゲームや高フレームレートが有利となるFPSなどには向かない性能です。このことから、ゲーム用途で選ぶSoCではありません。

Dimensity 700の動作目安まとめ

Dimensity 700は2020年に発表されたSoCですが、2024年も搭載モデルが発売されたり、リネームされたDimensity 6020搭載モデルがリリースされるなど息の長いSoCです。

発表から4年近く経ちますが、元々ある程度の動作が見込めるミドル帯のSoCなので、この記事を公開した2024年時点でもゲーム以外の使い方ではそれほどストレスなく利用できます。一方で2024年現在だとエントリー帯と変わらない性能なので、ゲーム以外のライトな使い方が中心であれば検討して良いかと思います。

Dimensity 700搭載製品の一覧

Dimensity 700を搭載する製品は以下です。

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