総務省が携帯電話の「eSIM」を推進するんだってよ!
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NHKによると総務省が携帯電話料金の値下げに向けての政策で、乗り換えを手軽に行えるように「eSIM」の推進を盛り込むとのことですよ!
eSIMの推進は嬉しいけど、総務省はキャリアの動向を厳しくチェックしてほしい
SIMカードは契約者情報を書き込んだカードで、スマホ乗り換えではカードを差し替えるだけなのでとっても簡単ですよね!
しかしながら、キャリアの変更にはそれぞれのキャリアが発行するSIMカードの切り替えが必要だったんですね。うーん、面倒くさい。
eSIMは情報を書き換え可能なSIMカードがスマホなどに内蔵されているタイプ。つまり、MNPでキャリアが変わってもスマホからパパッとSIMカード情報を書き換えるだけで乗り換えることができちゃいます。
ちなみに日本では格安SIM(MVNO)を提供するIIJmio、キャリア(MNO)の仲間入りをした楽天モバイルくらいしかサービスを提供してないんですよ。これからeSIMの普及が進めばいろんな通信事業者を簡単に切り替えられるようになるかも知れませんね!
ちなみに少し古い記事ですが、IIJmioがeSIMサービスを提供した際にレビューしたのは以下。
通常であれば契約→SIMカード郵送→開通手続きという流れとなり、SIMカードの郵送で利用できない期間が発生するんですが、レビュー時は午前10時にサービススタート、10時8分には開通して利用することができたんです。めちゃ早い。
こんな感じでeSIMは便利な側面もあるんですが、個人的には懸念点も。
例えば、eSIMの普及が本格化すると大手キャリアは速攻対応してくると思うんですが、格安SIM(MVNO)での普及が追いつかない場合が心配なんです。
例えば、「大手キャリアやサブブランドの販売するスマホはeSIMしか対応していないからMVNOに気軽に乗り換えられない」といったことになりかねず、実質的なキャリア縛りが発生するのではないかなと。
この前、eSIMのみ対応する楽天モバイルの自社スマホ「Rakuten BIG」をレビューしたんですが、やっぱりeSIMのみは提供する事業者が少ないほど見えない縛りが強くなっていると感じました。(自社端末なので文句は言えませんが)
このようにeSIMの推進を口実にキャリアが実質縛りのような方向に進めば、それは利便性を下げるだけのような気がするので、総務省はキャリアの動向を厳しくチェックしてほしいものですねぇ。