Google Pixel 3a/3a XLのレビュー!性能・使い勝手・カメラなど実機でチェック!
Googleがミドルレンジ帯モデルとして投入した「Google Pixel 3a」と「Google Pixel 3a XL」の2モデルがガルマックスに到着!
本記事ではGoogle Pixel 3aと3a XLの実機(日本モデル/SIMフリー版)を用いて性能や使い勝手、カメラの仕上がりなどレビューとしてお届けします!
Google Pixel 3aと3a XLはSIMフリーモデルのほか、3a/3a XLの2モデルがソフトバンクから発売、ドコモでは3aがリリース!使い勝手がいいのはやっぱりSIMフリー版かな!
なお、販売先や特徴は以下の記事で公開しているのでチェックしてみて下さい!
目次をクリックすると各項目へ移動します
- Google Pixel 3a/3a XLの特徴
- Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XLのスペック表
- Google Pixel 3a/3a XLの性能をチェック!
- Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XL実機のベンチマーク
- Google Pixel 3a/3a XLの対応バンドは大手キャリアにフル対応しているので使い勝手バツグン
- Google Pixel 3a/3a XL 開封の儀!付属するもの、他に必要なもの
- Google Pixel 3a/3a XLの外観を実機で確認
- Google Pixel 3a/3a XLの機能と仕様を実機で確認
- Google Pixel 3a/3a XLのカメラを実機で確認
- Google Pixel 3a/3a XLのディスプレイを実機で確認
- Google Pixel 3a/3a XLのサウンド関連をチェック
- Google Pixel 3a/3a XLのバッテリー関連を実機で確認
- Google Pixel 3a/3a XLの実機を触ってからの纏め
Google Pixel 3a/3a XLの特徴
Google Pixel 3a/3a XLはAndroidを展開するGoogleの純正端末です。Android端末は様々なメーカーからリリースされていますが、PixelシリーズはOSをリリースするメーカーが投入している端末で、ハードウェアとソフトウェアの両方がGoogle謹製のいわばiPhone的な端末。
Googleの先端テクノロジーを満載した機能やカメラソフトウェア、そして長期間のAndroidアップデートが確約されている端末です。
特に日本向けモデルは日本市場のニーズに応え、FeliCa(おサイフ機能)対応や大手キャリアの電波にフル対応するなど、ミドルレンジ端末の中でも非常に扱いやすいモデルとなっています。
Googleのリファレンス的な端末となるので機能は非常にシンプル。他のメーカーが独自に付け加えている独自機能(アプリのクローン機能や便利機能など)などが無いので機能の少なさが欠点と言えるかも知れません。
[記事公開当初Googleフォトで無劣化保存ができると記載しておりましたが、「高画質」保存の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。]
Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XLのスペック表
製品情報 | |
---|---|
端末名 | Google Pixel 3a/3a XL |
発売年 | 2019年5月 |
発売地域 | 海外:SIMフリー 日本:SIMフリー/ソフトバンク/ドコモ ※ドコモは3aのみ |
メーカー・ブランド | |
備考 | 日本語対応 Googleサービス対応 |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | 1/2/4/5/6/8/19 |
4G LTE | 1/2/3/4/5/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/41 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
SIMサイズ・スロット | NanoSIM×1 |
本体仕様 | |
ディスプレイ | ↓3a↓ 5.6インチ/有機EL ↓3a XL↓ 6.0インチ/有機EL |
解像度 | ↓3a↓ 2220×1080/FHD+/画面比率18.5:9 ↓3a XL↓ 2160×1080/FHD+/画面比率18:9 |
画素密度 | ↓3a↓ 441ppi/高精細でドットの粗さは気にならない ↓3a XL↓ 402ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | ↓3a↓ 高さ151.3mm 横幅70.1mm 厚さ8.2mm ↓3a XL↓ 高さ160.1mm 横幅76.1mm 厚さ8.2mm |
重さ | ↓3a↓ 147g ↓3a XL↓ 6.0インチ/有機EL 167g |
本体色 | Clearly White、Purple-ish、Just Black |
システム仕様 | |
OS | Android 9.0/セキュリティアップデートを最低3年間保証 |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 670 |
AnTuTuベンチマーク | AnTuTu(参考値):総合スコア約156000点、GPUスコア約42000点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ4GB+容量64GB LPDDR4X |
ストレージカード | 非対応 |
カメラ | |
背面カメラ | 12.2MP/1カメラ仕様 画素サイズ 1.4 μm デュアル ピクセル位相差検出式オートフォーカス 光学式および電子式手ぶれ補正機能 絞り値 ƒ/1.8 視野 76° |
インカメラ | 8MP/1カメラ仕様 画素サイズ 1.12 μm f/2.0 絞り値 固定フォーカス 視野 84° |
カメラ備考 | 最大画素数/1080P、最大FPS/120FPS |
機能仕様 | |
GPS | GPS、GLONASS、ガリレオ、北斗、QZSS |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 顔認証:非公表 |
センサー | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス、気圧、接触センサ、Active Edge |
防水/防塵・タフネス等級 | IP52(粉じんや水滴に耐えられる防じん・防滴)風呂とかで水ポチャはNG |
イヤホンジャック | あり |
NFC | FeliCa(おサイフケータイ対応) |
その他機能 | Active Edge 特典:Googleフォト無劣化保存使い放題 |
バッテリー | |
バッテリー容量 | ↓3a↓ 3000mAh ↓3a XL↓ 3700mAh |
充電 | 有線充電:18W ワイヤレス充電:非対応 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース |
Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XLは基本的な仕様は同じ。3a XLは筐体が大きいタイプなので、3aよりも大きな画面とバッテリーを搭載しています!個人的にはサイズ感で選んでいいと思いますよ!
Google Pixel 3a/3a XLの性能をチェック!
SoCに最新のSnapdragon 670を搭載
Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XLは端末の快適性を左右するSoCというパーツに最新のミドルレンジ(上位)となるSnapdragon 670を搭載。AnTuTuなどのベンチマークは後ほど紹介しますが、普段使い~ゲームも設定次第でリッチな描写のゲームも快適に遊べる実力を持っていました。
普段使いでもストレスフリー。快適に動作する
▼ホーム画面の操作やWEB閲覧など普段使いでの動作はストレスフリー。高い処理性能を必要としない使い方ならハイエンド端末と遜色ない動きです。ちなみにプレイストアでカクついてますが、これはハイエンド端末でもカクつきます。動画はGoogle Pixel 3a。消音なので音はなりません。↓
リッチゲームも設定次第で非常に快適に動く
端末性能で快適性が大きく変わる代表格のPUBG mobileでゲームの動作をチェック。
▼初期グラフィック設定はHD画質。↓
▼グラフィックの手動設定では最高設定がHD+高、処理落ちしにくい快適な設定はスムーズ+ウルトラまで設定できます。ハイエンドに次ぐ高いゲーム性能を持ち合わせている事が伺えます。↓
▼実際にPUBG mobileをプレイしている様子。これだけの性能があれば処理落ちするシーンは極めて少なく、非常に快適にゲームがプレイできます。ゲームメインだと大画面のGoogle Pixel 3a XLが良いかも知れませんね。動画の端末は3a。消音にしているので音は鳴りません。↓
メモリは必要十分な4GB。容量は拡張出来ないのが欠点
メモリ容量は必要十分な4GB。ハイエンド端末は6GB以上を搭載する容量が一般的ですが、ベンチマーク以外の一般的な使い方ならメモリ4GBで十分です。
容量は64GBを搭載していますが、Google Pixel 3a/XLはMicroSDに対応しておらず外部ストレージによる容量の拡張に対応していないことが欠点。
容量を食う写真・動画データはPixelシリーズの購入特典として付与されるGoogleフォト(高画質保存)が利用できるので、Googleフォトにバックアップした写真や動画の元データをクリアしすることで容量の圧迫を低減できますが、アプリを沢山インストールする方は少々欠点となる部分です。
不要なアプリデータは削除、写真や動画データはGoogleフォトにアップロードが完了したら削除しましょう。
[記事公開当初Googleフォトで無劣化保存ができると記載しておりましたが、「高画質」保存の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。]
ストレージの速度をチェック
Google Pixel 3a/3a XLのストレージ速度はハイエンド端末にこそ敵わないものの、十分な速度で駆動。特に問題視するほどでもありません。
▼Google Pixel 3aのストレージ速度はReadが300.27MB/s、Writeが252.44MB/s。↓
▼Google Pixel 3a XLのストレージ速度はReadが299.70MB/s、Writeが179.28MB/s。↓
Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XL実機のベンチマーク
実機で測定したAnTuTuスコア
Google Pixel 3a/3a XLは最新のSnapdragon 670を搭載。ガルマックスでも初めて実機でAnTuTu測定したのですが、非常に高いスコアを叩き出しています。
総合スコアはミドルレンジ帯の最上位であるSnapdragon 710シリーズにと張り合えるスコアを叩き出すだけでなく、ゲーム性能に至ってはSnapdragon 710を超える性能を実機で確認できました。パフォーマンスが非常に高い高コスパ端末と言えます。
▼Google Pixel 3aの総合スコアは159520点、GPU(3D)スコアは44303点。↓
▼Google Pixel 3a XLの総合スコアは158090点、GPU(3D)スコアは44340点。↓
▼読者様から頂いたAnTuTuスコアは以下からご確認頂けます!↓
実機で測定したGeekbench 4のスコア
▼Google Pixel 3aのシングルコア性能は1620点、マルチコア性能は5187点。↓
▼Google Pixel 3a XLのシングルコア性能は1626点、マルチコア性能は5183点。↓
実機で測定したPCMark for Androidのスコア
▼Google Pixel 3aのスコアは7402点。↓
▼Google Pixel 3a XLのスコアは7198点。↓
実機で測定した3DMarkのスコア
▼Google Pixel 3aのスコアはOpen GL ES 3.1が1635点、Vulkanが1543点。↓
▼Google Pixel 3a XLのスコアはOpen GL ES 3.1が1630点、Vulkanが1554点。↓
Google Pixel 3a/3a XLの対応バンドは大手キャリアにフル対応しているので使い勝手バツグン
Google Pixel 3a/3a XLが対応するバンドは以下の通り。
- 2G:850/900/1800/1900MHz
- 3G:1/2/4/5/6/8/19
- 4G:1/2/3/4/5/8/12/13/17/18/19/21/26/28/38/41
Google Pixel 3a/3a XLはドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルの電波にフル対応。
大手キャリアでリリースされる端末もSIMフリーモデルがベースとなっているので、SIMロック解除するとキャリアモデルもSIMフリーモデルと変わりません。これもiPhoneとよく似ている部分ですね。
auではGoogle Pixel 3a/3a XLがリリースされないのですが、しっかりau公式の通信テストもクリアしているので問題なし。
▼ドコモ回線で実際にテスト。通話・データ通信共に問題なし。↓
▼ガルマックスがオススメするドコモ回線の格安SIMはこれ!↓
▼ソフバン・ワイモバ回線も通話・データ通信共に問題なし。↓
▼au回線はVoLTE SIMに対応。au VoLTE SIMで通話・データ通信共に問題なし。↓
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Google Pixel 3a/3a XLは大手キャリアにフル対応しており、回線が変わったとしても端末を使いまわし出来るので凄く柔軟性のあるバンド構成となっています。
Google Pixel 3a/3a XL 開封の儀!付属するもの、他に必要なもの
Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XLの付属品を確認しましたが、2モデルで付属するものは同じです。
▼外箱はこんな感じ。2モデルで筐体サイズが異なりますがパッケージの大きさは同じ。↓
▼蓋を開けると最上段にGoogle Pixel 3a/3a XLがドドーンと入っているので、開封時に落とさないように注意しましょう。↓
▼全ての付属品を出してみました。↓
- Google Pixel 3a/3a XL本体
- 充電器
- 充電ケーブル
- USB-C→USB-A変換アタッチメント
- SIMピン
- ユーザーガイド類2種
- ステッカー
充電器は18W充電に対応した超急速充電器が付属
▼Google Pixel 3a/3a XLに付属する充電器は最大9V2A。18Wで充電出来る超急速タイプとなっています。これは嬉しい。↓
充電ケーブルは両端がUSB Type-Cタイプ
▼一般的な充電ケーブルは片方がUSB-A形状なのですが、Google Pixel 3a/3a XLに付属する充電ケーブルは両端がUSB Type-Cのタイプ。↓
▼なので充電器側も差込口がUSB Type-C端子となっています。↓
僕、USB Type-Cケーブルは山のように持っているのですが、両端がUSB Type-Cのケーブルってほとんど持ってません。恐らく、多くの方も同じような感じかも。断線した時に手持ちのケーブルを使って充電・・・って事が出来ない可能性があるので、予備を持っていたほうが安心かもしれませんね。
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USB-C→USB-Aの変換アタッチメントでデータ移行も楽ちん
▼Google Pixel 3a/3a XLにはUSB-CからUSB-A(メス)に変換するアタッチメントが付属してます。こんな感じにUSBメモリーを挿してデータの移行なども簡単に行なえます。↓
保護ケースや保護フィルムは付属していないので別途購入しておきましょう
Google Pixel 3a/3a XLの付属品に保護ケースや保護フィルムは付属していないので、別途購入しておきましょう。
▼保護ケースはAmazonで多種多様なケースが販売中。Google Pixel 3a/3a XLは端末名が非常によく似ているので、購入前に端末名を改めて確認しましょう。↓
Google Pixel 3a/3a XLの保護フィルムはPDA工房製がオススメ!
▼保護フィルムはPDA工房さんでリリース済み!↓
▼僕の手元にあるGoogle Pixel 3a/3a XLの実機で寸法を測定しているのでサイズ感もバッチリ。Google Pixel 3a/3a XLはディスプレイが平らなので画面の端までしっかり保護されています。↓
▼PDA工房ではGoogle Pixel 3a/3a XLに対応する様々なフィルムタイプをリリース。僕はフィルムなのに保護ガラスと同じ硬度を実現した”硬いのに割れない9Hシリーズ”がお気に入りです。↓
Google Pixel 3a/3a XLの保護フィルム一覧は以下からどうぞ!
Google Pixel 3a/3a XLの外観を実機で確認
この項目ではGoogle Pixel 3a/3a XLの外観をチェックしています。
ディスプレイデザインは少々野暮ったく感じた
▼最近はノッチ付きやパンチホールデザインがトレンドとなっていますが、Google Pixel 3a/3a XLは昔ながらといいましょうか、上下に分厚いベゼルがある一昔前のデザインとなっており新鮮さは感じません。奥側がGalaxy S10+。↓
でも、個人的にこのディスプレイ形状が好きだったりします。特に最近のスマートフォンはノッチ・パンチホールで表示欠けが出来るので、きっちり長方形の形状が好きならアリ。ディスプレイ下部のベゼルがやや太いですが、3辺ベゼルレスのような横持ちで片側に画面が極端に寄ることも無く、縦持ち・横持ちともに快適。
小さい方はギリ片手操作ができそう
▼Google Pixel 3aは筐体が小さいので手の小さい僕もギリギリ片手操作出来ます。でも、落下防止リングなんかを付けたほうが安心かも。これくらいのサイズなら片手で画面端にギリギリ届きます。↓
▼一方、Google Pixel 3a XLは筐体が大きいので僕は片手操作出来ません。落下防止リングを付けたとしても手が小さい僕は画面端に指が届きそうもありません。片手でのホールド感は問題なし。↓
片手で操作することが多い方はGoogle Pixel 3a、ゲームや動画視聴などエンタメ重視ならGoogle Pixel 3a XLが良いかも。
僕は今使っているスマートフォンが大きすぎるのでGoogle Pixel 3aのサイズ感が扱いやすかったですね。大きさに悩む時は現在利用しているスマートフォンのサイズが使いやすいか否かで選ぶと失敗しにくいので参考にしてみて下さい!
Google Pixel 3a/3a XLの重量
▼Google Pixel 3aの重量は実測で146g。↓
▼Google Pixel 3a XLの重量は実測で167g。↓
特に筐体サイズに対し重量が重いってわけでも無い平均的な重量感となっています。
ホワイトカラーは指紋の付着が目立ちにくい
▼手に入れたGoogle Pixel 3a/3a XLはどちらもホワイト。↓
背面の上部1/5が光沢、下部の4/5が非光沢のマッドな仕上げのツートン仕様。普段触ることの多い筐体下部側がマッドな仕上げ且つホワイトカラーなので指紋の付着が目立ちにくいです。ケースとか付けないで利用する方はホワイトがオススメ。
カメラの出っ張りが気になった
▼Google Pixel 3a/3a XLのカメラは筐体から少し出っ張ってました。めちゃくちゃ飛び出てるって訳では無いんですが、卓上に置いて操作すると少々ガタツキます。↓
カメラはシングル。指紋認証センサーは背面に搭載
▼Google Pixel 3a/3a XLのカメラはシングルカメラ仕様。背面には上部中央にタッチ式の指紋センサーが備わっています。↓
SIMトレイはNano SIM×1のみ
▼Google Pixel 3a/3a XLのSIMトレイはNano SIMが1枚のみ挿入できるシングルトレイ。デュアルSIM仕様やMicroSD対応なら使い勝手も大きく向上していただけに、個人的に凄く残念な仕様でした。↓
Google Pixel 3a/3a XLの外観を動画と写真でチェック
Google Pixel 3a/3a XLの外観をパシャパシャ撮影。筐体のデザインはシンプルで、サイドフレーム部分が背面カバーと一体となってます。最近のスマートフォンは外観にこだわっている端末も多いのですが、Google Pixel 3a/3a XLは触る限り少々おもちゃっぽく感じます。
▼動画です。消音設定にしているので音は鳴りません!↓
▼こっちは写真。↓
Google Pixel 3a/3a XLの機能と仕様を実機で確認
この項目ではGoogle Pixel 3a/3a XLの機能と仕様を実機を用いて確認しています。
Androidの長期的なアップデートが確約されているのは嬉しいよね
最近は様々なメーカーでもOSアップデートは比較的行われるようになってきましたが、Google Pixel 3a/3a XLはGoogle端末なので長期的にアップデートが確約されているのが他機種とは異なるところ。3年間はアップデートが約束されているので、長期的に安心して利用できるのが嬉しいポイントです。
また、Google Pixel 3a/3a XLは短期間でアップデートが落ちてくるのも魅力です。他のメーカーでは様々な検証を経てアップデートリリースされますが、その辺りもGoogle端末なので迅速に行えるのでしょう。
▼発売時点のOSはもちろん現行世代のAndroid 9。操作方法もAndroid 9標準となってます。例えば、アプリ履歴を表示するには画面下部から画面中央付近までスワイプアップすることで表示。画面上部までスワイプアップするとドロワー表示。また、ナビゲーションキー部分の左から右にスライドするとアプリの切り替えが可能です。↓
▼写真では分かりにくいので動画にしてみました。消音なので音はなりません。↓
▼ホーム画面もAndroid 9標準。一番左が旧名Googleフィールドとなってます。↓
▼(SIMフリーモデルの)プリインストールアプリもシンプル。↓
おサイフケータイ対応(FeliCa)が凄く嬉しい
海外でもNFCを利用するキャッシュレス決済が普及しているので、多くのスマートフォンでNFCに対応しているのですが、日本ではNFCをベースとしたFeliCaを採用しており海外スマートフォンベースのSIMフリースマートフォンではおサイフケータイに対応していない機種が大多数です。
大手キャリアのモデルは日本仕様に端末を改良しているモデルが大多数なのでおサイフケータイ対応は標準的なのですが、格安スマホなどいわゆる日本市場向けのSIMフリースマートフォンの多くはおサイフケータイに非対応です。
▼気になるGoogle Pixel 3a/3a XLですがSIMフリーモデルを含めてFeliCa搭載。SIMフリー版でもおサイフケータイ機能が利用できるので、すでにおサイフケータイ機能を活用されている方も安心して選べる端末です。↓
日常防水なら問題ない防水性能
▼Google Pixel 3a/3a XLはIP52の防水防塵仕様となっています。お風呂での利用は避けるべきですが、雨天での利用は問題なし。SIMトレイもしっかり防水性能を維持するためのパッキン付きとなってました。↓
Googleフォト高画質保存で容量節約節約
Googleアカウントで紐づけされているGoogleフォト。Googleフォトにアップロードしたした写真はGoogleドライブに保存され、機種変更した時もGoogleアカウントを設定するだけで今まで撮影した写真が簡単に同期される便利なアプリです。
Pixel 3a/3a XLはMicroSDでの容量拡張が出来ないのでGoogleフォトにバックアップして端末容量の調整を行いましょう。
[記事公開当初Googleフォトで無劣化保存ができると記載しておりましたが、「高画質」保存の誤りでした。訂正してお詫び申し上げます。]
指紋認証搭載。顔認証は非搭載だった
事前に入手した情報では顔認証に対応しているとのことでしたが、実機で確認すると顔認証の項目はなく非搭載でした。(スペックシートも修正済みです。)
▼指紋認証は精度・速度ともにハイエンドレベルで不満はありません。↓
本体を握って操作するActive Edge
▼Google Pixel 3a/3a XLは本体を握る事でGoogleアシスタントの呼び出しや各種消音操作が可能。特にその他の機能と連動している感じはなく、シャッターを切ったり、ランチャー起動できたらもっと使い勝手良かったかも。↓
シンプルすぎる機能構成が欠点にもなりうる
Google Pixel 3a/3a XLは基本的にAndroid OSの基本機能しか対応していません。最近のAndroid OSは標準機能だけでも非常に便利になったので普段使いで困ることはなさそうですが、他メーカーが搭載している便利機能などを活用されている方は欠点となりうるので注意。
例えば、アプリをクローン化する機能。この機能は、LINEなど1機種に1アカウントしか設定できないアプリでも2アカウント運用出来る便利な機能なわけですが、この機能はAndroidをカスタマイズして機能拡張された各メーカーの独自機能です。
また、Google Pixel 3a/3a XLのハードウェア仕様的に2枚のSIMを挿入して2回線で同時待ち受け出来るDSDSやDSDV機能も利用できません。
その他、2台のスマートフォンを所有しているような使い方が出来るプライベートモード機能なども利用できません。
すでにこれらメーカー独自機能を活用されている方は、Google Pixel 3a/3a XLでは全て利用できないので注意ポイントです。
Google Pixel 3a/3a XLのカメラを実機で確認
ここからはGoogle Pixel 3a/3a XLのカメラをチェックしています。
実は、Google Pixel 3a/3a XLに搭載されうカメラはハイエンド端末として投入されたPixel 3/XLとハードウェア仕様が同じ。一応、上位モデルでは特別な画質エンジンが搭載されているのでソフトウェアは廉価仕様となってます。
Google Pixel 3a/3a XLのカメラを触ってみた所感は以下の通り
- ピント合わせのレスポンスがよい
- 補正などソフトウェア処理で連続撮影が難しい場合がある
- 国内モデルはシャッター音が少々気になる音量
- 画質が凄く良い
- シングルカメラでも自然なボケ味撮影が出来る
- ポートレートモードは物撮りでも背景がぼかせる
- 夜景も綺麗に撮影出来る
- 手ぶれ補正が秀才。手持ちで歩き撮影も問題なし
Google Pixel 3a/3a XLのカメラは最新のスマートフォンカメラと比較するとスペック的に劣ります。が、ソフトウェアの仕上がりがめちゃくちゃ良いです。
ミドルレンジ帯で上位モデルに食らいつける写真品質の高さが魅力
Googleがハイエンド帯のGoogle Pixel 3シリーズをリリースした時に「複数のカメラを備えなくてもソフトウェアで複数カメラ搭載モデルと同等のパフォーマンスを得られる」と豪語していたのですが、ミドルレンジ帯となるGoogle Pixel 3a/3a XLでもしっかり受け継がれてます。
撮影した写真を改めて確認していたのですが、ハイエンドスマートフォンに匹敵する写真品質。これは写真好きの方にオススメ出来る仕上がり。シングルカメラ仕様でも先端テクノロジーと組み合わさる事で、これほどまでに素晴らしい写真が撮影出来るんだと改めて感心しました。
一方で、ソフトウェアによる処理が入るので連続撮影は苦手。シーンにより撮影後に数秒の処理待ちが発生する場合があります。この辺りはNokia 9 PureViewと似た感覚です。
一応、Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XLのカメラで撮影してきたのですが、仕様が全く同じで画質も変わりないので、写真の掲載はGoogle Pixel 3aで撮影した写真をピックアップして掲載します。
明るい昼間に撮影した写真
光を多く取り込めるシーンで撮影。画質チューニングも自然でパリッと綺麗な写真が撮影出来ます。仕上がりは”美しい”と感じるような画質に若干補正される傾向がありました。仕上がりに関して全く不満はありません。
ズームはデジタルズーム
Google Pixel 3a/3a XLはシングルカメラ仕様なので、光学ズームレンズなどは搭載されていません。ズームは画面を2本指で広げる事でズームバーが表示され、ズームバーをスライドすることで無段階で約5倍近くまでデジタルズーム可能です。
ズームバーをスライドして調整するので簡単に切りの良い倍率に切り替えが出来ません。2倍ズームボタンなどを備えてくれたらもっと扱いやすかったんじゃないかと思います。
実際に通常撮影、約2倍、約3倍、約4倍、約5倍で写真を撮影したので画質を確認してみて下さい。
▼個人的に約4倍まで許容範囲。一番上の写真が通常撮影で倍率を約2倍、約3倍、約4倍、約5倍にあげて立ち位置を変えずに撮影してます。↓
料理の写真
スマホカメラで撮影することが多い料理撮影。なにも考えずシャッター切るだけでこれくらいの写真が撮影出来てしまします。
接写は及第点。画質はGood
ピンボケしないくらいに被写体に近づいて撮影してみました。HUAWEI P30 Proなどに搭載されているスーパーマクロ撮影には敵いませんが、ある程度近づいてもパリッと綺麗な写真が撮影できます。↓
ボケ味撮影は人物以外に物撮りでも綺麗に背景がボケてくれる
一眼レフに単焦点レンズを搭載して撮影したような「背景を大きくボカして被写体のみピントを合わせ被写体を際立たせる撮影」をスマートフォンで実現するために、これまでは背景と被写体を異なるピントで撮影出来るデュアルカメラや、最近では深度を立体的に測定するようなTOFカメラを搭載するモデルも登場しています。
Google Pixel 3a/3a XLは背景ボケ撮影には適さないとされるシングルカメラ仕様ですが、Googleが豪語していた「ソフトウェアでどうとでもなる」と言っていた通り、非常にクオリティーの高い背景ボケ撮影が楽しめます。
この背景ボケ撮影は「ポートレート」モードで撮影するのですが先にメリットやデメリットをピックアップしときます。
- ポートレートモードを利用して撮影。人物だけでなくモノでも背景が綺麗にボケる
- 撮影時は通常の画角よりもズームした状態での撮影となるので少々扱いにくい
- 撮影時に背景のボケ具合が確認できない(撮影後に背景ボケの処理が入るため)
- 撮影後に背景ボケの処理が入るので連続撮影は出来ない
少々気になったことも多かったのですが、それでも写真の仕上がりが非常に良いので帳消しにしても良いくらい。
▼これが実際にポートレートモードで撮影した写真。撮影後に背景のボケた写真が生成され、元写真も残る仕様です。左がボケてない写真で右が背景ボケ処理のされた写真。↓
夜景撮影に恐ろしく強い
スマートフォンカメラはレンズが小さくセンサーも小型なので光を多く取り込めないシーンでは、光を多く取り込むためにシャッタースピードを長時間開くことでブレてしまったり、ISOをドカンと上げてノイズだらけになりがちなのですが・・・
Google Pixel 3a/3a XLは夜景撮影モードを搭載しており仕上がりは他機種を圧倒するほど。
そして、忘れてはいけないのが、Google Pixel 3a/3a XLはミドルレンジ帯の端末であることです。夜景撮影能力はスーパーハイエンド端末に匹敵する実力を持っている事が凄い。
▼これは会社の窓から見える風景。空の色合いが綺麗だったので手元にあったGoogle Pixel 3aで手持ちでパシャっと撮影してものです。空の色合いもきっちり捉え、手持ちでもパリッとしたクリアな写真が撮影出来ています。↓
▼以下は夜景の撮影。手持ちでもこんなにクッキリと撮影。色合いも綺麗に表現できています。↓
インカメラでも美しい写真を撮影できる
Google Pixel 3a/3a XLのカメラはソフトウェアによるチューニングが施されて素晴らしい写真に撮影出来る。これは、インカメラでも適用されるのか?と思い撮影。
▼室内+夜間という写真撮影には適さない状況の中、インカメラの「ポートレート」で撮影。シングルカメラですが、被写体(僕)と背景が綺麗に分離され、非常にクオリティの高い自撮りが楽しめました。シングルカメラでこれだけの写真が撮影できるなら、わざわざコストのかかる複数カメラを搭載しないという選択にも納得してしまいます。↓
強力な手ブレ補正で動画撮影も驚くほどクオリティが高い
▼Google Pixel 3aで手持ち歩き撮影。被写体に近付いた時のピント調整も問題なし。特に必見なのは手ブレの補正。Galaxy S10+やiPhone XS並に手ブレが補正されます。ミドルレンジ帯でこのクオリティーの動画が撮影出来る機種は中々ありません。↓
Google Pixel 3a/3a XLのディスプレイを実機で確認
美しい発色と桁違いの黒色の表現力が魅力的な有機ELディスプレイ
▼Google Pixel 3a/3a XLはミドルレンジ帯ながらディスプレイはハイエンドモデルで搭載されることの多い有機ELディスプレイを採用。少々焼付きには気をつけなければなりませんが、発色の良さ、黒色の沈み方は液晶の比ではありません。めちゃくちゃ画面が綺麗。↓
画面の粗さは全く気にならない
▼Google Pixel 3a/3a XLはそれぞれディスプレイサイズが異なるのですが、解像度はFHD+で画素密度が両モデルとも300ppiを大幅に超えるので高精細で画面の粗さは気になりません。↓
Google Pixel 3a/3a XLのサウンド関連をチェック
デュアルスピーカーを搭載で音の広がりが良い
ハイエンド端末の一部で搭載されるデュアルスピーカー。Google Pixel 3a/3a XLでも搭載しているんです。
▼音はここから出ます。デュアルスピーカーなので音の偏りがなく広がりも良い。You Tubeだけでなく、映画やゲームでも備え付けのスピーカーで十分楽しめます。↓
L/Rのサウンドテストでは、音源が完全に分離されているわけではなくソフトウェアでL/Rを判断して出力先を判断しているみたい。純粋なステレオとまではいきませんが、L音源はしっかりL側が大きくなり、R音源も同じくR側が大きくなりステレオ感は非常に強いです。
イヤホンジャック搭載でお気に入りの有線イヤホンなどが利用できる
▼Google Pixel 3a/3a XLは本体の上部にイヤホンジャックを搭載。↓
ゲームをプレイする時にゲーミングヘッドセットを利用されている方も多いはずですが、Google Pixel 3a/3a XLならお気に入りの有線イヤホンやヘッドホンが利用可能です。
対応するBluetoothコーデックをチェック
Bluetooth接続のイヤホンなどは接続する方法(Bluetoothコーデック)で音の遅延度合いが変わります。動画見ている時に音が後から聞こえるのが嫌なのでGoogle Pixel 3a/3a XLの実機で対応するBluetoothコーデックを調べてみることに。
▼Google Pixel 3a/3a XLはベースとなるSBC以外に遅延が気にならずCD音質まで飛ばせるAAC及びapt-X、ハイレゾ音源まで飛ばせるapt-X HD及びLDACでの接続を実機で確認できました。↓
SBCは音の遅延が凄く気になるのでオススメしません。価格重視ならAACまたはapt-X、奮発するならapt-XまたはLDACがオススメ。
Google Pixel 3a/3a XLのバッテリー関連を実機で確認
ワイヤレス充電に非対応
Google Pixel 3a/3a XLはワイヤレス充電に対応していません。すでにワイヤレス充電対応スマートフォンでワイヤレス充電を活用されている方は、Google Pixel 3a/3a XLに乗り換えると使い勝手が変わってしまうのでご注意下さい。
バッテリー持ちの検証結果
バッテリー持ちの検証は輝度50%でLAB501アプリを利用してWEBページ表示・スクロール・リロードを繰り返し、満充電からバッテリーが切れるまでの時間を計測しています。
▼検証結果がとっても良い結果なのですが、Google Pixel 3a/3a XLでの50%輝度は他のスマホよりも暗いです。なので、輝度を上げるとバッテリー持ちが数時間ほど短くなる可能性が高いです。奥がGalaxy S10+での輝度50%、手前がGoogle Pixel 3aの輝度50%↓
▼Google Pixel 3aの連続駆動時間は1178分(19時間38分)でした。↓
▼Google Pixel 3a XLの連続駆動時間は1475分(24時間35分)でした。↓
充電時間の検証
充電時間の検証は付属の充電器とケーブルを利用してバッテリー切れ状態から100%までの充電時間を測定しています。端末はバッテリーが切れた状態で充電を行い電源を入れて測定アプリを起動するため数%の誤差はご了承下さい。
↓測定開始は2%時点で18時42分。100%に達した時間が20時17分で充電時間は約1時間35分です。超急速充電器が付属しているだけあり充電がとっても速いです。↓
▼Google Pixel 3a XLは充電開始が2%時点で12時41分から充電を開始。100%に達したのが14時26分で充電時間は約1時間45分でした。バッテリー容量が多いので充電時間が少し長くなっていますが、それでも十分早いですね。
Google Pixel 3a/3a XLの実機を触ってからの纏め
Google Pixel 3aとGoogle Pixel 3a XL、出来栄えは素晴らしかったです。
最新となるミドルレンジ上位SoCの搭載によりパフォーマンスも高く、ハードウェアの仕上がりもGood。ソフトウェアもシンプルな操作感と長期的なOSアップデート、そしてGoodフォト使い放題の特典など非常に魅力的でした。おサイフ機能が利用できるのもいいですよね。
そして、カメラはハイエンドモデルに匹敵する仕上がり。確実にシングルカメラ搭載スマートフォンの中では最高ランクです。
ハイエンド端末までは必要ないけれど、ミドルレンジモデルで失敗したくない。そんな方はGoogle Pixel 3a/3a XLマジおすすめ。
Google Pixel 3a/3a XLはSIMフリー版のほか、Google Pixel 3a/3a XLがソフトバンクから、Google Pixel 3aがドコモから購入できるので、是非、ご検討下さい!
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