「GPD WIN Mini」国内版が発表されたので実機レポ!コントローラー搭載の7型PCでRyzen 7 7840Uを搭載

GPDから登場した新型ノートPC「GPD WIN Mini」の正規国内版が発表されましたよ!スペック・特徴のほか実際に展示されていた実機を触って得た所感も交えてお届けします。

GPD WIN Miniが発表

GPDのCEO Wang Wade氏。いい笑顔

▼サムネイルですでにロマンとクセの強さを感じた方も多いと思いますがそれもそのハズ、GPD WIN Miniは7型の小型ノートPCでありつつもコントローラーも内蔵しているというモデルなんです。↓

▼立ち位置としては2018年に登場したGPD WIN2の後継モデルに位置づけられているとのこと。左からGPD WIN、WIN2そしてGPD WIN Mini。↓

▼WIN3、WIN4ではPSPみたいな形でスライドタイプのキーボードを搭載しているという形状でしたが、今回のGPD WIN MiniはWIN2に回帰したスタイルとなっています。↓

▼2020年モデルのWIN MAXという大型モデル(左)との間の子って感じもしますね。並べてみるとサイズの違いをよく感じます。GPD WIN Miniはまるでコンパクトカーのように小型で中身がギュッと詰まった1台に思えます。↓

▼7型サイズだけあって大きさもかなりちっちゃめ。ズボンによりますが、大きめのポケットであればそのままスポッて収まるレベルです。重さは520gで、実際に持った感じ、ズシッとくる感じはなくサイズ相応の重みを感じました。↓

▼下側に小型のキーボードが、上側にタッチパッド、ジョイスティックと十字キーとボタンというレイアウトになっています。クセがすげぇ!↓

▼実機はこんな感じ!おもちゃのように見えますが、触った感じボタンといいキーといいスティックといい造りはしっかりしてる印象でした。↓

▼スティックはツライチ(高さを他と合わせ出っ張らないようにしてる)となっているので問題なくたためます。↓

▼側面はフラットでスパっと直角に切り落とした形状!また滑り止めラバーも搭載されてて、持ったときのグリップ感もしっかり感じられるようになっています。↓

▼コントローラーゆえLRトリガーボタンもしっかり搭載!L1、R1(LB、RB)はカチカチとした押し心地で、L2、R2の方はPS4みたく深く押し込めるタイプでした。↓

▼背面は排気口、Oculinkポート、MicroSDスロット、イヤホンジャック、USB Type-C端子×2、そしてゲームパッドモードとマウスモードの切り替えキーが配置。↓

この切り替えキーを使うことで、ゲームパッドのRスティック側でマウスポインタを操作できるようになるという仕組みです。

▼気になるキーボードはかなり小さいサイズで、目視でフルサイズの4分の1ほどでした。押し心地はカチカチタイプでキーピッチはほぼなし。基本的に親指メインで入力していくことになるでしょう。↓

軽く試した程度ですが、従来のキーボードとはぜんぜん違う入力方式ですね。基本親指で入力していき、ほかの指は本体を支えるって感じ。

慣れてないと文字入力は大変ですが慣れれば結構楽しく使っていけそう。少なくとも短文の入力程度であれば問題なく使えますね。TwitterとかWEB検索とかメールとか。

長文入力、ひいてはこういう記事の作成にも使っていけるかはわかりませんが、誤字脱字を直すとかであればアリでしょう。

ただ電源キーの位置がキーボード内でしかもド真ん中。F6、F7と隣接しているので間違って押しそうなのは懸念点にも思えました。押して電源切るとかスリープとかそういう設定は組まないほうがいいかもしれんです。

▼バックライトも搭載されていました。暗所でも薄暗い場所でも打ちやすくなっているのが嬉しい(`・ω・´)。Fnキーとスペースの同時押しでON/OFF切り替え可能。輝度調節は非対応でした。↓

▼タッチパッドも搭載。サイズは小さめながらこれでポインタ操作も可能です。あと画面が小さいゆえポインタを見失いやすかったんでポインタはデカめのアイコンにしたほうが良いかもしれんです。↓

▼CPUはAMDのRyzen 7 7840UとRyzen 5 7640Uで選べます。前者は他社競合モデルでも多く取り入れられてる、小型PC向けの高性能チップ!↓

筆者も様々なモデルでこの7840Uを触ってきましたが性能の良さはお墨付き!この小ささながら、様々なAAAタイトルでも遊べるレベルの高いスペックなんすよ。

Indiegogoの製品ページではエルデンリングが中画質で75FPS、Horizon 5では低画質で145FPS、高画質で64FPSとのこと!エルデンで75FPSってすげぇな‥↓

▼ディスプレイは最大120Hz表示に対応!さらに最大輝度500二トなので野外での視認性も期待できるスペックとなっています。↓

▼解像度はFHDクラスですが小型サイズゆえドットの精細感も感じられます。なおリフレッシュレートは60Hzと120Hzとで切り替えるタイプで、中間の75Hzなどには非対応でした。↓

あと最大輝度も500二トと高いだけあって輝度を明るくすると室内では明るいどころかちょっと眩しく感じたレベルでした。野外では試せていないもののこれなら十分使っていけそう‥そう感じましたね(`・ω・´)。

▼バッテリー容量は44.24Wh!過去モデルWIN2と比較し、寿命自体は50%と大幅な改善を実現したとのこと!↓

肝心の電池持ちですが、ゲーミングモードの場合、電池持ちは2~3時間ほど。通常仕様では6~8時間、ライトユースなら14時間だそうです。

筆者個人としてはゲームよりかは記事執筆や情報収集メインで想定していたもんで、この電池持ちだったら満足に使っていけるかも‥と感じました(`・ω・´)。

▼また別売りですが外付けGPU「GPD G1」にも対応しています。このG1はAMD Radeon RX 7600 XTを搭載しており、つなぐことでよりハイパワーな性能でゲームすることも可能。↓

▼G1自体の端子類も充実しており、モニター出力のためのHDMIやDP端子も搭載。外でも家でもゲームを楽しみたい方ならぜひとも揃えておきたいところですね。↓

▼大きさ自体も比較的コンパクトで厚みも重さもGPUとしては抑えられていますね。置き場所にも困らなさそうだし持ち運びもしやすそうな印象を受けます。↓

12月末に発売予定!価格は11.5万~で予約特典あり

GPD WIN Miniは2023年12月末に発売予定。構成と価格は以下の通り。

  • Ryzen 5 7640U+メモリ16GB+容量512GB:115,100円
  • Ryzen 7 7840U+メモリ32GB+容量512GB:142,000円
  • Ryzen 7 7840U+メモリ32GB+容量2TB:165,000円
  • Ryzen 7 7840U+メモリ64GB+容量2TB:187,400円

また先行予約特典として専用のグリップ、ケース、保護シート、液晶クリーナーの4点も付属するそうです。グリップはネジ止めタイプで、コントローラーで存分にゲームしたい方向けといえますね(`・ω・´)。

この小ささながらも高スペックなRyzen 7 7840Uで120Hz駆動対応。普段使いにもエミュレーターやSteamとかでAAAタイトルを遊ぶのにも‥あとメールや仕事でスライド使ってのプレゼンや記事執筆といった様々なシーンでも楽しく使っていけそうです。

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