CHUWIからHeroBook Pro登場!HeroBookをパワーアップした強化版!
格安ノートPCで有名なメーカーCHUWIが、またまた新モデルを発売します!その名もHeroBook Pro!名前から予想できるようにHeroBookの上位版の位置付けの製品です。
CHUWIさんからHeroBook Proの資料を頂いたので製品解説も盛り込んで解説していきます!
目次をクリックすると各項目へ移動します
HeroBook Proの性能はエントリーレベル
- Windows 10
- Intel N4000
- メモリ8GB
- ストレージ256GB SSD
- 14.1型/IPS/FHD
HeroBook Proの性能なんですが、処理性能を左右するCPUというパーツはIntelの廉価CPUであるIntel Celeron N4000。以前に出ていたAtomシリーズと比べると性能は向上していますが、それは最廉価CPU内での話。やっぱりPentiumやCore iシリーズなど他の上位CPUと比べると限界点は低いです。
ですので、HeroBook Proの性能は2020年現在だと必要最低限レベルの性能と捉えておきましょう!
▼内蔵グラフィックのUHD 600のお陰で4Kビデオの再生が可能です。↓
更に「動画の編集も楽々処理できます」と資料では謳っていますが、編集とはいってもホントに短いホームビデオ程度で、当たり前ですが手の込んだ動画作成は断言しますけどかなり荷が重いです。
N4000の実力ってどんなもの?
N4000の性能に関して、私が調べた情報とガルマックス内でのレビューから総合するとこんな感じです。
- WEBブラウザーで完結する作業はそれなりの動作(ネットサーフィン、テキスト入力、動画視聴、簡単な画像加工)
- クリエイティブな作業はあきらめたほうが良い。(PhotoshopやLightroom、動画編集などはパワーが圧倒的に足りない)
- ゲームはスマホ向けのモバイルゲームなら動くタイトルもあるが、N4100よりも快適さは劣る(Windowsストアのモバイル向けのみ。パッケージゲームなどのグラフィックのキレイなゲームは無理)
こんなところです。Windows 10を搭載しているので様々な周辺機器(プリンターや外付けHDD、光学ドライブなど)を接続して利用できる汎用性の高さは魅力なんですが、性能は高くないので基本的にChromeなど【WEBブラウザーで完結するような使い方】が向いているといえます。
N4100とN4000の違いって何?
ガルマックスが取り上げているノートパソコンでもよく採用されているN4100。HeroBook Proが採用しているN4000との違いは何なのか…?まとめてみました。
- N4000は2(デュアル)コアだが、N4100は4(クアッド)コアとコア数が倍である。
- グラフィック性能はN4100のほうが高いがほぼ誤差の範囲でそんなに変わらない。
N4000は2(デュアル)コアのN3350の後継であり、N4100は4(クアッド)コアのN3450の後継であることから、性能に関してはN4000<N4100は勿論のこと、N4000<N3450の構図も成り立ってしまいます。ですが、どちらも廉価CPU内での話になっちゃうので、正直軽い作業なら同じ感覚で扱えますし、重い作業が苦手なのも同じです。
グラフィック性能もCPU自体のパワーがある分ベンチマークではN4100がわずかにスコアが高いだけで、同じUHD 600を搭載しているんで誤差の範囲にはなります。
以上から、N4100のほうが性能は高いけど、パソコンにやらせる作業によればN4000でも大差なかったりする。って結論になります。
N4000とAtom x5 E8000の違いは?
前機種のHeroBookにはAtom x5 E8000というCPUが搭載されていました。あまり聞き慣れないCPUですが、それもそもはずIoT機器用の組み込み型業務用CPUで一般のパソコン用のものではないんです。例えると一般向けのハイエンドCPUのCore i7とワークステーション向けのXeonといった感じですかね。ですので、正直比較する土俵が違う気もしますが…
▼図から分かるようにAtom x5 E8000はN4000よりも少し性能が高いんですが、先ほど書いたように一般向けと業務用との違いがありますので、その点も考慮に入れておきましょう。↓
以上より、結論としてはN4000はライトユーザー向きの性能ですので頭に入れといてくださいね!
HeroBook Proの特徴をチェック!
鮮やかなIPSの14.1型フルHDディスプレイを搭載
HeroBook Proのディスプレイは14.1型。パソコンとしてはそこそこの大きさのディスプレイです。ディスプレイは斜めから見ても変色しにくいIPS仕様で解像度はFHDクラス。なのでHDクラスのディスプレイを搭載するモデルよりデスクトップを広く使えます!ただ、高精細ディスプレイのスマホなどが普及した今となってはこれぐらいは欲しいかなとは正直思っちゃいます。
夜間モード搭載と記載があるので、ブルーライトカット機能とかが搭載されるものと予想できます。まぁ、色味が黄色くなるぐらいかと思いますけどね。
防眩加工がされているとの記載がありますが、ディスプレイの光沢、非光沢に関しては実機を見てみないと分からないところではあります。
バッテリーは平均9時間くらい持つ!(らしい)
バッテリー容量は公式サイトとAmazonのスペック表から読み取ってみると【38.00Wh (7.6V/5000mAh)】とのこと。公式発表では平均9時間ほどはバッテリーが持つらしいですが、今までのパターンでは実用だと半分以下の電池もちでしたわガハハってことが多いんですよね。詳しいことは実機レビューができたら確認してみたいポイントですね。
拡張性は標準的。充電はDC端子から行おう
拡張性は標準的なノートパソコンレベル。
イヤホンジャックにMini HDMI、24W出力ができるDC端子にUSB端子が2つ(内USB 3.0×1、USB 2.0×1)。さらにTFカード(MicroSDカード)スロットもあって容量拡張も簡単です。
注意点なんですが高速なデータ伝送出来るのはUSB 3.0のみ。片方のUSB端子は2.0なので大容量なデータを外付けHDDに保存する時はUSB 3.0に接続して使いましょう。
また、充電に関しても専用のDC端子からの充電のみと予想されますので、持ち運びの際はACアダプター込みで持ち運ぶか外出前に満充電しておくなどの対策が必要になりますね。
メモリー類は8GB/256GBとエントリーにしてはモリモリ盛ってる!
これは明確にスペックアップしたって言えるポイント。メモリー類は8GB/256GBとエントリークラスにしては盛ってるんですよね。MicroSDは公式には512GBまで対応しているのでいざという時のデータ保管にも最適です。
▼M.2 SSDで高速って資料に書いてあったんですが、以下の画像記載の速度から察するにNVMe方式のSSDではなく、M.2サイズのSATA方式のSSDを採用していると思います。しかし、HeroBookの時はeMMCだったことを考えるとかなり高速化していますし、熱問題の点からもSATA方式のほうが有利ではあるので、こっちの方がいいのかもとか思っちゃったり。↓
なんだかんだでCPUとかよりもメモリー類のほうが実使用時の快適性に大きく関わってきますので、この変更点はか〜な〜り嬉しいポイントですね!
HeroBook Proまとめ|エントリーモデルなら十分選択肢に入るかも
3万円代ってエントリーのWindows 10搭載中華PCでは激戦区だったりするんですが、HeroBook Proは手堅いコンセプトでメモリ類を余裕のある構成にするなど差別化をしっかり図っているのが分かりました。
正直な話、飛び抜けて安いってわけでもないんですが、CHUWIのしっかりとした筐体に安定のスペックで3.1万は少しお得ではないかと感じました。日本のAmazonで販売しているので買いやすくて何かあったときの返品もしやすいのもいいですよね。
現在、Amazonにて販売されているので、欲しい方は是非チェックしてみて下さい!ガルマックスも手に入れたらレビューをお届けしたいと思います!続報が入り次第、Twitter・Facebookでお伝えしますね!