ヌルヌル感マシマシで。ミドル機は高リフレッシュレート対応で操作感が劇的に向上する
約4万円のスマホよりも約1.3万円のスマホのほうがヌルヌル動いた・・・
こんなん体験したら、もうミドルスマホは高リフレッシュレート対応じゃないと無理な身体になってしまったじゃないか!どうしてくれるんだ!コノヤロー!
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高リフレッシュレートってなに?
ディスプレイは映像をパラパラ漫画のように作っている。普通は1秒間に60回の画面更新を行って映像を作っているので、リフレッシュレートは「60Hz」なのだが、これを超えるリフレッシュレート、例えば「90Hz」とか「120Hz」が高リフレッシュレートと呼ばれている。
まあ数字が多ければ、それだけ画面を沢山更新できるので、より滑らかな映像を表示できるってわけだ。
高リフレッシュレートが出始めたころは、ハイエンドモデルの目玉機能として売り出されたが、最近はミドル機にも降りてきた。まだまだ3万円以下だと少数派だけれど。
もう、全然滑らかさが違う
スマホのミドル帯といえば、価格も1万円台前半から5万円くらいまで幅が広い。が、高リフレッシュレートへの対応はこのクラスだと少数派。値段高くても60Hz止まりってのもザラである。
で、いま色んなスマホレビューしているんだが、約4万円のスマホ(Unihertz Luna)と、約1.3万円のスマホ(OSCAL C70)を同時にレビューしていて気がついた・・・約1.3万円のスマホのほうがヌルヌル動くやんけ!
なんでやと仕様を見てみたら納得。約4万円のスマホはディスプレイが60Hzだったことに対して、約1.3万円のスマホは90Hzの高リフレッシュレートに対応していた。
確かに約4万円のスマホは性能も明らかに高いけれど、WEBブラウジングやSNSやってると、約1.3万円のほうが滑らかに動く。高リフレッシュレート凄い。
こんなん体験しちゃったら、もう、ミドル機は高リフレッシュレート対応じゃ無いと無理だわ。マジで。全然快適性が違うもん。
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高リフレッシュレートは電池持ち悪くなる
高リフレッシュレートバンザイ!と言いたいところだが、実はそうでもないのである…。画面を沢山更新するということは、それだけ消費電力も高くなる。つまり、電池持ちが悪くなるのだ。
最近のハイエンドスマホは、シーンに応じてリフレッシュレートを高くしたり低くしたりできる「可変式」を採用することで、この問題を解決しつつあるが、ミドルの安価なモデルでは、60Hzかそれ以上の高リフレッシュレートかの固定式。
なので、まあ、電池持ちが悪くなる。が、最近のスマホは大容量バッテリーを搭載しているので、昔ほどデメリットには感じないけれど。
ミドル機を買うなら高リフレッシュレート対応モデルを狙いたい
ミドル機も性能が高くなってきたが、所詮ミドルはミドルである。
ミドルの中で性能が高くても低くても、実用的に使える範囲はあまり変わらん。精々、実用的と言える範囲はWEBブラウジング、動画視聴、SNS、メールや電話などライトな使い方が中心で、それらが動けば十分といった人向けの性能帯である。
これら限られた使い方の中であっても、快適性で大きな差がでる。それが高リフレッシュレートへの対応である。
ミドル機で60Hz止まりだと「やっぱりミドル機は動きがぎこちないな」って感じるが、高リフレッシュレート対応だと、「ミドル機でもここまでヌルヌル動くのか!」と驚きに変わる程のインパクトがある。
ってことで、ミドル機を検討している人は、高リフレッシュレートに対応しているかもチェックしてみよう。
少なからず筆者は解像度よりも液晶や有機ELなどパネル仕様よりも、高リフレッシュレート対応を重視する。そのくらい快適度で違ったからな!おしまい。