HUAWEI nova 5Tのレビュー!カメラも性能も高い満足度を得られるスマホ
久しぶりのHUAWEIスマホ。やっぱり「HUAWEIのスマホは良いなー」って再認識した端末でした。
2019年末頃にリリースされたHUAWEI nova 5Tですが、HUAWEIさんのご厚意で端末をお借りすることが出来たので実機レビューをお届けしますよ!
※レビュー評価機なので付属品など一般販売品とは一部異なる部分があります。記事内でそのような部分は明記してお伝えしますね!
▼最新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH GT 2」もレビューを公開しています!↓
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HUAWEI nova 5Tの価格と詳細スペック
価格は2020年3月時点で5.3万円。価格的にはハイエンドよりもワンランク下のミドルハイ帯なのですが、HUAWEI nova 5TはSoCにハイエンド帯のKirin 980を搭載するモデルでなかなかの高コスパっぷり。詳細スペックは以下の通りです。
製品情報 | |
---|---|
端末名 | Nova 5T |
型番/別名 | YAL-L21 |
発売年 | 2019年11月 |
発売地域 | 日本:SIMフリー |
メーカー・ブランド | Huawei |
備考 | 日本語対応 Googleサービス対応 日本のスマホと変わらない使い心地 |
対応バンド・周波数・ネットワーク | |
3G | B1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 |
4G LTE | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 /18 /19 / 20 / 26 / 28 / 38 / 40 / 41 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 |
SIMサイズ・スロット | NanoSIM×2 |
ネットワーク関連備考 | 2回線同時待ち受け対応 DSDV対応 ※4G+4Gでの同時待ち受けを実機で確認済み |
本体仕様 | |
ディスプレイ | 6.26インチ/液晶/画面占有率非公表 |
解像度 | 2,340×1,080/FHD+/画面比率19.5:9 |
画素密度 | 402ppi/高精細でドットの粗さは気にならない |
サイズ | 高さ154.25mm 横幅73.97mm 厚さ7.87mm |
重さ | 174g |
本体色 | ブラック系/パープル系/ブルー系 |
システム仕様 | |
OS | EMUI 9.1(Android 9ベース) EMUI10(Android 10ベース)へのアップデート予定 |
CPU(SoC) | HiSilicon Kirin 980 |
AnTuTuベンチマーク | AnTuTu 8(実機):総合スコア約372,480点、GPUスコア約119,956点 |
メモリ/保存容量 | |
組み合わせ | メモリ8GB+容量128GB |
ストレージカード | 非対応 |
カメラ | |
背面カメラ | 48MP(f/1.8) + 16MP(f/2.2) + 2MP(f/2.4) + 2MP(f/2.4) 特性:通常カメラ、超広角カメラ、マクロカメラ、深度測定カメラ AI:対応 手ぶれ補正:対応 |
インカメラ | 32MP 特性:ビューティーモード対応 F値:2.0 AI:対応(ビューティー専用) |
カメラ備考 | クアッドカメラ パンチホール式カメラ(左上) |
機能仕様 | |
GPS | GPS / AGPS / Glonass / BeiDou / Galileo / QZSS |
生体認証・ロック解除 | 指紋認証:対応 顔認証:対応 |
センサー | 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス |
防水/防塵・タフネス等級 | 非対応 |
イヤホンジャック | なし |
NFC | NFC(FeliCa非対応/おサイフケータイ非対応) |
その他機能 | Googleアプリ対応モデル |
バッテリー | |
バッテリー容量 | 3,750mAh |
充電 | 有線充電:22.5W(5V/4.5A) ワイヤレス充電:非対応 |
ポート | USB Type-C |
スペック表のソース | |
参照元 |
HUAWEI nova 5Tの付属品をチェック
付属品はHUAWEI nova 5T本体以外に充電器、充電ケーブル、有線のマイク付きイヤホン、取扱説明書など書類系2種、保護ケースが付属。レビュー評価機のため充電器は残念ながら日本のコンセントに合わない形状でしたが、国内流通モデルは日本市場向けの充電器が付属しているのでご安心下さい!
日本で正式リリースされているモデルなので保護ケースや保護フィルムはAmazonなどで沢山リリースされていますよ!
PDA工房さんでHUAWEI nova 5Tの保護フィルムをリリース済み
PDA工房さんからHUAWEI nova 5Tの実機で寸法を測定した保護フィルムがリリース済み!僕もずっと愛用しているメーカーなのですが品質高くてオススメ。
500円以上のご購入時に適用すると100円オフ!
HUAWEI nova 5Tの外観・デザインをチェック
今回は本体カラーが【ブラック】のモデルをお借りしたのですが、他にも【パープル】【ブルー】がリリースされてます。ブラックの背面は美しい光沢のあるパネルなんですが、指紋が結構目立つので気になる方は注意。
質感高い筐体が魅力的
▼日本未販売だったグリーンカラー(正式名称:クラッシュグリーン)が日本市場向けにも登場。HUAWEIさんに借りたのでこちらでも写真掲載しときます。※ちょっと青っぽくなってますが、実機はもう少しグリーンが強いです。↓
▼HUAWEI nova 5Tのデザインはシンプルでありながら洗練されているなーって印象。ノッチではなっくインカメラ部分がくり抜かれたパンチホールを採用し、使い勝手の良い指紋センサーは本体右側面に電源ボタン一体型として搭載されてます。↓
手の小さな僕でも扱いやすいサイズ感
▼HUAWEI nova 5Tを持った感覚は悪くありません。丸みを帯びた形状で手当たりも良く、横幅も約73mmほどなので手の小さな僕でも扱いやすいサイズ感で気にいったポイント。↓
重量は174g、ケース込みで191gなんでちょっと重いかなー?って思ってたんですが、僕の使っているiPhone 11(ケース込み)が230gオーバーだったので、ほとんどの方は重さも許容範囲なんじゃないかと。
HUAWEI nova 5Tのパフォーマンスをチェック
HUAWEI nova 5Tは処理性能を左右するSoCというパーツにKirin 980を採用。メモリは8GB、保存容量は128GBでハイエンドらしい構成となってます。
普段使いもゲームも満足できる性能を持っている
▼Kirin980は今でこそ1つ型落ちのSoCですが、パフォーマンスは非常に高いです。僕はWEBページの閲覧、動画視聴、ゲーム、LINE、SNS、ニュースアプリのチェックなどを中心に使ってるんですが、パフォーマンス不足を感じることは全くないです。これだけ動けば文句ないって感じ。↓
▼続いてゲームです。今回は高いパフォーマンスを必要とするバトロワ系ゲームの代表格【PUBG Mobile】をプレイ。高いパフォーマンスを有するモデルしか設定できないスムーズ+極限もHUAWEI nova 5TはOK。僕はガチ勢ではなくエンジョイ勢なのですが、非常になめらかにプレイが出来てゲームを存分に楽しめました。個人的には十分以上の快適度だったので高い満足度を得られるゲーミングパフォーマンスを持ち合わせた端末であると評価します。↓
AnTuTu、Geekbench、PCMark、3DMark、A1SDのベンチマークをチェック
続いてはパフォーマンスを数値化するベンチマークをチェックしてみましょう。
▼AnTuTu(ver8)でのスコアは総合スコアが372,480点、GPUスコアが110,056点でハイエンドらしい高いスコアを叩き出しました。総合スコア30万点、GPUスコア10万点を越していたらまずパフォーマンスに不満を抱くことがない性能です。↓
HUAWEI nova 5Tは電池の設定項目からハイパフォーマンスモードに切り替えることが出来るのですが、オンとオフの状態でAnTuTuではスコアに大きな違いはみられませんでした。この機能はバッテリーを通常より消費するとのことなんで今はオフで使ってます。
▼以下は2024年現在、AnTuTuベンチマークスコアがどれくらいの動作・操作感を示すかの目安です。本端末の性能がどの性能帯に相当するか確認が出来ます。↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
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総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
▼その他、Geekbench 5、PCMark for Android、3DMark、A1SDでのスコアは以下の通り。A1SDはストレージ速度を測定するベンチマークですが、速度的にミドルレンジクラスでフラッグシップモデルと差別化されているポイントであることが分かりました。↓
HUAWEI nova 5Tの機能や仕様をチェック
ざっくりと検証結果を表にしてみました。お財布ケータイ機能を利用するためのFeliCaが非搭載だったり、防水防塵ではなかったりと大手キャリアスマホでは標準的に搭載されている機能や仕様が非対応なので、これらの機能を利用・必要としている方は注意ポイントです。
日本語 | 対応 |
Googleサービス | 対応 |
対応バンド | ドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルにフル対応。実機で使えることを確認済み |
通知ランプ | 本体上部スピーカー内部に有り |
ケーブルでの外部映像出力/PCモード | 非対応/非対応 |
MicroSD | 非対応 |
お財布ケータイ | 非対応 |
防水防塵 | 非対応 |
赤外線 | 非対応 |
アプリクローン | 対応※メッセンジャー系のみ |
2回線同時待ち受け | DSDV対応 |
スピーカー | シングル※本体下部 |
イヤホンジャック | 無し |
技適 | 取得済み |
その他、HUAWEIのフラッグシップモデルでは対応しているPCモード(外部ディスプレイにケーブル接続するとPCスタイルで利用できるモード)が搭載されていないなど、機能的にもフラッグシップモデルと差別化されているなという印象。
OSはAndroid 9をベースに扱いやすいようカスタマイズを施したEMUIを採用してまして、普段使いで扱いにくいと感じる部分は個人的には全くなし。さすが、よく煮詰められているなと感じます。あ、そうそう。Android 10へのアップデートも予定されているみたいですよ!
また、Googleプレイストア以外にHUAWEI独自のアプリストア【AppGallery】もプリインストールされてます。
Googleプレイストアで配信されているアプリがAppGalleryでも配信されているか確認もできるので、今後登場するであろうHUAWEIエコシステムを採用したモデルに移行する際に自身が使っているアプリが対応しているか事前に確認することもできます。
また、AppGalleryについてはじっくり試して別記事で紹介しようかと思ってるんでお楽しみに!
HUAWEI nova 5Tのカメラをチェック!
HUAWEIといえば【超高性能なカメラがウリのスマホ】とイメージしちゃうのは僕だけじゃないはず。で、実際にHUAWEI nova 5Tでパシャパシャと撮影してたんですが、「やっぱりHUAWEIのカメラは良いなー」って感じます。
カメラ構成は通常カメラ、広い範囲を撮影できる超広角カメラ、被写体にグッと近づいて撮影出来るマクロカメラ、背景ボケをサポートする深度カメラの4カメラ構成でAIによるシーン認識・自動画質調整機能も使えます。望遠だけはデジタルズームになるんですが、2倍くらいなら光学でもデジタルでも画質の違いはよく分からんくらい綺麗です。
パパっと撮影しても凄くキレイ。この手軽さが良い。
【何も考えずにシャッターを切るだけでキレイな写真を撮影したい】って思っている方はHUAWEI nova 5Tだと高い満足度を得られるはず。僕自身がそのような考えなのでHUAWEI nova 5Tはめっちゃ相性が良かったんですよね。特にAIをオンで撮影したときの色鮮やかな写真はSNSですぐに発信したい!と感じるほど。もちろんAIは任意でオフにも出来るので見た目に忠実なナチュラルな写真撮影も楽しめます。色んなスタイルで撮影を楽しめるカメラだったので大満足!
▼HUAWEI nova 5Tの実機で撮影した作例をどうぞ!すべてAIオンで何も考えずにシャッター切っただけでこのクオリティーの写真が出てくるとは・・・やっぱりHUAWEIのカメラは凄い!↓
動画の手ブレ補正が優秀だった
一昔前のHUAWEIスマホは手ブレ補正がイマイチに感じることがあったんですが、HUAWEI nova 5Tでは動画の手ブレも大幅に軽減できてる感じ。
▼動画は船の上で撮影したものです。潜水艦の横につけてるボートの揺れを見ていただくと撮影場所は相当揺れが激しい場所であることが分かると思います。これ、手持ちで撮影しているんですがめっちゃ手ブレを補正してくれてました。凄い進化してる。これだけブレが軽減できれば動画撮影も楽しくなる。※撮影当日風が強く動画は風切り音しか入ってなかったので消音にしてます。↓
HUAWEI nova 5Tのディスプレイとかサウンドとか
液晶だけど発色良くて写真も色鮮やかで綺麗に見える
HUAWEI nova 5Tのディスプレイは先進的なパンチホール(インカメラの部分がくり抜かれているタイプ)を採用。実際に使ってみるとパンチホール部分が左端に備わっていることで画面欠けはほとんど気にならなかったですね。
▼ディスプレイはFHD+解像度。パネルは液晶で発色が良く画質的にも不満は無し。↓
フラッグシップモデルでは有機ELを採用している事に対し、HUAWEI nova 5Tは液晶と差別化が図られている部分ですが、実際に1週間ほど使い込んでみたところディスプレイに対する不満はなく、液晶モデルとしては品質Goodです。
HUAWEI nova 5Tのレビューは日差しの強いハワイで行ってたんですが輝度も十分で屋外でも見やすい部類でした。発色も非常に良く、【HUAWEI nova 5Tのディスプレイで写真を見ると格段に綺麗に見える】ほど。
スマートフォンで撮影した写真をスマートフォンで見る、友人が送信してきた写真もスマートフォンで見て完結する。そんな使い方が一般的なので、目に飛び込んでくる写真がより美しく見えるディスプレイチューニングは個人的に良いんじゃないかと思ってます。
サウンド関連はミドルレンジ的な仕様だった
HUAWEI nova 5Tのサウンド関連ですが、こちらは結構妥協が必要な部分が多い印象でした。
▼例えば、イヤホンジャックは非搭載。有線イヤホンは付属しているんですが充電ポートのUSB-Cを利用するタイプです。ゲーミングパフォーマンスが高いので有線のゲーミングヘッドセットを利用したかったのですが、3.5mmイヤホン端子を使うには別途アタッチメントが必要であったり、有線イヤホンを利用中は充電が出来なかったりと妥協しなければならないポイントです。↓
▼また、スピーカーもデュアルスピーカーではなくシングルスピーカーで本体下部のみに搭載されてます。音質的にも及第点という印象でYouTubeくらいなら良いけど映画は物足りないなーって感じました。↓
今回、HUAWEI nova 5Tと合わせてHUAWEIのBluetoothイヤホン【HUAWEI FreeBuds 3】もお借りしているのですが、さすがHUAWEIの純正イヤホンなだけに大きな遅延も感じません。音楽やゲームを楽しむならオススメ。
HUAWEI nova 5Tまとめ|やっぱりHUAWEIスマホは満足度が高かった
いろいろと話題になってるHUAWEIですが、やっぱりこれまで培ってきた技術やノウハウは大きく、HUAWEI nova 5Tも【さすがHUAWEIだな】と感じる出来栄えでした。やっぱり、HUAWEIのスマホは良いなーって思っちゃいますなぁ。
SoCは1世代古いけど同じ価格帯で購入できる日本市場向けスマホの中なら、やはりコスパは高いですしカメラもLeicaじゃないけど高い満足度を得られるので、低価格で軽快な動作、高いゲームパフォーマンス、高性能なカメラを求めるなら選択肢に入れて良いのではないかと感じます。
HUAWEI nova 5TはSIMフリーモデルなのでAmazonなどで購入できるほか、格安SIMでの取扱や最近だと楽天モバイルのキャリアで取扱が発表されるなど入手しやすい端末です。購入前に本レビューが参考になれば幸いです!以上、ガルマックスレビューでした!