何が変わった?「iPad(第10世代)」と「iPad(第9世代)」の違いを比較

Appleのタブレット「iPad(第10世代)」と前機種である「iPad(第9世代)」の違いを比較しました。

iPad(第10世代)とiPad(第9世代)の性能を比較

iPad(第10世代)は無印iPadシリーズの第10世代モデル。先代から見た目が大きく変わっています。iPhone 12シリーズに用いられていたA14 Bionicを搭載しており、iPadシリーズの中では一番安いのが特徴。

iPad(第10世代)とiPad(第9世代)の性能を比較した表がこちら。

製品情報 iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
端末名 iPad 10 iPad 9
発売年 2022年10月 2021年9月
発売地域 日本 日本:SIMフリー
メーカー・ブランド Apple Apple
対応バンド・周波数・ネットワーク iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
3G Wi-Fi+Cellularモデルのみ対応
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA:850 / 900 / 1,700/2,100 / 1,900 / 2,100MHz
Wi-Fi+Cellularモデルのみ対応
UMTS/HSPA/HSPA+/DC-HSDPA:850 / 900 / 1,700/2,100 / 1,900 / 2,100MHz
4G LTE Wi-Fi+Cellularモデルのみ対応
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 11 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 66 / 71
TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48
Wi-Fi+Cellularモデルのみ対応
FDD LTE:1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 11 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 66
TD-LTE:34 / 38 / 39 / 40 / 41
5G NR Wi-Fi+Cellularモデルのみ対応
Sub6:n1 / n2 / n3 / n5 / n7 / n8 / n12 / n20 / n25 / n28 / n29 / n30 / n38 / n40 / n41 / n48 / n66 / n71 / n77 / n78 / n79
非対応
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth バージョン:5.2
コーデック:非公表
バージョン:4.2
コーデック:非公表
SIMサイズ・スロット ▼Wi-Fiモデル↓
非搭載

▼Wi-Fi+Cellularモデル↓
シングルスロット(Nano SIM)
▼Wi-Fiモデル↓
非搭載

▼Wi-Fi+Cellularモデル↓
シングルスロット(Nano SIM)
ネットワーク関連備考 Wi-Fi+CellularモデルのみeSIM対応 eSIM対応
本体仕様 iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
ディスプレイ サイズ:10.9インチ
材質:液晶
画面占有率:非公表
形状:ノッチなし
最大リフレッシュレート:非公表
最大タッチサンプリングレート:非公表
サイズ:10.2インチ
材質:液晶
画面占有率:非公表
形状:ノッチなし
最大リフレッシュレート:非公表
最大タッチサンプリングレート:非公表
解像度 解像度:2,360×1,640(WUXGA+)
画面比率:13:9
解像度:2,160×1,620(WUXGA+)
画面比率:4:3
画素密度 264ppi/ドットの粗さが気になるかも 264ppi/ドットの粗さが気になるかも
サイズ 長辺:248.6mm
短辺:179.5mm
厚さ:7mm
長辺:250.6mm
短辺:174.1mm
厚さ:7.5mm
重さ 477g(Wi-Fiモデル) / 481g(Wi-Fi+Cellularモデル) 487g(Wi-Fiモデル) / 498g(Wi-Fi+Cellularモデル)
本体色 シルバー、ブルー、ピンク、イエロー スペースグレイ、シルバー
システム仕様 iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
OS iPadOS 16 iPadOS 15
CPU(SoC) A14 Bionic A13 Bionic
AnTuTuベンチマーク

総合スコア:約750,000
GPUスコア:約270,000
(AnTuTu v9参考値)

総合スコア約530,000点
GPUスコア約222,000点
(AnTuTu v8参考値)

メモリ/保存容量 iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
組み合わせ メモリ:非公表
容量:64GB / 256GB
メモリ:非公表
容量:64GB / 256GB
ストレージカード 非対応 非対応
カメラ iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
背面カメラ シングルカメラ
①1,200万画素(メイン、f/1.8)
手ぶれ補正:非公表
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
シングルカメラ
①800万画素(メイン)
手ぶれ補正:非公表
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
インカメラ ベゼル内蔵式インカメラ
画素数:1,200万画素(メイン、122°、f/2.4)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
ベゼル内蔵式インカメラ
画素数:1,200万画素(メイン、122°、f/2.4)
センサーサイズ:非公表
PXサイズ:非公表
機能仕様 iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
GPS ▼Wi-Fiモデル↓
非公表

▼Wi-Fi + Cellularモデル↓
GPS / GNSS
▼Wi-Fiモデル↓
非公表

▼Wi-Fi + Cellularモデル↓
GPS / GNSS
生体認証・ロック解除 指紋認証:対応
顔認証:非公表
指紋認証:対応
顔認証:非対応
センサー 赤外線センサー:非公表
加速度センサー:対応
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:対応
電子コンパス:対応
光センサー:対応
その他:気圧計
赤外線センサー:非公表
加速度センサー:対応
近接センサー:非公表
ジャイロセンサー:対応
電子コンパス:対応
光センサー:対応
その他:気圧計
防水/防塵・タフネス等級 防水/防塵:非公表
耐衝撃:非公表
防水/防塵:非公表
耐衝撃:非対応
イヤホンジャック なし あり
NFC NFC:非公表
FeliCa/おサイフケータイ:非対応
NFC:非公表
FeliCa/おサイフケータイ:非対応
その他機能 デュアルスピーカー搭載 デュアルスピーカー搭載
バッテリー iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
バッテリー容量 非公表 非公表
充電 有線充電:20W
ワイヤレス充電:非公表
逆充電:非公表
有線充電:20W
ワイヤレス充電:非対応
逆充電:非公表
ポート USB Type-C Lightning
スペック表のソース iPad 2022 第10世代(Apple A14 Bionic) : iPad 2021 第9世代(Apple A13 Bionic)
参照元

【公式サイト】iPad 2022 第10世代 – apple.com

【公式サイト】10.2インチiPad – Apple(日本)

スペック詳細記事 iPad 2022(第10世代)のスペック・対応バンドまとめ iPad 2021(第9世代)のスペック・対応バンドまとめ

iPad(第10世代)とiPad(第9世代)の違い

ざっくり言うとこんな感じです。

iPad(第10世代)は、

  • SoCはA14 Bionic(iPad(第9世代)はA13 Bionic)
  • 外観スタイルが変化。カラーは4色にアップ(iPad(第9世代)は2色)
  • 画面形状が変化。サイズは10.9インチにアップ(iPad(第9世代)は10.2インチ)
  • カメラが1,200万画素にアップ(iPad(第9世代)は800万画素)
  • 4K/60FPS動画撮影ができるようになった(iPad(第9世代)は1080p/30FPSまで)
  • 充電端子がType-C端子になった(iPad(第9世代)はLightning端子)
  • Blueotoothバージョンが5.2にアップ(iPad(第9世代)は4.2)
  • 本体重量は477/481g(iPad(第9世代)は487/498g)
  • イヤホンジャックがなくなった
  • スピーカー配置が両端配置になっている
  • ホームボタンも消滅。Touch IDは電源キーと一体化
  • 対応バンドが増加、5Gに対応

まず処理性能に関するチップセットはA13からA14 Bionicに進化しています。現行では2世代前のチップセットにはなるもののA14 BionicのAnTuTuは総合スコアが約75万点、GPUスコアが約30万点と現時点でもハイエンド水準です。

外観デザインはこれまでのiPadらしい形状から大幅に変わっています。側面も背面もカクばったフラットな形状になっており、カメラも大きく目立ち、出っ張ったデザインになっています。

カラーは無骨なラインナップからカラフルなものになっており、グレーとシルバーからシルバー、ブルー、ピンク、イエローの4色がラインナップされています!色も可愛らしくなっていますね。

画面も形状が変わっており、画面周辺のベゼル幅が均一に、さらにコーナー部分も丸みを帯びたスタイルになっておりモダンなスタイル。画面サイズも10.9インチにわずかながら大型化しています。

カメラはシングルスタイルですが、画素数は800万画素から1,200万画素にアップしています。さらに動画では4K画質/60FPSの撮影に新たに対応。カメラで一番進化した部分といえそうです。

外観デザインが変わったことで充電端子もようやくLightningからType-C端子にチェンジ。iPhoneの充電器が使えなくなった反面、iPad ProやAndroidスマホのType-Cケーブルが使えるようになったのは嬉しいですね。

Bluetooth対応バージョンも4.2から5.2に上がったことで、周辺機器との接続安定性もアップしています。

また本体重量もWi-Fi版は10g、セルラーモデルでは18gも先代より軽くなっています。軽くなったことで持ちやすさもアップしたのは良いことですね。

ただし外観が変わった影響か、イヤホンジャックが無くなっています。無線イヤホンを使うか対応するType-Cイヤホンを使うなど工夫が必要になります。

さらにスピーカーの配置も変わっています。先代では横画面にしたときに偏る配置でしたが、今回では均一になるように両端に配置されています。

また、ホームボタンがなくなったことでTouch IDの位置も変更されており、電源キーと一体型になっています。この部分でかなり使い勝手は変わりそうですね。

セルラーモデルにおいては対応バンドが増加しており、先代では対応していなかった5G通信にも対応するようになっています。

まとめ

最新型であるiPad(第10世代)。見た目が大きく変わっており、これまでの古臭さ、野暮ったさは完全になくなっています。もちろん性能もアップしておりゲームするにもオススメできるタブレット。

しかし価格がネックで、廉価ポジションながら先代との価格差はかなりのもの。「最新型のiPadにおいては最安価」ではあるものの、純粋に新品のiPadを安く買う場合であれば第9世代がいまだ強力な選択肢に思えます。

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