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Lenovo Tab M10 Plusのレビュー!3万円で10インチ画面+ステレオスピーカー搭載ッ!メディア用途で最高のタブレットかも

Lenovo M10 Plus

どうも、頭の脳ミソ性能がローエンド級の毒男こと柳生です!

今回レビューを行うのは10インチの大画面タブレットLenovo M10 Plus!一体その性能はどれぐらいでしょうか?スペック的にはエントリーだけど各種機能が充実しており、メディア再生用タブレットとしてどこまでの実力を持つのだろうか。Banggoodさんから実機を頂いたのでじっくりレビューしてお届けいたします!

Lenovo M10 Plusってどんな端末?

  • 画面サイズとスピーカーに拘ったLenovoのエントリー級タブレット
  • 発売時期:2020年4月
  • 価格:【Banggood】メモリ4GB、容量64GB:279.99ドル(約30,000円)
  • 気にいった:明るく見やすい大画面、Dolby Atmos対応で迫力あるサウンド、しっかり動く性能に、使いやすいナビキータイプに対応
  • 気になった:カードスロットがピンタイプで取り出しに手間がかかる、カメラの出っ張りが気になる、充電は遅い

Lenovo M10 Plusの詳細スペックや特徴

▼Lenovo M10 Plusの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。↓

Lenovo M10 Plusのスペックまとめ!エントリー機でもメディアプレーヤーとして期待!

Lenovo M10 Plusの付属品はどんな感じ?

付属品は充電器とType-Cケーブル、トレイ用のピンに説明書のセット。

説明書は日本語非対応となっております!充電器は日本のコンセントに適合する形状で、充電規格が5V/2Aの10Wとなっております!

Lenovo M10 Plusの外観はどんな感じ?

▼Lenovo M10 Plusの外観はこんな感じ。カラーはグレーとなります!いやぁ、いい色合いですね。サラサラなマット加工が施されたその見た目は、まるでタブレットよりも鉄板のような趣。筆者は嫌いじゃありません。↓

▼背面はフラットですが、側面はカーブを描いた「カマボコ形状」となっており、大きさはあるもののなかなか持ちやすい形状!実際手に取るとフィットするやさしめな感覚です。↓

▼Lenovo M10 Plusのカメラはシングルタイプ。カメラ自体が1mmほど出っ張っているので、平面にLenovo M10 Plusを置いた際はこいつのせいでガタつきやすくなるのが欠点。タブレットのカメラってオマケ程度だから、そこまで出っ張ってほしくなかったなぁ。見た目はカッコいいけど。↓

Lenovo M10 Plus

▼側面部には専用のホルダー用端子が配置されております!ホルダーは別売りとなります。↓

▼Lenovo M10 PlusはMicroSDスロットを搭載!ただし、スロットはピンを使って開けるタイプなので若干開閉が面倒かも。↓

Lenovo M10 Plus

Lenovo M10 Plusの性能ってどんな感じ?

今やエントリー級なHelio P22T…あれ?結構サクサク動くぞ?

Lenovo M10 PlusのSoCはHelio P22T。2018年5月に登場した古いタイプかつ、SoCスペックがミドル級なので今となってはエントリー級と同等のスペック…なスコアになってるんですけど、実際にLenovo M10 Plusを触る前のイメージと全然違いました!予想以上に反応良く動いてくれます。

YouTube開いたり、Netflix開いたり、マップを起動してもあまり固まったりせず、しっかり動いてくれますし、タッチレスポンスもしっかり反応するので普段使いで不満を感じることは殆どありませんでした!流石にハイエンドやミドルハイとまでは行きませんが、2020年のミドルクラススマホに引けをとらないぐらいにサクサク動きます!

これは「最低限使えるスペック」のSoCを採用しているのもあるんでしょうけど、おそらく動作の安定性に影響するメモリ(RAM)が4GBも搭載されているからでしょう。

家電量販店で見かけるタブレットを触ったり買って使ったことのある方なら「Androidのタブレットはひでェ性能だ」なんて思う方も多いと思います。でもLenovo M10 Plusはそのイメージをくつがえしました。予想以上にサクサク動きます。

ベンチマークで性能をチェック!

端末の性能を数値化するベンチマークで性能をチェックしてみましょう。

▼Lenovo M10 Plusの実機でAnTuTu(Ver8)を測定しました!総合スコアは105,408点、GPUスコアは6,248点です!普段使いでは最低でもほしい100,000点をギリギリでクリアーしております。↓

Lenovo M10 Plus

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/28更新]

▼ストレージ速度はこんな感じ。ファイルの読み込み速度は284.2MB/秒。書き込み速度は221.1MB/秒。いずれも平均クラスですが、普段使いで困ることはなさそうです!↓

Lenovo M10 Plus

ゲームは快適に遊べる?

PUBG:Mobile

重量級ゲームの代表格であるPUBG MobileをLenovo M10 Plusで実際に動かしてみましょうコーナー!

(どこまで快適に遊べるかというより「どこまでまともに遊べるか」な検証な気がしなくもない)

▼設定幅は最大設定がクオリティ【標準】+フレーム設定【中】、処理負荷を軽減する快適設定はクオリティ【スムーズ】、フレーム設定【中】に設定可能です。フレーム設定はどうあがいても【中】以上が選べないのが惜しい。

Lenovo M10 Plus

▼【スムーズ】+【中】に設定した画像!このスペッククラスでコレ以上の設定を求めるのはやはり酷みたい(´・ω・`)。↓

Lenovo M10 Plus

▼さあトレーニングモードでテストプレイ。まず画質はけっこう粗く、FHDな解像度よりも明らかに低いっすね。まるでプ○ステ2の初期のソフト並みの画質。

Lenovo M10 Plus

▼で、肝心の動作ですが結論から書くと、「思った以上にサクサク遊べる」っていうのが正直な感想です。もちろんフレーム設定が中なので明らかにぬるぬるさはなく、快適さはハイエンドにもミドルハイスマホにも叶いません。が、最低限こなせるかも!って感じで動かせますし、エイム合わせもそこまで苦じゃあないんですよね。↓

Lenovo M10 Plus

▼というのも10インチの大画面だから、操作性、視認性はスマホよりも良いなって感じるんすよ。スマホをやり込んだユーザーさんからすればタブレットプレイは若干の慣れは必要なんですが、慣れれば大きいボタンで敵も見やすくねらいもつけやすい!ここはハイエンドモデルにはないメリットだぜ!↓

Lenovo M10 Plus

▼スモークを10個ぐらい焚いたときのシーン。若干動作は重くなるのでヘビースモーカーさんにはLenovo M10 Plusはオススメできないかなーってカンジでした。↓

Lenovo M10 Plus

CoD:Mobile

PUBGでここまで動かせるんなら、同じ3DのFPSゲームであるCoD:Mobileはどこまで動かせるのだろう?と思ったんで検証してみました!

▼で、グラフィック設定ですが、品質が一番下っ端な【低】しか選べません。

Lenovo M10 Plus

▼ただしフレームレートは【高】まで選択可能でした!最高設定である【最大】は選べませんが、エントリースペックで結構奮闘しているって印象。↓Lenovo M10 Plus

▼AI相手のプラクティスモードで検証。こちらも画質は荒いんですが、PUBGよりサクサク感は感じられます!

Lenovo M10 Plus

Lenovo M10 Plus

▼フレームレートが【高】まで選べるおかげか、エイム合わせも結構やりやすいです!視認性も高く、「ちょっと遊ぼうかな~」ってカジュアルな感じだったら十分満足に遊べるでしょう!↓

Lenovo M10 Plus

Lenovo M10 Plusの機能検証結果はどんな感じ?

通知ランプ ○:充電中は赤色、通知、充電完了は緑色LEDで固定
指紋認証
顔認証 ○:カメラ認証。速度は遅め
アプリクローン
PCモード
外部映像出力
戻るボタン入れ替え
ジェスチャー操作 △(ホームボタンは上にスワイプでアプリ履歴操作になるバータイプ)
クイックランチャー :生産性モード(タスクバー式ナビキー)
DRMコンテンツ ○:SDまで対応/VP9 AVC-High
ゲームモード △:通知ブロックのみ
冷却システム
防水防塵
FeliCa
テレビ
MicroSD ○:内部ストレージ化できる
2回線同時待ち受け
備考 画面アシスタント(スマートサイドバー)機能

OSはAndroid 9。ダークモード非対応だけど画面分割にしっかり対応!

Lenovo M10 Plusの搭載OSはAndroid 9。で純正OSをベースにLenovoの独自機能を盛り込んだカスタムモデルとなります!そのためAndroid 10の機能、たとえば画面テーマを黒基調にするダークモードは使えません(通知バーや音量パネルなどを黒くするダークテーマには対応)。

▼Android 9なので画面分割にも対応しております!大きい画面なので視認性も操作性もバッチリ!↓

Lenovo M10 Plus

家電量販店で売っているローエンドなAndroidタブレットはOSが古いものが多く対応していないものも見かけますが、Lenovo M10 Plusは同じAndroidタブレットでもしっかり基本を抑えてて好感が持てるんす。

ちなみに分割画面では組み合わせによって動作が結構重くなる(動画アプリ+Googleマップ、など)ので、分割画面を使う際にはアプリの組み合わせに注意しましょう。SoCグレードがエントリーだから仕方ない(´・ω・`)。

独自ナビキー「生産性モード」がムチャクチャ便利

▼Lenovo M10 Plusの初期設定画面でナビキータイプを選択する画面があって、2タイプ(クラシックと最新Androidのバータイプ)が出てくるんですが、実はもう1つのナビキータイプが選べるんです。それが「生産性モード」なるナビキータイプ。↓

Lenovo M10 Plus

▼この生産性モード、まるでパソコンのタスクバーのような表示なんです。戻る、ホーム、履歴ボタン(と画面回転ボタン)は左寄せになり、右側は開いたアプリアイコンが表示され、一発でアプリの切り替えができるんです!↓

Lenovo M10 Plus

控えめに言ってこの機能はメチャクチャ便利、っていうか最高。アプリの切り替えをしたい時もいちいちアプリ履歴でアプリを選んでから切り替えるっていう微妙な手間も省けるし、今起動しているアプリを確認しやすく、それでいてLenovo M10 Plusは大画面なので相性もバッチリ!

▼また地味に左側に操作ボタンが寄っているのも嬉しいポイントです。画面がデカいので、「片手だけで戻る、ホームボタンに届く」ってのがとっても快適

Lenovo M10 Plus

だが惜しむらくは、右側に操作ボタンを寄せられない、そしてボタンの入れ替えが出来ないことですが、この機能…他スマホにも搭載してほしいってレベルで最高です。

スマートサイドバー機能も搭載!画面メモもできるぞ

Lenovo M10 Plusは側面から画面内にスワイプすることで各種機能にアクセスできる「画面アシスタント」ことスマートサイドバーのような機能も搭載しております!

▼「通知のミュート」「画面表示モード」「ブルーライトカット」の切り替え、「指定領域のスクリーンショット」「画面レコーダー」が一発で行えるんです。ちなみにこの画面レコーダー、サウンドはマイクから拾う方式です。残念。↓

Lenovo M10 Plus

▼さらに画面に直接書き込めるペン機能も搭載!アシスタントパネルから起動できます。かんたんなメモの作成や画面共有時に相手にわかりやすく伝えられてGood。

Lenovo M10 Plus

▼メモ機能をオフにするとメモも消えますが、スクショで残すことができますぞ。画像のようにお絵かきはもちろん、ビヂネスシーンにおいては簡易的なスライドやメモで使えそう!↓

Lenovo M10 Plus

子供にもたせても安心!キッズモード搭載

▼タブレットといえば動画視聴の他に、お子さんに教育用として持たせるって使い方もありますよね。そこで安心なキッズモードも搭載しております!↓

Lenovo M10 Plus

▼幼稚園や小学校の教材のように様々な機能が詰め込まれております!が、揃いも揃って言語が英語っす。ただお子さんに「早いうちから英語をなじませておける」って意味では悪くない…かも。↓

Lenovo M10 Plus

▼またキッズモード設定中は、姿勢注意機能も使えます。態勢が悪いのをジャイロセンサーで検知するとこの画面で注意してくれるんす。お子さんの姿勢って結構気になるよね。筆者もよく猫背を注意されてました。↓

Lenovo M10 Plus

▼姿勢注意のほかにアクセス管理なども柔軟に設定できます。また、キッズモード終了時にパスワードを設定できるんで、キッズモードを勝手に閉じられていたずらされるって心配もありません!↓

Lenovo M10 Plus

Lenovo M10 Plusのディスプレイってどうなの?

左のスマホはTCL 10 Proです!
サイズ・解像度 10.3型/1,920×1,200のWUXGA
タイプ 液晶
形状 四角形・カーブなし・ドットの欠けなし
ノッチ隠し
高リフレッシュレート ☓:60FPS固定
表示モード ブルーライトカット、ダークテーマ(一部が黒くなる)
画質調整 「配色」から柔軟に設定可能

ディスプレイは10インチ超えとあってかなーりデカい!そのためゲームも動画視聴もけっこう迫力あるし、解像度もFHD以上の細かさなのでドットの粗さを感じることも殆どなかったっす。

▼さらにパンチホールもなく画面端にはカーブも無く、完全真四角なディスプレイなのでコンテンツを「ありのまま欠けのない」状態で楽しめるのも嬉しいポイント。やっぱり四角い画面て正義よね~!!↓

Lenovo M10 Plus

▼筆者はよくYouTubeを流し見しているんですが、後述するスピーカーの品質もイイカンジなので品質はとっても満足っす!素材が液晶なので暗所、黒い表示では若干白っぽさを感じますが、そこを除けばディスプレイは満足品質でごぜいます。↓

Lenovo M10 Plus
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Lenovo M10 Plusのサウンドってどうなの?

スピーカー デュアル/上下配置
イヤホンジャック 搭載/インカメラ側
イコライザー ○:Dolby Atmos

▼エントリークラスのタブレットながらデュアルスピーカー搭載なのでステレオサウンド、かつDolby Atmosのイコライザーにも対応しております!偉い。↓

Lenovo M10 Plus

スピーカーの音質はデュアルだけあってなかなかの迫力ですし、最大音量も結構出るんです。そのため動画視聴にはうってつけといえるでしょう!またイヤホンジャックも搭載しているので、音質にさらに拘るならこちらを活用するのも手でしょう。

指紋認証さえあればもっと良かったかも

Lenovo M10 Plusは指紋認証センサーが無いため、手に持った際や机に置いた際などでのロック解除は若干面倒くさく感じます(´・ω・`)。

顔認証に対応してますが、マスクをしている際は認証しなくなるので使い勝手は若干劣るんす。対策としては、「スリープ時にダブルタップで画面を点灯」をオンにすることをオススメするんす。重い筐体をいちいち持ち上げてちっさい電源キーを押す手間が省けるからね!

Lenovo M10 Plusのバッテリーってどうなの?

バッテリー容量 7,000mAh
充電速度 5W(5V/1A)
ワイヤレス充電 非対応
逆充電(ケーブル) 非対応
逆充電(ワイヤレス) 非対応

Lenovo M10 Plusのバッテリー容量は7,000mAhと超大容量だけあって、電池もちはかなり良かったっす。公式ではビデオ視聴は最大7時間持つとのことでしたがそのとおり。フル充電から6時間ぐらいYouTubeで再生して、ようやくバッテリー10%を切ったぐらいです。

その反面、充電はかなり遅く、5~6分ごとに1%回復するという、かたつむりさん並のペースっす。なので外に持ち出すなら余裕を持った充電を心がけたいところですね!

ただ大画面タブレットは持ち運びよりも家の中で使うなんてことが多いため、外によく持ち出さない限りそこまで困ることはないかも。

Lenovo M10 Plusまとめ!3万円で大満足スペック。メディア用途なら買いだ!

Lenovo M10 Plus

結論から書きます。このLenovo M10 Plus、「Androidタブレットがほしければ買い」です。マジっす。

すでに上で書きましたが、スペックに関しては不満はありません。むしろ「エントリーなのにここまでサクサク動くの!?」って驚いたぐらいですから。

強いて言えば「ゲーム用途では厳しい」のと、「画像、動画の編集アプリ」「ヘヴィなマルチタスク作業」が厳しいっす。

ただそういうクリエイティビティな使い方はパソコン(あるいはiPad)で行う人が殆ど。Androidタブレットのメイン用途は大体が「動画視聴」「読書」「子供の教材ツール」。そういう用途に関して、Lenovo M10 Plusはバッチリなスペックと機能性を両立できているんですよね。エントリーSoC搭載モデルでもここまで満足度高いなんて思わなかった。侮ってた(´×ω×`)。

で、価格なんですが、Banggoodにて約3万円で手に入るんすよね。基本機能が充実してて性能も十分。家電量販店のタブレットと同じぐらいの価格ながらスペックが総合的にこちらが勝っており、コスパも良い!

さらにBanggoodは期間限定のクーポン価格で3万円より安い225.99ドル、日本円で約24,000円で発売しております!これは美味しすぎる!この価格なら家電量販店に並んだタブレットよりもずっとお得です!性能と品質はもちろん今なら価格も有利。逃す手はないでしょう!

ありがとうLenovo。ありがとうHelio P22T。ありがとうBanggood。見事に筆者のガジェットのスタメン入りを果たしました。これで今年の孤独な夏も乗り切るぞ!おしまい。

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