Narwal Freo X Ultraのレビュー!独自のゴミ処理技術でステーションが小型な最上位ロボット掃除機
ロボット掃除機界でトップ5ブランドの一つであるNarwal製の最高峰ロボット掃除機「Freo X Ultra」をメーカーさんに頂きました。という訳で実際に使ってどうだったかレビューでお届けします。
ちなみにFreo X Ultraはロボット掃除機としては最上位ランクの製品です。モップ洗浄・乾燥はもちろん、モップを洗浄するクリーニングステーション自体の自己洗浄機能も搭載しています。
と、ここまでは最上位ランクのロボット掃除機ではチラホラ見かけますが、Freo X Ultraはダストバッグのゴミを空気で圧縮・乾燥、さらに除菌まで行い匂いの発生を防ぐ独自開発のゴミ処理技術を採用しているのがウリ。めちゃくちゃ最先端モデル。
気になるお値段は定価159,800円となっています。
目次をクリックすると各項目へ移動します
日本に正式参入しているので長期利用も安心
Narwalというメーカーを初めて聞いたという人もいらっしゃるかと思いますが、先述した通りNarwalは世界的にみるとトップ5ブランドの一つです。ロボット掃除機に詳しい人は誰でも知っているようなメーカーさん。
もちろん日本にも正式参入していて公式サイトもありますよ。
あと、ビックカメラなど日本の家電量販店でも取り扱われるようなメーカーさんです。
知らないメーカーだとサポート体制やスペア品の入手難易度が気になると思いますが、そのあたりは心配しなくてOK。Freo X Ultraはちゃんとしているメーカーのブランド品です。
さすがハイエンド。機能は網羅されている
ロボット掃除機を購入する際に機能が気になると思いますが、そこはハイエンド。Freo X Ultraはハイエンドロボット掃除機に搭載されている機能が網羅されています。
自動帰還 | 対応 |
ゴミ収集 | ロボット掃除機内で完結 |
水拭き | 洗剤対応 回転ブラシ×2仕様 加圧式 リフトアップ対応 |
モップ洗浄・乾燥 | 対応 |
モップ洗い場洗浄 | 対応 |
落下防止 | 対応 |
マッピング | 対応 |
物体回避 | 対応 |
進入禁止エリア設定 | 対応 |
完全自動タイプの中では凄くコンパクト
最上位ランクのロボット掃除機は「ゴミ収集」「モップ洗浄」「モップ乾燥」など様々な機能を搭載していますが、高機能な変わりにステーションが巨大になりがちです。これまでレビューしてきた製品もかなり大型でした。
▼Freo X Ultraも巨大なステーションなんだろうな、と思っていたらビックリ。めちゃくちゃコンパクトです。↓
設置スペースとしては、奥行き45cm、幅45cm、高さは水タンクを取り出すスペースも考慮して70cmほどあれば設置ができます。
なんでこんなにコンパクトなのか。それはステーションにゴミ収集機能を搭載していないから。
多くのロボット掃除機は、ロボット掃除機内の小さなダストボックスにゴミを一旦溜めて、ステーションに戻った時にステーション内のゴミバッグに吸引する方式を採用しています。
一方でFreo X Ultraは、ロボット掃除機内のダストバッグで完結する仕組みなので、ステーションをコンパクトにできるんですね。
これサイズ的にはモップ洗浄の無いゴミ収集機能付きステーションと同じくらいのサイズ感ですよ。このサイズでモップ洗浄・乾燥・水タンク補充や洗剤投入機能まで詰め込まれているなんて凄いインパクトです。
天板のボタンが便利。使いたい時にすぐ使える
Freo X Ultraはスケジューリングした掃除以外での使い勝手も良かったです。
▼それがこの天板に備わっているボタン。もちろんチャイルドロックも出来ますよ。↓
ロボット掃除機は連携しているアプリを使わなくても単体で掃除を開始できますが、その開始ボタンがロボット掃除機本体に備わっていることが多く、しゃがんでボタンを押す必要があったり、ステーションが邪魔して押しづらかったりすることも。
一方Freo X Ultraは天板に大きなボタンが備わっているので、立った状態でピッと押せて楽ちんです。ちょっと床が汚れた時にスマホが手元になくても、誰でも簡単に使える点はGoodでした。
独自の技術で最大7週間ゴミ捨て不要
さきほど「ロボット掃除機内のダストバッグで完結する仕組み」と言っていましたが、上記のようにゴミを圧縮して溜めておけるNarwalが独自に開発したゴミ処理技術がロボット掃除機内部に組み込まれています。
一般的なロボット掃除機は、上の写真で言えば左の圧縮前の状態でゴミを溜めるのですぐにパンパンになってしまいますが、Freo X Ultraはゴミを圧縮してくれるので同じ容量でも詰め込めるゴミの量が全然違うんですね。
▼ダストバッグはこんな感じでフィルターとゴミ袋が一体型となっています。Narwal曰く、約7週間ほどゴミを溜めておけるそうです。↓
このダストバッグにくっついてるフィルターは「HEPAフィルター」というもので、99%以上の空気清浄機能を持つとのこと。さらにゴミを圧縮する際に45分ほど送風乾燥を行うことでゴミの水分を飛ばし臭いを発生させないようにしているそうです。
まだ使い始めて1週間ほどですが臭いは全く気になりません。この仕組みは画期的だなぁ。
▼ちなみに使い捨てのダストバッグは本体に装着されているものを含めて3つ付属していますが、それ以外に通常のダストボックスも付属しています。↓
普通のダストボックスなんて使うのかな?と思ってましたが、これ、ダストバッグのスペアを切らしてしまった時にはピンチヒッターになってくれそう。
ランニングコストはそこそこ必要
ダストバッグはフィルターとゴミ袋が一体だからなのか少々お値段は高め。
▼執筆時点だとAmazonで3つセットが2,416円でした。1つだいたい800円くらいですね。↓
1年は52週なので年間だと約7つのダストバッグを使うことになりそう。コストとしては5,600円ほどかかってきます。
▼またFreo X Ultraは専用の洗剤を水拭き時に使えるようになっています。1本は付属していますが、単体で購入する場合は執筆時点で3,180円となっていました。↓
洗剤は使い方にもよりますが、僕の場合だと年間2〜3本は必要かな?という感じ。それらに加えてブラシなど消耗品の交換も必要になってきます。ランニングコストとしては年間1.5万円前後は必要かも。
でもハイエンド機になるとランニングコストは大体こんなもんなので、僕としては許容範囲です。
効率的に動くので短時間で掃除してくれる
Freo X Ultraは高度なマッピングシステムに加えミリ単位の精密な障害物回避性能を持っているとのこと。
実際に動かしてみたらめちゃくちゃ効率的な動きで、僕がレビューしてきたロボット掃除機の中でもトップクラスのスピード感でした。
掃除が粗いというわけでは全く有りません。ルート取りが凄く良いんです。ストレートの加速やカーブでの減速、障害物ギリギリまでブーンと通常走行してキュッと向きを変える挙動はハイエンドらしい無駄のない動き。
走行しているルート上に障害物をおいても即認識してくれます。しかも凄いのが、ほんとギリギリまで障害物に近づいて回避するんですよこれ。
▼実際に障害物を検知して回避している様子を撮影してみました。ギリギリで回避、そのまま障害物の周囲をギリギリまで掃除しているのが分かるはず。いきなり物を置いてもこのレベルで回避・掃除できるのはあっぱれ。(※再生すると音が出ます。)↓
Narwal Freo X Ultraの物体回避性能が想像以上に凄い。いきなり物を置いてもこの速度で検知できます。あとギリギリまで攻めて掃除してくれます。 pic.twitter.com/VSbWOZXaLO
— GARUMAX (@GaruJpn) July 11, 2024
障害物がある場合のルートの再設定も早いし、掃除の効率性はトップクラスの仕上がりですね。さすが最上位クラス。
掃除の効率が良いってことは短時間で掃除できるって事でもありますが、短い時間でしっかり掃除をしてくれるので使用時間で交換するような消耗品も長く使えます。
いつもの猫砂チャレンジも余裕でクリア
ウチは結構過酷な吸引テストしています。それが猫砂チャレンジ。
▼このサイズの巨大猫砂をしっかり掃除できるか確認しています。↓
なぜかと言うと、我が家の猫は砂掻きがダイナミックなので、上の猫砂がトイレの度に部屋に数十個ほど転がります。
どんなに高機能なハイエンドロボット掃除機でも、これを吸えないと我が家ではアウト。
という訳で毎回ロボット掃除機のレビューをしている時は試しているんですが、Freo X Ultraは期待通り全く問題なく吸い込んでくれます。
Freo X Ultraは左右の掻き込みブラシの回転が穏やかな部類なので、ゴミを跳ね飛ばす事も稀で取りこぼしも非常に少なかったのが好印象でした。
カーペットも余裕の吸引力
Freo X Ultraはロボット掃除機としては非常に強力な8200Paの吸引力です。カーペットの多い部屋だとこの吸引力は魅力的ですよね。
レビュー時に全面カーペットのリビングでも試してみましたが、隣のフローリング部屋からカーペット部屋に入ると自動でギュイーンと吸引力がアップしてました。
まあこのあたりの挙動はロボット掃除機だと基本的な動きではありますが、毛が少し長いカーペットでもしっかりゴミを吸い込んでくれるので、「ウチはカーペットが多いんだよな」という人にもオススメできます。
全然毛が絡まらない。ペット飼ってる人にもおすすめ
もうこれは謎です。回転ブラシに毛が絡まらないんですよ。
▼調べてみたらそういうブラシらしいです。何がどうなって絡まらないのかチンプンカンプンですが、実際に全然毛が絡まってません。↓
もちろん100%毛が絡まらないというわけではありませんが、一般的な回転ブラシのロボット掃除機と比べると絡まり具合は雲泥の差。
ちなみにウチの猫様は長毛種のチンチラゴールデンなので、絡まりずらい回転ブラシってだけで非常に助かります。
全体的に静か
ステーションにゴミ収集機能を搭載しているモデルは、ロボット掃除機が帰還した際にステーションのダストバッグにゴミを吸引します。これが結構煩いんですよね。吸引時は普通の掃除機と同じくらいの音がします。
一方でFreo X Ultraは本体内のダストバッグにゴミを溜める仕様なので、帰還した時にゴミを吸引する騒音がありません。あとダストバッグに送風してゴミを乾燥させる際の音も静かです。
モップ洗浄はガガガっとモップを回転しながら洗うので音は他メーカーと変わらずといった印象ですが、乾燥時の音はとっても静かですよ。乾燥って結構時間がかかるので静かに乾かしてくれるのはGoodでした。
水拭きの仕様がハイエンドの中でもリッチ
ハイエンドモデルになると水拭きはデフォルト機能ですが、その中でもFreo X Ultraは仕様がリッチですね。
▼モップ形状は独特な”おにぎり型”。Narwal曰く、汚れが落ちやすい形状らしいです。↓
モップは床にギュッと押し当てて拭いてくれる加圧式となっています。加圧式を採用しているハイエンドモデルは多いですが、Freo X Ultraは床の素材によって圧力を調整できます。
▼硬い素材の床では押しつけが強め、柔らかい素材の床では弱めといった感じで床を傷めない配慮がされています。↓
床の素材はアプリから部屋ごとに、一般・フローリング・タイル・畳・大理石・石の床を設定できるようになっているので設定しておきましょう。
▼モップはリフトアップにも対応してました。1.2cmほどリフトアップするので、フローリングにカーペットを敷いている部屋でもカーペットを濡らさず掃除できるようになってますよ。↓
床の汚れ具合を自動検知して綺麗になるまで掃除してくれる機能も搭載しています。床を汚して検証した結果、追加の水拭きが必要と判断したらしく二度拭きしてました。賢い。
これ挙動が結構面白いです。ロボット掃除機内の汚水をステーションの汚水タンクに移動するパイプの途中に汚れセンサーがあるらしく、モップを洗浄している時に汚れセンサーからアウト信号が出たらモップ洗浄後に再出撃します。
▼水拭きの攻め具合もなかなか。部屋の隅もテールスイングでしっかり拭き上げてくれました。ただ、部分的に攻めが甘いと感じることもあったので、このあたりはアプデでの調整に期待したいところです。↓
水拭き時は洗剤を使うこともできます。洗剤を使う・使わないはアプリで指定できます。
▼洗剤は専用品ですね。このボトル自体がステーション内部にブスッと挿せるようになっていました。実際に使ってみましたが香りはキツくないので常用できそうです。↓
洗剤は調べた限り、レモン&バジルしか見当たりませんでした。これ、異なる香りの製品もあれば良いですね。ラベンダーとかあったら買っちゃいそうです。
あと他に良いなと思ったのは、モップを洗浄するクリーニングステーション自体も自動で掃除してくれること。使っていれば流石に少しずつ汚れはたまりますが、メンテナンス頻度は非常に低いです。
▼もちろんクリーニングステーションも丸ごと取り外せますよ。(ちなみにグレーの部分も外せます。)メンテナンス時も楽ちんでした。↓
こんな感じでFreo X Ultraは水拭きの仕様がめちゃくちゃリッチです。メンテナンスも非常に少ないし、専用洗剤で綺麗に床を掃除できるので、水拭きは毎回必須!という人にめちゃくちゃオススメしたいです。
Freo X Ultraまとめ
数多くのロボット掃除機を使ってきた僕がFreo X Ultraを使って感じたのは「コスパ良いな」ってことですね。
定価159,800円と高価ではありますが、同等の機能を持つロボット掃除機だと16万円以上はザラ、中には20万円超える製品もチラホラあるので、定価で考えてもコスパは良いです。
このクラスになると機能や仕様的な不満はまずありません。なんせ最上位グレードですからね。執筆時点だと機能全部入りという感じです。
購入前に知っておくべき点としては、ランニングコストはそこそこ必要ってことです。ダストバッグが空気清浄フィルターと一体になっているので割高感は否めませんが、まあハイエンド機のランニングコストとしては似たりよったりなのでこんなもんかな、という感じです。
独自開発のゴミ処理技術を採用したことで、ステーションにゴミを吸引する過程がなくなり、全体的に静かに運用できたのは実際に使って良いなと思った部分です。
また、ロボット掃除機内のダストバッグで完結する仕様なので、いわゆる完全自動タイプとしてはステーションが非常にコンパクトなのも良かったですね。日本の住宅事情を考えると、このくらいのサイズ感なら置ける家庭も多いはず。
ロボット掃除機界隈の超有名メーカーNarwalのブランド品としては、非常にインパクトある価格で日本に投入しているので、ロボット掃除機を検討している人は必ずチェックして欲しいモデルです!
Freo X Ultraをお得に買える購入先まとめ
■Freo X Ultra■
定価→159,800円
▼リアルタイム価格は以下から確認して下さい!↓
最新価格をチェック!
■スペア・アクセサリー■
▼ダストバッグ3つセット↓
▼専用洗剤↓
▼フローティングブラシ↓
▼サイドブラシ↓
▼アクセサリーセット↓