NIO Phone 発表。中華EVメーカーNIOから初となるスマートフォンが登場

新型ハイエンドスマホ「NIO Phone」が登場!中華EV自動車メーカーのNIOが手掛けたスマートフォンの初号機。気になるスペックと特徴を見ていきます。

NIO初のモデル「NIO Phone」

NIOってなんのメーカーかというと、EV‥つまり電気自動車を製造する中国のメーカー。

日本だと発売されていない(というか中国メーカーの車自体がない)故に知名度もほぼ無いNIOですが、中国など諸外国では同社モデルが5分で交換できる着脱バッテリー構造を採用していたり自動運転機能を備えたり、またNIO EP9というスーパーカーがニュルブルクリンクで新記録を更新した‥等様々な実績から評価を得ている模様。

で、今回登場したスマホNIO Phone。スマホとして見ればハイエンドランクのものとなっており、SoCはSnapdragon 8 Gen 2を採用しています。

▼デザインも中々にオシャレな意匠で、背面パネルはカメラの凹凸が横に広がっているのが特徴。カラーも7色とかなり豊富。また防水防塵のIP68規格も持っています。↓

ディスプレイは6.81インチと大型でエッジ+中央パンチホールの形状となっています。最大120HzのLTPO式リフレッシュレートも対応とハイエンドらしいスペック。

特徴的な意匠のカメラは「Sony IMX707のメイン」「IMX766の超広角」「IMX890のペリスコープ望遠」という構成となっています。全部5,000万画素で、望遠カメラは光学2.8倍ズームまで可能で光学手ブレ補正も対応。

またクルマの撮影で有用なフィルター機能を内蔵。車両の形状を認識して強調させるように撮影したり、モーションブラー効果を付与したりとクルマの写真が楽しめるような機能も盛り込まれているとのことです。

バッテリー容量は5,200mAhと大きめ。また最大66W充電と50Wワイヤレス充電も対応しています。

▼自動車メーカーから出たモデルだけあって車載機能も対応。NIO製EVとのナビ連携や画面を出力してゲームしたりといったことまでできるそうです。↓

▼OSは独自カスタマイズされたSky UI。UIデザインだけでなく上述の車両との連携も重きにおいたOSとなっています。カギとかエアコンといった操作もスマホで完結可能。↓

gadgets360.comによればNIO Phoneの価格は6,499元(約13.2万円)からとなっておりハイエンドらしい高価格帯。また中国向けモデル故GMSや対応言語も考えるとやはり日本向けとはいえず、現地に済む中国ユーザー向けな1台。

買う意義は正直ほぼ無いんですが、筆者からしたら自動車メーカーが手掛けたモデルということもあり車両との連携機能や独自OSのSky UIの使い勝手の良さがどういったものか、って意味では結構気になる‥。

日本では当分なさそうですが、他自動車メーカーもいずれはこの手のスマホを出すのかなとは期待はしたいですね。テスラあたりはやってきそう。

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