QCY HT03のレビュー!実機を使って気にいった・気になったポイントと評価まとめ!
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ANC対応で29.29ドルで買った「QCY HT03」が届いたぜ!!!こんな激安で大丈夫なんか???そこんところをレビューでお届けしまっす!
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QCY HT03の価格
QCY HT03をAliexpressで購入したんですが、執筆時点での通常価格は66.59ドルでセール価格で39.90ドル。僕は更に安くなるセールにて29.26ドルで買っちゃいました!
QCY HT03の特徴はなんといっても周囲の雑音をカットしてくれるアクティブノイズキャンセリング(以降、ANCと書きます)に対応していること!これが使えてこの価格は激安っしょ。
購入先や割引情報(あれば)は記事下部に記載しているのでチェックしてみて下さい!
QCY HT03の詳細スペック!
折りたたみ機能追加したから使いたいだけで折りたたんでます。
QCY HT03の付属品・同梱物をチェック!
- イヤホン
- ケース
- イヤーピース(S/M:取り付け済み/L)
- USB-Cケーブル
- クイックガイド
付属品はシンプルで必要最低限といった感じね。取扱説明書は英語と中国語のみなんだけど、ここに初歩的な使い方を書いとく!
※”うどん”とは・・・イヤホンから伸びてる棒の部分です。
- 電話にでる、切る:うどんを2回つまむ
- 次の曲に進む:右のうどんを3回つまむ
- 音声アシスタント呼び出す:左のうどんを3回つまむ
- ANCオン、オフ、外音取り込み切り替え:右のうどんを長く握る
QCY HT03のデザイン・外観をチェック!
▼QCY HT03のイヤホンはカナル型。AirPods Proのような”うどん”タイプ!10mmドライバーを搭載しているんでサイズは結構大きめ。↓
▼イヤーピースは汎用で根本は楕円形タイプなんでお好みのピースがあればそれ着けてどうぞ。↓
▼ケースは丸みを帯びた形状で薄型。見た目は安っぽいラメが入っていて、プラスチックでーす的なザ・安物!って感じ。高級感を求めたら負け。安いから見た目なんて気にすんな。と言いたいが、もっとマシには出来ただろうと突っ込んどく。↓
▼充電端子はいっちょまえにUSB-C。↓
▼イヤホンは”うどん”部分を差し込むタイプ。ハウジング部分を摘んで取り出す感じで割と取り出しやすい。↓
QCY HT03を使ってみて気がついたこと
ここからは実際に使ってみて気がついたことを書いてく!購入前の参考にしてみて!
ANCは割と良い、外音取り込みは違和感ある
ANCは割とちゃんとしてる。
流石にソニーとかAppleとかのハイエンド製品に敵うはずないんだけど、それでも周囲の音をスッと消してくれるANCの特性は十分以上に感じられるし、割と雑音を消してくれた。ちょっとビックリ。
ANCは周囲の音をマイクで取り込んで打ち消すわけだけど、このマイクを使って周囲の音を聞く「外音取り込み」もちゃんと使える。
外音取り込みは自分の耳で聞く生の音とは程遠く違和感ありまくり。ただ、違和感はあるけど装着したままで会話できるし、これまた外音取り込み機能を体験するには十分だなって感じ。
この価格でANCと外音取り込み機能が使えるって付加価値はやっぱりデカイ。だって、普通だったらこの価格だと単なるAACイヤホンでANCとか使えないもん。
”うどん”が敏感ビンビン丸で誤作動しまくる
▼QCY HT03は”うどん”にタッチセンサーが組み込まれていて、ここをタッチすることで様々な操作ができる。↓
このタッチセンサーは「タッチ」と言われてるけどQCY HT03に関しては「つまみセンサー」。タッチではまず反応しない。つまんだらしっかり反応してくれる。
この”うどん”のつまみセンサーがもうね、敏感ビンビン丸。
イヤホンを取り付けるとき、取り外すとき、うどん部分をどうしても摘んでしまうんで誤作動しまくるんですよ。控えめに言ってクソですな。
なので、耳に突っ込んだら頻繁に取り外さないことをオススメします。触らぬ敏感ビンビン丸に祟なし。
曲戻しなんかさせないぜ。イケイケドンドンや!
なんで?なんでなん?誰がこれでOKって言ったんや。出てこいや。
説明書には曲スキップが右のうどんを3回つまむことで出来るって書いてんだけど、曲戻しは出来ない。謎。なんでなん?
僕は音楽を聞く時に数曲前の楽曲を聞くことなんてザラだから、曲送りしか出来ない仕様はマジで控えめに言ってウルトラスーパークソ仕様だと思いました。なんでデフォで出来ないんだよ。
音質はかなり良い感じ!低音が綺麗に鳴る
肝心のサウンドはかなり良い感じ。
10mmドライバーを搭載しているからなのか、低音はかなり良い音で鳴ってくれる。音楽を聴くくらいなら僕は十分な音質かと思うんだけど、低音強調型なんで弦楽器の単演奏みたいな音源には向いてないんで注意。
まぁ、ドンシャリっすドンシャリ。
音楽以外はマジで使えん。遅延がひどすぎる
QCY HT03は割と遅延が少なめのAACコーデックを搭載しているんだけど、Pixel 6に接続して試してみたら遅延がヤバすぎる。僕の使ってきたAACイヤホンで遅延してるで賞の1等賞をあげたい。
この前教えてもらったSBCにしたら遅延が少なくなるかもという方法も試してみたがコイツはダメ。
もうね、YouTubeは演者の口の動きと音声が噛み合わないほどずれまくる。あとFPSゲームでは射撃したあとから発射音が聞こえてくる始末。
音楽は「音」だけなので遅延しても気が付かないけど、音+映像のコンテンツは映像のあとから音が聞こえるんで使いもんにならん。
QCY HT03を使うなら音楽専用と割り切ったほうが良い。
追記:不満は”アプリ”で解決したやつもある
初開封からしばらく使ってきて不満もあったんだけど、多くの不満は専用アプリである程度は解消出来たんで追記。
個人的に気になっていたのは、曲戻しが出来なかったこと、あと遅延がひどかったこと。これらはアプリを使うことである程度解決できる。
まず、曲戻しがデフォルトで出来なかった問題だけど、専用アプリを使えば1回つまむ、2回つまむ、長くつまむの動作で機能を割り当てられる。これで曲戻しを割り当てて解決。
2つ目の遅延問題だけど、これはアプリのゲームモードをオンにすることで若干改善。YouTubeで完全にアウトかな?くらいからギリギリアウトかな?レベルの遅延になった。
QCY HT03のメリット・デメリットと評価まとめ
実際にQCY HT03を使ってみて分かったメリットやデメリットは以下の通り!
メリット・良かった点
- 激安でANCや外音取り込みが体験できる
- 音質が割と良い。特に低音
- 追加:アプリ使うと不満ポイントが結構改善する
デメリット・注意点
- タッチセンサーが誤作動しまくる
- 曲戻し出来ない謎仕様
- 音が恐ろしく遅延する
かなり激安で手に入れたQCY HT03。この価格で割とちゃんとしてるANCを体験できたり、外音取り込みが使えるのは率直に良かった。
ただ、その他のイヤホンとしてのベース的な部分で粗が結構目立った。タッチセンサー誤作動や曲戻しが出来ない点もかなり気になった(アプリで機能呼び出しを変更したら解決できる)けど、音の遅延がヤバすぎたのは無視できなかった。
僕は音楽以外にゲームしたり動画を見たりもする。ゲームは流石にBluetoothイヤホンの規格的に少なからず音ズレするからいつも通り諦めてたけど、まさか動画でここまで遅延するとは思ってなかった。アプリのゲームモードをオンにすることで若干改善するがそれでも多くのAACより遅延は大きいしギリギリアウト。
QCY HT03を購入するなら「音楽専用」と割り切れることが前提だなと。まぁ、かなり安い製品なんでANCや外音取り込み機能を試してみたい人もありかな。
個人的にアタリかハズレかで言えば、ハズレだったわ。それではこのレビューが購入前の参考になれば幸い。またね!バイバイ!