自動温度制御ができる外付け冷却クーラー「REDMAGIC VC COOLER 5 Pro」を試す
スマートフォンの熱が気になってたんですが、ゲーミングスマホブランドのREDMAGICからリリースされた外付け冷却クーラー「REDMAGIC VC COOLER 5 Pro」を頂きました!ありがとうございます!
ってことで、REDMAGIC VC COOLER 5 Proをじっくり触って注意点もしっかりお伝えしながらレビューしていきます!
目次をクリックすると各項目へ移動します
お値段は59ドル
まずは気になる価格は59ドル。単体の冷却クーラーとしてはそこそこのお値段ですね。
▼パッケージは内容こんな感じ!今回は様々なスマホに装着できるバッククリップ付き(64ドル)を頂きました。↓
ゲーミング感が強い筐体
REDMAGICと言えば透明ボディー。そう、REDMAGIC VC COOLER 5 Proもブラックのシースルーボディーを採用してます。
▼中の基板も丸見えな中々にCoolなボディーしとります。↓
▼厚みは約28mm。特許取得済みのVC Liquid Cooling(VC液体冷却)なるシステムを搭載することで36Wの強力な超冷却を実現したそうです。なんと-12℃の冷却効果があるのだとか。↓
▼本体の上部には電源スイッチ。ちな本機はバッテリー内蔵型ではないので給電が必要です。↓
▼反対側には給電用のUSB-Cポートが備わっていました。↓
▼スマホに触れる部分はラバーっぽい感じ。↓
▼バッククリップも本体に合わせたブラックのシースルーとなっています。↓
▼取り付けは本体の上部からバッククリップをカパッとはめ込めばOK。↓
▼ただ、バッククリップを開くと本体との固定ロックも外れるので、取り扱い時は注意して下さい!↓
レビュー中の冷却クーラー、バッククリップ開くと本体との固定ロックも外れるから落とさないように注意しないと pic.twitter.com/c8534y1cFR
— GARUMAX (@GaruJpn) April 15, 2024
MagSafe対応なら磁石で引っ付く
REDMAGIC VC COOLER 5 Proは磁石を内蔵しているので、iPhone 15 ProみたいなMagSafe対応スマホ(磁石が入っているスマホ)ならバッククリップ不要でペタっとひっつきます。
▼iPhone 15 Proに装着!強力にくっついてるので落下する心配ななさそう!↓
▼で、装着予定の爆熱スマホ「Xiaomi 14」は残念ながら磁石が入ってないので、一応くっつきますが非常に弱いです。↓
▼磁石の入ってないスマホを使う場合は本体に同梱されている金属プレートをスマホに貼り付ける事で磁石での装着が可能となってました。↓
ただ、本体に両面テープでガッツリ貼り付けるのは抵抗があるので、個人的にはバッククリップ派。
▼バッククリップを使った装着はこんな感じです!↓
スマホからの給電が必要
REDMAGIC VC COOLER 5 Proはバッテリーを内蔵していないのでスマホからケーブルで給電する必要があります。
▼付属のUSB-Cケーブルが長いのでザランとしてますね。↓
▼短めのケーブルか以下のようなカールタイプを用意したほうが良さそうですねこれ。↓
▼ケーブルを接続して電源スイッチを入れるとファンが回り冷却が始まります。めっちゃカラフルに光る!(ちな自動温度制御をオンにするとレッドになります)↓
専用アプリで自動温度制御ができる
REDMAGIC VC COOLER 5 Proで良いなと思ったのは、専用アプリが用意されていて自動温度制御ができること。安価なモデルだと電源オンで全開冷却って製品が多いんですが、あれ、下手すると結露する場合があるので怖いんですよね。
▼REDMAGIC VC COOLER 5 Proでは自動温度制御ができるので、過度に冷却しすぎない点がGoodです。↓
ちなみに自動温度制御はデフォルト状態だとオフになっているので、スマホにアプリを入れてREDMAGIC VC COOLER 5 Proはスマホから外した状態で電源を入れてからペアリング、設定で自動温度制御をオンにしてから使うのをオススメします!
また、スマホでゲームをプレイするときは熱くなってから冷却すると急激な温度差で結露の恐れがあるので、プレイ開始時に自動温度制御をオンにした状態で電源を入れて使うのが良いかと思います!
劇的に安定度が向上した!
僕がREDMAGIC VC COOLER 5 Proを使おうと思っているスマホは先述していたXiaomi 14。
Snapdragon 8 Gen 3を搭載するウルトラハイエンドモデルなんですが、筐体が小さいからなのか同じSoCを搭載する他モデルとは比べ物にならないほど爆熱なんです。
▼これが冷却していない状態でAnTuTuを3回連続で走らせたスコア。1回目は大丈夫ですが、2回目と3回目はスコアがガタ落ちしています。↓
このスコアの低下は、スマホのチップが熱で破損しないように強制的にパワーをセーブして発熱を抑える機能によるもの。パワーをセーブしているのでスコアがガタッと落ちちゃうんです。
この状態だとゲームではカクついたり、カメラ撮影では機能制限される恐れもあるので、なんとかしたかったんですよね。
▼で、REDMAGIC VC COOLER 5 Proを取り付けて同じテストをしてみたら以下の通り劇的に安定度が向上しました!温度もグッと下がってますね!凄い!↓
それにしてもSnapdragon 8 Gen 3を搭載する筐体の大きなモデル(レビューしたREDMAGIC 9 Proとか)ではXiaomi 14のように極端な発熱はしなかったので、Xiaomi 14のような小さめのスマホだと冷却しきれないのかもですね。
REDMAGIC VC COOLER 5 Proまとめ
REDMAGIC VC COOLER 5 Proは外付け冷却ファンのなかでは高価な部類ではあるんですが、トップクラスのゲーミングスマートフォンをリリースするREDMAGIC製品であること、自動温度制御ができることなど、お値段に見合った品質の製品かと思います。
特に自動温度制御は「冷やしすぎ」を防いでくれていたので良く出来ているなと感心しました。スマホでゲームやカメラ撮影時に発熱が気になる人は是非検討してみて下さい!