サムスンがスマホ向けストレージの新規格「UFS 4.0」を発表!
大手ITメーカーのサムスンより、スマートフォンやタブレット向けのストレージ規格であるUFSの新バージョンであるUFS 4.0が発表されました!
5月4日未明にサムスンからUFS 4.0が発表!
▼サムスンの半導体部門であるSamsung SemiconductorのTwitterアカウントにて、スマートフォンやタブレットなど小型デバイス向けのストレージ新規格「UFS 4.0」が5月4日未明に発表されました。↓
BREAKING: Samsung has developed the industry’s highest performing Universal Flash Storage (UFS) 4.0 storage solution, which has received JEDEC® board of director approval. What is UFS 4.0 and what does it mean for the future of storage? Read on to learn more. pic.twitter.com/4Wxdu0J2PD
— Samsung Semiconductor (@SamsungDSGlobal) May 3, 2022
UFS4.0はレーンあたり最大23.2GbpsとUFS3.1の2倍の帯域幅を提供しているとのこと。
最大23.2Gbpsとサムスンの第7世代V-NANDテクノロジーと組み合わせることで、最大4,200MB/sの読み込み速度と最大2,800MB/sの書き込み速度(ともにシーケンシャル計測)を実現できると謳っています。
UFS 3.1の実測では読み込みが1,500MB/s、書き込みが800MB/s(ともにシーケンシャル)がおおよその性能だっただけに、理論値とはいえ約3倍ほど性能が向上しているのは見逃せないポイントでしょう。
また、読み込み速度の最大値である4,200MB/sは主に最新のPCで用いられているPCIe 4.0接続のSSDに匹敵するほどと言えばスゴさは伝わるでしょうか。
電力効率も以前より改善されたようで、UFS 4.0を搭載する端末は高速な読み書き性能とデータ帯域幅を実現しつつ、UFS 3シリーズよりもUFS 4.0は電力効率が46%向上しているとのことです。
海外メディアのSAMMOBILEは、UFS 4.0ストレージは最大1TBの容量が提供される点に着目し、複数のストレージ構成で提供される主力のGalaxyに最適と述べています。
また、UFS4.0がサムスンの次世代折りたたみスマートフォンか、GalaxyS23シリーズのいずれかで使用される可能性があることに加え、UFS 4.0はAndroidスマートフォンのみならず、自動車や拡張現実(AR)、仮想現実(VR)アプリケーションにも利用できるようにする予定を明かしています。
前世代から信じられないくらい性能アップしており期待大!
UFS 4.0は2022年の第3四半期に量産を開始する予定とのこと。
スマートフォンのスペックはSoCやメモリに目が行きがちですが、地味にストレージも重要で筆者の経験上、内蔵ストレージのスペックも動作の快適さに直結しやすです。
今回発表されたUFS 4.0は驚くほどスペックアップしているので、高画素カメラで撮影した写真や動画データ書き込み速度の向上、ゲーミング用途でのローディング時間短縮などUFS 4.0には個人的に期待しています!