Teclast Tbook 16 Powerのレビュー!Surfaceタイプの激安中華タブレットPC!
どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。
GEARBESTさんと所有者さんのご協力でMicrosoftが手掛けるSurface激似の11.6型の中華タブレットPC「Teclast Tbook 16 Power」のレビューを書かせて頂くことになりました!感謝御礼!
早速、触ってみたのですが、これ、個人的に超欲しい!と唸る位に出来栄えが良かったです。
目次をクリックすると各項目へ移動します
Teclast Tbook 16 Powerの総合評価
[良かった]
- とにかく安い。キーボード付きでも3万前後
- 本体の質感が非常に高い
- Windows10だけでなく、Androidも利用できる
- WindowsもAndroidも日本語にバッチリ対応
- 価格から考えると性能がかなり高い
- 専用キーボードの出来栄えが最高に良い
- 大事なことなのでもう一度言っとく、これは安い
[イマイチ]
- キーボードは英語しか選べない(ローマ字打ちの人は特に問題では無いです)
- キックスタンドの開く幅が少ない(95°ほどしか開かない)
[総合評価]
とにかく、安いです。
キーボードをセットで購入しても約3万円。Windows10+Androidの両方が利用でき日本語に対応しているので、日本で売られているWindows10やAndroid端末と遜色なく利用できます。
スペックも要注目で約3万円で購入できる製品とは思えないほどに高スペックです。
専用キーボードは単純に外付けキーボードを用意しました的なモノではなく、Teclast Tbook 16 Powerと連携する素晴らしい仕様で出来栄えも非常に良かったです。キーストロークも適度にあり、僕のような文字を打つ事の多い方でも快適なタイピングが可能です。
Surfaceは非常に高価ですが、日常使い出来る性能でカッコイイSurfaceタイプのタブレットPCを探しているなら、Teclast Tbook 16 Powerはかなりオススメしたい製品です。
Teclast Tbook 16 Powerは非常に満足度の高いタブレットPCでした。恐るべし中華タブレットPC。
▼端末はGEARBESTさんで購入可能です。執筆時点だと48086円がキーボードセットで32,000円でした。これは安い。GEARBESTを利用したことの無い方は「GEARBESTの使い方」もチェックをどうぞ!(キーボードセットで購入する場合は、少しスクロールするとキーボードをセット出来る項目が有るのでチェックをいれてカートに入れて下さいね!)↓
Teclast Tbook 16 Powerの仕様をチェック
項目 | スペック |
---|---|
OS | Windows 10 Home Android 6.0 どちらも日本語で使えます |
SoC | Atom Z8750 |
メモリ | 8GB |
保存容量 | 64GB |
SDスロット | 搭載 (最大128GB) |
液晶 | 11.6型 (1920x1080) |
背面カメラ | 500万画素 |
前面カメラ | 200万画素 |
Wi-Fi | 802.11b/g/n |
端子 | MicroHDMI×1 USB Type-C×1 USB 3.0×1 イヤホン端子 |
バッテリー | 8500mAh 専用充電ケーブル及び USB Type-C経由で充電可能 |
サイズ | 縦303mm 横179.5mm 厚さ10mm |
重量 | 897g 本体のみ |
処理性能を担当するSoCはモバイル向けながら非常にパワフルなAtom Z8750を採用しています。日本では7万円前後で売られているGPD Pocketと全く同じSoCです。メモリは盛り盛りの8GB。保存容量は64GBで物足りなさは否めませんがMicroSDスロットが備わっているので保存容量は簡単に増設できます。
OSはWindows10とAndroid 6.0の2つが搭載されており、OSを切り替えて利用可能です。これは非常に便利ですよね。日本ではあまり無い仕様です。
ディスプレイですが11.6型ながらもフルHDパネルを採用しており、非常に高精細で美しいですが、ディスプレイは光沢のあるグレア仕様なので、ここは好みが別れるポイントです。
Atom Z8750のAnTuTuベンチマーク
Teclast Tbook 16 PowerはAndroidも利用できるのでAtom Z8750のAnTuTuベンチマークスコアを測定してみました。
▼Atom Z8750の総合スコアは77097、3D性能は13895↓
以下はSnapdragonをベースとした各性能帯のスコア平均です。
▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
性能的にはスマートフォンの現行ミドルハイスペックよりも高い性能です。Teclast Tbook 16 Powerは本体のみで2.6万円であることを考えると、コスパモンスターの称号を与えたいです。
実際にWindows10を利用してみましたが、文字入力、WEB閲覧、動画視聴など、一般的な使い方であればTeclast Tbook 16 Powerで不満を抱く事も少ない性能です。ライトな使い方であればTeclast Tbook 16 Powerは是非オススメしたい端末です。
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
Teclast Tbook 16 Powerの同梱物をチェック
▼Teclast Tbook 16 Power本体はこんな箱に入って手元に届きます。しっかりした箱なので海外からの配送でもガッチリ製品を守ってくれます。↓
▼キーボードはこんな箱に入って手元に届きます。箱が少々柔らかく、凹んでいましたが、中身は板状のスポンジでガッチリ守られていたので傷などは全くありませんでした。↓
同梱物は必要最低限しか入ってなかった
▼Teclast Tbook 16 Powerの箱の中には本体、取扱説明書、充電専用ケーブルのみのシンプルな内容でした。コストカットということなのでしょうか。特に利用する上で困ることは無かったので良しとしました。↓
▼キーボードも同様で、本体と取扱説明書が付属しているだけでした。青い部分はナイロンの柔らかい素材で包まれています。例えるならSurfaceのキーボードと同じ手触りです。↓
取扱説明書は日本語でも記載されています
▼付属の取扱説明書は様々な言語が記載されているマルチランゲージタイプですが、バッチリ日本語も含まれていました。↓
Teclast Tbook 16 Powerの外観をチェック
Teclast Tbook 16 Power本体とキーボードをチェックします。
高品質な外観で所有満足度が非常に高い
▼ディスプレイは11.6型でカバンにもスッポリ入る大きさです。ディスプレイ側にはインカメラも備わっているので、ビデオチャットなども楽しめます。保護フィルムは装着済みでしたが、気泡が入るなど雑な印象でした。このあたりは中華クオリティー。↓
▼本体の背面は金属素材で中華タブレットらしからぬ高クオリティーな印象でした。↓
▼勿論、背面にもカメラが備わっています。↓
ディスプレイ上部にボリュームボタンや電源ボタンが備わっており扱いやすい
▼PCスタイルで利用する場合はディスプレイの上部に電源ボタンやボリュームボタンが配置されるので非常に扱いやすいです。特にタブレットPCはボリュームボタンが備わっているのでWindows利用時でもボタン操作で簡単にボリューム調整が可能です。↓
キックスタンドは思ってたより開かなかったけど、実用ではそれほど困らない。
▼キックスタンドは無段階式で任意の角度で固定できますが、最大に開いても95°しか開きません。利用した限りでは膝上作業でもディスプレイが見にくいと感じることは無く、特に困りませんでした。↓
拡張端子が魅力的
▼PCスタイルで利用する際はインターフェイスが画面左側に集約されてます。MicroSDスロット、外部ディスプレイ出力端子、イヤホンジャック、USB Type-C、USB-A(3.0)、充電端子が備わっており拡張性が非常に高いです。↓
専用の充電ケーブルじゃ無くても充電出来る。
▼Teclast Tbook 16 Powerには以下の専用充電ケーブルが付属しています。ご自宅のUSB充電器にブスっと差し込んで利用できます。↓
Teclast Tbook 16 PowerにはUSB Type-Cの端子が備わっているのですが、試しにUSB Type-C経由で充電してみたところ、問題なく充電できました。付属のケーブルを持ち歩かなくてもスマートフォンに付属しているUSB Type-Cケーブルで充電出来るので安心してください。
▼USB Type-C経由で充電出来るので、勿論、モバイルバッテリーから充電可能です。↓
キーボードの配列
▼キーボードは英語配列となっています。ローマ字打ちなら特に問題無いと思いますが、一部の記号は日本語配列キーボードとは異なるので注意しましょう。↓
Teclast Tbook 16 Powerの使い心地
Teclast Tbook 16 Powerに専用キーボードを利用して色々操作してみたので使い心地をレビューします。
Windows10もAndroidも日本語にバッチリ対応
▼Teclast Tbook 16 PowerはWindows10とAndroidを搭載していますが、どちらのOSも日本語に対応しています。↓
専用キーボードは磁石で本体にペタッと張り付く
▼Teclast Tbook 16 Powerの本体下部に専用キーボードのドッキング端子が備わっています。↓
▼キーボードの上部にドッキング端子が有るので本体とくっつけて利用します。キーボード単体での充電は必要なく、Teclast Tbook 16 Powerに接続するだけですぐに利用できます。↓
実際にTeclast Tbook 16 Powerとキーボードを取り付けたのですが、Teclast Tbook 16 Power本体をキーボードに近づけると磁石で軽快にパチッと固定されます。感覚はまんまSurfaceです。
キーボードは傾斜をつけられる
▼Teclast Tbook 16 Power本体とキーボードを接続するとキーボードは平らな状態です。↓
▼本体とキーボードを接続する部分は折れ曲がる様になっており、この様に傾斜をつける事が可能です。傾斜がつくことにより手首に負担がかからず、心地よいタイピングが可能です。↓
程よい打鍵感のキーボードは非常に打ちやすい
▼キーボードは広めに配置されているので、僕が普段利用している14型のノートパソコンと遜色ない広さで11.6型ながらも非常に打ちやすいです。↓
▼キーボードはタッチパットタイプではなく、しっかり打鍵感が得られるタイプなので、打ち心地もノートパソコンと変わりません。↓
キーボードに傾斜をつけた時のタワミが気になりましたが、キーボードの剛性も強く、こちらもSurfaceと遜色ない使用感でした。キーボードの出来栄えはGoodです。
タッチパッドは3本指操作に対応している
▼Windowsを利用する時にタッチパッドを3本の指を利用して操作するマルチタップにバッチリ対応していました。安い中華スマホだと対応している製品は少ないのでGoodなポイントでした。↓
キーボードを閉じると自動スリープ。カバーを閉じると磁石で固定され勝手に開かない
▼キーボードは画面カバーとしても利用可能で、パタリと閉じるとスリープ状態に移行し、カバーを開くと自動でスリープ復帰します。また、カバーの周囲にも磁石が埋め込まれており、キーボードを閉じると本体にペタッと張り付いて勝手に開くこともありません。↓
WindowsとAndroidは切り替え式
▼起動時にAndroid又はWindowsのどちらを起動するか選択可能です。どちらかのOSが起動している時は電源ボタンを長押するとブートメニューが出て来るので、OSを切り替えることが可能ですが、同時起動は出来ないので各OSを行ったり来たりは出来ません。↓
Teclast Tbook 16 Powerの性能を検証
ここではTeclast Tbook 16 Powerの性能を検証しています。
ストレージはHDD以上、SSD以下の速度
▼ストレージの速度を数値化するCrystalDiskMarkで測定してみました。eMMCなので、速度はHDDよりも遥かに早いですが、SSDには流石に敵いません。それでも、HDD搭載のノートパソコンと比較すると速さを体感出来ます。↓
保存容量の空きは非常に少ないので増設がオススメ
▼Windows上で保存容量を確認しましたが、使用可能容量58.2GBに対して仕様中は40.5GB。購入時点で利用可能容量は17.7GBでした。極端に利用可能容量が少ないのは、Windows10とAndroidのOSをシステム領域として利用している為です。↓
▼Teclast Tbook 16 PowerはMicroSDに対応しているので、MicroSDカードで保存容量を拡張するか、以下の様な超小型USBメモリーで保存容量を増設した方が良さげですね。↓
ゲームはWindowsストアのゲームなら大多数が遊べる
▼Minecraft Windows Editionをインストールしてみました。サックサクです。Windowsストアのゲームは負荷の少ないゲームが多いのですが、Minecraft程度なら問題なく遊べます。↓
1440Pの動画ならコマ落ちせずに視聴できた
▼Teclast Tbook 16 PowerはフルHDなので、わざわざ対応していない1440Pを選択する必要も無いのですが、一応、YouTubeで4K解像度まで順に選択しながら視聴してみました。フルHDは全く問題なく、1440Pでもコマ落ちすること無く再生してました。4K設定時はさすがにコマ落ちしてました。↓
ディスプレイは光沢のあるグレア仕様でコントラストのメリハリも良く、驚くほど美しい映像を楽しめました。これはビックリ。
Teclast Tbook 16 Powerまとめ。
本体の質感、キーボードの出来栄えも非常に良く、パワフルなパーツ構成。これでキーボード付きで約3万円は買いですね。
パーツ構成はGPD Pocketと同等でしたので既に処理性能の高さは知っていたのですが、大画面でサクサクWindows10が動くので、メールやWEB閲覧、ブログの更新、動画視聴など、ライトな使い方であれば十分な性能です。
低価格でもカッコイイSurfaceタイプのノートパソコンが欲しいなら、Teclast Tbook 16 Powerは大きな満足感を得ることの出来る端末であると感じます。
▼Teclast Tbook 16 PowerはGEARBESTさんで購入可能です。執筆時点だと48086円がキーボードセットで32,000円。GEARBESTを利用したことの無い方は「GEARBESTの使い方」もチェックをどうぞ!(キーボードセットで購入する場合は、少しスクロールするとキーボードをセット出来る項目が有るのでチェックをいれてカートに入れて下さいね!)↓