UMIDIGI S2のレビュー!トレンドてんこ盛り、なのに信じられない低価格!
どうもこんにちは。ガルマックスレビュアーのこにこすです。今回はUMIDIGI S2というスマートフォンをGEARBESTよりご提供頂きましたのでレビューさせていただきます。
アスペクト比18:9のディスプレイ、デュアルカメラ、指紋センサー、USB Type-Cと昨今のトレンドをこれでもかと搭載されているスマートフォンとなっており、価格も安価という非常に面白いスマートフォンですので是非ご確認下さい!
目次をクリックすると各項目へ移動します
UMIDIGI S2の総合評価
[良かった]
- 6インチながらに持ちやすいボディー
- 精度の良い指紋センサー
- とにかく長持ちするバッテリー
[イマイチ]
- 少し粗の目立つ解像度
- もうひと頑張り欲しいカメラ
- Android OSのバージョンが6.0
[総合評価]
UMIDIGI S2はアスペクト比18:9の従来よりも縦に長いディスプレイを搭載したスマートフォンです。このアスペクト比は昨今、フラグシップ級のスマートフォンでの採用例が増えており、トレンドとなりつつあります。
6インチのディスプレイを搭載するUMIDIGI S2ですが、画面のアスペクト比やスリムなベゼルのおかげで5.5インチのディスプレイを搭載するiPhone 6/7/8 Plus並のサイズになっています。6インチのスマートフォンはこれまで多数使ってきましたが、UMIDIGI S2はそれらの中で最も持ちやすいスマートフォンといっても過言ではありません。
▼執筆時点での通常価格は189.99$(21613円)。セールなどで割引される事が多いのでリアルタイム価格は以下から確認して下さい。↓
UMIDIGI S2のスペック
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android 6.0 |
SoC | Helio P20 |
メモリ | 4GB |
保存容量 | 64GB |
SDスロット | 搭載 最大256GB |
液晶 | 6型(1440 x 720) 18:9ディスプレイ |
背面カメラ | 12M+5M デュアルカメラ |
前面カメラ | 5M |
対応バンド | 2G: GSM 1800MHz,GSM 1900MHz,GSM 850MHz,GSM 900MHz 3G: WCDMA B1 2100MHz,WCDMA B2 1900MHz,WCDMA B5 850MHz,WCDMA B8 900MHz 4G LTE: FDD B1 2100MHz,FDD B20 800MHz,FDD B3 1800MHz,FDD B7 2600MHz ▼EngineerModeでチェックした対応バンド↓ LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/38/39/40/41 |
Simサイズ | NanoSIM×2 (NanoSIMは MicroSDと共用) |
DSDS | ○ 4G+3G |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n |
センサー | GPS 加速度センサー、周囲光センサー Eコンパス、重力センサー、近接センサー |
VoLTE | ☓ |
バッテリー | 5100mAh 急速充電対応 USB-C |
サイズ | 15.81 x 7.46 x 0.88 cm |
重量 | 188g |
カラー | レッド ブラック |
ここ最近のハイエンドモデルと比較するといくばくか劣って見えますが、UMIDIGI S2へ搭載されているHelio P20はSnapdragon 625と並ぶレベルのCPUとなっており、3Dグラフィックをふんだんに盛り込みまくったようなゲームをプレイしない限りは快適に使えるかと思います。
UMIDIGI S2の同梱品をチェック
▼外箱から内箱が出てくるスタイルです。↓
▼内箱を広げると本体と書類、充電器、ケーブルのスペースごとに区切られています。↓
▼充電器と充電ケーブルです。そののままでは日本で利用出来ない形になっています。↓
▼簡易な説明書です。多言語対応ですが日本語の記述は見当たりませんでした。↓
▼イヤホンジャックがないため、この変換ケーブルをType-C端子に挿します。↓
高品質なハイレゾ音源を劣化無しに伝達したいなら実機レビューを書いている「ハイレゾ対応!USB-Cオーディオ変換アダプター「DA134」のレビ ュー!」がおすすめです。
▼ケースが付属していました。ザラザラとしているTPUケースです。良い質感だと思います。ただ、折角のレッドカラーがブラックのケースで見えなくなるので、どうせならクリアケースが付属していた方が嬉しかったかも↓
▼最後に全ての同梱品を並べた画像を添付。ケースまで付属しており中華スマホらしい充実した内容です。↓
急速充電対応のACアダプタが付属
▼日本では変換アダプタを別途用意する必要はあるものの、急速充電規格対応のACアダプタが付属しています。↓
UMIDIGI S2はPumpExpress 3.0という急速充電規格に対応していますが、少なくとも日本国内においてはメジャーな規格ではないため対応する充電器を探すのは結構面倒です。
海外製品を国内で使う為の変換アダプタを使用すれば使えました。アダプタも安価なところでは数百円で下手にサードパーティーの充電器を買うことは無いかもしれません。
[amazonjs asin=”B00AA1KGRG” locale=”JP” title=”ヤザワ 日本国内用変換プラグ Aタイプ(SEプラグ専用)YAZAWA HPJP6″]
UMIDIGI S2の外観をチェック
UMIDIGI S2の外観をチェックします。
▼前面です。左右のベゼルが細く仕上がっていますね。↓
▼通知LEDは受話スピーカーの左端にあります。その左横にあるのがインカメラです。↓
▼背面です。デュアルカメラ、フラッシュライト、指紋センサーがあります。↓
▼上下にはアンテナラインが入っていますが、そこまで気にはなりませんね。↓
▼右側面です。音量キーと電源キーがあります。↓
▼左側面です。SIMやSDカードのスロットがあります。↓
▼底面です。スピーカーやUSB Type-C端子、マイクの穴があります。↓
▼残念ながらオーディオジャックはありませんが、変換ケーブルを利用することが可能です。↓
赤が好きなら必見!眩しく美しい赤。
▼UMIDIGI S2はBlackとRedの2色展開ですが、なによりもRedの美しさは必見です。↓
素人の写真では色を伝えるのに限界がありますが、とにかく鮮やかな色です。
ここ最近のスマートフォンはどことなく寒色系のカラーが多く見られる気がしますが、この赤だけのために買ってもいいレベルの綺麗さです。どの言葉にも出来ない綺麗さです。単なる筆者の語彙力不足とも言いますが…。
UMIDIGI S2を使ってみた結果!
UMIDIGI S2の仕様と性能をチェックします。
デフォルトで日本語対応、ほぼ日本語で使えます!
▼やはり気になって仕方ないのはこの点でしょう。UMIDIGI S2は起動直後のセットアップの時点で日本語を選択可能です。↓
しかし一部の独自機能関連は日本語へ非対応のようでした。また、日本語入力アプリはプリインストールされておりませんのが、初期設定後、PlayストアよりGoogle日本語入力やATOK等のアプリをインストールすれば全く問題ありません。
▼日本語化されていない箇所は主に設定アプリ内の「Smart Assistant」とよばれる機能で通知LEDやオンスクリーンキー、省電力等の設定でした。これらの機能に関しては後の項にて簡単にご紹介します。↓
十分なスペックに大容量メモリ
ここ最近のハイエンドモデルと比較すれば見劣りしてしまうスペックではあるものの、冒頭で評したとおり実使用面ではイライラするような動作の重さは感じませんでした。
端末のスペックを数値化するAnTuTu Benchmarkでは62,000点というスコアを出しました。
これがどれほどの物かというと日本国内で3~4万円ほどで販売されたZenFone 3やHUAWEI novaといったSnapdragon 625というSoCを搭載したスマートフォン並の値です。
▼これくらいのスペックがあればTwitterやウェブブラウジングは勿論、ゲームもハードすぎる物でなければ動作します。↓
RAMが4GB、内蔵ストレージが64GBとミッドレンジの中では多めのメモリを搭載していることも非常に良い点です。
「ゲーム中にウェブサイトで攻略情報を確認したり、Twitterにスクリーンショットを共有した後にゲームへ戻ったら初回起動画面に戻っていた…」なんていう経験ありませんか?
RAMが4GBあればこういった事に遭遇することはかなり減ります。多分、RAMが4GB未満のスマートフォンへは戻れなくなります。(実際に私の体験談です。)
内蔵ストレージも64GBありますのでゲームのダウンロードコンテンツや写真、動画、音楽を悩むことなく保存できます。
実際にゲームをしてみた。
とはいえ、スペックやベンチマークスコアが全てではないのも事実。
「スペックだけで語ってるんじゃないの?」とお思いの読者もいるかと思いますので、私が常日頃からプレイしているゲームアイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(通称デレステ)を実際にインストール、数時間プレイしてみました。
このゲームは、いわゆる音ゲーと呼ばれる物で音楽に合わせて流れてくるアイコンをタッチするゲームなのですが、背景にアイドル達がライブする様子を流すことが可能となっており、比較的ハードなゲームとして有名です。
そんなこともあってか、背景のグラフィックを5段階でレベルを変えることができ、端末に合わせて調整することが可能です。
半日ほどプレイしてみた感想としては、やはり3Dでのプレイは少し厳しいかなという印象。
一瞬画面が固まるようなことが稀にあり、2Dでのプレイが推奨です。
とはいえ、アイドル達がライブする様子を鑑賞するPVモードだと3Dでも割と固まることなく動いていました。また、プレイ時に若干左右が黒く表示されます。多分18:9のアスペクト比へ対応していないことによるものかと思われます。
やはり3Dゲームをするのであればもう少し上の価格帯の端末を検討してみることもオススメします。とはいえ、端末の価格を考えると、同価格帯の端末よりはスペックが上なこともあって快適に感じらました。
デュアルカメラの実力とは…
▼UMIDIGI S2には1200万画素と500万画素のデュアルカメラが搭載されています。そのカメラの実力を試すべく色々と撮ってみました。↓
▼まずはカメラアプリです。パラメーターを自分好みに調整して撮れるプロモードやパノラマ撮影、HDRにボケ機能など一通りのことは出来る感じですね。↓
少し気になるのは手ぶれ補正機能が見当たらない点。実際に撮影してみると暗所では顕著に写真がぶれてしまうため、本格的に撮影したい場合は三脚等を購入した方が良いかもしれません。
いくつか、オートで撮影した際の作例を用意しました。やはりややぶれた画像になりがちなのですが、極端に画質が悪いということはありません。少なくとも、印刷しない限りは気にならないでしょう。食べ物もマズそうに撮れることがないので、SNSに投稿するのには問題ないかと思います。
▼ボケ機能を利用して撮影した画像がこちら。ボケ機能を有効にした際に「2mほど離れて撮影する」と表示されました。食べ物などにはあまり向かない機能ですね。しかし、実際に利用してみるとあまり綺麗にぼけないかなぁという印象です。↓
▼上手く撮影できるとこんな感じに奥の背景がボケた写真が撮影できます。少々コツが居るようですね。↓
ボケ味撮影ではコツが必要なのでパッと取り出してパシャッと撮影するライトな撮影方法よりも、ボケ味を確認しながらじっくり撮影したいモードだと思いました。
18:9の画面ってどうなの?
▼他の機種と比べて縦に長い18:9のディスプレイですが、そのおかげもありウェブサイトを見る際にはより多くの情報量を画面に表示することが可能です。同じ6インチのスマートフォンと比較すると数行多く表示されているのが分かるかと思います。↓
▼画面内に表示されるホームキー等のオンスクリーンキーは左端のボタンを押すことで非表示にすることが可能で、18:9の画面をフルに使うことが可能です。再表示する際には下からスワイプすると出てきます。↓
しかし、少し残念な点が2つ有ります。
まず画面解像度。UMIDIGI S2は1440*720という解像度のディスプレイなのですが、これは従来のHD解像度に長くなった分の解像度がプラスされた物です。
6インチの画面でHD相当と言うこともあり、テキストを表示した際に少し荒さが気になりました。勿論、じっくりと見ない限りは気にならないのですが、FHDが当たり前な時代には少し劣って見えるかもしれません。
そして画面の問題ではないのですがAndroid OSのバージョンが6.0です。Android 7.0からはマルチウィンドウという機能が利用することができ、一画面で2つのアプリを表示することが可能です。
縦に長いからこそ、例えばYouTubeを見ながらTwitterをするみたいな使い方にも活かされるかと思うのですが、残念ながらこの機種では2画面表示することが出来ません。その点が気になる方は上位機種のUMIDIGI S2 Proも検討することをオススメします。
とはいえ、一応シャープの液晶ということもあってか結構綺麗なディスプレイでした。
▼動画鑑賞にも向いているかと思います。MediatekのCPUを搭載したスマートフォンということもあって画面の色味などを設定から細かに調整できる機能「MIRAVISION」も利用が出来ます。↓
DSDS対応!更にLTE B19も対応!
モバイルネットワークまわりについてです。
▼一応メーカーの公開しているスペック上ではLTEのBand1/3/8/20への対応と記載されているのですが、EngineerModeという機能から確認してみるとLTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/38/39/40/41へ対応していることが確認できました。↓
特に日本国内においての話をするとBand19はdocomoでの利用時に、Band 41はSoftBankやY!mobileでの利用時に使えますので結構驚きました。docomoでの利用時にはBand 19の有無は非常に大きいです。
▼Band19をつかんでいる状態をスクリーンショットしてみました。これは驚きですよね。↓
なお、設定内には「音声通話時にLTEを利用する」という項目がありましたが、残念ながらauやdocomoのVoLTEは利用が出来ませんでした。(SoftBankに関しては通話SIMを持ち合わせていなかったため確認できませんでしたが、恐らく利用出来ないと思われます。)
▼通話時にCSFVしている様子↓
ということで、auでは通話は出来ないということになります。通信は一応出来た物の、対応Band面を考えるとauでの利用はそもそも向いていないようにも感じられますが…。
▼そして、昨今のスマホのトレンドでもあるDSDS/4G+3G(デュアルSIM同時待ち受け)にも対応していました。通話とデータでSIMを使い分けたり、電話番号を2つ持っている方にもオススメできます。↓
独自機能?「Smart Assistant」について
冒頭にも触れたとおり設定アプリ内の「Smart Assistant」という項目が翻訳されていないのでどういった機能なのかを簡単に説明していきます。恐らく、独自機能もしくはMediatekスマートフォンの機能かと思われます。
Harlequin LED Notification
▼充電中、電池残量が少ないとき、通知のある際、不在着信時のLEDランプのON/OFFに関する設定です。LEDランプはRed/Green/Blueに点灯することが可能です。↓
Battery Saving Mode
▼バッテリープロファイルという物を設定することが可能で、状況に応じてバッテリープロファイルを切り替えることで電池の消費を抑えることが出来ます。↓
時間に応じて自動で切り替えることも可能なので就寝時などには省電力モードで動かす。といったことも可能です。
Navigation Bar
▼画面下部の戻る、履歴キーを入れ替えることが出来ます。Galaxyや一部の中華スマートフォンになれている方は戻るキーが右にあった方が使いやすいかもしれませんので便利な機能ですね。↓
Background Task Clear
▼バックグラウンドで勝手に動くアプリを止めることが出来ます。アプリごとに設定できるので使っているとき以外には動かなくて良いアプリ等を登録しておくと良いかもしれません。↓
とこれら4つが翻訳がなされていなかった項目です。そこまで難しい機能ではないので気になった方は使ってみると良いかもしれません。
2日持ちはマジだった!
5100mAhという大容量の電池を搭載しているUMIDIGI S2ですが、公式ページでは2 Days batteryをうたっています。
今まで2日持つバッテリーライフなんていわれてるスマホで2日持った試しはないのですが、UMIDIGI S2に関しては驚いたことに2日持ってしまいました。
ゲームもTwitterもウェブブラウジングも普段通りにしていたのですが、全然電池が減らないのである意味心配になりましたが、電池が1%までは確認しているので残量表示が不正確と言うこともないはずです。
また、電池を使い切るために画面輝度を最大にし8時間YouTubeで動画を再生していましたが、電池残量は17%と使い切れていませんでした。信じられないのは私も同じなのですが、本当の話なんです。
ただ、電池の充電に関しては容量が多い分それなりに時間がかかってしまうのは難点ですね。付属の充電器では5%から100%まで2時間35分とそれなりに時間がかかりましたし、その他のPumpExpress非対応な充電器は更に長時間かかってしまうことが予想されます。
とはいえきちんと急速充電器が付属されているので、ソレを使うことをオススメします。前述の通り変換アダプタは必要になりますが。
UMIDIGI S2のまとめ
今回はUMIDIGI S2のレビューをお届けしました。カメラやイヤホンジャックがない等、気になる点もありましたが全体的に見ると実にコスパに優れている端末かと思います。
何よりも個人的にはこのカラーを是非見てもらいたいですね。本当に美しい赤なので。
実は、このUMIDIGI S2には上位モデル(UMIDIGI S2 Pro)が存在します。上位モデルでは更にスペックが上がっていたり、画面の解像度が高くなっているので気になる方はそちらもチェックしてみてください。
UMIDIGI S2の購入は以下からどうぞ。GEARBESTの利用方法や割引クーポンの適法方法はは「GEARBESTの使い方」を参照して下さい。