ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

ZenFone 4 Maxの性能と仕様評価、ライバル機種まとめ

ZenFone 4 Max

追記:ASUSのロシア向け公式サイトにZenFone 4 Maxの製品ページが公開された。本記事の最後に記載済み。更新内容は更新履歴(最終更新7/8)からどうぞ。

ASUSがZenFone 4シリーズで5モデルを展開する予定だが、その内の1つである「ZenFone 4 Max(ZC554KL)」の詳細が判明した。なお、執筆時点では日本向けではなく海外向けの情報を基に執筆しているので、端末名や仕様が日本版では異なる可能性が有ることを先に伝えておきたい。

Maxシリーズは大容量バッテリーを備えたミドルスペック帯の端末で、ZenFone 4 Maxも前モデルのZenFone 3 Maxから特徴を継承しつつ新たな機能を備えた仕様となっている。

ZenFone 3 Maxからの大きな変更点は以下

  • デュアルカメラを搭載
  • 自撮りカメラ側にもフラッシュを搭載
  • 指紋認証ユニットが背面からホームボタン一体型に変更
  • 5.5型のみでSoCとメモリ搭載量の異なる2種展開で保存容量の異なる3モデル展開(ややこしい)

本記事ではZenFone 4 Maxの性能や仕様から僕が感じた良いところ、イマイチなところを纏めシェアしたいと思う。

更新履歴(最終更新7/8)

2017/7/8
ZenFone 4 Maxのデュアルカメラ特性が判明しました。詳しくは「ZenFone 4 MaxのデュアルカメラはZenFone Zoom Sとは異なる仕様。」をどうぞ

ZenFone 4 Maxの価格と発売日。

現時点で未定。情報が入り次第追記します。

価格は13,900ルーブル(約26,500円)※下位モデルの価格で上位モデルの価格は現時点で不明。

ZenFone 4 Maxの仕様表とスペック。

前機種のZenFone 3 Maxは5.2型と5.5型の2モデルが日本でリリースされているが、今回はZenFone 4 Maxと画面サイズが同等のZenFone 3 Max/5.5型のスペックを並べてみた。

項目ZenFone 4 MaxZenFone 3 Max
OSAndroid 7.0Android 6.0
SoC▼上位モデル▼
Snapdragon 430

▼下位モデル▼
Snapdragon 425
Snapdragon 430
メモリ2GB/4GB3GB
保存容量16/32/64GB32GB
SDスロット最大256GB
専用スロットあり
最大128GB
SIMスロットにて排他利用
液晶5.5型IPS
(1920x1080)
5.5型IPS
(1920x1080)
背面カメラ1300万画素
デュアルカメラ
F値2.0
1600万画素
前面カメラ800万画素
フラッシュ付き
800万画素
対応バンド以下は海外モデル
LTE:1/3/5/7/8/20/40
3G:850/900/2100
GSM:850/900/1800/1900

FDD-LTE B1/B2/B3/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28

TD-LTE B38/B41

WCDMA B1/B2/B5/B6/B8/B19

GSM/EDGE 850/900/1,800/1,900MHz
SimサイズNanoSIM×2
MicroSDは別途スロットあり
MicroSIM×1
NanoSIM×1
(NanoSIMは
MicroSDと共用)
バッテリー5000mAh4100mAh
サイズ縦154mm
横76.9mm
厚さ8.9mm
縦151.4mm
横76.2mm
厚さ8.3mm
重量181g175g

ZenFone 4 Maxは異なるSoC/メモリ搭載量で2モデル展開で更に保存容量は16GB/32GB/64GBが用意されている。

下位モデルはSnapdragon 425/メモリが2GB、上位モデルはSnapdragon 430/メモリが4GBで。前述した端末価格は最も安い下位モデルであることからZenFone 3 Max(5.5型)を置き換えるZenFone 4 Maxの上位モデルは価格が更に高くなる。

Snapdragon 430/Snapdragon 425のベンチマーク

当サイトはスマートフォンの性能を数値化するベンチマークスコアを収集しており、ZenFone 4 Maxと同等性能のスコアも収集済みなので参考にどうぞ。

  • Snapdragon 430の総合性能は43,000点前後、3D性能は9,000点前後。
  • Snapdragon 425の総合性能は35,000点前後、3D性能は3,000点前後。

2年前後の長期利用を想定しているならSnapdragon 430搭載モデルがおすすめ。Snapdragon 425もトータルスコア的には2年前後の利用は問題ないが、3D性能が極端に低いのでゲームで遊んでいる時にカクつく可能性が高い。

以下は現行世代の各性能体の参考スコア

835
(ハイスペック)
625
(ミドルハイスペック)
430
(ミドルスペック)
210
(エントリースペック)
総合:約17万点
3D:約6.7万点
総合:約6.2万点
3D:約1.2万点
総合:4.3万点
3D:9千点
総合:1.9万点
3D:500点
  • ▼AnTuTuベンチマークスコア募集中!▼

    スマートフォンは日々進化しており、例えば去年のミドルスペックと今年のミドルスペックでは同じ性能帯でも性能差があります。理由は処理チップにも世代があり、新世代になると性能も大きく向上するためです。SIMフリー端末はキャリアに縛られない汎用性の高さから、今後は中古市場でも人気が高くなると予想しています。

  • そこで、端末の性能を数値化するAnTuTuベンチマークアプリを用いて実機のスコアを収集し、新端末や中古端末を選ぶ際の1つの指標となるように日々実機を用いたAnTuTuベンチマークスコアを以下の記事でまとめて公開しています。もし、実機AnTuTuベンチマークスコアを提供してもいいよ!(端末は全機種対象)という方は以下の記事に投稿方法も記載しているのでチェックしてみて下さいね!
  • 【関連】スマートフォンの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

ZenFone 4 Maxの対応電波

現時点では日本向けモデルの発表が無いので、日本向けモデルが発表され次第追記します。

以下は海外モデルの対応バンド。参考ほどにどうぞ

LTE:1/3/5/7/8/20/40
3G:850/900/2100
GSM:850/900/1800/1900

ZenFone 4 Maxの良いところ。

ここからは個人的にZenFone 4 Maxに魅力を感じた良いところをピックアップしたいと思う。

バッテリー搭載量が超大容量な5,000mAh。

前モデルのZenFone 3 Maxも超大容量な4,100mAhバッテリーを搭載している事がウリだったが、ZenFone 4 Maxは更に容量を増やし5,000mAhを搭載する。

バッテリーの搭載量が増えるとダイレクトに実使用時間が伸びるので、利用方法が同じでも駆動時間が飛躍的に伸びるので、「夜までバッテリーが持たない」という方は大容量バッテリー搭載モデルを利用する事で非常に大きな恩恵を受けられる。

デュアルカメラを搭載

ZenFone 4 Maxには1300万画素のデュアルカメラが搭載される

前モデルからハードウェア的に大きく進化した部分は背面カメラにデュアルカメラを搭載したこと。ZenFone 4 Maxは1,300万画素のデュアルカメラを搭載しており、被写体にピントを合わせ背景をボカした一眼レフで撮影した様な写真が気軽に撮影できる様になる。

物理的に2つのカメラを組み込む事で、ピントの異なる2枚の写真をシャッターを一度切るだけで撮影できるのでブレのない撮影が可能なことに加え、ボケ味もフィルター加工のように不自然さの無いクオリティーの高い写真が撮影可能だ。

日本では低価格なモデルでまともなデュアルカメラを搭載している端末が少ない。ZenFone 4 Maxが日本でリリースされると低価格デュアルカメラ搭載端末の選択肢が増えるので国内発売を期待したい。

ASUSでは既にデュアルカメラを搭載したZenFone Zoom Sをリリースしているので、デュアルカメラを制御するソフトウェアのノウハウも蓄積しているはずなので、さらなる機能向上を期待したいところ。

ZenFone 4 MaxのデュアルカメラはZenFone Zoom Sとは異なる仕様。

既に日本で発売しているZenFone Zoom Sのデュアルカメラは片側に広角レンズ、もう片方に望遠レンズを搭載したデュアルカメラだったが、ASUSのロシア向けZenFone 4 Maxの製品ページを確認したところ、ZenFone 4 Maxに搭載されているデュアルカメラは片方が望遠レンズでは無く、”超広角レンズ”が採用されている。

また、ZenFone 4 Maxでは利用するレンズをユーザーが任意のタイミングで切り替える事が可能。建造物などを撮影する場合、望遠気味のカメラだと建造物が写真からはみ出す事も有るので、シーンにより切り替えられるのは嬉しいポイントだ。

▼ZenFone 4 Maxには1300万画素のメインカメラと120°の超広角カメラが備わる↓

ZenFone 4 Maxのデュアルカメラは片方が超広角レンズを採用する

▼一般的なスマートフォンでの撮影(左)と超広角レンズでの撮影(右)。レンズが異なる事で同じ場所で撮影しても、これだけ範囲の異なる写真が撮影出来る。

超広角レンズでは同じ位置でも広い範囲を捉える事が出来る

というわけで、ZenFone 4 Maxのデュアルカメラは、光学ズームをウリとしたZenFone Zoom Sとは異なる構造となる。

ZenFone 4 Maxのデュアルカメラのメリットは、広い範囲を気軽に撮影出来ることで、大きな建造物や集合写真を撮影する場合に恩恵が大きい、デメリットはズーム時にデジタルズームとなり倍率によっては画質が劣化する。

同じデュアルカメラでも、全く特性の異なる仕様であることを知っておこう。

自撮りも綺麗に撮影できるフラッシュ付き

最近は自撮り需要が高まり、より美しく自撮り出来るアプリや高画質カメラを搭載するモデルが増えてきたが、その中でも”フラッシュ”は写真の出来栄えが格段に上がる。

ZenFone 4 Maxは自撮りカメラ側にフラッシュを備え更に140°のパノラマ撮影も可能。

SIMトレイにNanoSIM×2とMicroSD×1が全て挿入できる。

ZenFone 4 MaxのSIMトレイはNanoSIMが2枚、MicroSDが1枚、全て挿入できる

これまでNanoSIMスロットが2つ挿入できるトレイでも片方のスロットはMicroSDと共用となっていたので排他利用だったが、ZenFone 4 Maxでは新型のスロットを採用しており、NanoSIMが2枚、MicroSDが1枚、全てセットできる。

現時点でZenFone 4 MaxがDSDSに対応しているという情報が入っていないので、ZenFone 4 Maxに限っては大きなメリットであると一概には言えないが、今後発表されるであろうZenFone 4シリーズのDSDS対応モデルではDSDSを活かしつつ保存容量を増やす事が可能となる。

ZenFone 4 Max自体がモバイルバッテリーになる。

ZenFone 4 Maxのリバースチャージ

この機能は前モデルでも搭載されていた機能だが、大容量バッテリーを活かし他機種を充電できる「リバースチャージ機能」がZenFone 4 Maxにも備わっている。

例えば、モバイルバッテリーが無くてもZenFone 4 Maxを持っていればBluetoothイヤホンをリバースチャージ機能を利用して充電することも可能だ。

ZenFone 4 Maxのイマイチなポイント。

僕が感じたZenFone 4 Maxのイマイチなポイントを残したいと思う。

上位モデルでも性能が前機種とほぼ変わらない。

前モデルのZenFone 3 Maxで搭載されているSoCはSnapdragon 430、メモリが3GB。ZenFone 4 Maxの上位モデルはSoCがSnapdragon 430でメモリが4GB。

基本性能を決定づけるSoCは据置となっており性能的にはほぼ変わらない。

指紋認証ユニットの仕様が異なる事で扱い方も変わる。

ZenFone 4 Maxはホームボタンに指紋認証ユニットが内蔵された

ASUSは何故か端末により指紋認証の位置がホームボタンに内蔵さてていたり、背面に搭載されていたりと端末毎に指紋認証の位置が異なる。

例えば、僕はZenFone 3を利用していてZenFone ARに機種を変更したが、ZenFone 3では背面に指紋センサーが備わっており、ディスプレイのホームボタンは静電タッチ式、一方ZenFone ARは指紋センサーがホームボタンに内蔵されたタイプとなったので指紋認証の動作が異なる。

また、ホームボタンも静電タッチ式から物理ボタン式となり、タッチして操作していた部分がボタンを押し込ま無ければならなくなり操作性自体も大きく変わった。

指紋認証の位置に関しては背面が良い、ホームボタン内蔵が良いと人それぞれ異なるので言及を避けるが、同じZenFoneシリーズなら指紋認証の位置を固定して操作性を統一した方が良いと思う。

前モデルよりも大きく重くなった。

以下はZenFone 4 Maxと前モデルのZenFone 3 Max(5.5型)のサイズと重量

ZenFone 4 Max ZenFone 3 Max
縦154mm
横76.9mm
厚さ8.9mm重量181g
縦151.4mm
横76.2mm
厚さ8.3mm重量175g

ZenFone 4 Maxは前モデルからバッテリー容量を900mAhも多く搭載しているが、その代償として前モデルよりも大きく、そして重くなった。

5.5型の大型ディスプレイを備えるモデルなだけに、日本でZenFone 4 Maxがリリースされた時は実機を触りサイズ感をチェックした方が良い。

ZenFone 4 Maxのライバル機種。

ここでは様々な観点からZenFone 4 Maxのライバル機種となりうる端末をピックアップしたいと思う。

ZenFone 3 Max

ZenFone 3 Max

最大のライバル機種はZenFone 3 Max。基本性能もほぼ変わらないので、ZenFone 4 Maxで新たに加わったデュアルカメラなどに魅力を感じなければZenFone 4 Maxがリリース後に低価格で投げ売りが予想されるZenFone 3 Maxを選択するのも一つの手。

FREETEL RAIJIN

ミドルスペックで価格も安いデュアルスタンバイが利用できる雷神

2017年2月に発売したFREETEL RAIJINも5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、2枚のSIMで同時待ち受け出来るデュアルスタンバイにも対応。価格も現在は2.5万円前後と低価格で手に入るうえ、性能もZenFone 4 Maxと同等。

但し、僕はFREETEL RAIJINを実際に購入して試したがカメラ性能はそれほど高くない。

ZenFone 4 Maxまとめ。

ZenFone 4 Maxは前モデルから基本性能に関して大きく進化が無いものの、トレンド機能となりつつ有るデュアルカメラの搭載やZenFone 4シリーズで採用される新型のSIMトレイなど付加価値を高めた端末だ。

大容量なバッテリーを搭載する端末のバリエーションが少ない中、選択肢の1つとして日本市場でもリリースされる事を期待したい。

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