Teclast P50Aiの実機レビュー!AI機能が強化されたAndroid 15搭載の11型タブレットを試す!

お手頃価格のタブレットを数多くリリースしているTeclastから最新タブレット「Teclast P50Ai」がリリース!名前からも分かる通りAI機能を強化しているモデルです。ひと足お先に実機を頂いたので使ってみてどうなのかレビューでまとめていきます!

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Teclast P50Aiのスペック・ベンチマーク、検証結果

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Teclast P50Aiの筐体・デザイン

▼ディスプレイサイズは11型。横持ち重視タイプでインカメラも横持ちで上部に備わってます。ベゼルは宣材写真よりも太め。↓

▼動画視聴も横持ちでの視聴を重視しているようで、スピーカーは下部に2つ備わっているタイプでした。↓

▼横持ち状態で上部に電源ボタンと音量ボタンが配置されてます。↓

▼横持ち状態で左側面はイヤホンジャックに直挿しタイプのmicroSDスロット(挿れても頭は出ません)が備わってます。あとですね・・・後述しますがUSB-Cが2つ備わってます。なお右側面は何もなしでした。↓

▼背面はこんな感じ!技適マークもしっかり確認できます。↓

11型は持ち運ぶには少々大きいですが、動画を見るにも雑誌を読むにもちょうど良いサイズ感なので自宅に置いておくタブレットとしてオススメです!

そうそう、ディスプレイには保護フィルムが貼り付け状態で付属していましたがケースは入っていないので、必要であれば別途購入しておきましょう!

Teclast P50Aiの性能・パフォーマンス

Teclast P50Aiはあまり見かけないAllwinner A733というエントリーSoCを搭載しています。

Allwinnerと聞けば失礼ながら恐ろしく性能が低いという印象だったのですが・・・上の写真の通り、総合的なスコアはかなり健闘している感じ!公式でアピールしていたAnTuTuスコア32万点もしっかり実機で叩き出していました。

なおメモリは6GBで内部ストレージは128GBとエントリーとしては標準的ですが、メモリは過度に少ないということもなく、必要十分な搭載量となってます。

ゲーム以外は結構快適でした

▼WEBサイト閲覧、SNS、動画視聴での動きはこんな感じ。思っていたよりも随分快適です。↓

動画では60FPSでの記録なので残像感がありますが、実機は90Hzで動いているので映像よりもずっと滑らかに動いてます。タッチレスポンスも最大180Hzなので追従性も悪くはありません。エントリーモデルとしては軽快に動く部類かと思います!

ゲーム性能は低い

ゲーム以外での動作は割と軽快だったんですが、ゲーム性能はエントリーの中でも低めなのでゲームは動けばラッキー程度と思っておきましょう!

▼ちなみに原神はデフォルト設定が「最低」となっていました。↓

▼画質が最低設定でも・・・動作が重いです。流石にAnTuTuでゲーム性能2万点台で原神はキツイですね…。↓

まあ・・・エントリーSoCなのでゲーム性能が低い点は仕方のない部分ですねぇ。

とはいえ原神のような重量級ゲームばかりではないので、昔からある暇つぶし系ゲームは快適に遊べるタイトルも多かったです。

なので、ゲームは暇つぶし程度で遊ぶくらいだし、実機で動くゲームで十分だよって人向けと思っておきましょう!

Teclast P50Aiの画面・ディスプレイ

ディスプレイサイズは11インチ。パネルは90Hzの高リフレッシュレートに対応しているのがGood!一方で解像度はエントリーらしい1,280×800なので精細という感じはありません。内容を確認できればOKという解像感のディスプレイと思っておきましょう。

ちゃんと90Hzで動く

最近はお手頃価格のタブレットやスマホも滑らかに表示できる高リフレッシュレートに対応するモデルが増えてきましたが、ちょっと気をつけなければならないポイントも。

それは、「ちゃんと高リフレッシュレートで駆動しているのか」ということですね。

モノによっては設定画面だけ高リフレッシュレートで動いて、その他は標準的な60Hzというパターンもあります。

▼Teclast P50Aiはどうなのかな?と思って調べてみたところ、設定やホーム画面だけでなくアプリでもちゃんと90Hzで駆動していますね!

また、スクロールしていない時は一定時間で60Hzに調整されます。常に全開だとバッテリーも消費するので有り難い制御!というわけで、Teclast P50Aiはアピール通りしっかり90Hz表示できるモデルでした。Good!

Teclast P50Aiのサウンド・スピーカー

Teclast P50Aiは外観の項目でもお伝えした通り横持ちに特化したスピーカー配置(横持ち状態で下部に2つのスピーカーが配置)となってます。実際に使ってどうなのか書いておきます!

サウンド品質はエントリーとしては悪くない

サウンド品質はエントリークラスとしては随分とマシな音質です。

もちろんハイグレード製品のような厚みある低音こそ鳴りませんが、ゲーム実況をみたり、VODコンテンツを視聴する分には音声も聞き取りやすくて悪くないです。

ステレオスピーカーなので音の広がりと臨場感はモノラルの比ではないですね!エントリーモデルとしては十分納得できる音質でした。

なお、スピーカーのLR位置は固定となってます。なので、スピーカーが上部になるように持った場合は、左がR、右がLとチグハグになるのでご留意を。

沢山のBluetoothコーデックに対応していた

Bluetoothイヤホンなどを接続するときは接続するコーデックにより音質が左右されます。

どのサウンド機器でも対応しているSBCは音の遅延が大きいので、最低でもAACやapt-X以上で接続したいところですが、これは双方の機器で同じBluetoothコーデックに対応している必要があるんですね。

というわけでガルマックスでは実際にBluetoothイヤホンを接続して検証しているんですが、Teclast P50Aiはエントリーモデルとは思えないほど充実。AAC、apt-X、apt-X HD、LDACで接続できたので色んなBluetoothイヤホンが使えますよ!

Teclast P50Aiのカメラ

Teclast P50Aiのカメラは1,300万画素のアウトカメラと500万画素のインカメラを搭載!

アウトカメラは2カメラに見えますが、片方は高速フォーカスを実現するためのAIセカンダリーカメラなので実質1カメラと思っておきましょう。

▼画質は・・・まあエントリー且つタブレットのカメラなのでお察しかと思いますが、QRコードを読み取ったりメモ代わりにパッと撮影するくらいなら問題ないかと思います!↓

Teclast P50Aiのバッテリー・電池持ち

バッテリー容量は7,000mAhとまあまあの容量。充電は18Wクラスなので充電はそこそこ時間がかかります。バッテリー関連の設定では充電制限(満充電しないで充電をストップする機能)が備わっていなかったのは少し残念。Teclastさん、アップデートで追加して欲しいな!

バッテリー持ちが良かった

ガルマックスではレギュレーションで決められた輝度に専用機器で調整して1時間ストリーミング再生した際にバッテリーが100%からどの程度減るのか検証しています。

タブレットだと85%以上の残量なら電池持ちが良いと評価しているんですが・・・Teclast P50Aiは90%!11型のタブレットとしてはなかなか燃費が良いですねぇ。

もちろん、バッテリーの減り方は負荷状況や輝度によって異なるので参考程度に!

Teclast P50AiのOS・機能

Teclast P50Aiで一番の見所はOSと機能と言っても過言ではないかも!

OSは最新のAndroid 15、さらにTeclast P50Aiは独自にカスタマイズした便利機能を沢山備えるTeclast OSを搭載してきました!AI機能も満載です。

AI機能が充実!

Teclast P50Aiは様々なAI機能を搭載していることがウリ!こんな感じのAI機能を備えています。

AIビデオアップスケーリング NPUにて720P以下の動画を最大2.5Kにアップスケーリングする機能
AIによる色の最適化 NPUが画面上のコンテンツを分析してリアルタイムでカラーエンハンス設定を行う機能
AIジェスチャーコントロール AIが手の動きを認識してスクロール、戻る、スクリーンショット、自撮りなどの操作をジェスチャーで行える機能
AI姿勢認識 AIがユーザーの姿勢を検出して姿勢を調整するようアドバイスしてくれる機能
AIテキスト抽出 画像からテキストを抽出する際の認識エラーをNPUが修正することで性格で信頼性の高いテキスト抽出ができる機能

個人的に凄いなと思った機能はAIビデオアップスケーリング!

Teclast P50AiはWidevine L1に対応しているんですが、なぜかNetflixだけWidevine L3。Widevine L3はSD画質となるのでTeclast P50AiのHDパネルに表示すると映像がぼやけてしまいます。

が、「AIビデオアップスケーリング」を試してみたら効果が凄かったです。

▼AIビデオアップスケーリングは効き目を確認できるデモ(以下のように画面にバーが出てきてオン・オフの状態を確認できる)も使えるんですが、以下のようにSD画質の映像もかなり鮮明になっています。ちなみに画面右側がアップスケーリングされた映像です。↓

上の写真では少し分かりづらいかもしれませんが、実機で見ると結構ビックリするレベルで綺麗になってるんで、手に入れたらぜひ使ってみて下さい!

USB-Cが2つ備わっていて外部映像出力もできる

Teclast P50Aiは10Gbps通信可能なフル機能のType-C以外に充電専用のUSB-Cも備わっています!

たとえば映像出力をする場合、私の場合だとUSB-C→DisplayPortのケーブルを使っていますが、このケーブルだと給電はできません。

▼ですが!Teclast P50Aiなら充電専用のUSB-Cが備わっているので、本体に給電しながら映像出力ができちゃうんです。↓

他にも充電しつつもう片方のUSB-Cポートで高速なデータ転送ができたり、充電しながらハブを挿してUSB機器を使ったりと凄く便利でした!Good!

パソコン風に使えるPCモードを搭載

Teclast OSはPCモードも搭載!

▼PCモードはデバイスコントロール画面にてPCモードをタップすると切り替わるようになってます。↓

▼PCモードではアプリをウィンドウで開けるのが良いところ!↓

タブレットモードだと2画面表示までなので、複数のアプリを立ち上げて使うような人は便利に使えそう!ただし、多くのアプリを同時に立ち上げすぎるとモッサリするのでご留意を。

Teclast P50Aiのレビューまとめ

最近のエントリータブレットは新型であっても機能的な変化が少なく、SoCが少し良くなりメモリが増え、OSが新しくなるようなパターンが多かったんですが、いやー、久しぶりにエントリーモデルでワクワクできました。

もちろんエントリー帯の製品なのでゲーム性能など妥協が必要な部分もあるんですが、SoCの総合的なパワーは割と高いしディスプレイも表示が滑らか、さらに最新のAndroid 15を備えるだけでなく、ガチで使えるAI機能や便利な2つのUSB-Cポートを備えるなど、かなり意欲的なモデルかと思いました。

まさかTeclast OSとやらが備わっていると思っていなかったので、弄くり倒しながら楽しい時間を過ごせました。もちろんAI機能も含めて荒削りな部分もあったので今後のアップデートにも期待したいところです。

Android 15を弄ってみたい人はもちろん、最新のAI機能を体験してみたい人もこのお値段なら手が出しやすそう。ぜひレビューを振り返って検討してみて下さい!

Teclast P50Aiの購入先まとめ

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

■Teclast P50Ai■

初出時価格→20,900円

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(※1)購入後にTeclast公式LINEアカウント「@teclastjapan」追加でBluetoothキーボードとケースが貰えます。
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