オールビッグコア設計のDimensity 8400が発表されたので特徴とスペックを調べてみた!
MediaTekがミッドレンジ向けのSoCで初めてオールビッグコアを採用した「Dimensity 8400」を発表!これは・・・化け物SoCになるかも。
オールビッグコアを採用したDimensity 8400
CPU | 1x Arm Cortex-A725, 1MB L2 3x Arm Cortex-A725, 512MB L2 4x Arm Cortex-A725, 256KB L2 |
GPU | Arm Mali-G720 MC7 |
NPU | MediaTek NPU 880 |
メモリ | LPDDR5X |
ストレージ | UFS 4 + MCQ |
ディスプレイ | WQHD+ 144Hz |
カメラ | 320MP 4K60 (3840 x 2160) |
Wi-Fi | 6E |
Bluetooth | 5.4 |
GPS | GPS L1CA+L5+L1C BeiDou B1I+ B1C + B2a Glonass L1OF Galileo E1 + E5a QZSS L1CA + L5 NavIC L5 |
MediaTekではDimensity 9300やDimensity 9400と同じオールビックコア設計のSoCがミッドレンジの8000番代にも来た!ってことで超話題沸騰中。
SoCは一般的に省電力コアを搭載しているんですが、オールビックコア設計は省電力コアを取っ払って全部ハイパフォなビックコアで構成されたSoC。なので・・・めっちゃ性能が向上します。パワープレイってやつですね。
で、Dimensity 8400はArm Cortex-A725を8基搭載(1MB L2×1、512MB L2×3、256KB L2×4)。これによりマルチコアパフォーマンスが最大38%向上しつつピーク電力使用量を40%削減!またGPUはArm Mali-G720 MC7を搭載していてピークパフォーマンスが24%向上しつつ電力効率も42%向上しているそうです!
ちなみに前モデルにあたるDimensity 8300はAnTuTuだと総合スコアが約130万点、GPUスコアが約40万点クラスだったので、上記の性能向上であればDimensity 8400は総合170万点以上、GPU50万点以上は叩き出せそう。
また生成AIに関しても最新の第8世代となるMediaTek NPU 880を搭載します。整数/浮動小数点演算が20%高速化したことで文章生成が33%高速化、電力効率も18%向上したとのこと。
その他、最大WQHD+の144Hzの高リフレッシュレート出力、LPDDR5X・UFS 4、Wi-Fi 6E、カメラは最大320MP、4K/60FPSの動画撮影をサポートしています。
▼Dimensity 8400シリーズを搭載するスマートフォンは今のところRedmi Turbo 4が判明しています。発売は2025年1月らしい。↓
ちなみにRedmi Turbo 4は「Ultra」付きです。Dimensity 8300シリーズもXiaomi系スマホにはISPカスタム・GPUクロックをアップしたDimensity 8300-Ultraが搭載されていて無印よりも性能が高かったので、Redmi Turbo 4も無印Dimensity 8400より性能が高くなるかも。楽しみですねぇ!
▼Dimensity 8400については公式サイトも公開されているので、ぜひチェックしてみて下さい!↓