Pixel 9aの自腹レビュー!普段使いスマホとして扱いやすい仕様が魅力

2025年4月16日に発売したGoogle最新スマホ「Pixel 9a」。Pixel 9シリーズの廉価モデルでお値段は79,900円からとなってます。実機を購入したのでレビューでまとめていきます!

結論から言えばモノは良いですね。流石Googleスマホという感じでスマホに興味のない人にも、これ選んでおけば間違いないよとオススメできるレベルでした。

一方で定価は割高に感じます。こればっかりは円安の影響なので仕方ないですね。安価に手に入るようなら検討候補にいれる感じで。

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■Google Pixel 9a■

初出時価格(128GB)→79,900円

初出時価格(256GB)→94,900円

スペック、ベンチマーク、検証結果

▼サクッと特徴をチェックできるファーストインプレッション動画も公開しています。(チャンネル登録もお願いします!)↓

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割引施策を狙って手に入れたいモデル

いきなりですが、ぶっちゃけ定価だとコスパが良いとは思いません。コスパが良いなというよりも割高感が強くなったなという印象が強いですね。値上がってますしね。

▼実は米国価格はPixel 7aからずっと据え置きなんですよ。日本は円安の影響で年々高くなってますが。悲しいですねぇ。↓

モデル 米国価格(USD) 日本価格(円)
Pixel 6a $449 53,900円
Pixel 7a $499 62,700円
Pixel 8a $499 72,600円
Pixel 9a $499 79,900円

さらに最近はライバルとなるSoCの性能向上が凄くて、例えば49,980円で購入できるPOCO X7 ProはAnTuTuスコアが160万点超え、GPUスコアが60万点に迫る勢い。価格対処理性能も完敗です。

Pixel 9aはやっぱり7万円を切るような価格帯が妥当な気がします。なので僕と同じように79,900円という価格は割高に感じる人も多いかもですねぇ。

ただPixel 9aは日本の大手キャリアでも扱われていて、ビックリするくらい低負担で持つことができます。また、ちょっと裏技的な感じですが下取り価格よりも安く売っている中古スマホを手に入れて下取りに出すのも有効な手段。

円安の影響で価格が高くなっているので、賢く立ち回って手に入れるのが良いかと思います。

6.3インチの扱いやすいサイズ感

Pixel 9aはiPhone 16と似たようなサイズ感ですね。個人的にiPhone 16が扱いやすいサイズ感だったのでPixel 9aもめっちゃ扱いやすいです。重量もそこそこ軽めでGood!

サイズは人それぞれ好みが分かれるところですが、「iPhoneの標準サイズが使いやすい!」という人は気に入ってもらえるはず。

▼Pixel 9aとiPhone 16を並べてみました。iPhone 16より縦が少し長い感じ!↓

▼筐体の質感はめちゃくちゃ良いです!廉価モデルといっても一定の水準は超えてきてますねぇ。↓

▼カメラデザインが大幅に変わったことで背面もほぼほぼフラットになりました。↓

純正のケースはカメラが引っ込むのでテーブルにおいても全くガタつかないとのこと。ちなみに買うの忘れてました。買わなきゃ。

▼ベゼルはかなり太めですね。気になる人も多そう。↓

上位モデルになるほどスタイリッシュ度が上るものなので廉価モデルらしいっちゃらしいですが、この価格帯だと随分と太いです。でもまあ僕はベゼルの太さが購入するか否かを悩むほどの要素ではないので、まあいっかという感じではあります。

デザインは好み次第という部分もあるので皆さんの判断にお任せするとして、個人的には扱いやすいサイズ感、デスクに置いて操作してもガタつかない点が気に入ってます!

日常使いで十分なパフォーマンス

搭載するSoCはGoogle製のTensor G4。これ、上位のPixel 9やPixel 9 Proと同じSoCです。

▼AnTuTuを3回走らせてみた結果は以下の通り。↓

ここで「あれ?」と思った人はビンゴ。上位モデルと同じTensor G4を搭載しながらPixel 9aのスコア水準は上位モデルよりも随分低くいんです。

CPU性能を測定するGeekbench 6では上位モデルと差がないのでコア自体は同じかと思うんですが、総合的な性能を数値化するAnTuTuでは結構差が出てました。

AnTuTuの温度グラフを見ると結構早い段階から熱が下がり始めているようなので、もしかしたら発熱絡みで制御されているんですかね?

とにかく「同じTensor G4だから上位モデルと同じ処理性能で各種ベンチスコアも同じくらいだろう」と思っていると肩透かしを食らいます。

まあベンチマーク結果が全てではないですし、総合スコアが100万点を超えているので普段使いする上では十分なパフォーマンスです。動作はサックサクでヌルヌルですよ。

という訳で上位モデルと比較するとスコアの伸びはイマイチでしたが、その分お値段も安いので納得はできてます。

ゲームは設定を煮詰めると遊べるタイトルも多い

Tensor G4はGoogle製SoCのフラッグシップモデルなんですが、同世代のライバルメーカーが出しているフラッグシップと比較すると性能では太刀打ちできないくらい差があります。

なので、ゲーム性能も現行ハイエンドと一緒だと思っていると痛い目にあいます。

▼原神では画質「中」設定で高負荷時の下限フレームレートが49FPSでした。↓

原神の画質「中」で高負荷時に30FPSを超えていれば大多数のゲームは楽しめるレベルで動作する水準ではありますが、ゲーム性能はハイエンドではなくミドルハイレベルと思っておくのが吉。

という訳で、最高画質+高フレームレート維持などベンチ的な要素も含むゲームプレイには全く向いていません。

ゲーム性能を重視するならTensor SoCを積むPixelだと最上位モデルでもこの程度なので、Galaxyなり他メーカーのハイエンドスマホを買ったほうが明らか幸せになれます。

一方で30FPS出ていたら十分だよという人はPixel 9aでも大きな不満なくゲームも楽しめるかと思います。

ゲームの画質設定について
ゲーム性能の検証でよく見かける原神での画質最高+60FPS設定はSoCの底力を見るためのベンチ的な設定です。このような設定は発熱も高くなり電池持ちも悪くなります。「ゲームを遊びたい」という本来の目的であれば、ゲームのグラフィック設定は妥協できるまで下げて負荷を軽くする方向性の煮詰め方をガルマックスはオススメしています。

使えるAI機能は上位モデルと比べて差がある

PixelシリーズはGoogleの最新AI機能が利用できる点も魅力!なんですが、上位モデルのPixel 9/9 Proシリーズと比べると差がありました。AI機能は結構メモリを食うので8GBのPixel 9aでは厳しかったっぽいですね。

▼調べてみたらこんな感じ。一緒に写る、消しゴムマジックなど基本的なAI機能は使えるんですが、Pixelスクリーンショットなどは使えないです。↓

機能・特徴 Pixel 9a Pixel 9/Pixel 9 Pro
Gemini AIのバージョン Gemini Nano XXS Gemini Nano XS
マルチモーダルAI対応 ×(非対応) ○(画像・音声・テキスト対応)
Pixelスクリーンショット ×(非対応) ○(対応)
通話メモ(音声要約) ×(非対応) ○(対応、英語のみ)
一緒に写る・ベストテイク ○(対応) ○(対応)
編集マジック・イマジネーション ○(対応) ○(対応)
オンデバイスAI処理 ○(一部機能のみ) ○(高機能・多機能)

動作要件が高いマルチモーダルAIがおそらくメモリ搭載量の兼ね合いで対応できず、それらに関連するAI機能が非対応になっている感じですね。

例えばiPhone 16eは廉価モデル(と言っても10万円近いけれど)ですが、16の名を冠するモデルでAppleのAI機能をガッツリ使えるように設計されてます。一方でPixel 9aは9シリーズの名を冠しながらAI機能に差がある点はちょっと残念ですね。

なのでGoogleのスマホ向け最新AI機能を試してみたいならPixel 9か9 Pro系を選びましょう。

Pixel 9aはテレビCMで見かけるGeminiを使ったアシスタント機能、「一緒に写る」や「消しゴムマジック」のようなAIを使った編集など基本的なAI機能は使えるので、これらが使えたらOKという人向きです。

カメラはマイクロフォーカス対応で凄く近づける

Pixel 9aのカメラは4,800万画素の広角、1,300万画素の超広角の2カメラ構成!望遠カメラは備わっていませんが、夜以外なら4倍くらいまでが実用範囲かなという感じです。

▼あとマイクロフォーカスに対応しました。こんな感じで被写体にグッと近づけるようになったので撮影の幅が広がってます。↓

何が良いかって、Pixel 9aのマイクロフォーカスはメインで使う広角カメラで撮影できること!

多くのスマホは被写体に近づくと超広角カメラのマクロモードに切り替わりますが、超広角カメラは大体の場合メインの広角カメラよりスペックが劣るのでメインカメラの雰囲気と変わってしまうことが多いんですよね。

一方でPixel 9aはメインの広角カメラでグイグイと被写体に近づけます。メインカメラを向けたままシームレスにマイクロフォーカスで接写できるので、全く違和感なく被写体に近づいて撮影できる点が凄く良かったです。

じゃあいつも通り色々撮ってきたので一緒に見ていきましょう!

▼まずは広角カメラから。見た目に近いナチュラルな感じに仕上がるようです。↓

▼メインカメラは明るいシーンだと4倍までなら何も考えずに切り替えて撮影してもOK。↓

▼でも4倍を超えると明るいシーンでもかなり粗さが目立ってきますね。これは最大の8倍です。↓

▼広角カメラも自然な色味で撮影できてます。↓

▼広角と超広角を比較してみました。↓

広角と超広角でカメラ仕様が全く違うので若干の色味の違いはありますが、この程度の差であればカメラを切り替えながら撮影してもあまり違和感はないですね。必要十分。

▼飯撮りは色が濃くなる印象でした。↓

▼暗い場所は広角1倍だとノイズの少ない綺麗な写真を撮れます。↓

暗い場所で2倍を使うとノイズが目立ってくるので、夜景などを綺麗に残したいなら1倍で撮影するようにしましょう。

手ぶれ補正も結構強力。実際に撮影した動画はファーストインプレッションに収録しているのでチェックしてみて下さい。歩き撮影でもそこそこブレを吸収できてますし、歩かないで手持ちで動画を撮影する感じなら十分でしょう。

バッテリー持ちはどうだった?

バッテリー持ちは、使い方、ディスプレイのリフレッシュレート設定などで大きく結果が変わる部分なので参考程度に!

僕の場合は「普段使い」なら1日バッテリーが持ちます。普段使い時の設定は以下の通り。

  • 自動輝度調整オン
  • リフレッシュレート120Hz
  • 常時表示オン
  • ゲームはしない
  • 動画視聴多め
  • テキストベースコンテンツ多め

▼上記のような使い方で100%→90%までの利用時間は約1時間8分でした。↓

1分を超える使い方は・・・

  • YouTube:14分
  • SmartNews(ニュースアプリ):12分
  • Chrome(WEBブラウジング):8分
  • TikTok:2分
  • PeatsAudio(イヤホンのアプリ):2分

このあたりで合計38分ですね。まあ1時間の半分以上をスマホをいじっている状態なので結構使ってる感はあったんですが、こんな感じの使い方を10回ほど繰り返せる計算です。スマホを連続で10時間も弄くっていることなんてないので、僕の使い方だと丸1日は十分電池が持つという評価ですね。

ただめちゃくちゃ電池持ちが良いのかって聞かれると、うーんと言ったところ。まあ所詮5,100mAh程度のバッテリー容量なので、最近多い5,500mAh以上のスマホと比べると電池持ちはまあこんなもんかなという感じがしました。

あと、ファーストインプレッションの検証中は高負荷なゲームやベンチマークアプリを動かしているので割とあっという間に電池が切れました。当たり前ですが、燃費の悪い使い方だとモリモリ電池が減るということですね。

とは言え、僕と同じ様な使い方だと1日は十分バッテリーは持つかと思います!

▼そうそう、Pixel 9aはワイヤレス充電にバッチリ対応!出力は7.5Wと控えめですが、色々とワイヤレス充電グッズを持っているので変わらず使えるのはGoodでした。↓

付加価値ある機能が網羅されているのが良い

Pixel 9aはFeliCaを搭載しているのでおサイフケータイも当然対応、防水防塵も最高等級のIP68、ワイヤレス充電だって対応してます。

他にも(今のところ)サクサクとロック解除できる指紋認証、滑らかな120Hzディスプレイ、十分な音質のステレオスピーカー、Netflixなど著作権コンテンツも高画質で再生できるWidevine L1対応と、多くの人が求めている機能や仕様は網羅されてます。

またGoogleスマホということで、長期的なOSアップデート・セキュリティアップデートがサポートされている安心感の高さも魅力ですね。

一方で良くも悪くもGoogle純正スマホ。AI機能など先進的な部分もありますが、OSの機能は標準的な範囲に留まります。例えばAndroidスマホは各メーカーがAndroid OSを独自にカスタマイズしたOSを採用することも多く、様々な便利機能を搭載していますが、Pixel 9aはそのあたりが弱いです。

Pixel 9aまとめ

全体的に良くまとまっている優等生タイプのスマホですね。サイズ感もGood。スマホにあまり興味のない人が選んでも不満が出ない良い塩梅に仕上がってます。

一方で79,900円という価格は円安の影響もあり「割高だな」と感じます。

周りの同世代スマホの性能帯・ベンチ結果・価格などを熟知している人ほど、この性能でこの価格はやっぱ割高に感じるなぁ。ぐぬぬ、円安め…!と言ってます。

なので購入の決め手はやっぱり価格になりそうです。安く(または低負担で)手に入るならありと言った感じ。

iPhone 16eだってそうですもんね。ウチ経由の販売実績みると低負担のキャリアでめちゃくちゃ売れてますもん。

Pixel 9aも大手キャリアだと2年使って負担が1,200円(執筆時点/auの場合)という大盤振る舞いな状況です。その程度の負担でPixel 9aを2年も使い倒せるなら大いにあり。単体で買うなら下取り価格よりも安いスマホを調達するのも大いにあり。こういった割引施策・テクニックを上手く活用して手に入れてほしいですね。

それではPixel 9aのレビューでした。参考になれば幸い!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

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初期費用が3,850円、問い合わせ時に「0430」と記載し保証オプションに加入すると1万円キャッシュバック!4月30日まで!↓

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■Google Pixel 9a■

初出時価格(128GB)→79,900円

初出時価格(256GB)→94,900円

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