ALLDOCUBE iPlay 50 mini Proのレビュー。Helio G99を搭載した8.4型タブレットを触ってみた!

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

8.4インチFHD解像度ディスプレイ+普通に使えるスペック、しかも安いということで人気を博したALLDOCUBE iPlay 50 miniにHelio G99を搭載した上位モデル「ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro」が登場!ガルマックスも試せる機会を頂いたのでレビューしていきます!

良かった点

  • 金属を用いた質感の高い筐体
  • 2万円前後の8インチタブレットではかなり高性能
  • 急速充電に対応している

注意点

  • WidevineがL3止まり
  • スピーカーがモノラルで音もイマイチ
  • バッテリー持ちは悪めかも

2023/12/28追記:Widevine L1に対応したアプデモデル「ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFE」の実機レビューを公開しました!

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro NFEの実機レビュー!8.4型でHelio G99!Widevine L1対応!これを待っていた!

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

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ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示

筐体はiPlay 50 miniと一緒!

iPlay 50 mini Proの筐体は結論から先に言っちゃうと弟分のiPlay 50 miniと寸分違わず同じなんですよね。

▼背面のデザインなんかも、下部に貼り付けられているステッカー以外は全く同じです。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

▼Type-C端子も上側の側面に1箇所だけと同じ。側面のボタンなんかも全く同じ配置でした。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

▼クイズです。どちらがiPlay 50 mini Proでしょうか?それくらいには見分けがつきません。ちなみに正解は右側です。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

▼重量は307gと12gほど増加しているみたいですが、持ち比べた感覚ではそんなに変わらないですね。目隠しして持ち比べたらどっちがどっちか分からなくなりそう。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

筐体を下位モデルと流用しているというと聞こえは悪いですが、元々金属を使用した安っぽくなくそれでいてしっかり感のある仕上がりだったので、変に変わってないだけ良いとも言えますしね〜。

Helio G99は普段使いでは快適!

iPlay 50 mini Proが搭載するSoCはHelio G99と最近タブレットでこぞって採用されているミドルレンジ帯のプロセッサで、性能的にはUnisoc T606よりもワンランク以上格上となります。

iPlay 50 miniでは先ほど紹介したUnisoc T606を搭載していましたが、それでもブラウジングや動画視聴といった普段使いでは快適に使えていたので、それよりも格上のiPlay 50 mini Proは言わずもがな困る場面はありませんでした。

ちょっとしたゲームなら快適に遊べる!

Unisoc T606よりもパワフルなHelio G99を搭載しているので、ゲーム性能が気になるところですが…

▼最初はPUBGモバイル。滑らかに表示できる最大設定はスムーズ+ウルトラまでとなっています。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

▼実際に遊んでみたところ、動作に関しては十分な印象を受けました。ライトに遊ぶ分には快適に動くはずです!↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

▼スマホ・タブレットでは重量級のゲームである原神もチェック。デフォルトの設定は最低画質のようでした。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

▼実際にプレイした際も画質が悪い上にカクつきが起こる場面が多いと快適とは言い難かったです。画質設定も下限でこの有様なので、Helio G99では原神はキツいって感じですね。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

ということで、iPlay 50 mini Proはゲームもある程度遊べるけど過信は禁物ってところですかね。やっぱり原神などの重量級のゲームを遊びたいなら現状ではiPlay 50 mini Proよりもハイスペックなモデルが一番ですかね〜。

ディスプレイは変わらず良好!

vALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

iPlay 50 mini Proは8.4インチで解像度は1,920×1,200とFHD相当の高解像度ディスプレイを引き続き搭載。

発色もiPlay 50 miniと同じような傾向にあるので発色も良好。小型ながらもしっかりと映像コンテンツを楽しめました!やっぱ小型のタブレットでも高画質なのは良いなと実感しますね〜。

スピーカーの音質は相変わらず悪い

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

iPlay 50 miniではスピーカーの音質が悪かったのが難点でしたが、iPlay 50 mini Proではどうなのか。結果から申し上げると「変わらずショボい」の一言で片付いてしまうレベルです。

音が篭り気味で全然クリアさは感じないのは勿論、モノラルでサラウンド感がない部分もそのまま。かなり音量が小さいのもそのままだったので、スピーカーユニット自体が変更されず続投されているのかもしれませんね。

まだ幸いなことにiPlay 50 mini Proはイヤホンジャックが内蔵されているので、映像や音楽の視聴は有線イヤホンやBluetooth対応オーディオなどを利用することをオススメします!

WidevineはL3。Amazonプライムビデオでの高画質再生は不可!

Widevineは著作権保護に関する技術で、AmazonプライムビデオやHuluで配信されている著作権コンテンツを再生する時に画質に関わってくるところとなってきます。

例を挙げると、WidevineがL1だとFHD解像度での再生が可能ですが、L3ではFHD解像度での再生ができず明確に画質に差が出てきます。

▼Widevineのレベルを調べることができるアプリ「DRM Info」でiPlay 50 mini ProはL3判定が出ていました。つまりFHDでの再生は出来ないってことですね。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

弟分のiPlay 50 miniではL1対応だっただけに、上位モデルのiPlay 50 mini ProでL3止まりはかなり痛いと感じる方は結構いらっしゃるかもしれませんね。

ただ、Widevineにあまり関係無いAbemaやYouTubeなどでは高画質再生が可能なので、Widevineが絡むサービスを利用していない方はあまり支障が無いというのも言及しておきますね!

便利機能の一部が削除されている?

iPlay 50 miniではナビゲーションバーの配置を変更したり、セーフモードばりの最小限度の機能に抑えバッテリー消費を抑えるUltra saving modeなどが搭載されていましたが、iPlay 50 mini Proにはそういった項目が見当たらなかったんですよね。

まぁ、Ultra saving modeなんかは緊急用のモードが故にあまり使う機会が無かったので、個人的にはそんなに困ってはいませんが、ナビゲーションバーの並びを変更できないのは残念と思っている方は多いのではないでしょうか。

仮想メモリは最大8GBまで対応

iPlay 50 mini Proは仮想メモリ機能に対応。最大で8GBまで使うことができます。

▼今回は設定アプリ内にMemory Expansionとして搭載されているようです。チェックしてみたところ、4GB/6GB/8GBの3パターンが用意されているようです。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

まぁ、iPlay 50 mini Proは元々8GBもメモリを搭載しているので、仮想メモリ機能に頼る場面は基本的に無いと思います。本機で性能不足を感じた場合は素直にiPad miniかLegion Y700辺りに買い替えましょう。

急速充電にも対応。1時間20分くらいで満充電できるぞ!

ALLDOCUBE iPlay 50 miniとiPlay 50 mini Proの違いとして、最大18Wの急速充電が上げられます。

実際にROG Phone付属のPD対応60W ACを用い、コンセントのワットチェッカーで計測したところ、18W出力が行えていることが確認できました。ちなみにAnTuTuの充電テストでは12〜13W程度で推移していました。

バッテリー容量は5,000mAhとチョイ大容量くらいなので、充電速度も思ったより早い印象ですね。

充電も1時間で大体70%まで充電できている上、満充電まで1時間半かからなかったので(1時間20分くらい)、バッテリーが切れそうな時でもパッと繋いである程度の残量まで素早く充電できるのは大きいですね〜。

バッテリー持ちは悪いかも

iPlay 50 mini ProはiPlay 50 miniよりも1,000mAhほどバッテリー容量が増加しているので、バッテリー持ちが向上したのか気になるところですが…

輝度75%、WiFiオン、音量はほぼ最大(マスターボリュームがめちゃくちゃ小さい為)で2時間動画を再生したところ、100%→65%とガッツリ減った印象。いや、めちゃくちゃ減るなコレ!

勿論バッテリー持ちのテストとしては比較的ハードな条件ですので、実使用ではもう少しマシな可能性はありますが、未だバッテリー持ちが良いわけではない可能性は考慮した方がいいかも。

充電速度も早めなので、本機を外出先で動画視聴目的で使おうと考えている方はPD対応のモバイルバッテリーを持ち運ぶ方がいいかもしれませんね〜。

カメラは記録撮影向きの画質

iPlay 50 mini Proのカメラで撮影してみました。

▼屋外といった光量が十分に確保できる場面ならそれなりに見れる写真が撮れますが、屋内で光量が少なめの場所だと全くダメですね。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

▼インカメラも同じ傾向ですが、解像度が低いぶん輪に掛けて酷いです。↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

まぁ、タブレットのカメラってあまり使わないので個人的にはどっちでもいいポイントではあるんですが、タブレットのカメラを多用する使い方をしているユーザーさんは気をつけておいた方がいいポイントかも。

余談ですが、シャッター音はカメラアプリ内の設定から消せます。ご参考までに。

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Proをオススメできる人

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Pro

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Proはこんな人にオススメできるタブレットです。

  • 2万円ほどでしっかりと使える8インチタブレットが欲しい方
  • 8インチサイズでFHD解像度のディスプレイを搭載したタブレットをお探しの方

iPlay 50 mini ProはベースモデルであるiPlay 50 miniを基本にSoCをハイスペックなものに入れ替え、メモリ/ストレージやバッテリー容量を微増した上位モデルと言えます。

ということで変化した点はそこまで多くはないんですが、実際にはこのちょっとした変更点が大きく変わってくるように感じました。やっぱりSoCのランクが上がってメモリが2倍に増えると全然違いますわな。

ただし、WidevineがL3までのサポートにグレードダウンしていたり、スピーカーがショボかったりとエンタメ面が弱いのは注意が必要ですね。ただ、AbemaやYouTube視聴メインの方ならあまり支障は感じないかもしれません。

とまぁ、ここまでイマイチな点も色々と述べてきましたが、iPlay 50 mini Proは日本のAmazonでも2万円あれば買えちゃうほどの格安でなおかつしっかり使っていける性能を有したタブレットですので、予算2万円ほどでソコソコ性能が良い8インチタブレットが欲しいなら是非とも候補に入れてチェックしてほしいモデルです!

▼更にお安くFHD解像度の8インチタブレットが欲しい、Widevine L1対応の8インチモデルが良いなら弟分のALLDOCUBE iPlay 50 miniもオススメ。レビュー記事もあるので、参考にしてみてください!↓

ALLDOCUBE iPlay 50 miniの実機レビュー!買う前に注意点や検証結果、評価をチェック!

▼8型クラスのタブレットが気になる方は以下もチェック!↓

ALLDOCUBE iPlay 50 mini Proの購入先まとめ

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