FSNTがarrows We2 / We2 Plusの価格・販売日を発表!SIMフリー版も復活キター!!

SIMフリー版も出るぞ~!!

今年5月に発表されたarrows We2/We2 Plusですが、その販路と価格について発表されましたよ!発表会にて実機の展示もされていたのでレポート形式でお届けいたします!

arrows We2/We2 Plusが登場!SIMフリー版もめでたく復活

▼arrows We2と上位版となるarrows We2 Plusはもともと今年5月に発表されていました。スペックと特徴についてはこちらからどうぞ!↓

arrows We2/We2 Plus発表!Exliderが復活して上位モデルは自律神経活性度も測れる

で、その気になる2機種がFCNTの”すべての人に「やさしいテクノロジー」を arrows We2 series 販売戦略発表会”にてお披露目!嬉しいことに筆者も取材の機会をいただけました。感謝ッ!

▼今回の発表にて嬉しいことにSIMフリー版(公開市場版、非キャリアモデル)が復活!arrows M05以来となるんだそう。筆者はこのM05の楽天モバイル版arrows RXを昔レビューしていたんでちょっと懐かしさを感じたぜ。もう5年たったのね。↓

昔話はさておき、SIMフリー版がふたたび出てくれたことで、大手キャリアなどと契約していないユーザーさんなど手に取りやすくなったのは朗報以外のなにもんでもないですね(`・ω・´)。

なお公式発表いわく「SIMフリー版を知らない、触ったことのないユーザーさんへの入門に」というエントリー的な立ち位置でもあるとのことでした。SIMフリー市場は中華メーカーが大きく伸びているのでシェアを奪うにはかなりのカベにはなるんですが、それに対抗するというわけではない模様。

実際SIMフリーモデルを知らないor買ったことのないユーザーさんもいまだ多いですし、FCNTがそこに着目し架け橋を建ててくれたのはSIMフリー市場の今後の盛り上げの起爆剤としても嬉しく感じますね。

arrows We2

▼まずベースグレードとなるarrows We2からご紹介。販路と価格は以下の通りです!↓

販路 価格 容量 発売日
ドコモ(F-52E) 22,000円 4GB+64GB 8月16日(金)
au(FCG02) 22,001円 4GB+64GB 8月16日(金)
UQ Mobile(FCG02) 22,001円 4GB+64GB 8月16日(金)
SIMフリー 32,800円 4GB+128GB 8月16日(金)

キャリア版では価格が安くなり、反面キャリアアプリが入っているなどの仕様があったり容量が少なかったりという点はこれまでの傾向と同じパターンといえます。

ただし発売日はいずれの仕様も8月16日金曜日で足並みが揃っており、SIMフリーだけ極端に遅いということはないのが嬉しい。

▼SIMフリー版の販路は以下の通り!今後追加もされていくとのことでした!Amazonでもポチれるぞ。↓

▼実機がこちら!カラーは3色です。ピンクカラーはこれまでのarrowsって感じで親しみが持てる印象。う~~んカワイイのぅ。↓

▼ボディパネルは再生素材で組み上げられた樹脂パネルを採用。IP68で1.5mまでの落下耐性も持ち合わせている、見た目に反して非常に頑丈なボディ。実際に1.5mの高さからコンクリートに落とす実験もやってました。ぜんぜん画面割れてねぇ。↓

筆者からするとこれまでのarrowsシリーズ、非タフネスモデルの中でも最高レベルの頑丈さを持っていると思えるんすよ。なお当然ながらボディ自体にキズ、ヒビは入る可能性高いんでその点は過信しすぎないようには注意。

▼ボディは様々な部分に再生素材を採用しているのも特徴。これにはiPhoneのPVに出てきた母なる自然とやらもニッコリ。実機をバラしたディスプレイもありました。↓

触り心地はものすごいすべすべでサラサラ。手触りは良かったです。ただ冬とか手が乾燥しているとすべらせる懸念点もあります。

▼一体成型ではないのでつなぎ目はありますが、違和感なく手に馴染むという印象でした。↓

▼カメラの厚みも1mmあるかないかってぐらい薄く、机においてもガタツキはほぼありません、耐久性の高さも加味すれば、裸運用でもストレスを感じないスマホにおいてトップクラスの座を得られる、そう思える。↓

▼arrowsといえばハンドソープでの丸洗いができるってのが大きなセールスポイント。実際にやってました。モックじゃなくて実機です。↓

▼あと上位グレードもろとも水没させてストップウォッチも動かしていました。実際に見るとインパクトやべぇなこれ。先に突っ込んでおいたarrows We2 Plusは10分以上動いてたし。↓

▼人によってはネックとなる点としてはサイズが大型化しています。先代モデル(一番右)と比べるとこんな感じ。左は上位グレードのarrows We2 Plus。↓

6.1インチモデルなので依然として他スマホよりも小型、ではあるものの、先代と比較すればコンパクトさは損なわれてはいますんで気にする人は留意が必要。

▼なおディスプレイはHDクラス解像度ですが、小さめなのでドットの粗さは気にならんかったです。画面形状も水滴型ノッチからドットノッチになって若干ですがキュッ!とまとまっている印象。ベゼルは依然として厚いけど。↓

左がarrows We2、右が先代arrows We。なおベゼル内の光はセンサー なので通知LEDではないため注意

▼SoCはDimensity 7025っちゅうやつ!日常使いでは快適、ゲーム性能は低い、というミドルレンジクラスのスペックっす。動作に関しては以下記事を参照のこと。↓

Dimensity 7025のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

見た目からもエントリー感は漂うんだけど、基礎スペック自体はしっかり確保されており、実機も触った感じストレスを感じるシーンは無かった!

当たり前ですが3Dゲームには不向き。「ゲームはハイエンドモデルを選べ」という割り切りが必要です。なお安いからといって、ゲームを多くするであろう思春期のお子さんに持たせてはいけません。Androidアンチが増えてしまいます(´・ω・`)。

3.28万円という定価は筆者みたいにいろんなモデルを見てきた方にとっては割高と感じるでしょう。しかし反面、国産ブランド+耐久性の高さ+おサイフケータイ+イヤホンジャック・MicroSD対応‥といった基礎的な部分がしっかり仕立て上げられている、地に足を付けたスペック。

これまでのarrowsからSoCの基礎スペックも大幅に向上しているので「機能性は良いけど性能がね~」なんて心配もなさそう!解像度やシングルスピーカーといった点はエントリーらしいけど、これはライト層の方々にオススメしやすいと感じられる1品ですた。

arrows We2 Plus

▼上位グレードとなるarrows We2 Plusの販路と価格は以下の通りです!こちらは無印とちがい発売日にばらつきがあるんで注意。↓

販路 価格 容量 発売日
ドコモ(F-51E) 62,150円 8GB+256GB 8月9日(金)
IIJmio
(IIJ限定モデル)
54,800円 12GB+256GB 8月14日(水)
楽天モバイル 49,900円 8GB+256GB 10月15日(火)
SIMフリー 59,950円 8GB+256GB 8月16日(金)

ドコモが一番早く発売されますが価格もそれなり(割引は入ると思いますが)。楽天モバイルは一番ベース価格が安いけど発売日は遅いというネックがあります。

しかし筆者にとって特筆すべきはMVNOのIIJ版!なんとメモリが増設されている特別仕様になっています。ベースで12GB、かつ8GBまでの仮想メモリも対応しており、合計20GBで動作できるという中華スマホみたいなスペックに変貌します。

▼さらにベース価格は5.5万円弱なんですが、MNP乗り換え特別価格で36,800円で買えるというのも魅力!オレも乗り換えようかとゆらいだ。後述するけどこのarrows We2 Plus、かなり素養が良くて普通にメインスマホでもアリって思ったんすよ。↓

▼カラーはグレーとゴールドの2色!ゴールドはarrows NX9を思い出す色合いで懐かしさを感じました。グレーもスタイリッシュで好き。↓

無印版もそうなんだけど、カメラ部分の主張が少ないレアなモデルでもありますね。今のモデルってほとんど横幅が増えて主張が激しいので、そういう意味でもこれは逆に個性的といえる。カメラ自体の厚みも押さえられており、ガタツキも気になりません。Good!

▼SoCはSnapdragon 7s Gen 2を採用!ミドルレンジ~ミドルレンジ上位クラスの実力を持ちます。スペックやゲーム性能に関しては以下記事を参照のこと。ゲーム性能はまあまあといったところです。↓

Snapdragon 7s Gen 2のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

▼触ってビックリしたんだがこのディスプレイ、すっげーなめらかに動く。最大144Hzといういい意味でarrowsらしからぬハイスペック。しかも有機ELでFHD+解像度。ハイエンドと遜色ないですよ。↓

あと個人的に気になってたタッチサンプリングレート。これは1秒間に何回タッチを検出するかって数値なんですが、スタッフさんに問い合わせたところ200Hzという回答でした。うむ!十分!音ゲーでも使っていけそうだこれ。

▼無印と比較すると画面の大きさもだし形状もかなり印象が違いますねぇ。あとなんか既視感あるなと思ったらあれだ、モトローラスマホっぽい形してる。上下ベゼルだけわずかに厚みがあるのがそれっぽい!↓

今のFCNTはモトローラ傘下なので、この点ももしかしたら影響が出ているのかもしれませんね。筆者も予想に過ぎませんが‥

あと言われるまで気づかなかったんだけど、画面の4隅がわずかに盛り上がってて、これにより耐久性が高まってるんだそう!

▼落としても割れにくいのはこれのおかげなのかも。モトローラスマホっぽい見た目だけど、ここにFCNTらしさが活きていると思うと嬉しいわ。↓

自律神経の測定という新機能が面白い

▼このarrows We2 Plus、カメラの下には、自律神経を測定できるという超特殊な脈波センサーを搭載しています。↓

▼このセンサーを搭載するのは世界初とのこと!カメラを5つもブチ込んだNokia 9 Pureviewとか折りたたみ初号機のGalaxy Foldとか、筆者はそういう革新的なモデルが大好きです。↓

「arrows We2 Plus」は、背面カメラ下の脈波センサーから読み取ったバイタルデータをもとに、森谷敏夫 京都大学名誉教授による監修のもと、FCNTが開発した独自のアルゴリズムにより、ご自身の自律神経の活性度を測定し、“自律神経パワー値”と、それが何歳平均相当であるかを表示する機能を世界初搭載したスマートフォンです。

fcnt.com

これ、実際に試した結論から言うと‥日常使いとしては使いにくさも感じます。というのも1回の測定で最低でも2分かかるんすよ。

2分ほど指をセンサーにあて続けて静止する必要があり、少なくとも若い方とかタイパ志向のユーザーさんにとっちゃあわざわざこれを使ってくれるかさえも怪しい‥かもしれん。筆者の場合は朝コーヒー入れるときの待ち時間に使おうかなとか電車んなかとか休憩時間のときにやろうかとは思った(途中で忘れそうな気はするけど)。

しかーし、こうは書いたものの、かなりスペックは良いんだそう!

というのもこれ、実際に京都大学の教授に週1で会うというスタッフさんに話を聞いたところ、これまでの自律神経を測定できるガチモンのセンサーは測定までに4分かかってて、なおかつ胸に直接機器類を当てる必要もあったとのこと。

また小さなスマホの小さな部品ながら、センサー精度は本格的な機器と同レベルの精度、というお墨付きもありまして、筆者はマジで驚いた。指を当てるだけで2分って言うのも、これまでのセンサー機器から大幅な進化だったんだなあ。

もちろん2分も指を当て続けるという点は人によってネックになり、万人向けとはいいがたいのもある。しか~し、このモデルはセンサーを初めて搭載する初号機。ここから技術を磨いていって、精度も速度もどんどん詰めていけると期待っすね。

国民車であるプリウスも初代ではそんなに有名じゃなかったけど2代目、3代目が超売れまくった‥って感じで、今後のモデルも精度が高まって流行ると願いたいですね。とくに日本だとうつとか色々抱えてしまうケースも多いですし、そこに差す救いの光のキッカケになるといいなあ。

▼測定画面はこんな感じ!とくに「自律神経パワーのスコア」「交感神経と副交感神経のバランス」が大事だそうです。自覚しにくい自律神経をこうやって可視化してくことで今の状態を自覚して改善を目指せる。良い機能だこれ。↓

▼また測定時の状態のメモも可能。どういう場面で測定したか、気分はどうかといったものを残せます。日記感覚で取っていけるなこれ。↓

筆者的にはかなりオススメできそうなモデルと感じた

今回発表されたarrows We2とarrows We2 Plus。とくにarrows We2 Plusがオススメできそうに感じました。また軽くファーストインプレ段階なんで断言は出来ないんだけど、第一印象めっちゃ良かった!

arrowsは低スペックでカイロスマホ、Androidアンチを生み出してしまった戦犯なんてのはもう昔の話。このarrows We2 Plusはとくになんですが、日本向けの機能を網羅して耐久性もあり、それでいて画面、SoCという基礎的なスペックもバッチリ押さえてきています。

よしんばこの2点が足りないと筆者としてもメインスマホには使えるか微妙には思ってたんだけど、触った感じ動作も安定して良好。筆者は3Dゲームやらんタイプだからこれで十分な性能クラスだし、マジでメインスマホになるかもしれん、って思ったレベルっすよ。

今のAndroidスマホ市場だとXiaomiの勢いがとんでもないことになってて正直筆者としてもオススメできるモデルは多い。

しかし人によっては中華メーカーという点で敬遠することもしばしばあり、そういう点においてこのarrows We2、arrows We2 Plusはうまくぶっ刺せるラインナップなんじゃねぇかな~!!なんて感じました。筆者の周りの家族親戚にもオススメできるスマホの1つと数えられそうで期待しかない。

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