Zenfone Zoom S(ZE553KL)の性能評価と最新情報(実機触ってきた)
-
▼2017/6/20更新▼
日本ではZenfone Zoom S(ZE553KL)というモデル名で発売予定となりました。発売日は2017年6月23日で価格は税別54800円。クリアケースが同梱され、先着100名には三脚がプレゼントされるようです。既に日本のASUSショップでは受付を開始しているのでチェックしてみて下さい。
- Zenfone Zoom S(ZE553KL)
年始早々、物欲を刺激しまくる製品が発表された!
2016年に発売され話題を呼んだZenfone Zoomの後継機である”ZenFone Zoom S”は引き続き光学ズームを搭載しながらも”デュアルカメラ仕様”となっている。
欲しいよ~。欲しいよ~。どっかにZenFone Zoom S落ちてねぇかなぁ~。
目次をクリックすると各項目へ移動します
ZenFone Zoom Sの発売日と価格。
-
▼台湾での価格▼
2017年2月14日に台湾で発売したZenFone Zoom Sですが、現地で価格を確認したところ64GBモデルで14,990台湾ドル。日本円で約55,000円です。oh・・・思ってたよりも高いじゃねぇか。(追記:結局日本発売価格は予想ほぼ的中で54800円となりました。)
基本的な性能が同じZenfone3が約40,000円なので、1.5万はデュアルカメラの付加価値か。そう考えてもちょっとばかし高いというのが正直な感想。
予定では2017年2月からグローバル版が順次発売されるそう。具体的な日本での発売日は現時点で不明。(追記:2017年6月23日に発売予定となりました。)
価格に関しても現時点で不明。とは言っても、基本的なスペックがZenfone3と非常に似ているので、デュアルカメラを加味しても5万前後が妥当だと思います。
ZenFone Zoom Sの価格情報が出てきた。
mobile.it168.comさんの情報によると128GBが3699元。日本円で61,836円でそれなりのお値段。
YouTubeで公開されたフィリピンのyugatechからの動画では、20000フィリピンペソは日本円で46,700円となってました。
まだ、32GBモデルの価格が出てませんが、Zenfone3とほぼ一緒の構成なので技適関係のコストを考えて日本では32GBが4万円~4.5万円前後で収めていただきたいところです。
また、価格情報が入り次第追記更新しますね!(追記:価格は54800円となりました。)
日本で発売されるの?そこ、一番大事。
追記:2017年6月23日に日本発売が確定。
▼公式のスペックシートには ”TW/JP/HK/SG/PH version”と書いてある!↓
みんな!JPって書いてるよ!
前モデルのZenfone Zoomも日本で発売されていますし、ZenFone Zoom Sの公式スペックシートにもJPと書かれているので日本での発売は確実でしょ!
ZenFone Zoom Sのスペック表と基本性能。
項目 | ZenFone3 |
---|---|
OS | Android6.0.1 |
SoC | Snapdragon625 (2.0Ghz) |
メモリ | 4GB |
保存容量 | 32GB 64GB 128GB (日本では64GB版のみ) |
MicroSD | 2TBに対応 (SIMスロット共用) |
液晶 | 5.5型フルHD (1920x1080) 有機EL ゴリラガラス5 |
メインカメラ | 1,200万画素×2 (デュアルカメラ) SONY IMX362センサー 広角側F値1.7/25mm 望遠側Largan製レンズ59mm (2.3倍光学ズーム) 画像は4軸手ブレ補正 動画は3軸手ブレ補正 デジタルズームは12倍 4K動画対応 |
自撮りカメラ | 1,300万画素 (F値2.0) IMX214センサー |
対応バンド | FDD-LTE 1/2/3/5/7 8/18/19/26/28 TD-LTE 38/39/40/41 W-CDMA(3G) 1/2/5/6/8/19 GSM 850/900/1800/1900MHz |
DSDS | 4G+3Gに対応 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n |
指紋認証 | ○ 背面に搭載 |
バッテリー | 5000mAh USB-C リバースチャージ対応 |
サイズ | 縦:154.3mm 横:77mm 厚さ7.99mm 重量:170g |
カラー | Navy Black Glacier Silver Rose Gold (日本ではNavy BlackとGlacier Silverのみ) |
基本動作性能はミドルハイスペック!
SoCはQualcommのミドルハイスペックSoCである”Snapdragon625”を搭載。メモリは大容量な4GBを搭載しており、画面解像度は1920×1080のフルHDで発色の良い有機ELを採用。
▼Snapdragon625は私の所有しているZenfone3と同じSoC。メモリはZenFone Zoom Sが1GB多い4GB搭載しているので基本性能はアップしてます。参考にZenfone3のAnTuTuベンチマークをどうぞ。↓
ZenFone Zoom Sの対応電波チェック!
電波が掴めない時点で”携帯電話として失格”ですよね。
というわけで公開されたスペックシートからZenFone Zoom Sの対応している国内向け電波をチェックしてみます!
対応電波はZenfone3と一緒!マルチキャリアに対応した電波群!
ZenFone Zoom Sのスペック表をチェックして一瞬で「Zenfone3と一緒だ!」って興奮しました(笑)
対応電波を見る限り大手3社の電波に対応していますが、技適の関係もあるので日本仕様発表時に再度対応電波をチェックしましょう!(スペック表に記載の対応電波は、日本版でも全く同じでした。また、ASUSがau VoLTE SIMに正式対応していることをアナウンス済みです)
Zenfone Zoom S(ZE553KL)はドコモ、au、ソフトバンク(ワイモバイル)の電波が掴める仕様です!
ドコモの電波。
ドコモのLTE電波は全国区をカバーするバンド1、東名阪の高速通信バンド3、地下・郊外・山間部をカバーするバンド19に加え、今後エリアが広がるバンド28にも対応。
ドコモの3G電波も主要バンドの1に加え、山岳や農村地区をカバーするFOMAプラスエリアのバンド6/19もバッチリ対応してます!
ソフトバンク(ワイモバイル)の電波。
ソフトバンク(ワイモバイルも同じ電波を使ってる)のLTE電波も主要バンド1、元ワイモバイルの主要バンド3、プラチナバンドの8に対応。3Gも主要バンド1/8にバッチリ対応してます。
また、通信方式の異なるLTE電波のバンド41にも対応!ワイモバイルから発売されている端末と遜色ないバンドに対応してますね!
auの電波。
追記:日本国内版でau VoLTE SIMに対応していることを確認しました。
auは通話もデータもLTEを使用する”フルLTE”として電波が掴める仕様です。現時点の対応電波且つauの技適がクリアして、「日本ではauの電波も使えるよ!」となった場合は、”au VoLTE対応SIM”を使う感じ!
LTE電波にはauのメインバンドであるプラチナバンドの18/26に対応しており、補助バンドの1にもちゃんと対応してます!
電波絡みでもう一つ。Wi-Fiは貧弱!
モバイル通信以外で通信する方法として、自宅の固定回線を利用するWi-Fi接続。ZenFone Zoom Sの仕様表をチェックしたところ、Wi-Fiは802.11 b/g/nのみに対応。
最近は超高速な固定回線が普及しているので、ルーターも超高速通信に対応した”ac規格”に対応している製品も多いですが、ZenFone Zoom Sは残念ながらacに未対応!
ZenFone Zoom SのSIM仕様をチェック!
ZenFone Zoom Sは電波の仕様的にちょっぴり気をつけたい部分があるのでその点も踏まえて紹介!
SIMは4G+3Gの”デュアルスタンバイ”仕様!
2枚のSIMを”同時待受”出来るデュアルスタンバイにZenFone Zoom Sは対応しています!
Zenfone3と仕様が同じなので「デュアルスタンバイで何が出来るか知りたい!」という方は以下の記事で詳しく解説しているのでどうぞ!
【関連】ZenFone3のデュアルスタンバイを使ってみたのでメリット・デメリットまとめ。
au回線でデュアルスタンバイを使う場合は”通話用SIM”に不向き。
▼台湾でZenFone Zoom Sの実機でデュアルスタンバイの画面をチェック。(日本語に勝手に設定した)基本的にはZenfone3と同じ仕様のデュアルスタンバイ機能です。
▼台湾版なので、もちろん技適は無し。↓
ZenFone Zoom Sのデュアルスタンバイ利用時は4G(LTE)と3Gの同時待受となります。
au電波は通話もデータ通信もLTEを利用するタイプとなるので、デュアルスタンバイ利用時に音声通話としてauを選択した場合、4G(LTE)は音声通話用として必然的に割り当てられます。
そうなると、データ通信側は3G固定となってしまいます。つまり、高速データ通信が使えない。という罠にハマります。
au回線をメインで利用する場合は音声通話もデータも1枚のSIMで利用する従来の利用方法でないと不満が出そう。auはSIMフリースマートフォンと相性が悪いんですよね。。。
でも、au回線を利用した格安SIMは”通信速度が安定している”と評判が良いので、音声通話SIMにドコモやソフトバンク(ワイモバイル)を使って、データ側にauを利用するのがオススメ!
ZenFone Zoom Sのカメラ性能。
ZenFone Zoom Sの最大の特徴である”カメラ”に関してアレコレちぇっく!
その名の通りZoomにフォーカスしている製品だが・・・
前モデルは”HOYA製ズームレンズ機構”を搭載した「レンズが飛び出さない光学3倍ズーム」が売りのまさしく”Zoom”にフォーカスした端末。一言で”変態機種”ですよ。詳しくは以下をどうぞ。
【関連】ASUS「Zenfone Zoom」のスペックレビュー。カメラ性能変わらず4つの価格帯から選べる
ZenFone Zoom Sもズームにフォーカスした製品であることは製品名から伺えますが、ズーム性能は光学2.3倍、デジタルズーム12倍となってます。ちょっとパンチが弱いですよね。
でも、その変わりに・・・
ASUSも遂に”デュアルカメラ”に手を出しちゃった(笑)
ASUSさん、トレンドに乗っかって来てますね~(笑)
ZenFone Zoom Sは1200万画素の25mm広角レンズを搭載したカメラと、2.3倍ズームが可能な59mm望遠レンズを搭載したカメラの”デュアルカメラ仕様”となりました!
▼広角/望遠共にSONY製の「IMX362センサー(1/2.55″ large sensor size, 1.4 µm large pixel size)」を搭載。広角側はF値1.7の明るいレンズ、望遠側はLargan製レンズを搭載する。↓
HUAWEIのデュアルカメラは片方がモノクロカメラのデュアルカメラ、iPhone7 Plusが光学2倍の望遠レンズを搭載したデュアルカメラなので、どちらかと言うとiPhone寄りの仕様ですね!
iPhone7 Plusでは光学2倍、デジタルズーム10倍なので、ZenFone Zoom Sはちょっぴりズーム性能が高い感じ!
ZenFone Zoom Sは、シングルカメラでは不得意とする”背景をボカした一眼レフの様なボケ味”ある撮影が楽しめる「ポートレートモード」も対応しているので、撮影が楽しくなりそう!
ちなみに自撮りカメラも1300万画素のIMX214センサーを搭載。以前はメインカメラセンサーとして使われていた物が今は自撮り用のカメラセンサーとして使われているんだ!
日本発売を待ちきれずに台湾の光華商場所でZenFone Zoom Sの実機を触ってきた!
先日、台湾ガジェット旅に行ったときにガジェッターの聖地であるSYNTORENDのASUSブースでZenFone Zoom Sを触ってきました。一番の特徴であるデュアルカメラをガッツリ触ってきたのでどうぞ!
ZenFone Zoom Sの実機で外観をチェック!
▼本体のには2つのカメラを搭載しています。↓
▼ガジェッター数名が口をそろえて「画面の発色が良い!」と唸っていました。青色がとにかく綺麗に発色します。これは有機ELパネルの恩恵ですね。↓
▼本体右側面にボリュームボタンと電源ボタン。↓
▼本体左側にはSIMスロット。↓
▼Zenfone3は本体上部にイヤホンジャックが備わっていますが、ZenFone Zoom Sは付いていません。↓
▼本体下部にイヤホンジャックが付いていました。ケーブルが挿さっていますが、USB Type-Cです。↓
▼台湾版のZenFone Zoom Sはマルチランゲージなので日本語も入っています。↓
ZenFone Zoom S実機で通常カメラと望遠カメラで撮影。
▼まずは通常の撮影。1.0倍です。↓
▼続いて、2.3倍。液晶下部の1.0や2.3と表示されているボタンをワンタップするだけで倍率を切り替えられます。めっちゃ便利。↓
-
▼望遠カメラで気がついたこと▼
- カメラの内側が望遠レンズ。こんな感じに望遠レンズを塞ぎ2.3倍に切り替えたところ・・・2.3倍率の映像が写りました。望遠レンズを塞いでるのにですよ。
- 望遠側のレンズは広角側よりもレンズ性能が高く無いので、周囲の明るさをZenFone Zoom Sが検知して、広角側でデジタルズームするか、望遠側で光学ズームするか端末側で判断しているようです。
- 指で望遠側のレンズを塞ぎ、2.3倍率に設定して明るい方向を向くと、望遠レンズ側に切り替わります。2.3倍率は全て光学ズームを利用するというわけでは無い仕様なのでその点は注意しましょう。もちろん、明るい場所で光学ズームで撮影したほうが美しい写真に仕上がります。
ZenFone Zoom Sご自慢の12倍ズームを試す。
▼こっちが通常撮影。綺麗に撮影できます。↓
▼こちらが最大の12倍(デジタルズーム)。流石に画質的には実用性に欠けますが、かなりズーム出来ます。実用的な範囲は6倍くらいまでかなぁ。↓
ZenFone Zoom Sの「単焦点モード」を試す。
Zenfone3でも搭載されている「単焦点モード」は、被写体にピントを合わせ周囲をボカスことにより被写体を際立たせる撮影モード。一眼レフのようなボケ味ある撮影が楽しめます。
▼こちらが単焦点モードで「ボケ味」を最小にした状態。奥までくっきりと写っています。↓
▼こちらが単焦点モードで「ボケ味」を最大にした状態。かなり背景がボケます。↓
-
▼単焦点モードに付いて▼
台湾での撮影当日、でじねこ.comのユキガミさんとZenFone Zoom Sの単焦点モードをいじくり倒していたのですが、ピント位置が調整できない!と話をしてました。実は単焦点モードはHUAWEI等で採用されているワイドアパーチャモード(後からピント位置やボケ味を調整)では無く、被写体にピントを合わせて周囲のボケ味を調整出来るモードなんです。ですので、撮影後に奥の方にピントを合わせる。といった事は出来ません。
- ちなみにですが、Zenfone3にも単焦点モードが備わっていますが、ZenFone Zoom Sはデュアルカメラを駆使しているのか、シャッターを切った瞬間に撮影が完了します(Zenfone3は2回ピントを合わせている感じで若干撮影に時間がかかります)
- 単焦点モードの撮影スピードが向上したことで、風になびく花なども単焦点モードでの撮影が現実的となりました。(Zenfone3では撮影に時間がかかるので、動く被写体だとブレてしまいます。)
- この点はデュアルカメラを駆使することで実現しているようで評価出来るポイントです。
ZenFone Zoom Sの撮影モード。
▼Zenfone3には備わっていた「ローライト」モードのみ省かれていました。↓
ZenFone Zoom SのシャッタースピードとISO。
▼マニュアル撮影モードを選択すると水平器が表示されます。↓
▼シャッタースピードは32sから1/16000まで選択可能でした。↓
▼ISOは50から3200まで設定可能でした。↓
ZenFone Zoom Sのカメラを実際に触っての感想。
仕様としてはHUAWEIのPシリーズではなく、iPhone7 Plusと同じ仕組みです。
恐らく、既にHUAWEIのPシリーズを利用されている方でワイドアパチャーを多用されている方がZenFone Zoom Sに乗り換えると物足りなさを感じるでしょう。
僕はZenfone3を所有していますが、Zenfone3ユーザーが物欲を掻き立てられるかと言うとそうでもありません。
しかしながら、撮影したいときにパッと撮っても綺麗に撮影出来ますし、単焦点モードで一眼レフの様なボケ味ある撮影も楽しめる事から、これまでデュアルカメラを使ったことの無い方は撮影を楽しめる端末でもあります。
ワンタップで2.3倍に切り替えられる機能は凄く使いやすく、ZenFone Zoom Sの判断で広角側カメラでデジタルズームとなっても、非常に美しい写真が撮影できます(恐らく、暗い場所で無理やり望遠カメラを利用するとノイジーでより汚くなるのでしょう。このあたりもiPhone7 Plusと非常によく似ています)
というか、Zenfone3にも2.3倍ボタン(デジタルズームだけれど)つけてASUSさん(笑)あれ、使いやすいよ!
カメラとデュアルスタンバイ機能をガッツリ利用するなら、保存容量は128GBがオススメ。(日本では64GBモデルのみ発売)
-
▼現状について▼
台湾でZenFone Zoom Sを触ってきましたが、メモリ4GB/保存容量64GBの1モデルのみの展開でした。日本では少しスペックアップしたモデルが登場するという噂も出ていますが、現状では台湾のASUS公式サイトにも64GBモデルしか載ってません。
ZenFone Zoom Sは高性能なデュアルカメラを搭載しているので、撮影が楽しくなっちゃいそう!動画も4Kに対応しているので、バッシバシ撮影するなら32GBの保存容量は結構キツイ!
一応、2TBというとんでもない容量のMicroSDに対応しているのですが、MicroSDカードスロットとSIMスロットの片方は共用なので、MicroSDを利用するとデュアルスタンバイが使えなくなっちゃいます。
ASUSさん、カメラ機能を推すなら独立SDスロットは搭載しても良かったんじゃないかなぁ。
というわけで、デュアルスタンバイを利用予定の方はMicroSDが使えないので保存容量は多めが安心です。
ZenFone Zoom Sのデザインとバッテリー容量。
ZenFone Zoom Sの外観を見た時の感想。「iPhone7 Plusじゃん!」です。まぁ、どうしても似通っちゃいますよね~。
Zenfone3は背面にもガラス素材を使用しているので指紋がベタベタ付きますが、ZenFone Zoom Sはフルメタルボディー且つマッドな仕上がりで指紋は目立ちにくそう。
指紋センサーは背面上部中央に搭載しているのでポケットからスマホを取り出しながらのロック解除も可能!個人的に背面に指紋センサーが付いているタイプが使い勝手が良くて好き!
▼Zenfone3は光の当たる角度により背面に同心円が浮かび上がります。最近のZenfoneシリーズでは鉄板デザインですが、ZenFone Zoom Sは先程の画像の様にシンプルな外観に仕上がってます。↓
超大容量な5,000mAhバッテリーを搭載!リバースチャージにも対応!
ZenFone Zoom Sは5000mAhの超大容量のバッテリーを搭載している事にもビックリしますが、更にビックリするのは薄さが7.99mmということ。
画面サイズが5.5型ですが、これだけのバッテリー容量を搭載して、これだけ薄いのはZenFone Zoom Sが初らしいです。
あと、大容量バッテリーを活かしてZenFone Zoom Sをモバイルバッテリーとして使える”リバースチャージモード”にも対応!最大1Aで他の端末を充電可能です!
ちなみに充電端子はUSB-Cなので、裏表関係なしに挿せます。
ZenFone Zoom Sのセンサー類。
スマートフォンのセンサーって家電量販店とかで仕様が出ていない事が多いのですが、実は対応するセンサー類って軽視すると後でしっぺ返しを喰らう場合があるので要チェック!
私は電子コンパス、GPS、ジャイロセンサーはいつも確認してます。
例えば電子コンパスは徒歩ナビで、GPSはカーナビで、ジャイロセンサーは仮想現実利用で使うセンサー。
最近話題となったのはジャイロセンサーですね。ポケモンGoで現実世界にポケモンを表示するARモードはジャイロセンサーを使います。
ジャイロセンサーが搭載されていないモデルだと仮想空間でのプレイとなり面白さも半減しちゃいますよね~。
ZenFone Zoom Sは電子コンパス、GPS、ジャイロセンサーもバッチリ搭載しています。
「スマートフォンのセンサーの役割が良くわからない!」という方は、センサーに関する記事も書いているのでよろしければどうぞ!
【関連】スマートフォンで搭載されているセンサー類と役割まとめ
ZenFone Zoom Sまとめ。
-
▼実機を触っての評価▼
やはり、優等生です。カメラ機能重視のスマートフォンを利用されてきた方は少し物足りなさを感じる事も否めませんが、日本でも評価されているZenfone3に付加価値としてデュアルカメラを搭載した扱いやすいモデルです。
- しかしながら、やはり懸念するべきポイントは価格です。日本円で約55,000円。Zenfone3は現時点で約4万。差額の1.5万はZenFone Zoom Sの付加機能であるデュアルカメラの値段です。これを高いと見るか安いと見るかは難しいポイント。僕としては既にZenfone3ユーザーであることから、物欲が沸いて購入に至るということはなかったです。
- これから、ASUS製品を初めて利用する方、大手キャリアからSIMフリースマートフォンに移行される方、デュアルカメラを利用してみたい方は日本で発売するモデルが発表されたら検討してみましょう。
ZenFone Zoom Sはトレンド機能をバシバシ採用してASUSのミドルハイスペックスマートフォンの最上位に値する”上手く纏めた優等生”という感じ。
もちろん、万人受けが非常に良さそうな端末ですが、前モデルのZenfone Zoomをリアルタイムで見てきただけに、個人的には「棘が無く無難に纏めてきた端末」。というのが正直な感想。
まぁ、前モデルのZenfone Zoomが変態機種だったので余計にそう感じるのかも知れませんが、”飛び出さない光学5倍ズーム!”とかのほうが個人的にハァハァできて面白かったかも(笑)
とはいいましても、デュアルカメラのメリットは非常に大きいので、ASUS製デュアルカメラ端末”ZenFone Zoom S”の発売を楽しみに待ちましょう!
▼日本のASUSショップで取り扱いが開始となりました。先着100名にmini三脚がプレゼントされます。↓