携帯ゲームPCの新モデル「AYANEO KUN」「AYANEO SLIDE」実機レポ!どちらもRyzen 7 7840U搭載

柳生です。東京ゲームショウにて携帯ゲームPCの新型モデルこと「AYANEO KUN」と「AYANEO SLIDE」を実際に触れてきたんでファーストインプレッションをお届けしますよ!

AYANEO KUN

まず大画面モデルであるアヤネオ君‥じゃなくてAYANEO KUN。こちらは8.4インチという大型ディスプレイと、2つ搭載されたタッチセンサーやインカメラ搭載が特徴!

▼デザインはこんな感じ。カラーはブラックとホワイトの2つです。↓

▼そして実機がこちら!デケえ。ド迫力。黄金の鉄の塊だ。

8.4インチというデカサイズといえば同じく展示されていた「ONEXPLAYER 2 Pro」と同じで、あちらにならんで筐体サイズも大型。

高さは132.5mm、横幅312.4mm、厚みは21.9mm(コントローラー部分は37.6mm)。重量は940gでなかなかズッシリ重たいです。

▼それゆえ、とにかく握りごたえがスゲ~のなんのって。ディスプレイも大型で解像度は2,560×1,600の高解像度に加えてIPS、最大500ニトの高輝度で視認性、色、明るさに文字の精細さいずれもバッチリ!↓

リフレッシュレートは60Hzと標準的ながら、この手の携帯ゲームPCで高リフレッシュレート対応モデルはほぼないので致し方ない、とも思えます。対応してたら御の字ですがその点は次世代モデルに期待ですな。ましてこのモデルは画面デケーから恩恵ありそうだし!

▼CPUはAMD Ryzen 7 7840Uを採用し、小型サイズながらもかなりキビキビ動くスペックですよ!軽量な2Dゲーも普段使いも当然ながら、Horizon 5とかのAAAタイトルも画質次第で快適に遊べる性能。マルチコア性能に絞れば、なんとCore i7-11700Kと同等レベルのスペックです。↓

▼ベゼスタ最新ゲームStarField試遊。このゲーム、バカみたいに重たい印象なんですが‥バッチリ動く!このサイズで遊べるってすげーよ。

ただ完全に快適とは言えない部分もあり、フレームレートが落ち込むこともありました。流石に致し方なしか。

なのでAYANEO KUN、建築とかカンタンなサブクエストを進めるとかちょっとした空き時間に遊ぶって感じでプレイだったら‥バッチリ応えてくれると思うんす。

▼あと特筆すべきはこのコントローラー部分!ONEXPLAYER 2 Proと異なり着脱不能ですが、なんとタッチパッドが搭載されてます。これでマウスポインタをグリグリ動かせちゃう。その発想はなかったわ。↓

▼対応するゲームだったらこれを触ればそのまま視点移動もしてくれます。ただコントローラーとの同時入力が出来ない(おそらくゲーム側の仕様)ので、視点をタッチパッドで動かしている間はコントローラーの操作はできんかったです。↓

まぁゲームやクライアントソフト側がこの手の変態‥いや特化型モデルを想定してなかったでしょうしこればかりは仕方ない。いずれは同時入力できたらなお良いな‥と思うばかりですが(`・ω・)。

コントローラーの操作性は良好ですが、ボタンはやや外側で筐体も外側にかけてなめらかにカーブしているので手汗がある場合滑りそうなのは懸念点ですね。とくにBボタン。

一方でXboxコントローラー同様に十字キーが丸い形状になってるので安定して押せるって点が特徴ですね。

あとスティックはちょうど良い高さ、角度の深さがあり標準的って印象で扱いやすくGoodでした!スティック外側が滑り止め加工で数重の円が掘られているのも高評価(`・ω・´)さわり心地良かったです。

▼さらにちゃっかり背面ボタンも搭載。抜かり無いですね。なお筆者、タッチパッドに気を取られ、この背面ボタンの写真を撮ったり実際に試すのを忘れてしまいました。アホです。↓

▼あとこのAYANEO KUN、なんとこの手のモデルにはなかったインカメラ搭載で、顔認証をサポートしているのも特徴!左コントローラー側に配置されてます。ロック解除が楽ちんってのも魅力だね。精度と速度も実際に試してみたかったですが‥。↓

電源ボタンは指紋センサーも完備でセキュリティ面から利便性もバッチリ押さえてるってのポイント高いっす。

あと別途モジュールが必要なんですが、4G LTE通信も対応だそう!

残念ながら現時点で日本での発売は未定なんですが、これに対応したらマジでどこでも使える貴重なハンドベルトPCになれますし是非とも期待したい!対応バンドも優秀で国内主要バンドにフル対応だし。

AYANEO KUNの価格は以下の通り!記事執筆時点では先行予約受付中で、12月上旬発送予定。価格は以下の通りで、先行予約の場合は割引となります。

  • メモリ16GB+容量512GB:188,900円(169,800円
  • メモリ32GB+容量2TB:229,800円(208,800円

大画面、高性能、タッチパッド×2、裏面ボタン、インカメラとスペックも機能も盛りに盛りまくった1台!とにかく特徴的なモデルが欲しい方やこだわりたい方に是非とも触って欲しいですぞ。‥それにしても「KUN」ってどんな意味なんだろうな。

AYANEO SLIDE

もう1つの新製品「AYANEO SLIDE」も実機があったんでご紹介!

▼記事サムネと端末名で察した方も多いでしょうけどこのモデル、なんと画面がスライドして上に引き出せます。物理キーボードも搭載。↓

▼画面サイズは6インチで小ぶりなサイズ!本体サイズもミニミニしとります。でもこんなミニサイズながらCPUがRyzen 7 7840U、つまりデカいAYANEO KUNと同じものを搭載しとるんですよ。スゲーよね。↓

▼やや硬めですが「カシャッ!」ってスライドするの、なかなか楽しい。スライドの角度もつけられるのもいいですね。自分の見やすい視点でプレイます(`・ω・´)。裏面はこんな感じでした。↓

あと小型ながら解像度もよく頑張ってて、1,920×1,080のFHDクラス。AYANEO KUNには劣るもののサイズが小さいのでドットの粗さは感じません。

▼キーボードはめっちゃ小さいんで相当にクセはあるんですが、このポチポチ感、なかなかクセになりますね。ただ配列が英字なのと右下の十字キーの右がやや欠けていることもありその点においては相当に慣れがいりそう。ってかいる。↓

あとバックライトも搭載。見た目も細やかかつ鮮やかですし見てて楽しいっすねこれ(`・ω・´)。

どこぞのライターさんはこういうタイプのPC持っててこんなちゃっこいキーボードで記事を書いてるし‥筆者も見習おうかな。マジでどこでも記事が書けるって楽しそうだし。

▼あと、コントローラーはキーボードやスライドした画面にぶつからないようになっててプレイに支障をきたさないように配置しているのも高評価っす。ただスティックの倒す角度は浅い印象もありました。ボタンや十字キーはいい感じですが、このスティックは精密操作ムズそう‥ってちょっと懸念してる。↓

AYANEO SLIDEは公式サイトやプレスリリースといったものが執筆時点で出ていません。今後発売されるものと思われますが、まだ情報がないのでヤキモキしちまうぜ。めっちゃ面白いし便利そうだしそういう意味でも待ち遠しいっす。案件ください(直球)。

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