Blackview Hero 10の実機レビュー。429ドルの激安縦折りミドルスマホを触った本音

Blackviewで初となる縦折りスマホ「Blackview HERO 10」が登場。Blackviewからサンプル機を貰った。謝謝。それでは実際に使ってどうなのかってところをレビューに残していく。

ちなみに気になってた価格は少し前に公開されて初売りセールだと429ドル。ミドル帯で縦折り要素を突っ込んだ製品としては頑張ってる価格だけど円がザコすぎて辛い。

※ヴィーガンレザーの剥がれについてですが、メーカーさんから連絡が来て製品版では解決済みとのことです!サンプル機って試作段階の場合も多いんで、こういったことも稀にあるんですよね〜。ちなみに他のレビューを見る限り剥がれたのはウチの筐体だけっぽかったです!Blackviewさん教えてくれてありがとう!

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

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アルミボディーとヴィーガンレザーで筐体の質感は良い

Blackview HERO 10の筐体質感に関しては凄く良い。アルミボディーに肌触りの良いヴィーガンレザーを採用していたりミドルとは思えん仕上がり。↓

▼前にレビューしたLibero Flip 5Gと同じ画面サイズだけど丸みを帯びた形状で持ちやすさはこっちが断然上。↓

ここまでは良かったんだけどX(旧Twitter)で伝えていた通り使い始めて数日でヴィーガンレザーが剥がれた。マジかよ。

▼最初は側面、その次に上部の角が剥がれてしまった。↓

レビュー中は丁寧に丁寧に扱ってるんだけどそれでも剥がれた。剥がれたというよりも剥がれてた。

素人がよく言う「何もしてないのに壊れた」と同じレベルの事言ってるんだけど、そうなんだから仕方ない。剥がれてた。

これは個体差の問題かも知れないし接着剤の問題かもしれない。形状的に引っ張って貼り付けるヴィーガンレザーは素材として合わなかったのかも知れない。

何が原因化かは分からん。

ヴィーガンレザーみたいな貼り物系はBlackview HERO 10に限らず剥がれリスクは有ると思うけど、こんなに短期間で剥がれてしまったのは心配。

個体差の問題かも知れないから他のレビューも見て判断して欲しい。

背面ディスプレイは時刻と通話確認しか使わなくなった

ハイエンドな縦折りスマホはデカいサブディスプレイを備えるのがトレンドだけど、Blackview HERO 10は一昔前な感じの小型ディスプレイを搭載。

▼サブディスプレイは縦折りスマホの中でも小さめ。赤点は通知ある時に出る。↓

背面ディスプレイは時刻の確認や着信内容の表示、各種通知の履歴確認や音楽コントロール、天気やアウトカメラで自撮りする際のファインダーなど多様な使い方ができる。

文字盤なんかも弄れるんだけど丸型のスマートウォッチっぽいデザインが結構多い。

俺はサブディスプレイを通知確認に使うことがほとんどだけど画面が小さすぎて使い勝手は微妙。

▼通知一覧はこんな感じに表示される。各種通知をタップすると少し詳しく見れるけど情報としてはこの程度。↓

何が微妙って表示できる情報が少なすぎて今すぐ対応すべきか否かを判断しづらい。それなら開くわって感じで今は時刻と着信時の確認くらいしか使わなくなってしまった。

ちなみに背面ディスプレイはロック解除しないと操作できないけど、閉じた時に電源ボタンに触れられる指を指紋登録しておくとサクッと解除できるからオススメ。

ロック解除は触れたら解除できるタイプだから指で電源ボタンに触れるだけでサクッと解除できる。

Dynamic Islandみたいな機能が地味に便利

▼Blackview HERO 10はiPhoneみたいなDynamic Islandっぽい機能に対応してるらしい。↓

▼ちゃんと実装されてんのか?と思って電話を受ける/拒否するってのとレコーダーで確認してみたらちゃんと対応してた。サンプル機でも実装されてるの偉い。↓

パクリ機能ではあるんだけど電話はWEBサイト見ている時に画面全体が着信画面に変わらないから地味に便利。訴えられても責任はとれんけど便利な機能はどんどんパクってほしい。

Widevine L3でリフレッシュレートは60Hz

縦折りスマホで429ドルって価格は相当頑張ってる。けどこの価格を実現するために切り捨てた部分も多い。それの代表がWidevineとリフレッシュレート。

ウチは動画視聴を重視するユーザーに以下をクリアする製品をオススメしてる。

  • 解像度はFHD以上
  • ステレオスピーカー搭載
  • Widevine L1対応

Blackview HERO 10は画面の解像度とスピーカーはクリアしてるけどWidevineがL1ではなくL3。(Widevineとは?)ちなみにスピーカー音質はミドルのそれだけどミドルでステレオってだけで合格。

Widevineは本体自体がL3だからNetflixだけL3じゃなくて全ての著作権コンテンツがL3での再生。なのでNetflix、AmazonプライムビデオなどはSD(4K>FHD>HD>SD)のクソ画質。見れりゃ良いってんなら良いけど綺麗に動画を見たいならアウト。

リフレッシュレートも60Hzまでしか対応していない。リフレッシュレートとは?

60Hzでも普通に使う分には問題ないけど、俺は高リフレッシュレートのスマホを使ってたから残像感を凄く感じる。昔は60Hzでなんの不満も無かったのに慣れって怖い。もう60Hzには戻れない身体になってしまった。

60Hz表示のスマホしか使ったこと無いなら特にデメリットではない。

普段使いは十分な性能、ゲームは妥協が必要

Blackview HERO 10が搭載するSoCはお馴染みのHelio G99。ちなみに4Gまでしか対応してないから5Gの通信不可。技適はあった。

▼ミドルSoCなので発熱は穏やか。サーマルスロットリングも発生していないので動作も安定。↓

性能的にWEBサイトの閲覧や動画視聴、SNSなど「ゲーム以外」の使い方であれば必要十分な感じだけど60Hz表示だからヌルっと感は低い。

▼Helio G99の実際の動作は以下でチェックしてみて。SoCが同じなら動作は似たようなもん。Blackview HERO 10も似た感じの動き。↓

Helio G99のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

一方でゲームはGPU性能が低いから妥協も必要になる。

▼ベンチマークで使ってる原神でいつもの検証。画質は「中」で高負荷時の下限フレームレートは26FPS。↓

ウチはゲームを遊ぶなら原神で画質「中」にて高負荷時に30FPS以上出るモデルをオススメしているんだけどBlackview Hero 10は厳しい。ちなみに初期フィールドで狩ってるだけで20FPS切りそうになる。完全にパワー不足。

もちろんゲームによって要求スペックが変わるから快適に遊べるタイトルも多数あるけど、絶対的なGPU性能が低いし原神のようなグラフィック負荷の高いゲームは映像の美しさや滑らかさを犠牲にするシーンが多くなる。でもミドルの安いのはこんなもん。

カメラは撮れたら良いならOKな画質

カメラは1億800万画素の広角カメラと800万画素の超広角カメラの2カメラ構成。

画質は明るい場所ならそこそこ、暗い場所なら画質が下がるって感じのミドルのそれ。背面ディスプレイを使うことで画質が一番良いアウトカメラで自撮りできるのは利点。

▼1倍で撮影。左がBlackview HERO 10、右がiPhone 15 Pro。HDRが弱くて空が白飛びっぽくなった。↓

▼超広角で撮影。左がBlackview HERO 10、右がiPhone 15 Pro。超広角も空が白飛びしがち。解像感が低いのはミドル機だから仕方ない。↓

▼Blackview HERO 10の1倍と超広角を比較。メインと超広角で画質が違うのはミドル機あるある。超広角はおまけ。↓

▼Blackview HERO 10で同じ立ち位置にて超広角、1倍、2倍。2倍はそこそこ使える感じ。↓

▼料理撮影。左がBlackview HERO 10、右がiPhone 15 Pro。そんなに悪くない。↓

▼暗所撮影。左がBlackview HERO 10、右がiPhone 15 Pro。ナイトモードでこれ。安価なスマホのカメラだなって感じの画質。↓

▼Blackview HERO 10は電子手ブレ補正に対応してるけどブレにはめちゃくちゃ弱い。定点でも厳しい。↓

▼ちなみに公式で半折表示に対応していることをアピってた。上がファインダー、下が操作パネルみたいな感じで撮影できる。↓

▼上記の半折表示は手動で切り替えるタイプ。なので以下をタップしないと切り替わらない。↓

写真や動画撮影で半折りするシーンなんて据え置き自撮りとかビデオカメラで使うに決まってんだから自動で切り替えてほしいって些細な不満はあったけど実装されてるだけマシ。

ただ半折特化表示ってGalaxyほど幅広くなくてYouTubeとかは対応してなかった。このあたりはもう少し作り込んでほしかったってのが正直なところ。

バッテリー持ちの悪さは縦折りスマホの宿命

バッテリー持ちに関しては縦折りスマホとしては標準的だけど普通のスマホと比べると相当悪い。いつもの検証では100%→20%の駆動時間は9時間1分だった。

▼バッテリー持ちに関しては最近検証方法を変えて色々な機種で測定しているから確認してみて。↓

スマートフォンのバッテリー持ちランキング!実機検証した結果まとめ

縦折りスマホは真ん中でバキッと折れる構造的に大容量バッテリーを搭載しにくいんよね。だから4,000mAh台が多い。

折れないスマホは5,000mAhが標準的だから電池持ちに関しては勝負にならん。車で言えばそもそものガソリンタンクが小さいようなもん。

バッテリーは一日持つ?ってよく聞かれるけどそんなもん使い方次第。人の使い方なんてほぼ参考にならん。俺は実際に使って1日バッテリー持たんからBlackview Hero 10はモバイルバッテリーは必須な感じ。

ただ縦折りスマホだとこんなもん。

Blackview HERO 10のレビューまとめ

ミドルの縦折りスマホが429ドルってのはなかなか攻めた価格で頑張ったと言える。

一方で安価なミドル帯で縦折り要素を加えるために犠牲になっている部分も結構あった。例えば5G非対応、WidevineがL3、高リフレッシュレート非対応とか。

429ドルで採算が取れるような激安系スマホなので折れないスマホと比べると仕様的に劣るのは仕方ない。

ここまでなら「まあ折れるギミック入れてこの価格なら結構頑張ってるね」で終わるんだけど実際に買うとなると話が変わってくる。

ここは日本。買う時にドル円換算され初売りセール価格でも財布から約6.7万円が出ていくことになる。そうなってくると5G非対応、Widevine L3、リフレッシュレート60Hz止まりは正直キツイ。

なので相当な物好きじゃない限りなかなか手を出せないんじゃないかと。

価格が出る前は5万円台ならそこそこ人気出そうだなと思ってたけど甘かった。すべてクソザコな円が悪い。

どうしても欲しいって人は初売りやセールの安い時を狙って購入検討するのがオススメ。

Blackview HERO 10をお得に買える購入先まとめ

■Blackview Hero 10■

初出時価格→429ドル

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