Galaxy A25 5Gの自腹レビュー!3万円台の安価なGalaxyスマホの実力を試す!

柳生です。SamsungのミドルレンジスマホGalaxy A25 5Gを購入したんでレビューしていきますよ!

ハイエンド性能はいらない、日常使いで快適であればそれでいい!という方向けのミドルレンジモデル。お値段もたった3万円ちょいで安かったんで買ってみました。実力がどれほどか見ていきましょう!

Galaxy A25 5Gのスペック・ベンチマーク、検証結果

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Galaxy A25 5Gの筐体・デザイン

デザイン自体は「最近のGalaxyによく見られるタイプ」フラットで板チョコみてぇな形状のボディに、雪国仕様の信号機のようなトリプルカメラデザインが特徴的です。

▼とはいえこのGalaxy A25 5G、意外にもグラデーション加工が施されていました。反射させると黄緑と水色の反射が浮かび上がり非常に綺麗!この点は中華スマホっぽさを感じます。Galaxy Sにもない要素。マジに珍しいです。↓

▼側面自体はフラットですが、物理キーが埋め込まれている部分のみ盛り上がってるというちょっと特殊な形状。↓

▼カメラの見た目はGalaxy Sシリーズと同じタイプながら、カメラ単体の周りにアクセントが無いので見た目はちょっと地味さも否めないところ。Galaxy S23 FEみたいにシルバーかなんかの色が欲しかったですね(´・ω・`)。↓

チープさを感じる質感。ベゼルもとにかく厚い

外観デザインはなかなかなんですが、触った質感はやはり安いミドルスマホの域を出ません。プラスチッキーでチープな印象も受けます。

▼ディスプレイは水滴ノッチ形状。ベゼルは下部がもちろん、他面までふつうに厚いです。ここも安いスマホあるある。↓

そのせいで6.5インチのディスプレイサイズながら、本体サイズは同6.5インチのGalaxy S20 FEより若干大きく、フラット形状も相まって持ち心地は悪いです。重たくはないものの‥丸めなケースがないと馴染みにくい。

Galaxy A25 5Gの性能・パフォーマンス

Galaxy A25 5GのSoCはExynos 1280っていうミドルチップ。

日本でも発売されているGalaxy A53 5Gと同じものを採用。AnTuTuスコアもそちらとほぼ変わりません。あっちのモデルを使っていないので処理性能の違いはわかりませんが‥

AnTuTu40万点だが普段使いは難アリ

AnTuTu40万点クラスもあれば普段使いはサクサク動き不満はないんですが、Galaxy A25 5Gの場合は快適といえるわけではないです。同じ40万点台のスマホと比べると鈍さを時折感じるレベル。ニュースの流し見程度なら良いんですが。

ロックからの立ち上がり、アプリの起動、切り替えでも結構時間はかかり、40万点クラスのスマホとしてみればその中では最低レベルに鈍いといっても過言ではない(´・ω・`)。

というのもGalaxy A25 5GをはじめとしたSamsung製のOne UIは結構処理性能を求める重OS。快適に動かせるのは最低でも50~60万は必要かもしれんです。

▼カメラの起動が結構遅いのが気になりました。特にロック状態が顕著。カメラが立ち上がり、画面が出てくるまで1~2秒、そこからシャッターを切るまでに更に1秒はかかります。↓

一度起動しておけば撮影レスポンスは他スマホと同等にまで上がってはくれますが、ポケットの中に入れた状態でパッと取り出して撮影する時にシャッターチャンスを逃すこともあります。それが一番の不満です。

撮りたいときに撮りたい!という点を重視するんであればGalaxy S24とかXiaomi 14 Ultraとかそういうフラッグシップ、ハイエンドに限るってことがよくわかる‥。

3Dゲームの動作評価→「やめとけ」

ミドルレンジ性能なんで当たり前なんですが3Dゲーム、特に原神とか崩壊:スターレイルとかそういうゲームにはまったく向きません。

▼原神をだましだまし動かしてみたけどデフォの最低画質でもカックカク。遊べなくはないですが、遊ぶ気もなくなります。どうしてもデイリーミッション的な日課をこなしたいとかそういう場合なら行けなくはないだろうか。↓

▼オセロとかパズルとか某広告詐欺ゲーとかなら快適に遊べます。スマホで遊ぶんだったらこういう2Dゲームに限る‥のは人によりけりだけど。ちなみにこのゲームはHill Climb Racing。筆者のお気に入り冒険2D車登山ゲーです。↓

Galaxy A25 5Gの画面・ディスプレイ

ディスプレイのスペックですが、ミドルレンジスマホとしてはかなりの良好スペックです。有機ELで最大1,000ニトと明るさもバッチリ。解像度も2,340×1,080と十分あり精細さもあります。

ハイエンドレベルに美しきディスプレイクオリティ

▼外見自体はチープさが否めませんが、ディスプレイの表示品質は非常に良いです。これで3万円は満足だわ!さすがSamsung。↓

ハイエンドモデルのGalaxy SではDynamic AMOLED、対してこちらはSuper AMOLEDなるディスプレイなのでモノ自体は異なるんですが、Galaxy S23 FEと見比べてもその美しさは遜色は無いように感じます。

▼6.8インチのハイエンドと比べて若干小さいながら、こういう横画面でのYoutube再生は普通に楽しめるレベル。↓

リフレッシュレートも最大120Hz対応。この点は先代Galaxy A24の90Hzよりスペックアップを果たしておりますね。ちなみにタッチレートはアプリ計測値で120Hzでした。指への吸い付きは日常使い程度なら快適。

野外での視認性も良好。個人的に1,000二トはダークモードで直射日光下で見えるギリギリのラインだなと感じました。

Widevine L3がとにかく残念

美しいディスプレイクオリティながら著作権コンテンツの視聴には適しません。見られないことはないんですがSD画質を強いられるWidevine L3タイプだったんですよね。

プライムビデオでもSD画質なのでアニメもドラマもぼやぼや感は否めません。海外モデル、ひいては安いモデルなので仕方ないとはいえ‥ディスプレイの良さを活かしてほしかったですね。YouTubeやニコニコ動画向け。

Galaxy A25 5Gのサウンド・スピーカー

Galaxy A25 5Gのスピーカーはデュアルスピーカー、イヤホンジャックを搭載で下部配置と、個人的には完璧な構成となっています。

ミドルスマホとは思えぬ音質の良さ

音質自体なんですが思った以上に良かった!高~中音域がバランス良く低音域もまあまあといった具合。

驚いたのがコスパハイエンドのGalaxy S23 FEよりも音の深みとダイナミックさがあるんですよ。向こうが音質微妙すぎる説あるんだけど、個人的には3万円スマホとしては優秀な音質と思えます。

上のディスプレイ項目で書いたけど、マジでWidevine L1対応だったら‥と思うともったいなさを感じる(´・ω・`)。

イヤホンジャック搭載も嬉しい

▼安価なスマホやミドルスマホの恩恵として挙げられるのがイヤホンジャックやMicroSDスロットといった昔ながらの装備があるという点。↓

長らくジャックなしのスマホを使ってきただけに、あるとカーステレオでのAUX出力やPCスピーカー直挿しができてマジで便利ですね(`・ω・´)。

さらに位置も下部搭載という点は大変Good。下部ってポケット入れたときに上に向く面だから、イヤホンの線が短くなりにくいし端子部分に圧力がかかりにくく断線リスクも減らせるんで‥実に満足です。

Galaxy A25 5Gのカメラ

Galaxy A25 5Gのカメラ構成は以下の通りです!

  • 5,000万画素(広角)
  • 800万画素(超広角)
  • 200万画素(マクロ)

構成としては安いスマホにありがちといったもの。メインカメラは5,000万画素と高めなんで、デジタルズームでも2倍までなら1,250万画素相当での撮影となり比較的精細さを保てるようになっています。

サブカメラには広範囲撮影ができる超広角カメラを搭載している点がGoodですが、画素数が低めってのが安いスマホあるあるポイント。200万のマクロカメラはもはや数合わせといったもので、これもあるあるポイントだったり‥(´・ω・`)。

メインカメラで撮影した写真

▼メインカメラのクオリティは結構いい感じ。ミドルとはいえSamsung。ソフトウェア補正も自然かつしっかり効いてる印象です。なんか中華スマホの作例っぽいエモい風景も撮れた。↓

▼しかしその一方でHDRが非対応。ゆえに明暗差にかなり弱いです。駅のホームでは暗い部分がまったく見えず、2枚目は雲がかった部分の色が薄い。↓

▼この写真も一見いい感じではあるんですが、歩道橋や中央奥の白キャラバンが、空の色に食われて青みがかっている‥。↓

▼屋内下でのクオリティは悪くはないです。暗すぎず明るすぎず、実際に見た風景にかなり近いようにできています。↓

▼飯撮りも良好!暖色の照明でも野菜の緑色が良く出ています。ここも肉眼に近い感じ。↓

▼以下はズームを試した写真。1→2→5→最大10倍の順に並んでいます。2倍までなら結構綺麗。5倍ズームはノイジーですがスマホ本体の小さい画面で見るんであればギリ許容範囲といった印象でした。↓

▼ナイトモードはかなり良かった!若干空のノイズはあるんですが明るさはかなり確保されており、色もバッチリ出ています。撮影は平均2~3秒ほどかかり画像処理で3秒と結構掛かるのはネックですが‥↓

超広角カメラで撮影した写真

▼超広角はメインカメラと比較すると解像感に欠けるものの、色合いや明るさ的には良好。左がメイン、右が超広角。↓

▼ナイトモードも対応していました。結構色合いは変わるし、照明周りの白飛び処理もメインよりは劣るものの、安価なモデルとしては満足いく出来に感じます。↓

あとメインから超広角カメラの切り替わりは1秒ほど時間がかかります。

ハイエンドだとシームレスに画角が変わるようになるのですが、Galaxy A25 5Gはプレビューを一旦ぼかし、画面を変えるというタイプ。ここもSoCの性能差を感じられるところ。

マクロカメラで撮影した写真

▼マクロカメラは200万画素と低いためあまり高精細な撮影はできません。近寄れる距離も4~5cmほどでした。近すぎると影になって暗くなるため使いどころは難しい。↓

動画の手ぶれ補正

Galaxy A25 5GはOIS(光学手ブレ補正)に対応。ただしこのモードは1080P/30FPSに限定されることと、超広角カメラを使用するため通常動画撮影とは見栄えが異なるのに注意。

▼実際の撮影はこんな感じでした。ミドル機ながら細かいブレはかなり抑えられています。結構激しめに歩いてるんで揺れは生じていますが、価格帯としては満足。↓

一方で手ぶれ補正モードだと屋内、暗所でノイジーになる傾向が強いです。揺れの抑えは強力になっているものの、明るい屋外に使い所は限定されるかな、といえる。

Galaxy A25 5Gのバッテリー・電池持ち

電池持ちは良好でした!

スマホ全体的にしてみると標準的ですが、SoCは6nmプロセッサ、バッテリー容量は5,000mAhと素養はなかなかに良い感じ。

筆者がメインとして使ってるGalaxy S23 FEはバッテリー持ちが悪かっただけにGalaxy A25 5Gはそれと比べてかなり持つ感じですね。

流石に動画見たりゲームすると1日持つか怪しいけど、SNSや数枚の写真撮影でも1日はバッチリ持ってくれた(`・ω・´)。

最大25W充電は結構早いぞ!

25Wの最大充電ともなれば1時間半ほどで充電が終わってくれるんで個人的には満足。

ただし充電ケーブルだけで充電器自体は付属しないので別途用意が必要なのはネック。ハイエンドでも付属はしないからどうしようもありません。今や付属しているのも中華ブランドぐらいなのでSamsungだけの欠点ではないんだけど。

Galaxy A25 5GのOS・機能

Galaxy A25 5GはAndroid 14ベースOne UI 6.1を内蔵。Galaxy S23 FEやS24 Ultraと同じく最新バージョンとなっています。

ふつうのAndroidOSにはない独自要素が多くインターフェースも扱いやすく個人的にはかなりお気に入りのOS。これのためにGalaxyスマホを使い続けてるといってもいいレベル。

側面指紋センサーは扱いにくい

機能面で個人的に欠点だと思ったのは指紋センサー。画面内蔵タイプではなく側面式で電源キーと同一タイプですがこれが扱いにくい。

▼上述したようにボタンの位置が高いことに加えて認証速度が遅い(1秒以上はかかる)ので鈍さを毎回感じるのがキツイっす。↓

せっかくの有機ELディスプレイだし指紋センサーも画面内蔵式にしてほしかったんだけどコストかかるんだろうか(´・ω・`)。

振動感触がとにかくチープ

公式のスペックシートでわからなかったんだけど、バイブレーション感触がむっちゃチープ。

2020年モデルのGalaxy S20 FEやFCNTのarrows We2 Plusよりもチープに感じました。具体的に言うと震えが結構大雑把というかプレステ2のコントローラーみたいに細かさがなくブルブルって感じなんですよね。

▼これによるネックとしては文字打つとき。細かい震えが出来ないので入力時の感触が違和感強い(´・ω・`)。ちなみにQWERTY派なんですが、画面サイズがちょうどいいので打ちやすいです。↓

悲報!Goog Lock非対応

▼一番驚いたのがSamsungのカスタマイズ機能である「Goog Lock」が非対応でした。Galaxyストアで出てこない(´・ω・`)。↓

一応ごく一部の機能のみ対応しており「One Hand Operation+」と「Nice Catch」の2つは対応していました。QuickStarやHome Upといった機能は非対応。

ちなみにサードパーティアプリのNice Lockを使えば無理やり動かすことは出来ますが、動作が不安定になってかなり処理重くなるんで非推奨。

Galaxy A25 5Gのレビューまとめ

全体的にはGalaxyの安価なモデルとしてはいい出来に感じます。SoCの処理性能はやや力不足感否めませんが、ライトユースであればメインスマホとしても使っていけると感じます。

筆者としてはメイン機にしようか少し迷いましたが見送りました。コスパは悪くはないんだけどXiaomiはじめ中華スマホのコスパには劣るし、Samsungに強いこだわりがなければ無理に選ぶ理由はありません(´・ω・`)。

日本市場ではGalaxy A5xシリーズがすでに出ているのでこのA25 5Gくんが差し込む余地は厳しそう‥とはいえ、日本独自に販売されているGalaxy A2xシリーズの今後がこのモデルに差し替わってくれたら嬉しいですね。あっちはいくらなんでもローエンドなんで‥。

Galaxy A25 5Gの購入先まとめ

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

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