ガルマックスの猶木(ナオキ)です。【楽しく面白く的確に】をコンセプトにデジタル製品の様々な話題を書いて生きています。スマホやPCガジェットが大好きでスペック表とにらめっこするのが趣味です。製品発表会のお誘いや執筆依頼などお問い合わせ下さい。

MediaTeKからHelio G25、Helio G35が登場!今まで無かったエントリーゲーミングSoC!

Helio G35

大手SoCメーカーのMediaTeKよりエントリークラスのゲーミングSoCであるHelio G25Helio G35が登場しました!ハイエンド〜ミドルハイがメインのゲーミングSoC市場にエントリーモデルとして切り込んでいくのはどのようなモノなのか紹介していきます!

Helio G25、Helio G35に共通の特徴

MediaTek HyperEngineゲームテクノロジーで差をつけろ!

MediaTek HyperEngineゲームテクノロジー

Helio G25、Helio G35共にMediaTek HyperEngineゲームテクノロジーを搭載。

MediaTek HyperEngineゲームテクノロジーはAI機能を利用したもので、ネットワークとリソースの管理をAIが最適化させることにより、ゲームの動作が迅速かつスムーズになるよう調整してくれるものです。

LTE対応SoCで最上位のHelio G90Tや5G対応の最上位のSoCであるDimensity 1000にも搭載されているテクノロジーを搭載することで、エントリークラスのSoCの性能を少しながらでも底上げしています。エントリーゲーミングSoCを実現できるのもMediaTek HyperEngineゲームテクノロジーのおかげと言えるでしょうね。

エントリーモデルなので5Gは未対応!

Helio G70エントリーモデルなので当たり前ではあるんですが、Helio G25、Helio G35共に5Gには未対応!MediaTeKのSoCで5G通信を体験したいなら、現状はDimensity搭載機を選びましょう!

▼MediaTeKのミドルレンジ向け5G対応SoCであるDimensity 820について紹介しているので、併せてお読みください!↓

MediaTek Dimensity 820はミドルレンジ帯の5G対応SoC!仕様をチェック!

Helio G25の特徴!

まずは弟分のHelio G25の特徴について紹介していきます!

ベースはHelio P22!処理性能は結構控えめ!

Helio G25
画像はHelio P22のものです!

Helio G25はCortex-A53(最大2.0GHz)のオクタコアCPU。さらにGPUはIMG PowerVR GE8320を搭載しています。IMG PowerVR GE8320は2017年に発表されたGPUで、当時はミドルレンジ向けの位置付けでしたが、現在はHelio A25などのエントリークラスにも採用されています。

メモリはLPDDR3の場合は最大4GB、LPDDR4xは最大6GBまで搭載可能。ストレージはエントリーらしくeMMC 5.1までと高速なUFSに未対応になっています。ディスプレイの表示可能な最大解像度は1,600×720とHD+解像度なのもエントリーらしく控えめ。

と、ここまで書いていると勘の良い方はお分かりかもしれません。そう、Helio G25の仕様はHelio P22と同じなんです!Helio G25なのにベースはHelio P22とはこれ如何に?ですが、Helio P25やHelio P23は2017年発表とHelio P22よりも古く、Helio P35の性能と比較してもあまり違いがない(むしろHelio P23の方がAnTuTuベンチマークのスコアは高い)などの販売戦略からではないかと推測しています。

▼以下、ガルマックスで収集したHelio P22のAnTuTuスコア(Ver.8)を掲載しておきますので参考にしてください!↓

Helio P22(参考スコア)

  • 総合スコア(CPU):92,407点
  • ゲーム性能(GPU):5,826点

Helio G35の特徴!

次にHelio G35の特徴について紹介していきます!

ベースはHelio P35!Helio G25よりも性能は高いが処理性能は控えめ!

Helio G35
画像はHelio P35のものです!

Helio G35はCortex-A53(最大2.3GHz)のオクタコアCPU。GPUはHelio G25と同じIMG PowerVR GE8320を搭載していますが、動作クロックがHelio G35よりも30MHzほど上昇しているのでグラフィック性能も少しだけ向上しているものと思われます。

メモリはHelio G25と同じくLPDDR3の場合は最大4GB、LPDDR4xは最大6GBまで搭載可能。ストレージも同じくeMMC 5.1までと高速なUFSに未対応になっています。ただし、ディスプレイの表示可能な最大解像度は2,400×1,080とFHD+解像度まで引き上げられているのはHelio G25よりも優れているポイント!

また、仕様を参考にするとHelio G35のベースはHelio P35になっています。Helio P35は2018年に発表されたミドルレンジSoCであり、性能的にはHUAWEIのミドルレンジスマホでお馴染みであったKirin 659と似た性能を有しています。ただ、現在はミドルレンジSoCの性能が著しく向上したこともあり、Helio P35の性能は執筆時点(2020年)ではエントリークラスに位置するものになります。

▼以下、ガルマックスで収集したHelio P35のAnTuTuスコア(Ver.8)を掲載しておきますので参考にしてください!↓

Helio P35(参考スコア)

  • 総合スコア(CPU):107,686点
  • ゲーム性能(GPU):13,115点

搭載端末はXiaomiとRealmeから発表済み!選択肢が増えるのは喜ばしい!

さて、気になるのは搭載端末。実はXiaomiとRealmeから発表済みなんです!

Helio G25を搭載するのはRedmi 9A。仕様もエントリーモデルに近くなっている。

Helio G25を搭載するRedmi 9Aは2GB/32GBモデルが359RM(約9,000円)と1万円以下の格安スマホになっています。製品仕様も2020年のエントリーモデルの仕様にふさわしいものとなっています。

Helio G35を搭載するのはRealme C11。こちらのスペックも控えめ。

こちらは2GB/32GBモデルが429RM(約1,1000円)とこちらもエントリースマホではかなり安価な価格設定となっています。Realme C11のディスプレイはHelio G35のサポートする最大解像度よりも抑えたHD+になっていますが、その分動作は快適になっているかもしれません。

Helio G80を搭載したRedmi 9が約15,000円ほどで購入でき、さらに5,000円ほどプラスするだけで性能が段違いなHelio G90Tを搭載したRedmi Note 8 Proが購入できるだけに微妙だなと思ってしまいますが、これは私が日本人だからこその感覚。

今回発表された端末は全てマレーシア向けのモデルなんですが、マレーシアの平均年収は約200万円と日本の半分ほど、平均物価は日本の3分の1ほどとなっています。年収も平均であり、貧富も差もしっかりとあるのが現状。以上より、低収入の現地の方でも出来る限り性能が良いスマホが購入できるようにラインナップされていると予想されます。

ただ、日本でも1万円を切る価格で購入できるスマホが発売されるとなると、かなりのインパクトがありますので、Redmi 9のように他国展開により海外ECサイトでも購入しやすくなると物好きな私としては嬉しいかも。

今回エントリークラスのゲーミング仕様となかなか斬新なSoCを発表したMediaTeK。これからのゲーミングSoC競争が面白くなるかもしれませんね!

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