MediaTekの新SoC「Helio G96」「Helio G88」が登場!滑らか表示や1億画素カメラに対応!
台湾のSoCメーカーMediaTekの4Gまで対応する新型SoC「Helio G96」と「Helio G88」が登場!HelioシリーズのSoCの最新モデルで、高リフレッシュレート表示に対応しているのが特徴ですよ!
Helio G96はGPUが変更。新たに120Hz表示、1億画素に対応!
このHelio G96はHelio G95の後継チップセットとなっています!特徴をピックアップすると以下の通り。
- GPUが「Arm Mali-G57 MC2」に変更
- 最大リフレッシュレートが120Hzに対応
- 最大1億800万画素のカメラに対応
- MediaTek HyperEngine 2.0 Liteエンジンを搭載
主にゲーム描画に関わるGPUはArm Mali-G76 MC4から「Arm Mali-G57 MC2」に変更されています!周波数は公表されていませんが、どれほどのスペックアップがなされたのか気になるところ。
リフレッシュレートは最大120Hz表示に対応!従来の60Hzの2倍のなめらかさで表示できるのが魅力。多くのハイエンドスマホも120Hzに対応しており、この部分はハイエンドに引けを取らない高スペックっぷりといえます!
さらに「1億800万のカメラ画素数に対応」しているのもGood!超細かい撮影が可能になっています。ここもハイエンドなみのハイスペックに進化していますね。
MediaTek HyperEngine 2.0 Liteエンジンは「ゲームに応じてCPU、GPU、メモリを適切に管理」「より応答性の高いネットワークエンジンに対応」と、ゲームプレイにおいてより快適さを高めたシステムとなっており、ゲームプレイがより快適になるとのこと。
Helio G88は90Hz表示、6,400万画素に対応した
Helio G88はHelio G85の後継チップセットとなっています。
- CPU、GPU構成は据え置き
- 最大リフレッシュレートが90Hzに対応
- 最大6,400万画素のカメラに対応
- MediaTek HyperEngine 2.0 Liteエンジンを搭載
基本構成はArm Cortex-A55、Arm Cortex-A75を、GPUはArm Mali-G52 MC2となっており先代のHelio G85と同じ組み合わせですが、最大90Hz表示と6,400万画素撮影まで対応しているのが大きな違い!
また、上述のMediaTek HyperEngine 2.0 Liteエンジンも搭載しております!少なくとも普段使い・ゲームプレイでの快適さで違ってくるかもしれません。
廉価版や格安モデルのスペックアップに期待!
主に低価格なモデルに多く搭載されてきたHelioシリーズのSoCですが、ここまで進化してきたのはちょっとした感動モンですね(`・ω・´)。
高リフレッシュレート・高画素カメラというニーズは執筆時点でほとんどのスマホが取り入れているスタンスなので、それに追従してきた形となります。いよいよ廉価モデルも滑らか表示ができるようになってきそうです。
今までHelioシリーズのSoCを多く積んできたUMIDIGIとかDOOGEEとかUlefoneやOUKITELなどなど、様々な格安メインの中華スマホが滑らかな表示・高画素カメラモデルを出してくるんじゃないかなと考えると胸アツ。
なお、今回のHelio G88とHelio G96はどちらも5Gには非対応となっています!この点においてはDimensityとの棲み分けがされていますね。個人的にはまーったく気にしていません(´ω`)。