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Helio P65発表。低価格な21:9ディスプレイ搭載スマホが出そう

MediaTekが次世代ミドルレンジSoCとなる「Helio P65」を発表しました。これまで低価格ミドルレンジ帯スマホで多く採用されていたHelio P70やP60とスペック表を比較しながら、Helio P65を搭載するスマホが”どんな感じになるのか”妄想していたらとっても楽しかったので共有。

総合的なパフォーマンスが向上

Helio P70やHelio P60のCPUはCortex-A73とCortex-A53を組み合わせる8コアCPU(最大2.1GHz)。なので、P60の進化版がP70といった具合に推移した訳なのですが、今回のHelio P65はCortex-A75とCortex-A55(最大2GHz)となり、コアな部分の世代が進んでおります。ってことで、P60やP70とは別物です。

Helio P65に搭載されるそれぞれのコアは、P60やP70に搭載されていたコアよりも約20%ほど性能が向上しているので、クロックこそ0.1GHz下がっていますが総合的にパフォーマンスアップしそうな印象を受けます。

ゲーム性能は低下しそうだよね

P60やP70に搭載されていたGPU(ゲーム性能を左右する重要なやつ)は、Arm Mali-G72 MP3という結構強力なGPUチップを搭載していたんですが、Helio P65はArm Mali-G52 2EEMC2を採用しておりまして3D性能は抑えられている印象です。

AI(NPU)に関しては大幅に性能向上

AI(人工知能)による処理を担当するAI専用プロセッサーのNPUに関しては大幅に性能向上しておりまして、これまでのMediaTek Helioチップセットと比較した場合、2倍に性能が向上。これによりAIを駆使した高度な顔認証なども利用可能となっています。

メモリやストレージ関連が少々劣化

P60やP70はLPDDR4×2(デュアルチャンネル)やUFS 2.1接続をサポートしてたんですが、Helio P65ではLPDDR4×1(シングルチャンネル)、UFS 2.1はサポートされずeMMC 5.1のみ対応となります。

Helio P65はCPUの処理能力が向上しているんだけど、これらのメモリ・ストレージのパフォーマンス低下により総合的なパフォーマンス(実際に利用しての快適性)がどこまで影響してくるかが気になるところ。

2520×1080解像度をサポートしたんで、(ほぼ)21:9のシネマサイズスクリーンを搭載出来る

処理性能が向上しただとかはありきたりなんですが、そんな中で僕が注目したのがHelio P65でサポートする解像度。これまでP60やP70までは2160×1080までをサポートしていまして、Helio P65から2520×1080に向上してるんです。

21:9の比率で当てはめると近い解像度は2560×1080なんで、Helio P65でサポートする解像度”ほぼ”21:9と同じ。

最近だとXperiaが21:9ディスプレイを搭載したシネマサイズディスプレイをウリとしていますが、今後は低価格なHelio P65搭載モデルでも21:9のマルチメディア向きスマートフォンが続々登場するかもしれません。21:9ディスプレイってブラウジングでも表示範囲広くて便利なんですよね。

Helio P65の価格はとっても安いらしいんで、ゲームはしないって方なら低価格で21:9の大迫力なディスプレイを搭載した端末を手に入れられるかも。これは期待したい。

みなさんもスペック表とにらめっこして妄想してみて下さい。

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