HTC U11のレビューとスペックまとめ。過去最高評価のカメラ性能![更新]
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HTC U11のカメラ性能をチェック!
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ここではHTC U11の最大の魅力と言っても過言では無い”カメラ性能”に関してまとめています。
HTC U11のカメラ性能。
スマートフォンのカメラ性能は年々進化していますね。もうスマホ・PC画面、L版くらいの写真ならスマホで十分な勢いですが、HTC U11に搭載されるカメラは一眼レフにも匹敵するほどのカメラ性能を誇っています。
HTC U11のカメラスペック。
カメラのスペックのみをピックアップしてみました。
| メインカメラ | 12MP (HTC UltraPixel™ 3 with 1.4μm pixel) ウルトラスピード・オートフォーカス 裏面照射型 (BSI) センサー 多軸制御光学手振れ補正 (OIS) ƒ/1.7 aperture デュアルLEDフラッシュ 10秒までのタイマー 顔認証 プロモード(マニュアルコントロール、32秒長時間露光、RAWフォーマット) HDRブースト パノラマ撮影 ハイパーラプス撮影 スローモーションビデオ (1080P@120fps) 4Kビデオ撮影(3Dオーディオ・Hi-Resオーディオ・音声フォーカス) ビデオ撮影時の静止画撮影 |
| インカメラ | 16MP 裏面照射型 (BSI) センサー ƒ/2.0 aperture ライブ・メイクアップ オートセルフィー(静止または笑顔) ボイスセルフィー 10秒までのタイマー HDRブースト セルフィーパノラマ撮影 フルHD 1080p ビデオ録画 |
あはは、 僕の持っている高級コンデジよりもスペック凄いや・・・(笑)
HTC U11は世界で1番評価の高いカメラを搭載している。

スマートフォン業界では有名なカメラ評価機関の「DxOMark」。ここではスマートフォンのカメラ性能を評価するモバイル端末部門があり、数多くのスマートフォンカメラが評価されています。
ちなみに過去最高のカメラ評価を得た端末はGoogle Pixelの89点、次点でSamsungのGalaxy S8及びHTCのHTC 10が88点とカメラ評価ではPixelに一歩及ばずでしたが、なんとHTC U11は歴代過去最高得点となる90点を獲得。
現時点でスマートフォンのカメラ性能の頂点に君臨するモデルがHTC U11です。
レンズはF値1.7の超絶明るいレンズを採用。
僕の高級コンデジはF値1.8・・・。HTC U11は更に明るいF値1.7のレンズを搭載しています。明るいレンズを搭載していると、それだけ調節幅が広くなり多彩な写真が撮影できますよね。
完全に僕のコンデジ負けてる。
最上位一眼レフカメラに搭載されるフルセンサーAFを採用。
ここでも僕のコンデジ敗れたり。
HTC U11は最上位の一眼レフカメラに搭載されるフルセンサーオートフォーカス技術を採用した「Uウルトラスピード・オートフォーカス」を搭載しており、そのフォーカススピードは高級一眼レフカメラに匹敵する速度。
全てのPixelは位相差AFに利用されフレーム内の場所にかかわらずつ超高速でフォーカスを合わせてくれます。
多軸制御光学手振れ補正搭載。
レンズ自体が動き回り手ブレを物理的に補正する、高級機で採用されることの多い多軸制御光学手振れ補正を搭載。
光学手ブレ補正が備わっていて嬉しいポイントは夜景撮影。
夜景撮影では光を多く取り込むために長時間シャッターを開いて撮影するのですが、シャッターが開いている時間は映像も同時に取り込まれ続けるので、少しの手ブレでも”ブレた写真”に仕上がってしまいます。
HTC U11は光学手ブレ補正が備わっているので、この様なシーンでもブレの無い&ボケの無い非常に美しい写真撮影が楽しめそうですね。
動画撮影時は3Dオーディオ録音が可能。

スマートフォンに備わった4つの全方位マイクで動画撮影時の音源を収録。
その性能がまたずば抜けていて、複数の音源が発せられている状況下で対象物だけの音源を増幅することが可能。もうスパイ映画の道具じゃん。
▼HTC U11を借りたので、3Dオーディオ録音を試してみました。対象物の音源をピンポイントで拾うには、対象物をタップしてズームするとスムーズに対象の音源だけ増幅して拾えます。以下はイヤホンから漏れる音を3Dオーディオで録音した様子。凄いね↓
HTC U11で対象物の音源を増幅してフォーカスできる3Dオーディオ録音を試してみました。イヤホンから漏れる音もフォーカスするとこれだけ拾えます。こりゃすごい #HTCサポーター pic.twitter.com/E3k07SVo2N
— GARUMAX (@GaruJpn) 2017年7月18日
HDRブーストを搭載。HDR撮影でも超高速で撮影可能
HDR撮影時は異なる明暗の写真を複数撮影して明るい部分のめっちゃ良い部分と暗い部分のめっちゃ良い部分を二個一にすることでめちゃめちゃ良い感じの写真に仕上げる撮影方法ですが、シングルカメラ仕様の場合は、複数撮影する際にブレがち。
この部分はHDRブースト機能で1枚撮影と変わらない速度でHDR撮影が可能となっています。
また、HDRブースト機能は動画でも応用適応されるのでメリハリ有る美しい写真だけでなく、動画も美しい映像で残せるようになっています。
3次元ノイズリダクション機能を搭載。

何やら動画撮影時の前後フレーム情報を自動解析し、そこから得られる情報を基に電子ノイズを識別して自動的に除去してくれる3次元ノイズリダクション技術をHTCが開発しちゃったようです。
いやはや、ここまでカメラ開発技術があるならXiaomiみたいに一眼レフカメラを出せるだけの開発力がありそう。
もはやメインカメラレベルのインカメラを搭載。
HTC U11はメインカメラだけではなくインカメラにも非常に拘っており、その性能はもはやメインカメラとしても通用するほどのモンスタースペック。
先程紹介したHDRブースト機能も搭載しており、ノイズ除去機能も強力に働くので、昼夜問わず最高の自撮りが可能です。
逆に僕は聞きたいんですけど、インカメラで超高画質な場合、飲み屋のネーチャンはバッチリ写ってしまう自撮りは”有り”か”無し”かどちらなのでしょうか。
と、個人的に気になっていたのですが、何やらライブ・メイクアップ機能が搭載されているそうです。これは女子も歓喜な機能なので、飲み屋で自撮りする際はメイクアップ機能マシマシでの撮影を心がけたいと思います。
HTC U11の実機で撮影してみた。
HTC U11のモニターキャンペーンに当選し端末が届いたので世界最高評価のカメラを試すべく名古屋へ繰り出し撮影してきた。本記事では写真や動画を撮影しながら追記更新しようと思う。
HTC U11の実機で撮影してすぐに気がついたことは、「HTC U11任せのフルオート撮影で最高の写真に仕上がる」ということ。とにかく何も考えずに被写体にカメラを向けてシャッターを切るだけで良い。
HTC U11はとにかく、明るい場所だろうが、薄暗い場所だろうが、逆光だろうが、夜景だろうが、HTC U11をパッとと出してフルオートでパシャっと撮影すると「わぁ!凄いきれい!」と感じる写真が出来上がってしまうのだ。
結論から言うと、スマートフォンのカメラ利用で最も多い”フルオート撮影”での出来栄えが唸る程に凄い。評価通り、気軽に撮影する事を想定したスマートフォンカメラの最高峰だと思う。
以下に良かった部分とイマイチな部分を先に残しておく。
[良かった]
- フルオート撮影性能が超秀才
- ピント合わせが今まで利用したスマートフォンの中で1番早い。
- 本体を握るとシャッターが切れるので、一人飯撮りが捗る。
- どの様なシチュエーションでもシャッターを切るだけで凄い綺麗な写真が撮影できる
[イマイチ]
- モード変更後はアプリを閉じても、再度カメラを起動すると前回のカメラモードが引き続き設定されている(パノラマ撮影後に気づかず何枚かパノラマモードのままで撮影してしまい写真が台無しになった)
- NDフィルター機能が備わっていないので、マニュアルモードで水をシルキーに表現するような撮影は苦手
- フルオートに特化しているので撮影モードがほぼ無い。
▼読者さんからのお問い合わせ返答▼
- 写真撮影時にGeo-Tag(位置情報)を取得する設定にすると、撮影時にディスプレイ上でGPS捕捉状態が確認できるか?→設定からGeo-Tagをレ点チェックで設定できますが、撮影時にGPS捕捉状態は確認できません。今回の撮影ではGeo-Tagをオンにして撮影しましたが、全ての写真で位置情報がしっかり残っており、撮影時のGPS捕捉は早く正確だという印象でした。
撮影モードやマニュアル設定項目等
撮影モードは以下の通り
- カメラ:通常の撮影モードでオート撮影
- パノラマ:パノラマ撮影
- プロ:マニュアルモード
- ビデオ:動画撮影モード
- ハイパーラプス:コマ数を落とした長時間撮影モード
- スローモーション:スローモーションの動画撮影モード
- 自撮り:自撮りモードで美顔エフェクトあり。
- 自撮りパノラマ:自撮りの範囲が広がるモード。



▼HTC U11モニターキャンペーンで端末を借りてじっくり触ったが、HTC U11はフルオート撮影に特化しており、撮影モードは”ほぼ無い”状態。↓

一応、プロモード(マニュアルモード)で「夜(夜間の撮影モード)」「スポーツ(動きの早い被写体に対しての撮影モード)」「接写(被写体に近づいて撮影するモード)」が備わっている程度。プロモードでのモード変更時も各種設定はオートに設定出来るので、実質的なシーン別撮影モードはこの3つ。
オート撮影が最高の出来栄え。
早速様々なシチュエーションで撮影してみた。
HTC U11はカメラを被写体に向けると驚く程の速度でピントが合い、素早く撮影できる事が印象的だった。
屋外では見た目に忠実な色合い、室内では若干コントラストが強くなりメリハリある写真に仕上がる傾向。
接写写真では背景が自動的にボケ、被写体が際立つ様な仕上がり。(こけしの写真を参照)
夜景撮影では光を多く取り込み、ブワッと華やかに表現された写真に仕上がるが、写真の最後に掲載しているブルーのミストを撮影した写真では周囲の明るさを把握して暗い場所でも明暗差を捉えながらもミスト部分が色鮮やかに撮影できている。
以下はHTC U11のフルオート撮影で写真加工はリサイズのみ。
2017/7/8追加分

▼逆光状態だったが白飛びすること無く美しい木目を捉えることが出来た↓

▼明るい場所では見た目に忠実な色合いに仕上がった↓

▼食べ物は見た目に忠実な色合いだった。非常に細かな描写が可能なので、テカリ、質感が想像以上に良く捉えられている。↓

▼直線的な建造物も歪みが無く撮影可能↓

▼様々な色合いの被写体を撮影。↓

▼被写体に近づいて接写すると、自動的にボケ味が発生し被写体が際立つ写真が出てきた。↓


▼平面柄に接写して撮影。被写体が平面的な場合の接写は端までボケなく撮影できる。つまり、先程のボケ味はレンズ性能を用いたボケ味でフィルター的なものでは無い。↓

▼逆光での撮影。見た目以上に美しい写真が撮影できた。↓

▼光が当たる側だ描写能力は格段に上がる。↓
▼コレも接写。花の細かな部分まで描写出来ている。↓

▼間接照明だけの室内で撮影。コントラストが若干強くなった。↓

▼夜景撮影。ガラス越しの撮影だが光をしっかり捉える事が出来た。シャッターを切ると即座に撮影が完了し、手ブレもほぼ無い状態で仕上がった。↓

▼薄暗い場所でもHTC U11が明暗をしっかり把握出来ているので、見た目そのままの状態で撮影出来た。↓

以下は発売前に台湾で展示されていたHTC U11で撮影した写真。
▼実際にその辺を撮影してみました。画像はリサイズのみ行ってます。↓



リサイズしてブログにアップすると画質劣化して本来の魅力が分からなくなるのですが、オート撮影でも全く不満なく撮影できて凄いと感じました。夜間撮影もしたいなぁ。
望遠はいまいち。
固定レンズしか搭載していないHTC U11の望遠撮影はデジタルズーム。倍率を上げるとどんどん画質が劣化するので、自身で許容範囲を決めておきたい部分ですね。
▼上の画像が通常倍率、下が最大ズーム。固定レンズなのでズームは苦手です。↓


自撮りモードと自撮りパノラマの違い。
HTC U11には”自撮り”と自撮りパノラマ”の2つの撮影モードが有るので比較してみました。
▼こちらが通常の自撮りモード。美顔エフェクトはMAXです。盾持ちで撮影したので幅が狭い!↓

▼こちらが自撮りパノラマ。左右が広くなりました。これなら持ちやすい端末縦もちでも友だちと自撮りが可能ですね!勿論横持ちだと更に広い範囲が写せます。↓

自撮りパノラマモードでは、シャッターボタンを押すとパノラマ撮影のように端末を左右に動かす支持が出てきます。画面の指示に従い端末を左右に回転させる感じで動かして合成する感じでした。段差など無く綺麗に撮影できているので実用性の高いモードだと思います。
ピント速度。
HTC U11の実機で撮影したピント速度検証動画です。近距離にAFでピントが合った状態から様々な場所へ振ってAF速度を試したのですが、非常に高速です。
スローモーション撮影。
HTC U11の実機でスローモーション撮影してみました。
HTC U11のカメラ評価。基本はフルオート撮影で最高の写真に仕上がる
2017/7/8追記
HTC U11の実機で撮影してきたが、正直驚いた。「気軽に素早く綺麗」が求められるスマートフォンカメラのニーズに非常に合致した仕様だと思う。
一方でマニュアル撮影には少し物足りなさを感じる。例えばシャッタースピードを遅くして、滝の流れをシルキーに表現したい場合でも、NDフィルター機能が備わっていない事で減光出来ずに白飛びしてしまう。
ある程度のマニュアル撮影は可能だが、表現できる範囲が限られているので高度なマニュアル撮影モードが備わっている端末からの乗り換えだと物足りなく感じるだろう。
というわけで、HTC U11はどちらかと言えばフルオート撮影向きの端末だ。
ーー以下は実機検証前に書いていた内容ですーー
1番安心できるポイントはカメラ評価機関での評価。
カメラってスペックだけでは語れない部分がありますが、世界的に権威ある「DxOMark」にて過去最高の評価を得たということは、素晴らしい出来栄えなのでしょう。
実際に実機で写真を撮影するのが楽しみです。ぶっちゃけすぐにでも欲しい。
次のページではHTC U11の機能についてまとめてみました。