HTC U11のレビューとスペックまとめ。過去最高評価のカメラ性能![更新]
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HTC U11のスペックをチェック!
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ここではHTC U11に詰め込まれた基本スペックや対応バンドなどをチェックしています!
HTC U11のスペック
| 項目 | スペック |
|---|---|
| OS | Android 7.1 (HTC Sense) |
| SoC | Snapdragon 835 2.45GHz 8コア |
| メモリ | 4GB |
| 保存容量 | 64GB |
| SDスロット | 搭載 |
| 液晶 | 5.5型 (2560 x 1440) |
| 背面カメラ | 1,200万画素 ウルトラスピード・オートフォーカス 裏面照射型 (BSI) センサー 多軸制御光学手振れ補正 (OIS) ƒ/1.7 aperture デュアルLEDフラッシュ 10秒までのタイマー 顔認証 プロモード(マニュアルコントロール、32秒長時間露光、RAWフォーマット) HDRブースト パノラマ撮影 ハイパーラプス撮影 スローモーションビデオ (1080P@120fps) 4Kビデオ撮影(3Dオーディオ・Hi-Resオーディオ・音声フォーカス) ビデオ撮影時の静止画撮影 |
| 前面カメラ | 1,600万画素 裏面照射型 (BSI) センサー ƒ/2.0 aperture ライブ・メイクアップ オートセルフィー(静止または笑顔) ボイスセルフィー 10秒までのタイマー HDRブースト セルフィーパノラマ撮影 フルHD 1080p ビデオ録画 |
| 対応バンド | 4G LTE FDD: Bands B1/B2/B3/B4/B5/B8/B11/B12/B13 B17/B19/B21/B26/B28 TDD: Bands B38/B41 3G B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 2G 850/900/1800/1900 MHz |
| Simサイズ | 追記予定 |
| DSDS | 追記予定 |
| Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac (2.4 & 5 GHz) |
| センサー | GPS、A-GPS、GLONASS、Beidou 環境光センサー 近接センサー モーションGセンサー コンパスセンサー ジャイロセンサー ホールセンサー 指紋認証センサー センサーハブ エッジセンサー |
| VoLTE | ○ |
| CA | ○ 2CA, 3CA, 4CA |
| 防水/防塵 | ○ IP67 |
| おサイフ機能 | ○ NFC FeliCa |
| バッテリー | 3000mAh Quick Charge 3.0 USB Type-C |
| サイズ | 縦154mm 横76mm 厚さ8.3mm |
| 重量 | 170g |
SoCには最新のSnapdragon 835を搭載。
SoCはSnapdragonのフラッグシップモデル「Snapdragon 835」を採用。供給不足で搭載端末が限られると言われているSnapdragon 835ですが、HTC U11には搭載されるようですね!
Snapdragon 835のAnTuTuベンチマークスコアは総合スコアで18万点超えを叩き出すなど、最上級性能。また、3Dゲーム性能を左右するチップの進化しており、3D性能スコアは7万点オーバーとなっています。
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]
HTC U11の実機AnTuTuベンチマークスコアは17万点超え。
▼HTCサポーター様へ▼僕と同じようにHTC U11モニターキャンペーンで端末をHTC様よりお借りしているHTCサポーターへも誤認の無いようにお伝えしたいとおもいます。
本記事はHTC U11モニターキャンペーン以前より執筆公開しており、HTC U11のデモ機によるAnTuTuスコアを掲載しておりました。
その後、HTC U11モニターキャンペーンに当選し、製品版のHTC U11でのスコアと大きく異る事から、古い情報、ましてやデモ機でのスコア掲載を続けることが、HTC様、これからHTC U11が気になるユーザー様の双方にとってふさわしくない情報と判断致しました。
製品版スコアを掲載する前に、「以前掲載していたデモ機のスコアは情報として出した以上、消すことは出来ない」、「古い情報のみでは大きな誤認を与えかねない」という旨をHTC様にご相談し、「デモ機と製品版ではスコアが異なる」という事を皆さんが分かりやすく受け止められる様に特別に許可を頂きました。
先日、TwitterにてHTCサポーター様からスコア掲載に関してご指摘いただきましたが、事情を説明させていただきご理解頂きました。その節はご対応ありがとうございました。
今後も、同じようにHTCサポーター様からご指摘頂く可能性が有るので、HTCサポーター様向けにここで内情を発信させて頂きます。
HTC U11は素晴らしい端末です。HTCサポーターの皆様、一緒にこの魅力を存分に発信しましょう!また、柔軟に対応してくださったHTC様の神対応にも感謝です!
僕は以前、HTC U11のデモ機にてAnTuTuベンチマークスコアを測定し、「まだSnapdragon 835の性能を活かしきれていない」と〆ていましたが、HTC U11の製品版をモニターキャンペーンでお借りして測定したところ、Snapdragon 835の性能を存分に活かしたスコアを叩き出しました。
▼製品版のHTC U11はSnapdragonの性能を存分に発揮出来ており、総合スコアは17万点を越した。↓

▼こちらはHTC U11のデモ機にて測定したAnTuTuベンチマークスコア。総合スコアが159016点、3Dスコアが59579点。↓

うーん。AnTuTuが公開したリファレンス機のスコアが18万点台だったことを考えると、まだSnapdragon835の性能を使いこなせていないという印象。
↓
やはり、デモ機では性能をセーブしていたようだ。製品版ではSnapdragon 835の性能を存分に発揮しており、他のSnapdragon 835搭載端末と遜色ない性能を有している事が分かった。
解像度は2560 x 1440!メモリも大容量な4GB!
ディスプレイ仕様もフラッグシップ!世界最高性能を誇るカメラで撮影した写真を美しく表現するために画面解像度はフルHD超えの2560×1440解像度パネルを採用!
美しくカーブするディスプレイガラスはカーブエッジ仕様のGorilla Glass 5を採用しており、非常に傷がつきにくい仕様となっています。
画面の端がカーブするデザインのディスプレイは、保護ガラスで保護出来ない部分が出て来るので好みが分かれるところですが、ガラス自体が非常に硬度の高い素材なので保護ガラスは要らないかも。
僕だったら最近流行りの保護コーティングを使うかなぁ。
【関連】エッジ液晶の保護はコーティング剤が最適。スマホ全体をまるごと守ってくれる!
HTC U11が対応するセンサー。
スマートフォンは数多くのセンサーが搭載されています。HTC U11が対応しているセンサー類は以下の通り。
- 環境光センサー
- 近接センサー
- モーションGセンサー
- コンパスセンサー
- ジャイロセンサー
- ホールセンサー
- 指紋認証センサー
- センサーハブ
- エッジセンサー
▼指紋センサーはディスプレイ側下部に設置されており、指紋認識は非常に高速。物理ボタンではなくホームボタンタイプ。ホームボタンも兼用ですが、個人的にはiPhone 7シリーズのように触ったらフィードバックがほしかったところ。余談ですがホームボタン兼指紋センサーの左右に戻るボタンなどのナビゲーションボタンが備わっており、ボタンが光るので暗所でも操作しやすいです。↓

▼ジャイロセンサーを搭載しているので、VR(バーチャル・リアリティー)やAR(現実世界を拡張する機能)が利用可能!ポケモンGOもしっかりARモードで楽しめます。↓

その他のセンサーについては「スマートフォンで搭載されているセンサー類と役割まとめ」をチェックして頂くとして、個人的に気になるのが”エッジセンサー”。HTC U11は端末を握るだけで様々な機能を呼び出せるそうですが、握った箇所を把握するためのセンサーですね。
GPSに関してはGPS、A-GPS、GLONASS、Beidouに対応しておりロシア版GPSのGLONASSも利用できるので高精度測位が期待できます。
お財布機能(FeliCa)を搭載。

スペック表ではNFCは記載されているのですがFeliCaは記載されておらず、もしかするとグローバルモデルではNFCのみ、日本向けモデルには日本市場で主流となっているFeliCaを搭載してくると予想されます。
携帯会社大手3キャリアからは現在取り扱いに関する発表はありませんが、もう直ぐ始まる夏モデル発表の際にHTC U11が取り扱われるのであればお財布機能は必須機能となるのでFeliCaは搭載してくるでしょう。
IP67の防水防塵に対応!
こちらも日本のキャリアから発売するなら必須の仕様である防水防塵に対応!等級については以下をどうぞ!
▼防塵等級一覧↓
- 0級:防塵保護なし
- 1級:直径50mm以上の固形物が入らない【固形物保護】
- 2級:直径12.5mm以上の固形物が入らない【固形物保護】
- 3級:直径2.5mm以上の固形物が入らない【固形物保護】
- 4級:直径1mmの固形物が入らない【固形物保護】
- 5級:粉塵が内部に入ることを防止、少し粉瘤が侵入しても正常動作【防塵】
- 6級:粉瘤が内部に入らない【耐塵型】←HTC U11の防塵性能
▼防水等級一覧↓
- 0級:防水保護無し
- 1級:鉛直から落ちてくる水滴による有害な影響無し【防滴保護】
- 2級:鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響無し【防滴保護】
- 3級:鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による有害な影響無し【防雨保護】
- 4級:あらゆる角度からの水の飛沫による有害な影響無し【飛沫保護】
- 5級:あらゆる角度からの直接噴流による有害な影響なし【噴流保護】
- 6級:波浪やあらゆる角度からの強い直接噴流による有害な影響無し【波浪保護】
- 7級:水中に沈めて一時的に一定水圧をかけても内部に浸水しない【防浸型】←HTC U11の防水性能
- 8級:継続的に水没しても有害な影響がない【水中保護】
高速充電技術は「Quick Chage 3.0」に対応。
バッテリー容量は3,000mAhと5.5型のサイズからはやや物足りない容量。高速充電には対応しているのですが、Quick Chage 4.0ではなく3.0となっています。3.0でも十分に早いんですけど、どうせなら4.0に対応して欲しかったところ。
充電端子については裏表関係なしに差し込めるUSB Type-Cを採用しているので、これまでMicroUSBの端末を利用してきた方は周辺機器を利用する為に以下のようなアダプターを持っておいたほうが良いですね。
【Amazon】Micro USBをUSB Type-Cへ変換するアダプター
実機で電池持ちと充電時間を検証してみた。
HTC U11モニターキャンペーンにて実機をお借りしたので、電池持ちと充電時間を検証してみた。
▼満充電から輝度真ん中設定でYou Tubeの1920×1080動画を電池切れまで再生してみた。21:38~翌7:47まで10時間9分の連続再生が可能だった。バッテリーの搭載量が3000mAhだと良好な電池持ちだ。↓

▼3%からで申し訳ないが、充電時間を測定してみた。8:55開始で10:39に満充電完了。充電時間は1時間44分だった。↓

▼充電中のV/A。↓

▼HTC U11はQualcommのQuickChage3.0に対応しており、急速充電中は画面に”高速充電”と表示される。↓

スマートフォンはディスプレイ点灯がバッテリーの消費を早める要因の1つだが、HTC U11は有機ELを採用しており省電力性能が高い。バッテリーは平均的な3000mAhの搭載量ながら、比較的長時間の駆動が可能だった。
また、HTC U11はQualcommの高速充電技術であるQuickChage3.0に対応しており、短時間で充電が可能となっている。
音響に関して。
HTC U11は音響に関しても力を入れているそうですが、音に関しては実機を触らない事にはよく分かりません。
音響に関しては「HTC Uソニック・ハイレゾ」に対応しており、専用のイヤホンも同梱されるそうですよ。

また、スピーカーには「BoomSound Hi-Fiスピーカー」が搭載され、上下で異なる構造のスピーカーが搭載されます。

上下で異なるスピーカーを搭載しているので奏でる音が非常に気になりますね。これは実機触れる様になったら聴きに行こうと思います。
HTC U11の対応バンドをチェック!
HTC U11で対応しているバンドは以下の通り。2Gは日本で停波となっているので日本で利用する場合は気にしなくてもオッケー。
| 4G | FDD B1/B2/B3/B4/B5/B8/B11/B12/B13 B17/B19/B21/B26/B28TDD B38/B41 |
| 3G | B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 |
| 2G | 850/900/1800/1900 |
docomoの電波は掴める?
4Gは全国区をカバーするバンド1、東名阪の高速通信バンド3、地下や郊外などのつながりやすさを左右するプラチナバンドの19に対応しており必須バンドは全て揃ってますね!更にdocomoで利用されているバンド21やバンド28にも対応しており、フルバンドに対応しています!
3Gも主力バンドの1と山岳や農村地区をカバーするバンド6/19のFOMAプラスエリアにもバッチリ対応しています。不安なく利用できるバンド構成です!
ソフトバンク(ワイモバイル)の電波は掴める?
ソフトバンクとワイモバイルは全く同じ電波を利用しているので、まとめて紹介しますね!
4Gは主力バンドの1、補助バンドの3、プラチナバンドの8にフル対応!更に通信方式の異なるバンド41にもバッチリ対応していますね!
3Gも主力バンドの1と8にしっかり対応しているので、ソフトバンク又はワイモバイルの回線でも安心して利用可能なバンド構成です!
auの電波は掴める?
auは少し特殊ですが、対応バンドを見る限り主に通話で利用される3G(auではマイナー電波のCDMA2000)を利用せずに、通話も通信も高速な4Gを利用するようです。
auでは3Gの電波が国際的にマイナーなことから最近はフルLTEを推しており、数多くのフルLTE端末をリリースしているので不安は無し!
対応している電波は主力のプラチナバンド26(Band18を内包)、補助バンドの1、エリアは狭いがバンド11、通信方式の異なるバンド41にガッツリ対応。
auでもフルLTE端末として安心して利用できるバンド構成!
海外では使える?
ここからは少し突っ込んだ話ですが、現段階では大手キャリアからの供給であるのか、又はSIMフリー端末としての投入か、その両方での投入であるのか定かではありません。
まず、台湾で利用されている電波だとLTEのバンド3/7/8/28が適合しているので電波を掴むことが可能ですね。中国だとTD-SCDMA(3G)、TDD-LTE(4G)となっていますが、HTC U11はTD-SCDMAに対応していません。TDD-LTEは中国で利用されているBand39、Band40、 Band41のうち、B41のみ対応しているに過ぎないので、中国は海外用のモバイルWi-Fiを持っていったほうが良さげです。
HTCの基本仕様・スペックまとめ。
基本性能をチェックしてきましたが、ようやく新世代のフラッグシップ機が出てきたと唸る性能ですね。バンドも柔軟に対応しているので、もしかすると大手キャリア3社から同時リリースされても不思議では無いです。
個人的に気になるのは”HTC U11のSIMフリーモデルが日本市場で発売されるのか?”という部分。
これだけの性能を兼ね備えているのですから価格は覚悟しなければいけませんが、大手キャリアが絡まないSIMフリーモデルも是非日本市場で打ち出して欲しいところです。
HTC U11のカメラに関しては次のページでまとめていますので是非チェックしてみて下さいね!