Logicool「ERGO M575S」レビュー!トラックボール入門に最適!操作性もカスタマイズ性も超満足

Logicool製のトラックボール「ERGO M575S」の実機を買ってみた!1ヶ月ほど使って分かった不満だった点・良かった点をレビューしながらお届けしますよ!

ERGO M575Sを買った理由

筆者は実はトラックボールを使ったことがないマウス野郎。トラックボール自体は前々から興味はあったんだけど使う気力が無かった。

ただ楽天市場で見たところセールで定価6,300円のが4,980円弱ほどでちょっと安くなってたし、あと筆者は結構Logicool好きってこともあったので手を出してみたんす。

▼外箱はLogicoolお馴染みといえる水色と黒基調のデザイン。付属品はレシーバーと単三電池、そして保証書的な冊子が2枚。↓

デザインはシンプル

カラーはブラック。本当はホワイトが欲しかったんだけどブラックしか無かったんで妥協。

▼見た目は飾り気は無くシンプルですが、安っぽさはまったくない。シンプルではあるんだけど、流れるようなラインの凹凸が設けられており、触り心地はかなり良かった!↓

▼裏面は電源と接続切り替えボタン。電池は単3を1本使うタイプ。↓

▼地味な部分なんだけどこれ、モデル名としてERGO M575までは彫り込まれているんですが、その後ろのSは明らかに後付けされたかのようなプリンティングになってます。ベースはM575をそのまま流用しているのだろうか。筆者はどっちでもいいですが。↓

▼ボール部分は青色。黒色とマッチしててなかなかカッコイイ。飾らないけど地味じゃないぐらいのいい塩梅。↓

ボールはラメっぽい細かいキラキラしている模様。この模様を内部のセンサーで読み取ってポインタを動かすという方式となっており、トラッキング精度は2,000dpiまで対応しています。

ボールの感触がなめらかで丁度いい

初めてトラックボールを触ったってこともあり違和感はあったのですが、マウスオンリーの筆者であっても、思った以上に慣れるのは早かったです。2~3日でほぼ違和感なくなった。

▼ボールを親指で動かした感触はとってもなめらか。滑る感じはほぼなく摩擦感もほどよく感じられ、ポインタの動きもしっかり動きに合わせて応えてくれる。マウスパッド上でマウスを動かすかのような、それほどに丁度いい感触です。↓

一方で、マウスと違ってずっと親指を動かし続けるタイプなので、長時間使ってれば指は疲れます。

しかーし、そもそもマウスの場合だと指じゃなく手や腕が疲れるんで、結局疲れるのは手なのか指なのか…って違いしかないんだと思うんす。どのみち動かせば疲れるよ(´・ω・)。

あと、「一日中使える!」って公式では書かれてるけど、これはその通りだと思ってる。さわり心地も操作のフィーリングも思った以上に馴染みます。指はつかれるとは言え操作不能なまでではないし一日は余裕で使えました。

▼あと、ボタンがナナメ方向になっているおかげで、手の小指側が机におけるから手がマジで疲れない!マジで良い!この設計にしてくれたのは有り難いっす。↓

▼手がデカいからなのかもしれませんが、筆者の場合は小指の面が机についてくれるんでマジで楽ちん。ずっと使っていけるこれ。↓

一応、高級モデルとかゲーミングマウスとかと違って精密さはそれほどないので注意。真横にポインタをゆっくり動かしても、1,920×1,080解像度モニターの場合2~3ピクセルぐらいは上下にブレます。ざっくりとした操作しかできない。

とはいえ、トラックボールでFPSとかするってわけではないし、普段使い用で想定して買ったのでこの部分は不満には思わんです。

筆者の場合、精々細かい作業といえばLightroom編集で細かい部分を編集はすることあるんだけど、そのぐらいであればしっかり狙ってクリックもできたんで精度時代に不満はありませんでした。

戻る/進むのボタンは押しにくい

▼欠点として、戻る/進むを担うサイドボタンは扱いにくかった。これ、左ボタンのすぐ左に配置されているんですよ。↓

なんで押しにくいかって言うと、人差し指で押さなきゃあいけないからなんすよね。大抵の5ボタンマウスって親指で押すタイプだから、それに慣れてる筆者からするとこれは慣れんです。

エクスプローラーだったりTwitterのツイート→タイムラインだったり、クソつまんねえ広告を間違って踏んだときとか…それだけ「戻る」を頻繁に使うボタンなだけに、押しにくいってのはキツいぜ。

「トラックボールならでは」なメリットは新鮮で楽しい

▼トラックボールならではな部分としてはやっぱ腕を動かす必要がないってのはデカイ。あとワイヤレスだから机じゃなくて椅子の手すりとかおけるってのも自由で良いぜ。↓

▼特に手すりにおけるってのはマジでデカい!筆者はイスを倒してじっくり動画を見たりする時があって、その時も普通に操作できる。↓

ノーパソ用のアームをベッドに取り付けられれば、寝ながらパソコンのポインタ操作もできそう。YouTubeとかプライムビデオ流し見する程度であればいけそうなんだよな。まぁベッド持ってないからしばらくこの使い方はお預けになりそう。

あとこのモデルは裏面のラバーがしっかりしているんで、手すりに置いたとてすべって操作しにくいとか落とすとかそういうことは全然なかったっす。よほどムチャな場所に置かなければ確実に使える!

Bluetooth接続でマルチポイント運用ができるが微妙

ERGO M575Sは付属しているLogicool無線レシーバーで接続するほかに、Bluetoothで直接パソコンやスマホ、タブレットとの接続も可能。

▼でもこれ、半ば死に機能と化しています。切り替えが面倒くせぇ。本体底面だからいちいち持ち上げて押す手間があるので、これ正面側に置いてほしかったなぁ。ちなみに白色がレシーバー、ブルーでBluetooth接続になっています。↓

あと、Bluetooth使った感想としては、快適さは皆無。とにかくポインタがブレブレで飛びます。まぁこれはERGO M575SってかBluetoothの問題だから仕方ないのかもしれんけど…

ポインタが飛ぶとは言え、ボールを動かしたぶんだけしっかり移動はするので扱いにくいってわけではないです。あくまで「快適ではない」ってだけ。でも見づらいからBluetoothは基本的に使わないです。

Logicool Option+で細かい設定が組めて超便利

Logicoolを使ったことのある人ならご存知かもしれませんが、Logicool製品は専用アプリが使えます。

Logicool Options(水色アイコン)とLogi Options+(紫アイコン)の2つがあり、ERGO M575Sは後者を使います。Logicool製品によっては使うアプリが異なるのでこれ早いところ統一してほしい。

▼このアプリのいいところはポインタ速度をいじれるだけでなく、操作ボタンのカスタマイズが組めるところ。上で書いたサイドボタンのカスタマイズも対応。戻るは使うけど進むは使わないので、これをコピーとか別の用途に充ててました。↓

▼ERGO M575Sってかアプリの話なんだけど、これ「ボタンを押しながらポインタを上下左右に動かすとそれぞれの操作ができる」ってのが神。

この進むボタンを魔改造した結果、押したままで下にポインタを下げる動きをすればダウンロードフォルダを一発で開き、上に動かせばクリップボードでコピーした文章に一括アクセスでき、押すだけで部分キャプチャを組むこともできるようになった。

▼キーボードショートカットも使えるんで、例えば「Ctrl+F」で設定おけば一発でドキュメントやブラウザの検索も使える。やっぱLogicoolって神だわ~!↓

あと、これらの設定はなんとアプリごとに変えられるってのも凄いわ。今んトコロは特に設定組んでないんだけど、たとえば編集ソフトの時はコピーペーストとか特定ツールの呼び出しのショートカットができそうでワクワクするわ(`・ω・´)。↓

メンテナンスは比較的簡単

マウスではなかなかやらなかったんだけど、トラックボールだとメンテナンスは結構しなきゃいけない。1ヶ月ほど使ってると動きがやや硬くすべりにくくなったんで、毎日使ったら1~2ヶ月ほどでメンテする必要があるっぽい。

▼メンテナンス自体はカンタン。後ろからボールを小指で押せば割と簡単に外れる。その後、ボールを支える部分をクリーニング用のクロスかなんかで拭き上げればOK。あとはボールを上からはめるだけです。↓

▼ちなみに1ヶ月ほど使ってメンテしたとき、普通に皮脂やホコリのカタマリはこびりついてたんで、1ヶ月ごとにメンテするのが理想的だと思います。慣れれば2~3分で終わるけど、忘れないようにしないとだなこれ。↓

▼あとERGO M575Sのボール径は34mm。対応する口径のボールであれば別の色にも差し替えることができます。黒/青の見た目に飽きたときやボールをなくしたり使えなくなったときとかで買い替えできるのも良い。↓

ブラックのみ1年保証という謎。ここは注意

このモデル、Amazonではしっかりブラック、ホワイト、グラファイト(グレー)の3つがそろってます。ホワイトあるんだったらこっちで買えばよかったぜ。セールでやすかったとは言えちょぼっとだけ後悔してます。

▼あと製品保証もしっかりついてるんだけど、なんでかブラックだけは1年保証です。ほか2色は2年なのに、なんでブラックだけ半分1年にされているのかわからん。ちなみに筆者が買った楽天市場でも1年保証でした。↓

ちなみに上記の6,700円のは白いのが575OW(OWはカラーのオフホワイト)、一番右が575GR(GRはカラーのグラファイト)って感じで末尾がSではありませんが、仕様を見比べると違いがまったくないので(違ったのはカラーと背面のSが付いてること、保証期間が1年であること)、おそらく価格の差は保証期間の違いによるものかと推測しています!

まぁ筆者の経験談ですが、Logicool製品がぶっ壊れた経験は殆どないので1年でも十分かなって思ってます!(精々MX Master 2Sの親指用ボタンがイカれた程度)。

しかも3千円ぐらいの安モンのキーボードに関しては5年も壊れず使えてるので、これも長く使えるんじゃないかなって信頼性はあります。保証があるに越したことはないけど、個人的には1年でも十分かなと思ってます。

もちろん、保証を気にする人であればカラーだけでなく若干の価格差と保証の期間は気にしたほうがいいですね。そこは購入する時に注意してほしいです。

ERGO M575Sまとめ

「トラックボールってどういうものなのか気になる」って人への入門用にオススメ!

高級モデルは触ったことがないからこのモデルとどこまで違うかはわからんのですが、少なくともこのM575Sは価格帯なりの品質とクオリティだったので満足。

あとアプリでボタンのカスタマイズが組めるのもGood。これはERGO M575SってかLogicoolのいいところなんですが、それをしっかり楽しめる製品ってだけでも評価は高いです。

逆に、精密操作とかゲーミングとかだったらオススメはできんからそれ用の高級モデルとかマウスを買ったほうがいいです。

それにしても、オレのTwitterの仲間が「トラックボールはマウスにはない良さがある」ってすごい推してたのを見てて前々から気になってはいたんだけど、これは踏み込んでよかった世界だったって言えるわ。

もし買ったトラックボールがこれじゃなくて安モンで、もしポンコツだったら二度と触ってなかったかもしれん。選んでよかったぜこれ。トラックボール万歳!ロジクール万歳!

ERGO M575Sの割引情報・購入先まとめ

■ERGO M575S■

▼575Sはブラックカラーで保証期間1年、575OWはオフホワイトカラーで保証期間2年、575GRはグラファイトカラーで保証期間2年。リンク先で選べます!↓

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