モトローラ「moto g53j 5G」のレビュー!約3.5万円のスマホは想像以上に良い出来だった

moto g53j 5Gはナンバリング的にmoto g52j 5Gの後継機のような立ち位置ですが、仕様がかなり控えめで話題となっている機種です。価格は34,800円。

安価なだけなら買いませんが、筐体品質が良さげに見えたのと120Hzのディスプレイを搭載している点が魅力に感じ購入しちゃいました。ってことでレビューをお届けします!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓

■MVNO■
初出時価格→32,208円

■メモリ8GB+容量128GB■

■moto g53y 5G■
端末価格21,996円!MNP乗り換えなら1円〜!

moto g53j 5Gの特徴おさらい

moto g53j 5Gは2023年6月16日発売のモデル!moto g53j 5Gは公開市場版ですが、ワイモバイルからはメモリ容量が半分の4GBになったモデルがmoto g53y 5Gという名前でリリースされています。

▼カラーはインクブラックとアークティックシルバーの2色から選べます。↓

▼SoCはエントリー帯のSnapdragon 480+を採用し5Gにも対応。公開市場版はメモリ8GB、容量128GBとエントリー帯ではリッチな仕様です。↓

▼ディスプレイはハイエンドに匹敵する120Hzの高リフレッシュレートにも対応しているのも大きな特徴。↓

▼カメラは高画素の5,000万画素カメラを搭載。接写を楽しめるマクロカメラも備わっています。↓

日本仕様ということでFeliCaを搭載するほか、防水防塵はIP52に対応、指紋認証も備えています。価格は執筆時点で34,800円。ワイモバイルでは価格が異なるので以下から確認してみて下さい!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓

■MVNO■
初出時価格→32,208円

■メモリ8GB+容量128GB■

■moto g53y 5G■
端末価格21,996円!MNP乗り換えなら1円〜!

ということで、届いたmoto g53j 5Gのレビューをお届けします!

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示

高品質で質感の良いボディーに驚いた

moto g53j 5Gは筐体品質が良いとTwitterなどで見かけて気になっていたんですが、これはその通り。実際に本体を触っていますが、この価格帯では頭一つ飛び抜けている質感・品質です。

▼選んだカラーはアークティックシルバー。背面パネル周囲のキラッと上品に光る加工や金属的な輝きを放つサイドフレームの質感など筐体品質がめちゃくちゃ高い!↓

▼ディスプレイは6.5インチ。持った様子はこんな感じ。片手操作はちと厳しい。↓

▼ディスプレイはパンチホールタイプですが、くり抜きはやや大きめでした。↓

▼FeliCaは背面上部の右あたりにマーク。↓

▼左はSIMピンで取り出すSIMトレイ。デュアルSIMはNanoSIMとeSIMの組み合わせになります。↓

▼右側面は音量ボタンと指紋認証センサーが内蔵された電源ボタン。↓

▼上部はDolby Atmosのロゴ。↓

▼下部はイヤホンジャック、USB-C、スピーカーが備わっていました。↓

▼付属品はこんな感じ。保護ケースは付属していますが、保護フィルムや充電器、充電ケーブルは付属していないのでご注意を。↓

日常使いで困らないパフォーマンスだった

搭載するSoCはエントリー帯のSnapdragon 480+ 5Gというチップなんですが、これが想像以上にパワフル!個人的に日常使いでこの程度動けば合格です。

▼ホーム画面やWEBブラウジング、SNSの様子はこんな感じ。想像してたよりも軽快に動くんですよね↓

120Hz表示で性能以上のヌルヌル感

moto g53j 5Gはエントリー的な立ち位置の製品ではあるんですが、一般的なディスプレイの2倍滑らかな120Hzディスプレイを搭載することで、性能以上の「ヌルヌル感」を体験できます。

▼リフレッシュレートは自動のほか、120Hzと60Hzを任意に固定することも可能。↓

ヌルヌル感マシマシで。ミドル機は高リフレッシュレート対応で操作感が劇的に向上するで書いている通り、安価なモデルほど高リフレッシュレートの恩恵が強くなってくるんですが、moto g53j 5Gはまさにこの恩恵をガッツリ感じることが出来ます。みなさんが想像しているよりもずっと滑らかに動きますよこれ。

もちろん、エントリー帯特有の動作の鈍さはあるのでWEBページを開き切るまでわずかに時間がかかったりしますが、数年前のエントリー機を使っている人は驚くほど動作が軽快になっていることを実感できるはず!

ゲームは快適に動けばラッキーと考えよう

ゲームは星の数ほどありますが、それぞれのゲームは快適にプレイするための動作要件があるので評価が難しいところ。ただ、moto g53j 5Gの性能的に考えるとゲームは動けばラッキーといった感じで僕は捉えてます。

実際、moto g53j 5Gは快適性を求めると画質を妥協するなど何かしらを犠牲にする必要があったり、どうやっても快適に遊べないゲームもありました。

PUBGモバイル

PUBGモバイルはバトロワ系ゲーム。FPS系なので高いフレームレートであるほうが有利にプレイ出来るゲームです。

▼PUBGモバイルでフレームレートをできるだけ引き出せる設定の上限を調べてみるとスムーズ+ウルトラまで対応していました。↓

30FPS以上は出るのでゲーム自体は楽しめますが、個人的にFPSになると60FPS、すなわちスムーズ+極限設定で遊びたいので、moto g53j 5Gだとパワー不足だなと感じました。

原神

原神はハイエンド帯でも動作が重くなる場合がある激重ゲーム。一応、検証してみました。

▼原神でのデフォルト設定は以下の通りで「低」設定でした。↓

▼デフォルト設定からフレームレートを60に設定した状態で高負荷時の下限フレームレートが18FPSです。↓

フィールドを移動している状態だと平均27FPSほど。解像度がHD+なので想像していたよりもフィールド上ではスムーズに動きましたが、高負荷状態では18FPSまで下がるので、ここぞ!という時に動作がカクカクになる感じですね。

快適に原神を遊びたいならmoto g53j 5Gは明らかにパワー不足なので、ミドルハイ〜ハイエンドのスマホをオススメします。

Widevine L1+ステレオで動画視聴も良い感じ

価格的にこのランクだとWidevine L3、スピーカーはモノラルという感じが多いですが、moto g53j 5GはNetflixなど著作権コンテンツの高画質再生に対応するWidevine L1、スピーカーもステレオを搭載しています。

▼NetflixでWidevineを確認。Widevine L1でした!

ちなみにAmazonプライムビデオも試してみましたが「HD 1080P」と表示され高画質再生ができました。(ディスプレイはHDクラスだけどアマプラビデオではHDじゃなくて1080Pって出るんですね)

▼スピーカーは縦持ちでも横持ちでもステレオになるよう音を調整してくれます。↓

スピーカー音質はハイエンドモデルには敵いませんが、エントリー帯でこの音質と仕様は一歩抜きん出ている感じですね。

Dolby Atmosにも対応している点やBluetoothコーデックは検証結果にある通り、AAC以外の主要コーデックに一通り対応しています。サウンド関連はかなりリッチですね。動画視聴機としても優秀な部類です。

ディスプレイは屋外で見づらい。精細感は気にならないレベル

ちょっとディスプレイ絡みで気になった点もここで伝えておくと、輝度があまり高くならないので、屋外の直射日光下では見づらかったです。

あと、ディスプレイは解像度がHD+なんですが、個人的に精細感に関しては気にならないレベルでした。というか、目が慣れてしまいました。

画素密度も270ppiなので、ほとんどの人は気にならないレベルかと思います。さっき動画再生の話をしていましたが、高画質再生時はとっても綺麗に再生できていたので僕は精細感に関して不満はないですね。

日常使い向けのカメラ

カメラは5,000万画素のメインカメラと200万画素のマクロカメラを搭載。画質の安定性は安価なモデルのそれで、明るい場所ではそこそこ綺麗、光量が少なくなるにつれ画質が落ちる、といった感じです。

また、撮影時にディスプレイに写っているプレビューは色味が地味なんですが、撮影後に処理が入り色味が華やかになる傾向でした。オン・オフとかはありません。全部お任せ。

▼明るいシーンだとこのくらいの画質で撮影できるので、日常使いでは十分使っていけそうだなと言う感じです。↓

▼マクロカメラは200万画素なので解像感は低いですが、明るい場所ならこの程度の画質で撮影できます。↓

▼一方で光が少なくなるとノイズが多くなり画質も低下します。このあたりがエントリースマホのカメラで妥協しなくちゃいけないところですね。↓

バッテリー持ちが良くない

moto g53j 5Gは120Hzの高リフレッシュレートの恩恵で性能帯以上の「ヌルヌル感」を実現していますが、120Hzで駆動すると描写が2倍になるので電池持ちが悪くなります。

また、いつも検証している動画再生テストでは、約2時間の動画視聴で9%の電池が減っていました。これは同条件で検証している他機種よりも電池持ちがやや悪い傾向ですね。

電池持ちを優先するなら、高リフレッシュレートは120Hzに固定化するのではなく、自動切り替えまたは60Hz固定にすると良くなります。

ちなみに個人的な利用範囲では1日使ってバッテリーが切れることは無かったので合格ラインでした。まあ、使い方は人それぞれ違うので電池持ちは参考程度に。

moto g53j 5Gまとめ

メリット・良かった点

  • 高品質で質感の高い筐体
  • 日常使いで十分なパフォーマンス
  • 価格以上の動作を体験できる120Hz表示
  • Widevine L1に対応している
  • サウンド品質がお値段以上
  • 日常的に使えるカメラ画質
  • 指紋認証も快適
  • おサイフケータイも使えるFeliCa付き
  • 少々の水濡れは問題ないIP52の防水防塵

デメリット・注意点

  • 解像度がHD+なので精細さに欠ける
  • 輝度が低めで屋外では見ずらい
  • カメラ画質は周囲の明るさで画質が左右される
  • バッテリー持ちが良くない

使ってみた所感はこんな感じですね。

発表当初は前モデルからの後継機的なナンバリングでありながらスペックが結構下がっていた(その代わりに価格も下がってた)ので、なんだかなーっと思っていたんですが、触ってみたら、この価格ならかなり良い」というのがレビューを終えて感じたことです。

ライトユーザーは性能云々よりもスマホのデザインや質感などを重視する人も多いと聞きますし、その点に関してはmoto g53j 5Gは満足してもらえるかと思います。凄く綺麗な筐体ですよこれ。

また、120Hzのディスプレイの恩恵もあり動作も滑らか。エントリー帯特有の鈍さはあるものの、ライトな使い方なら十分使えるレベルです。少なくとも僕はこの程度動けば日常使いでは困りません。

もちろん性能帯が低いので快適に遊べるゲームが限られるなど妥協すべきポイントもありますが、通話、メール、WEBブラウジング、動画視聴、SNSなどが中心であればオススメできるモデルです。

moto g53j 5Gの購入先まとめ

▼価格は変動するのでリアルタイム価格はリンク先で確認して下さい!↓

■MVNO■
初出時価格→32,208円

■メモリ8GB+容量128GB■

■moto g53y 5G■
端末価格21,996円!MNP乗り換えなら1円〜!

moto g53j 5Gのオススメのアクセサリー

moto g53j 5Gの保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!

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