Nothing Phone (2a)ってどんなスマホ?スペック・対応バンドまとめ
2024年3月5日にNothingが新型モデルの「Nothing Phone (2a)」を発表した。価格は8+128GBが49,800円、12+256GBが55,800円。スペックから考えるとなかなかのコスパじゃなかろうか。デザインもリーク時点から洗練された感じでそんなに悪くないな。
それではNothing Phone (2a)の特徴やスペック、対応バンドなどをチェックしていこう。
※予約販売は12+256GBのみ。8+128GBの日本販売は後日発表とのこと。
目次をクリックすると各項目へ移動します
Nothing Phone (2a)の特徴
Nothing Phone (2a)の特徴は以下の通り。
Nothing Phone (2a)のハイライト
- 簡素化されたけど背面はピカピカ光る
- 結構パワフルなDimensity 7200 Pro搭載
- 6.7型の120Hzディスプレイは30Hzまで落とせる
- 超広角+広角のカメラを搭載で構成は1と変わらん
- 45W充電対応5000mAhバッテリー
- ワイヤレス充電は非対応になった
- FeliCaはCEOが対応してるって言ってる
Nothing Phone (2a)の詳細スペックと対応バンド早見表
Nothing Phone (2a)のサイズ・重量・カラー
- 高さ:161.74mm
- 横幅:76.32mm
- 厚さ:8.55mm
- 重量:190g
カラーはブラックとホワイトの2色展開。
注意したいのはサイズ。たぶん殆どの人は実物を見ること無く購入するからサイズ感がイメージしづらいと思うけれど、iPhone 15 Pro Maxのサイズ(159.9 × 76.7 × 8.25mm)とかなり似ている。
iPhone 15 Pro Maxなんてデカすぎて無理って人もめっちゃ居るから、このサイズ感が合わなければキツイと思う。気になるなら家電量販店に行ってiPhone 15 Pro Max触ってみて。俺は日常使うスマホでこのサイズは無理。
デザインは何度かNothing Phone (2a)のリーク画像が出回っていたが、最初にリークされたデザインが結局のところ大体ビンゴだった。
▼最初のリーク画像がこれ。↓
リーク段階の画像では豚顔みたいでダサいなと思ってたんだけど、製品ではかなり洗練されていて、リーク段階のデザインが刷り込まれてた俺は製品版を見てそんなに悪くないなと思った。
背面はこれまでのNothing Phoneらしい透明パネルを搭載。簡素化されているけれど背面のピカピカ光るギミックも引き続き搭載している。
俺はNothing Phoneシリーズを何度か触ってきたんだけど、背面が光るのって便利か?って思うところがあった。たぶん画面に傷つけないよう画面を下に向けて置くことなんて無いし背面なんてあまり見ないからだろうな。
なので俺は実用性よりも個性をアピールしたい人に向いているデザインかなって思っていて、そういったスマホを好む人はむっちゃ刺さるデザインじゃなかろうか。
まあデザインなんて人それぞれの好みがあるから良い・悪いはないけれど、デザインの方向性を継承しながら後継機を出し続けてくれるのは素晴らしいと思う。BALMUDA Phoneも見習ってほしかった。
Nothing Phone (2a)のSoCはDimensity 7200 Pro
- SoC:Dimensity 7200 Pro
- メモリ:8GB/12GB
- ストレージ:128GB/256GB
搭載するSoCはDimensity 7200 Pro。
▼AnTuTuスコアはこんな感じらしい。GPUスコアは調べてみたら16万点くらい。↓
Dimensityって6000番台(エントリー)、7000番台(ミドル)、8000番台(ミドルハイ)、9000番台(ハイエンド)みたいに分かれてはいるけれど、スコア的にはミドルハイの性能の低いやつと戦えるくらいのパフォーマンスはある。
最新のミドルハイだとPOCO X6 Proみたいに130万点オーバーいっちゃいますって時代だからミドル枠だと超絶性能、ミドルハイ枠だと下っ端みたいな感じか。まあ普通に使う分には全く困る性能では無いし、国内モデルで最安構成49,800円ってのはかなりのコスパでインパクトある価格だと思う。
Nothing Phone (2a)(Dimensity 7200 Pro)のAnTuTuスコア
まだNothing Phone (2a)の実機のAnTuTuスコアを収集出来ていないのでDimensity 7200 Proの参考ベンチマークを残しておく
- 総合スコア(CPU):約740,000
- ゲーム性能(GPU):約160,000
AnTuTuスコア | 動作・操作感 |
---|---|
総合スコア:約150万点以上 GPUスコア:約60万点以上 | ヌルヌル、動作に不満なし |
総合スコア:約100万点〜150万点 GPUスコア:約35万点〜60万点 | 重いゲームもなんとか |
総合スコア:約50万点〜100万点 GPUスコア:約15万点〜35万点 | 軽いゲームくらいなら |
総合スコア:約25万点〜50万点 GPUスコア:約5万点〜15万点 | 必要最低限 |
総合スコア:約25万点以下 GPUスコア:約5万点以下 | サブ端末向き |
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ
Nothing Phone (2a)のディスプレイ
- サイズ:6.7インチ
- 解像度:2,412×1,084
- ディスプレイ:有機EL
- 画面形状:パンチホール(中央)
- リフレッシュレート:30Hz-120Hz
- タッチサンプリングレート:最大240Hz
最近ディスプレイのアピールで多い最大輝度は1300nit。Nothing Phone (2a)は偉いな。ちゃんと屋外輝度(1100nit)と通常輝度(700nit)もスペック表に記載している。
最大輝度ってのはHDR動画とかでパッと光る閃光のような一瞬の光を表現するときにここまでいけまっせというものだから、日常的には屋外輝度(1100nit)と通常輝度(700nit)ってことだな。屋外で1100nitまで上がるなら俺は十分。
リフレッシュレートは30Hz-120Hz。一般的なディスプレイは60Hzだから120Hzってのは2倍滑らか。残像感なんかも激減するからスクロール時はめちゃくちゃ滑らかに見える。ゲームも性能が追いつけば120Hzでヌルヌルいけるパネル。
30Hzまで落とせるのは常時表示が絡むからだろうな。
常時表示ってのはスリープ状態でも画面に日時や通知など簡単な情報を表示できる機能なんだけど画面に表示するってことは少なからずバッテリーを食う。
なのでハイエンドスマホにもなると1Hzまで落とせるパネルを搭載しているわけよ。バッテリー消費を少なくするために。
でも30Hzってのは常時表示用途だと結構高めになってくるから、俺としては10Hzくらいまで落として欲しかったところ。まあしゃーない。
なので常時表示は実際に1日使って電池持ちを確認して問題なさそうなら使うってのが良さそう。
Nothing Phone (2a)のサウンド関連
- スピーカー:デュアル
- イヤホン接続:USB-C
スピーカーに関しては詳細が書いてなかったんでよく分からんが、ステレオスピーカーを搭載しているのは分かった。ミドルやミドルハイでもOPPOとかはモノラルを搭載していることもあるくらいだから、ステレオなだけでまずは万歳。
Nothing Phone (2a)のカメラ
▼アウトカメラ↓
- メインカメラ:5,000万画素
- 超広角カメラ:5,000万画素
▼インカメラ↓
- メインカメラ:3,200万画素
▼アウトカメラは初代と仕様的には変わらない感じ。↓
構成としては広角(メイン)と広範囲を捉えることのできる超広角の組み合わせ。ハードウェアの仕様はあまり変わってないけれど、画質を左右するISPが変わっていることに加え、Ultra XDRに対応したから画質は結構変わってくるかもね。
ただ今の時点でカメラ画質なんて分からん。使ってみないと分からん。
結局のところ実機でどんな傾向の写真が撮れるかが重要で、カメラ画質が気になる人は今は待ち。レビューがこれから色んなところで出てくるはずだから実機で撮影した写真などを確認してからにしたほうが無難。
Nothing Phone (2a)のバッテリー・充電仕様
- 容量:5,000mAh
- 有線充電:45W
- ワイヤレス充電:非対応
- 逆充電:非公表
バッテリー容量については初代比で増量していて、現時点だと一般的な5,000mAhクラスとなった。容量が増えるのは率直に有り難い。このサイズと容量で重量190gってのもかなり頑張ってる。
大容量になると充電時間が長くなるけれど45Wの急速充電にも対応した。最近は120Wの神ジューデンなんかも出てきてるけれど、ほとんどの人は45Wクラスでまず困らんレベル。
それよりもワイヤレス充電が非対応になったのが俺は痛い。
俺はワイヤレス充電を昔から使ってるから、スタンドもカーホルダーもモバイルバッテリーも全部ワイヤレス充電対応のやつを買い集めてしまった。スマホの扱い方もワイヤレス充電ありきの使い方に慣れきってしまってる。今さら無くなるなんて無理。
▼あと公式の比較でちゃんとワイヤレス充電についても書いてほしかった。これ人によっては結構重要だからな。↓
Nothing Phone (2a)のOS・機能
- OS:Nothing OS 2.5 Powered by Android 14
OSは最新のAndroid 14をカリッカリにカスタマイズしたNothing OS 2.5を搭載。外観が個性的なだけでなく、ソフトウェアもしっかり個性たっぷり。これは人によってはめちゃくちゃ楽しめる部分じゃないかと。
▼ウィジェットもNothingらしいデザイン。ハードとソフトの統一感はほかでは中々味わえない水準に達している。↓
他に使用的なところで言えば防水防塵が初代比でちょっとパワーアップしてIP54になった。とは言え一般的な用途での最高ランクであるIP68ではないので水没には注意したいところ。
あとNothing Phone (2a)発表時に話題となっていたFeliCa。公式の回答ではFeliCaに対応しているとか、後日発表するとか対応が変わってたみたいだけれど、NothingのCEOが対応しているって言ってるんだから対応してる。
Yes, we added FeliCa support to Phone (2a) https://t.co/BLdfvBDeql
— Carl Pei (@getpeid) March 6, 2024
▼追記:日本の公式サイトでもおサイフケータイ対応って表示された!↓
他に気になってるのはeSIM。なんも表記が無かったから非対応って思ってるけど、今どきeSIM非対応だったら微妙よね。日本でも結構eSIM推しが強かったから、もしeSIM非対応だったらSIM変更しなくちゃいけない面倒過ぎる。
Nothing Phone (2a)の発売日・価格
Nothing Phone (2a)の発売日は3月末で記事執筆時点の価格は以下の通り。
- メモリ8GB+容量128GB:49,800円
- メモリ12GB+容量256GB:55,800円
見た目の奇抜さもあって超個性的なスマホってイメージが強いけれど、仕様を色々見ていくと実は中身はかなり堅実で優等生スマホと言われる部類に入る。個人的に惜しいと思ったのはワイヤレス充電非対応くらいかな。
手の出しやすい価格も魅力的。これ、MVNOで扱った時は端末割引でめっちゃ安価に手に入るかもな。IIJmioとかNothing Phoneを扱っているから期待したい。
とりあえず俺はレビュー用にポチったからレビュー公開時はX(旧Twitter)・Facebook・Threadsで伝えるんでフォロー宜しく。
■いまオトク!■
▼IIJmio↓
タイアップキャンペーンで初期費用1,100円割引
■Nothing Phone (2a)日本版■
初出時価格→49,800円(8+128GB)
初出時価格→55,800円(12+256GB)
▼日本公式ストア↓
▼Amazon↓
■Nothing Phone (2a)海外版■
初出時価格→329ドル(8+128GB)
初出時価格→379ドル(12+256GB)
▼[AliExpress(リーベイツ対応!忘れずに)]↓
▼2024/04/06追記:Nothing Phone (2a)の実機レビューを公開しました!↓