自腹レビュー:話題の激安タブ「Redmi Pad SE 8.7 4G」の実態を調査した結果
日本では8型クラスのタブレットが結構売れているみたいだが、その波に乗ったのかXiaomiのRedmiブランドから8.7型のエントリータブレット「Redmi Pad SE 8.7シリーズ」が日本に上陸した。お値段はWi-Fi版が16,800円、4G版が19,980円!
ただ最初は、「うーん、エントリーか…見送るかな?」と思っていたんだが、大手メーカー品の品質や仕上がりが気になってポチった!というわけで使ってみてどうだったかレビューでまとめておく!
▼初めて触ったときの直感的な印象はこんな感じだった!↓
デザイン | 油脂が付きづらいしケース無しで保護フィルムだけ貼って使っても全然OKだな |
ディスプレイ | 流石にこのサイズでHDクラスの解像度はキツイな・・・ |
性能 | ゲーム以外ならまあまあいける。でもゲームは無理だわ |
スピーカー | このクラスだとめっちゃ音質いいじゃん! |
カメラ | オマケ |
ナビ | 4G版は申し分なし!Wi-Fi版はGPSないからナビで使うなら選んじゃダメだな |
電池持ち | めっちゃ良いんですけど! |
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スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧
Wi-Fi版を返品した話
買い物失敗した…。Redmi Pad SE 8.7でナビを使いたいなら4G版一択だった件でもお伝えしたが、最初に買った4G印のないRedmi Pad SE 8.7はWi-Fi版でGPSが搭載されていなかった…。
これじゃカーナビとして使えないじゃないか!!!
で、完全に注文をミスった私が100パー悪いんだが、Xiaomi Japanに正直に伝えたところ、返品・全額返金で対応してくれた!さすがXiaomi!
ちなみにXiaomi Japanの返品特約では、「原則として、個人口座を使用して注文した個人消費者は、受領日から14日以内に、製品に損傷がなく、部品に欠陥がない場合には、理由なく返品することができる。」とのことで、かなり手厚いサポートが用意されている。マジ助かった。
というわけでXiaomiさんありがとう。ちゃんと4G版を買い直したぜ!!!
ラフに使えるのが気に入ってる
今回は落ち着いたカラーのスカイブルーをチョイス!爽やか系の私にピッタリである。
▼しばらく使って良かったのが背面パネル。背面には細かい溝が刻まれており、滑りづらく指紋も目立ちにくいぞ!↓
なんかこの質感なら画面の保護フィルムだけ貼ってケース無しでも良いような気がしてきた。とか思いつつ私は保護フィルムすら貼らず使ってる。
▼厚みは8.8mmと極薄ではないけど、側面は背面カラーとディスプレイ側のブラックのツートンになっていて、パッと見は結構薄く見える。不思議。↓
▼いま使っているALLDOCUBE iPlay 60 mini Proと並べるとこんな感じ。8.7型なのでちょっと大きい。↓
▼手で持つとこのくらいのサイズ感。漫画を読むには丁度良い。↓
格安タブレットなので筐体の質感なんて微塵も期待していなかったが、想像してたよりもだいぶ良かった!
あとラフに扱えるのも良い!動画見ながら寝落ちして朝起きたら床に転がってる…なんてことも多々あるが、そんなの全然気にならん。
画面の粗さは常に気になった
私はもうHD解像度を身体が受け付けないかもしれない・・・。
というのも、最近のスマホはほぼFHD以上って感じなんだが、本機はHDなのだ。
▼しかもスマホよりも画面が大きい8.7型なので、より粗さが目立ってしまう。文字もなんだか滲んでように見える。↓
動画や漫画ではそんなに気にならんが、文字ベースのコンテンツだと割と気になるし、画面は90Hz駆動なのでスクロールは滑らかだけど、静止したときの文字の滲みや粗さによって目の疲れが溜まりやすい感じである。
あとだな、普段は画面の綺麗なスマホをメインに触っているから本機を使うたびに解像度のギャップを感じてしまう…。
なのでHD解像度に対する耐性がなければ結構キツイかも知れん。
動作は割とつまずく
本機が搭載しているSoCはMediaTekのHelio G85。なおメモリは4GBと凄く少ない。。
まあ、どっからどう見てもエントリーなんだが、使っていてサクサク感の足を引っ張っているのはメモリな感じがした。
▼こうやって沢山のアプリを立ち上げている状態だと特に動作がモッサリする…マメに使ってないアプリを閉じるなどメンテは必要だな。↓
あと、「ここでこんなに待つ?」というレスポンスの悪さも多々ある。例えばテキストボックスをタップしてキーボードが表示される間とか。
で、色んな使い方をしていたが、WEBサイトの閲覧、動画視聴、SNS、漫画を読むような用途であれば私はギリ使える。
まあエントリーモデルだからこんなもんだよな、という感じだ。過度な期待はしないように。
▼SoCの動作については以前検証したが、本機も似たような感じだったので参考にしてみてくれ!↓
ゲームは厳しい
ゲーム以外のライトな使い方だとなんとか…という感じだが、パワーを必要とするゲームは動けばラッキーと思っておくと精神衛生上よろしいかと思う。
▼いつもベンチ的に使ってる原神だと画質「中」で高負荷時に下限フレームレートは14だった。まあ予想通りだが原神クラスはしんどい。↓
ちなみに同じSoCを搭載するモデルでの検証では画質を最低の状態で行ったが、画質を一番下げても高負荷時の下限フレームレートは良いとこ20FPSといったところである。なので画質を妥協しても厳しい。
もちろん、この性能でも楽しめるゲームはある。ソリティアとかマジ余裕。でも3D系のゲームになると動作の鈍さを感じることも多いので、やっぱりゲームは動けばラッキーと言う感じである。
動画視聴機としては割と優秀。特にスピーカー音質が◎
画面解像度がHDなので高精細って訳ではないが、WidevineはL1なのでHD再生はできるし、スピーカーもステレオで音質もエントリーとは思えないほど良かったぞ!
特にスピーカー音質に関してはALLDOCUBE iPlay 60 mini Proよりも良い。音の厚みも比較的厚いし広がりも良い。
▼スピーカー位置が横持ち時に上部に配置されていたのもグッド。↓
ちなみにALLDOCUBE iPlay 60 mini Proは同じ持ち方でスピーカーは下部配置なので、手で持って視聴する時にスピーカーを塞いでしまうのが気になっていた。なのでこの点が解消されたのは良かった!
YouTubeも特に問題なくHD再生できるしラフに動画を楽しむ分に良いと思うが、FHDクラスの製品を使ってきた人は私と同じ様にちょっと精細感に物足りなさを感じてしまうと思う。
カメラはオマケ
エントリークラスの製品なのでカメラもオマケレベル。
▼画質もこんな感じである。AIをオンにしたら凄く色がおかしくなった。↓
とはいえ、ビデオチャットしたりQRコードを読み込んだりメモ代わりの記録撮影に使えるので、必要最低限使えれば良いという人は問題なかろう。私もタブレットのカメラなんか使った記憶がないので全然これでOKかな。
4G版はナビとしても超優秀
これは4G版限定の話なんだが、4G版はGPSに対応しているだけでなく、SIMスロットも搭載しているので、SIMを挿せばA-GPSも使えて位置取得が超速い。また、安価なタブレットではほぼ見たことのない電子コンパスにも対応しているぞ!
電子コンパスを搭載していない製品では、カーナビ利用時に停車すると自車の向きが分からなくなりマップがクルクルする場合もあるが、そういった挙動も今のところ無し!ナビとしての仕様はエントリークラスだとトップクラスじゃなかろうか。
バッテリー持ちがめちゃくちゃ良い
バッテリー持ちが…めっちゃ良いんだがなんで?PCMarkでのテストでは60Hz駆動で100%→20%で18時間ほど持った。めちゃくちゃ燃費良いんだけど!
▼あとバッテリーを傷めないように80%で充電をストップする「制限付き充電」に対応しているのもグッド!この機能も安価なモデルだとあまり見ない。流石Redmiタブといったところである。↓
Redmi Pad SE 8.7 4Gのレビューまとめ!
エントリータブレットなので割り切って使う必要はあるが、4G版はこの価格帯で大手キャリアの重要なバンドに対応したSIM対応、ナビで割と重要な電子コンパスを搭載するなどキラッと光る部分があった。素晴らしい。
一方で普段から画面の綺麗なスマホを見慣れているのもあって、私は使うたびに画質のギャップを感じてしまった。次期モデルでは是非ともFHDクラスのパネルを搭載してほしい!Xiaomi頼むぞ!
あとだな、今回は返品というイベントを体験したが、改めてXiaomi Japanのサポートの手厚さに感激した。安心して使っていけるという点も魅力かと思う。
で、私としては一通り使ってみて…本機はカーナビとして使おうかと思う。
普段使いは引き続きALLDOCUBE iPlay 60 mini Proかなという感じ。やっぱりFHDは映像の美しさや目の疲れ方が全然違うのよ。ごめんよXiaomi。でも応援してるぞ!
一方、これまでHDクラスのエントリータブレットを使っていた人は、乗り換えモデルとしては非常に魅力の多いモデルかと思う!是非レビューを振り返って検討してみてくれ!
Redmi Pad SE 8.7 4Gをお得に買える購入先まとめ!
▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓
■Wi-Fi版■
初出時価格→16,980円
■4G版■
初出時価格→19,980円
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