2023年版ASUS「ROG Flow」シリーズ発表!スタイリッシュで携帯性に優れたゲーミングPC!

ASUSが新型ゲーミングPC「ROG Flow Z13(2023)GZ301」「ROG Flow X13(2023)GV302」「ROG Flow X16(2023)GV601」を発表!ゲーミングノートPCの変わり種モデルの2023年版が早速登場しましたので紹介していきます!

ROG Flow Z13(2023)GZ301の特徴

ROG Flow Z13(2023)GZ301の特徴は以下の通り!

ROG Flow Z13(2023)GZ301のハイライト

  • メカメカしいデザインのゲーミングタブレット!
  • 最新ハイエンドプロセッサのCore i9-13900H搭載
  • 13.4インチROG Nebulaディスプレイ
  • Dolby Atmos、ハイレゾ対応のステレオスピーカー搭載
  • 56WHrsのバッテリー搭載

▼ROG Flow Z13(2023)GZ301のデザインは2022年モデルの流れを踏襲した近未来のガジェットライクなメカメカしい仕上がりのようです。↓

また、タブレットタイプのゲーミングPCで気になるのが冷却機構。

▼ROG Flow Z13(2023)GZ301はタブレットである関係から、ヒンジなどを搭載していない分のスペースが確保できるため、通常のゲーミングノートPCよりも巨大なファンやヒートパイプの役割を果たすベイパーチャンバーなどを搭載できたとのこと。↓

▼ROG Flow Z13(2023)GZ301は2022年モデルから引き続きCPUグリスにThermal Grizzlyの液体金属(恐らく採用されているのは通称クマメタルと呼ばれているConductonaut)を使用しており、最大13度もの温度低下を実現できたとしています。↓

▼ROG Flow Z13(2023)GZ301に搭載されるCPUは2023年の1月に発表されたてホヤホヤのCore i9-13900Hを採用。高性能薄型ノートPC向けに用意されたHシリーズ全11種類の中で3番目に高性能な14コア20スレッドのプロセッサです。↓

▼GPUはGeforce RTXシリーズのノートPC向けモデルを搭載。ラインナップは全てRTXシリーズで、2050 Laptop GPU、4050 Laptop GPU、4060 Laptop GPUの3種類が用意されています。↓

Windowsタブレットに外部GPUが搭載されているだけでも驚異なんですが、最上級グレードは最新のRTX 4060が搭載されるのはただただ「スゲェ…」としか言えません。ハイ。

▼「RTX 4060でもスペックが足りないんだが?」という方でもご安心を。ROGの外部GPUユニットであるROG XG Mobileも2023年モデルが登場し、内蔵されているGPUもGeForce RTX 4090 Laptop GPUへパワーアップしているので、現状ではGPUを使用する場面で困ることは無くなるでしょう。↓

RTX 4090 Laptop GPUは発表時点で最強クラスのGPUですので、これでも足りない場合は…ハイエンドGPUを搭載したデスクトップPCで作業したほうがいいでしょうね。

メモリはLPDDR5が16GB、ストレージはPCIe 4.0接続のSSDが512GB、または1TBの2バリエーションが用意されているようなので、ゲーミングタブレットとしては十二分な搭載量ではないでしょうか。

▼ROG Flow Z13(2023)GZ301には13.4インチのROG Nebula Displayと呼ばれている高品質なディスプレイを搭載。解像度はWQXGA(2,560×1,600)とかなり高精細な上にリフレッシュレートは165Hzとかなり滑らかなのも必見です。 ↓

▼対応色域も映像制作で用いられているDCI-P3を100%カバーとクリエイティブ用途にも耐えうる仕様の模様です。↓

▼スピーカーはDolby Atmosは勿論、ハイレゾにも対応しているので、そこら辺の廉価PCよりも断然に良いサウンド体験ができるものと思われますが、実際の音に関しては実機で確認したほうがよさそうです!↓

ROG Flow Z13(2023)GZ301は56WHrsのバッテリーを搭載。付属する充電器もType-C端子を使用した130Wと超高出力タイプで、使用した際は30分で50%も充電できちゃうという優れもの。

▼ROG Flow Z13(2023)GZ301の外部端子はこんな感じ。Windowsタブレットにしてはかなり豊富。UHS-IIのMicroSDに対応しているのも印象的ですね。↓

  • 3.5mmイヤホンジャック x 1
  • ROG XG Mobile Interface x 1
  • Thunderbolt 4 x 1
  • USB 3.2 Type-A x 1
  • USB 3.2 Gen 2 Type-C x 1
  • MicroSDスロット(UHS-II対応) x 1

ROG Flow X13(2023)GV302の特徴

ROG Flow X13(2023)GV302の特徴は以下の通り!

ROG Flow X13(2023)GV302のハイライト

  • ディスプレイ部が360度回転可能なスリムなデザイン
  • 最新ハイエンドプロセッサのRyzen 9 7940HS搭載
  • 上位モデルはROG Nebulaディスプレイ搭載
  • Dolby Atmos、ハイレゾ対応のステレオスピーカー搭載
  • 75WHrsのバッテリー搭載

▼先ほど紹介したROG Flow Z13はタブレットでしたが、ROG Flow X13(2023)GV302のデザインはディスプレイが360度回転可能なタイプで、ASUSのFlipシリーズに属するような仕様と言えるでしょう。↓

▼イメージ画像のようにコントローラーを使用する場面でもモバイルディスプレイ感覚で使えるのが360度回転可能なディスプレイの利点ですね〜。↓

▼ROG Flow X13(2023)GV302はその他ROG Flowシリーズと同じようにCPUグリスにThermal Grizzlyの液体金属を使用。それにより、最大13度もの温度低下を実現できたとしています。↓

ROG Flow X13(2023)GV302に搭載されるCPUはCore i9-13900Hと同じく2023年の1月に発表されたばかりのRyzen 9 7940HSを採用。HSシリーズでは最上級に位置する8コア16スレッドのプロセッサです。

下位モデル以外のGPUには他のROG Flowと同じようにGeforce RTXシリーズのノートPC向けモデルを搭載。ラインナップは全てRTXシリーズで、4050 Laptop GPU、4060 Laptop GPU、4070 Laptop GPUの3種類が用意されています。

ROG Flow X13(2023)GV302は曲がりなりにもノートPCタイプということもあってか、最上級グレードではROG Flow Z13の最上位よりもグレードの高い4070 Laptop GPUが搭載されているようなので、少しでも高いパフォーマンスをPC単体で求める方はX16の方がいいかも。

▼アクセサリーの説明を見てみるとROG XG Mobileにも対応しているので、ワンランク上のGPUパフォーマンスを得たい場合は買い増ししてみるのもいいかもしれません。↓

RTX 4090 Laptop GPUは発表時点で最強クラスのGPUですので、これでも足りない場合は…ハイエンドGPUを搭載したデスクトップPCで作業したほうがいいでしょうね。

メモリはLPDDR5が16GB、32GBの2バリエーションですが、ストレージはPCIe 4.0接続のSSDが1TBのみの単一バリエーションの模様。いずれにしてもゲーミングノートPCとしての基準は満たしていると言っても良いでしょう。

▼ROG Flow X13(2023)GV302には13.4インチのROG Nebula Displayと呼ばれている高品質なディスプレイを搭載。解像度はWQXGA(2,560×1,600)とゲーミングPCとしては高精細な上に、リフレッシュレートは165Hzとかなり滑らかなのも必見。 ↓

ちなみにタッチ操作にも対応しているとのことで、操作の幅が広いのも利点ですね!

また、対応色域も映像制作で用いられているDCI-P3を100%カバーとクリエイティブ用途にも耐えうる仕様のようです。

▼スピーカーはステレオですが、Dolby Atmosやハイレゾに対応しているので、そこら辺の廉価PCよりも断然に良いサウンド体験ができるものと思われます。ただし、実際の音に関しては実機で確認したほうがよさそうです!↓

ROG Flow X13(2023)GV302は75WHrsのバッテリーを搭載。付属する充電器もType-C端子を使用した130Wと超高出力の物で、使用した際は30分で0%〜50%と半分まで充電可能という優れものです。

▼ROG Flow X13(2023)GV302の外部端子はこんな感じ。このモデルのみThunderbolt 4ではありませんが、USB 4はThunderbolt 3との互換性がありますので、実質的には同じと考えていいでしょう。↓

  • 3.5mmイヤホンジャック x 1
  • HDMI 2.1 x 1
  • ROG XG Mobile Interface x 1
  • USB 4 x 1
  • USB 3.2 Type-A x 1
  • USB 3.2 Gen 2 Type-C x 1
  • MicroSDスロット(UHS-II対応) x 1

▼ROG Flow X13(2023)GV302は13インチサイズでありながらも15インチクラスのノートPC相当のキーボード面積を確保。タッチパッドもかなり広大なので、小さいサイズながらもゆったりとした快適な操作ができそうですね!↓

ROG Flow X13(2023)GV302XA(下位モデル)

今回発表されたROG Flow(2023)シリーズでは唯一外部GPUとNebula Displayが搭載されていない下位モデルが設定されているのがX13。以下が差別化された点となります。

  • 外部GPUが非搭載(GPUはRyzen 9 7940HS内蔵のRadeon 780M)
  • 搭載されるディスプレイがNebula Displayではない(FHD解像度)
  • SSD容量が512GBと半減
  • 付属するACの出力が100Wと30Wほど減少している

Radeon 780Mの性能はリリースされてすぐという関係からか、あまり情報が出回っていないようですが、GeForce GTX 780と同じような性能が発揮できるとの噂もあるようです。

変更点の中ではディスプレイが一番のグレードダウンポイント。というのも、解像度、色域などあらゆる面が劣化しているからなんです。

▼以下がグレードダウンしたポイント。解像度がワンランクダウンしている代わりにリフレッシュレートの違いなどはしっかりと比較しないと体感しにくいかもしれません。↓

  • 解像度がWUXGA(1,920×1,200)
  • 対応色域がsRGB:100%、Adobe:75%と全体的に狭くなっている
  • リフレッシュレートが120Hzと45Hzほどダウンしている
  • 反応速度が7msと4msダウンしている(上位モデルは3ms)

SSD容量が512GBとなっていますが、ROG Flow Z13(2023)GZ301のSSDバリエーションでも512GBが用意されているので、その他の差別点に比べるとあまり気になるポイントではないのかなぁとも思います。

以上の点より、ROG Flow X13(2023)GV302XAは本格的なフリップタイプのゲーミングノートPCというよりは、GeForce NOWなどのクラウドゲーミング向けのPCと位置付ける方がいいかもしれません!

ROG Flow X16(2023)GV601の特徴

ROG Flow X16(2023)GV601の特徴は以下の通り!

ROG Flow X16(2023)GV601のハイライト

  • ディスプレイ部が360度回転可能なスリムなデザイン
  • 最新ハイエンドプロセッサのCore i9-13900H搭載
  • 16インチROG Nebula HDRディスプレイ搭載
  • Dolby Atmosやハイレゾに対応したクアッドスピーカー搭載。
  • 90WHrsのバッテリー搭載

▼ROG Flow X16(2023)GV601は先ほど紹介したROG Flow X13(2023)GV302と同じように、ディスプレイが360度回転可能なタイプですが、こちらの方が少しディスプレイサイズが大きいので大柄です。↓

▼いわゆるテントモードのようにもできるので、シチュエーションに応じて柔軟に設置できるのは大きな強みですね!↓

ROG Flow X16(2023)GV601はパワフルなゲーミングノートPCにしてはかなり薄型の部類ですが、気になるのは冷却性能。

▼ROG Flow X16(2023)GV601には冷却ファンが3基+CPU、GPU、VRAM、電源関連のVRAMへとヒートパイプが張り巡らされています。また、ダストフィルターもしっかりと装着されているので、ホコリ起因の冷却性能の低下もかなり抑えられるとのこと。↓

▼ROG Flow X16(2023)GV601は上記の2機種と同じようにCPUグリスにThermal Grizzlyの液体金属を使用しており、最大13度もの温度低下を実現できたとしています。↓

▼ROG Flow X16(2023)GV601に搭載されるCPUは2023年の1月に発表されたてホヤホヤのCore i9-13900Hを採用。高性能薄型ノートPC向けに用意されたHシリーズ全11種類の中で3番目に高性能な14コア20スレッドのプロセッサです。↓

▼GPUはGeforce RTXシリーズのノートPC向けモデルを搭載。ラインナップは全てRTXシリーズで、4050 Laptop GPU、4060 Laptop GPU、4070 Laptop GPUの3種類が用意されています。↓

ROG Flow X16(2023)GV601もROG Flow X13(2023)GV302と同じような筐体からか、外部GPUも同じようなラインナップが揃っています。

ROG Flow X16(2023)GV601は他の2機種と違い、公式サイトではあまり明言されていませんが、ROG XG Mobileにも対応しているようですので、少しでも上のGPUパフォーマンスを得たい場合は買い増ししてみるのもいいかもしれません。

メモリはDDR5-4800が16GB、ストレージはPCIe 4.0接続のSSDが1TB、または2TBの2バリエーションが用意。初期メモリ搭載量はROG Flow Z13と同じですが、ストレージはそれぞれ倍増しているようです。

また、メモリに関しても最大64GBでSO-DIMMという記載から、推測ではありますが換装が可能だと思われます。が、可能かどうかは実機での検証待ちの方がいいかもしれませんね。

ROG Flow X16(2023)GV601には16インチのROG Nebula HDR Displayと呼ばれている高品質なディスプレイを搭載。

▼解像度こそWQXGA(2,560×1,600)とZ13やX13から変わらないものの、ミニLEDを搭載し、光度は最大1100nitsと倍増しているのは注目すべき点になるでしょう。↓

また、リフレッシュレートもZ13の165Hzから240Hzと増加しているのは見逃せません。

▼もちろん色域も映像制作で用いられているDCI-P3を100%カバーしており、クリエイティブ用途にも耐えうるものと言えるでしょう。↓

▼ROG Flow X16(2023)GV601のスピーカーは4基とZ13よりも倍増。もちろんDolby Atmosやハイレゾにも対応しています。↓

ROG Flow X16(2023)GV601には90WHrsのバッテリーを搭載。付属のø6.0タイプの充電器は最大280W出力ですが、一応Type-C端子からの充電も可能。但し、最大で100Wまでに留まるので、非常時以外は付属のACアダプターを使用する方がいいかも。

▼ROG Flow X16(2023)GV601の外部端子はこんな感じ。Z13やX13よりも筐体が大きいからか、Type-A端子が1つ増えているのが他のFlowシリーズと違う点です。↓

  • 3.5mmイヤホンジャック x 1
  • ROG XG Mobile Interface x 1
  • HDMI 2.1 x 1
  • Thunderbolt 4 x 1
  • USB 3.2 Gen 2 Type-A x 2
  • USB 3.2 Gen 2 Type-C x 1
  • MicroSDスロット(UHS-II対応) x 1

▼ROG Flow X16(2023)GV601のキーボードの沈む深さは1.7mmとかなり浅めのもので、キータッチはかなり軽いと思われます。↓

▼また、ゲームで活用する機会の多いホットキーが4つ用意されているので、ゲーム中に音量調整やマイクをミュートしないといけない場面で咄嗟に操作できるのは便利そう!↓

無事に2023年モデルが発表されてホッとした!でも値段はかなり高そう!

ROG Flow Z13(2023)GZ301のバリエーションは以下の通り。

  • メモリ16GB+容量512GB+GeForce RTX 2050 Laptop GPU
  • メモリ16GB+容量1TB+GeForce RTX 4050 Laptop GPU
  • メモリ16GB+容量1TB+GeForce RTX 4060 Laptop GPU

ROG Flow X13(2023)GV302のバリエーションは以下の通り。

  • メモリ16GB+容量512GB+Radeon 780M
  • メモリ16GB+容量1TB+GeForce RTX 4050 Laptop GPU
  • メモリ16GB+容量1TB+GeForce RTX 4060 Laptop GPU
  • メモリ32GB+容量1TB+GeForce RTX 4070 Laptop GPU

ROG Flow X16(2023)GV601のバリエーションは以下の通り。

  • メモリ16GB+容量1TB+GeForce RTX 4050 Laptop GPU
  • メモリ16GB+容量2TB+GeForce RTX 4060 Laptop GPU
  • メモリ16GB+容量2TB+GeForce RTX 4070 Laptop GPU

ROG FlowシリーズはゲーミングノートPCの中でもかなりの変わり種シリーズですので、正直なところ2022年モデルのみの一発屋で終わると思っていただけに、無事に2023年モデルも発表されてホッとしたような気もします。

まだ価格などは公式サイトに出ていないものの、最新世代のハイエンド揃いなだけに、かなり高価になると考えています。

日本で販売された際でも、一般の方には手が出しにくいモデルになるとは思いますが、こういった変わり種の端末は「ラインナップにある。選択肢として用意されている」事が大切なモデルですので、これからもASUSにはROG Flowシリーズを続けていってほしいですね!

▼ちなみにROG Flow Z13の2022年モデルはガルマックスでもレビュー済み。雰囲気だけでも味わってみたい方は是非ご覧ください!↓

ROG Flow Z13のレビュー!実機を使って気にいった・気になったポイントと評価まとめ!

▼ROG Flow Z13(2023)GZ301の詳細はこちら↓

▼ROG Flow X13(2023)GV302の詳細はこちら↓

▼ROG Flow X16(2023)GV601の詳細はこちら↓

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