EveryPhone MEレビュー。デュアルカメラの出来栄えが残念
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どうも、ガルマックスの猶木(なおき)です。
先日ヤマダ電機のオリジナルSIMフリースマートフォン「EveryPhone ME」を購入しました。約1.3万円という価格ながら2つのカメラを搭載したデュアルカメラ仕様であることが1番の特徴です。
僕も「遂に低価格帯のスマートフォンにもようやくデュアルカメラが搭載された!」と興味津々で購入しましたが実機検証にて残念な結果に。
既にEveryPhone MEに搭載されているデュアルカメラに対してのファーストインプレッション動画は「【動画】格安スマホ「EveryPhone ME」のデュアルカメラが期待はずれ!」で公開していますが、本記事では更に詳しい詳細レビューを纏めたいと思います。
目次をクリックすると各項目へ移動します
EveryPhone MEのスペック。
項目 | スペック |
---|---|
OS | Android 7.0 |
SoC | MediaTek MT6737 1.3GHz 4コア |
メモリ | 2GB |
保存容量 | 16GB |
SDスロット | 搭載 最大64GB |
液晶 | 5.0型IPS (1280×720) |
背面カメラ | 800万画素(広角) 200万画素(望遠) デュアルカメラ仕様 |
前面カメラ | 200万画素 |
対応バンド | LTE Band1(2100MHz) Band3(1700MHz) Band8(900MHz) Band19(800MHz) 3G Band1(2100MHz) Band6(800MHz) Band8(900MHz) |
Simサイズ | NanoSIM×2 (NanoSIMは MicroSDと共用) |
DSDS | ☓ |
Wi-Fi | 802.11b/g/n (2.4GHz) |
センサー | GPS、加速度センサ、電子コンパス 光センサ、磁気センサ 近接センサ、指紋センサー |
防水 | ☓ |
防塵 | ☓ |
バッテリー | 2200mAh 充電端子 MicroUSB |
サイズ | 縦144.8mm 横72mm 厚さ7.9mm |
重量 | 165g |
価格 | 13,800円 |
SoCにはMediaTekのMT6737を搭載。
SoCには4コア仕様の1.3GHzで駆動するMediaTek製MT6737を搭載しています。有名どころでいうと「Priori4のスペック詳細と知っておくべきデメリット。」で書いているFREETEL Priori 4と同じ処理性能です。
基本動作に関わる主要スペックですが、メモリは2GB、画面解像度は1280×720となっています。
EveryPhone MEの実機AnTuTuベンチマークスコアは?!
早速EveryPhone ME実機を用いてAnTuTuベンチマークスコアを測定しました。
現行世代だと1番下っ端の性能ですが、1世代前のミドルスペックと同等ほどの性能なのでWEB閲覧・メールやLINE・動画・SNS・軽めのゲームなんかだと問題なく使えます。
▼AnTuTuベンチマークスコアは総合点で29065点、3D性能が2367点。↓
カメラに関する性能とハードウェアの基礎知識。
EveryPhone MEはメインカメラとなる800万画素の広角カメラ、サブカメラとなる200万画素の望遠カメラの2つを搭載したデュアルカメラ仕様です。
勿論、これらの2つのカメラを制御するにはデュアルIPSをSoC側でサポートしている必要がありますが、EveryPhone MEで搭載されているMediaTek MT6737はデュアルIPSをサポートしています。
OTGには未対応。
▼OTGケーブルを用いてEveryPhone MEとマウスを接続してみましたが残念ながらOTGには対応していませんでした。↓
パソコンとの接続はPCがホスト、EveryPhone MEがクライアントとなり撮影した写真や動画を簡単にPCへ取り込めます。
EveryPhone MEが対応している電波。
対応している電波は以下の通り。ドコモとソフトバンク(ワイモバイル)で使えます。
- LTE(4G):1/3/8/19
- 3G/1/6/8
▼以下はドコモとソフトバンク(ワイモバイル)の通信を利用する為の必須バンド。↓
ドコモ | (LTE)1/3/19 | (3G)1/6 |
ソフトバンク (ワイモバイル) |
(LTE)1/3/8 | (3G)1/8 |
ドコモはLTE主要バンドに加えプラチナバンドの19に対応、3Gも農村地区や山岳地域をサポートするFOMAプラスエリアに対応してます。
ソフトバンク(ワイモバイル)もLTE主要バンドに加えプラチナバンドの8に対応、3Gも主力となるバンド1と8に対応しています。
残念ながらauの電波に関しては最低限対応しなければならないバンドに対応していないので使えません。
SIMスロットの仕様と通信設定について。
EveryPhone MEはSIMトレイに2枚のNano SIMを載せる事が可能ですが、アクティブに出来るのはどちらか片一方でデュアルスタンバイには対応していません。
SIM 2トレイはMicroSDと共用となっているので、普段はMicroSD拡張用として利用して問題ないと思います。
SIMフリー端末だけど対応するバンドは国内向け。
EveryPhone MEの対応バンドは日本国内で利用されている主要バンドに対応しています。
ドコモ・ソフトバンク・ワイモバイルの電波を利用するSIMを挿して使う場合はSIMロック解除無しに使える便利なSIMフリー端末ですが、海外ではそうもいかないです。
例えば台湾や中国で利用されている主力LTEバンドは1と7。
海外旅行で現地の安いSIMを挿して利用する場合、EveryPhone MEはSIMフリー端末なので挿して通信出来ますが、(台湾や中国など)海外で主力となっているバンドに対応していないので、繋がりにくい場合があります。
海外に持っていく場合は、現地のプリペイドSIMではなく「イモトのWi-Fi」など、海外レンタルWi-Fiを利用しましょう。
EveryPhone MEの性能まとめ。
総合的な性能は普段使いで問題無い性能ですが、3D性能は低いのでゲームは苦手。
電波的には格安SIMの大多数を占めるドコモ回線、大手キャリアサブブランドのワイモバイルに対応しているので国内で十分利用できるバンドに対応しています。
カメラ性能ですが低価格帯ということでメインカメラは800万画素+200万画素という少々ロースペックな仕様となっていますが、デュアルカメラを制御するSoCもしっかり搭載しているので、デュアルカメラを活かせるハードウェア構成です。
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