EveryPhone MEレビュー。デュアルカメラの出来栄えが残念
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EveryPhone MEの特徴は13,800円という価格でデュアルカメラを搭載していること。早速カメラ性能についてチェックしてみましょう。
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EveryPhone MEのカメラ性能をチェック。
EveryPhone MEに搭載されているメインカメラは800万画素の広角カメラと200万画素の望遠レンズの2つを搭載したデュアルカメラです。ちなみにインカメラは200万画素とオマケ的な性能。
ボケ味を撮影するためのモードが搭載されている。
▼デュアルカメラといったらボケ味撮影。EveryPhone MEにもバッチリボケ味を撮影できるモードが備わっています。ピントしたい位置をタップするとボケ味を調整できるスライドバーが表示され、ボケ味の強度を切り替えられます。↓
EveryPhone MEのデュアルカメラ特性を紹介した動画。
▼レビュー記事を公開前にEveryPhone MEのデュアルカメラの仕様や特徴に関して動画を撮影しました。↓
デュアルカメラが活かしきれていない仕様。
EveryPhone MEのデュアルカメラですが、動画でも説明したようにデュアルカメラが得意とする背景をボカして被写体を際立たせる「ボケ味」撮影にて、デュアルカメラを活かしきれていないという結論に至りました。
本来、デュアルカメラでは異なるピント位置を2つのカメラで撮影して”背景のボケた写真撮影”や”後からピント位置の調整出来る”ことが特徴。
しかしながらEveryPhone MEのボケ味撮影は2つのカメラが利用できる状態でも望遠側のカメラを塞いだ状態でも全く同じボケ味写真が撮影できます。
ボケ方もピント位置を中心に一定範囲のピントが合い、その他の部分のボケ具合強度をソフトウェアで調整できる「ボケフィルター」仕様です。
本物のデュアルカメラで撮影したボケ味撮影とEveryPhone MEの疑似ボケを比較。
▼こちらがいわゆる”本物”のデュアルカメラを搭載した UMIDIGI Z PROで撮影したボケ味写真。キーボードの上に人形を置いて人形にピントを合わせているので奥側となるキーボード面はしっかりボケています。きちんとピントを合わせたい領域、ボカしたい領域を2つのカメラで捉えています。↓
▼こちらがEveryPhone MEで撮影したもの。ピントは人形に合わせていますが、ピント位置を3D的な空間把握ではなく、2Dの平面上にてピントが合うエリアが決まっていることがよく分かります。ピントの合うエリアに入った被写体は奥行き関係なくピントが合うのでキーボードまでしっかり写り込んでます。これがEveryPhone MEのデュアルカメラで撮影して違和感を感じたポイント。↓
▼ちなみに疑似的なボケ味撮影ですが、被写体の位置を調整するとそれなりの写真が撮影可能です。左がボケていない写真で右がボケ味MAX。(写真の真ん中のバーは動かせます)↓
ボケ味の無い通常撮影ではそれなりに綺麗に撮影出来るHDRは色が鮮やかになりシャープネスが強くなる。
デュアルカメラに関しての性能はイマイチでしたが、通常の撮影だとまだ使えるレベル。画像の左側がHDRオフ、右側がHDRオンとなっており、真ん中のバーは左右に動かせます。
▼HDR比較1↓
▼HDR比較2↓
▼HDR比較3↓
通常撮影で撮影した画像一覧
▼たんぽぽ↓
▼日替わり定食↓
▼シフォンケーキ↓
▼田舎の喫茶店↓
EveryPhone MEのカメラまとめ。
一言で期待値以下の出来栄え。
2つのカメラで同時に撮影して綺麗なボケ味撮影が低価格スマホでも利用可能になると思っていましたが、蓋を開けてみれば単純に800万画素のカメラで撮影した画像にボケ味加工を施しているだけに過ぎず、これはデュアルカメラと言い難い内容でした。
残念以外の言葉がありません。
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