REDMAGIC 10S Pro 本音レビュー!OC版SD 8 Elite搭載ゲーミングスマホの実力を試す!

ゲーミングスマホの最先端を走り続けるREDMAGICからマイナーアップデートモデル「REDMAGIC 10S Pro」が登場!有り難いことにメーカーから貸りれた。サンキュー!ということで、実際使ってどうなのか本音でレビューしていく。

結論としては、Snapdragon 8 Gen 3以前のSoCを搭載しているゲーミングスマホからの乗り換えならあり。

■REDMAGIC 10S Pro■

初出時価格→122,800円から

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REDMAGIC 10S Proってどんなスマホ?

REDMAGIC 10S Proはゲームに特化した「ゲーミングスマートフォン」というジャンルのスマホである。特徴は以下の通り。

  • Snapdragon 8 Elite リーディングバージョンを搭載
  • スマホなのに空冷ファンを内蔵
  • 死角ゼロで滑らかなディスプレイ
  • ゲームを有利にするゲーミング機能
  • LRタッチセンサー付き
  • しかもFeliCa搭載

REDMAGIC 10S ProはREDMAGIC 10 Proのマイナーアップデート版で、SoCがオーバークロックされたリーディングバージョンにパワーアップ。またその兼ね合いで放熱性能も高められている。

でもお高いんでしょ?

いえいえ、最高峰の性能を持つハイエンドスマホとしては、なんと驚きビックリ価格の122,800円とリーズナブル。

しかも執筆時点だと初回割引で117,800円。REDMAGIC 10 Proが112,800円なので5千円差で手に入るという太っ腹っぷり。

レビューして分かった良い点、注意点もついでに書いておく。

良い点

  • 最高峰の性能なのにリーズナブル
  • ゲーミング機能が充実
  • 死角ゼロな真のディスプレイ
  • おサイフケータイが使えて便利

注意点

  • OC版SD 8 Eliteの性能は実機ベースだと実感が薄い
  • カクカクボディーは手当たりがイマイチ
  • インカメラの画質が悪い
  • 望遠カメラがない

REDMAGIC 10S Proのスペック、ベンチマーク、検証結果

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間違いなくREDMAGICスマホで過去最高性能

REDMAGIC 10S Proは上述通りSnapdragon 8 Eliteのオーバークロック版「Snapdragon 8 Elite リーディングバージョン」というSoCを搭載!

▼メーカーによるとCPUとGPU性能は30%アップ、AI性能は40%アップしているとのこと。え!凄いじゃん!↓

▼という訳で実機でAnTuTuベンチマークを走らせてみた。ん?あんまり変わらない?総合スコアはちょっと伸びているけれど。(左が10S Proで右が10 Pro)※同じ端末名で出るみたい。画像下部左下のウォーターマークで端末が違うことが分かるはず。↓

▼ベンチアプリって色々あるのでPCMarkでも測定してみた。5%アップくらい?(左が10S Proで右が10 Pro)↓

いや〜、なんというか、うん、ちょっと期待しすぎていた。

まあメーカーがアピールする数値はベストエフォート的なものなので、実機ベースだとインパクトは薄いかなというのが正直な感想。

とは言え!総合性能で言えばREDMAGIC 10S ProはREDMAGICスマホの中で間違いなく過去最高性能ではある。

Snapdragon 8 Eliteを搭載するスマホを使っているなら乗り換えるほどでもないが、Snapdragon 8 Gen 3以前のSoCと比較すると大幅に性能は向上しているので、Snapdragon 8 Gen 3以前のスマホを使っている人にオススメできる。

▼ちなみに冷却性能も向上しているとのことで実機でAnTuTuを3回連続で走らせてみた。おー!結構安定してる!↓

▼ちなみに高負荷時は空冷ファンの回転音が割とうるさめに「シャァァアアアア!」っと聞こえる。スピーカーでゲームしている人はちょっと気になるかも知れん。↓

ゲームは当然めっちゃ快適。最高の体験ができる

ゲームはもちろん超快適。これで文句が出るならウン十万円のゲーミングPCへレッツゴーである。

▼じゃあいつもの原神テストやっていく!画質「最高」、フレームレート「60」の設定で高負の下限フレームレートは53FPSとなった。↓

実際にプレイでは、ほとんどのシーンで60FPSに張り付き。最高設定で高負荷時に50FPSを超えているならまあ合格水準である。

かなりパワフルなので最近話題の超激重設定ができるようになった「マインクラフト」も試してみる。

▼マインクラフトでシェーダー機能「バイブラントビジュアルズ」をオンにして設定を最高にすると35〜40FPSという結果に。笑っちゃうくらい重い。↓

激重で検証できるのは有り難いが、この設定、誰向けなんだろうか…?発熱も激ヤバ。

最強クラスのREDMAGIC 10S Proでヒーヒー言ってるので、恐らくこの設定で60FPS張り付きプレイできるスマホはこの世に存在しないんじゃないかと。

まあこれはマインクラフトというゲームの一部設定での話しなので、REDMAGIC 10S Proの性能ならゲームのプレイで困ることはまずなし。

ゲームの画質設定について
ゲーム性能の検証でよく見かける原神での画質最高+60FPS設定はSoCの底力を見るためのベンチ的な設定です。このような設定は発熱も高くなり電池持ちも悪くなります。「ゲームを快適に遊びたい」という本来の目的であれば、ゲームのグラフィック設定は妥協できるまで下げて負荷を軽くする方向性の煮詰め方をガルマックスはオススメしています。

60FPSのゲームを120FPSでプレイできる

REDMAGIC 10S Proは「フレーム補間」に対応。60FPSのゲームをより残像の少ない120FPSにブーストしてゲームを楽しめる機能を備えている。

まあ何でもかんでもフレーム補間に対応しているという訳じゃないが、今後も対応タイトルは増えていくらしいので期待したいところ。ちなみに原神は対応してた!

▼早速試してたところ・・・うん、ちゃんと120FPS出た!動きもなんかこうヌルヌルとしていて効果を凄く感じる。↓

フレーム補間以外にも映像に関する機能で「高画質モード」も使えるようになっていたから試してみた。

▼左が「極めて高い」、右が「オリジナル」。↓

おー!精細感が凄い変わる!めっちゃシャープになってるじゃないか!

ちなみにフレーム補間と高画質モードは両立できないので、ゲームのプレイ中は滑らかで見やすいフレーム補間、キャラを撮影するモードを楽しむ時は高画質モードといった具合で切り替えるのが良さそう。

ただ正直に言えば、上の画像のように大きく切り出してPCのデカいモニターでみてようやく「めっちゃ変わってる!」と感動できた。つまり、スマホの画面上だとあまり違いが分からなかった。

REDMAGIC 10S Proが大画面といっても所詮6.8インチ程度の小さなディスプレイ。細かい変化を感じ取りにくかったのかも知れん。私は老眼も少し来ているし。

なのでキャラ撮影モードを使って撮影した画像をPCのデカいモニターで楽しみたい時に高画質モードは威力を発揮してくれるはず。

欠けのないディスプレイが最高。音質もGood

ディスプレイは角の丸みがほとんど無くUIが欠けることもないし、なんてったってベゼルが激細で没入感が半端ない。めっちゃ良い感じ!

▼見よ、この美しいディスプレイを。↓

REDMAGICスマホに詳しい人はお馴染みだが、上の写真をよく見てほしい。インカメラが見当たらない。

REDMAGIC 10S Proのインカメラは謎の技術で画面の下に埋め込まれているので死角の無い真のフルディスプレイなのだ。

スピーカーはもちろんステレオスピーカーを搭載。フロント配置では無いのが惜しいところだが、サウンド品質はなかなか良き!

ゲーミングスマホということでハイエンドながらイヤホンジャックを備えているのもGood。お気に入りの有線ゲーミングヘッドセットを使えるのはデカい。

重量バランスの良いフラットなボディー

REDMAGIC 10S Proのボディーはマイチェン前のモデルと共通していて、カメラの出っ張りがないフラットなボディーとなっている。

▼背面はこんな感じで真っ平ら!カメラが出っ張っていないので持ち方の自由度も高い。↓

横持ちした時の重量バランスも悪くないので長時間プレイでも疲れが軽減されてる!気がする!

ちょっと好みが分かれそうかな?と思ったのはボディー形状。

▼ご覧の通りカックカク。角が手のひらに刺さったり、添えている指がフレームの鋭角な側面に食い込む。長時間持ち続けると結構痛い。↓

角張った形状の端に備わっているLRタッチセンサーも若干押しづらく感じる。

まあ持ち方は人それぞれ異なるので誰にでも当てはまるという訳では無いが、丸みあるスマホが好きという人は合わないかも知れん。

さすがゲーミング仕様。ゲーマー目線の機能が満載

REDMAGIC 10S Proはゲーミングモデルということで、ゲーマー目線のゲームを快適・有利にプレイできる機能が満載!という訳でピックアップしていく。

誰でも4本指操作ができるLRタッチセンサー

▼これがなきゃゲーミングスマホとは言えないギミック。そう、LRタッチセンサー!↓

スマホのアクションゲームやFPSは親指2本でのプレイが一般的。特別な訓練を受けたプレイヤーは親指+人差し指の計4本で画面をタップできるが、初心者には結構キツイ。

そこで役立つのがLRタッチセンサー!親指は画面タップ、人差し指はLRタッチセンサーを操作することで、誰でも簡単に4本指操作ができてしまう。控えめに言ってめちゃ有利プレイができる。

例えば親指2本操作だとFPSの場合・・・

  1. 移動しながら
  2. 視点を動かす

という操作は可能だが、それ以上の入力は移動または視点移動のどちらかを止める必要がある。一方LRタッチセンサーを使うと・・・

  1. 移動しながら
  2. 視点を動かし
  3. 銃を構えて
  4. 射撃する

このように4つの動作が簡単に出来てしまうのだ。この差はめっちゃデカいぞ!

普通のスマホで4本指操作は難しいけれど、ゲーマー向けのゲーミングスマホだとLRタッチセンサーを使えば生粋4本指プレイヤーに太刀打ちできる力を得られる。勝率も鰻登りになるはず。

という訳でめちゃくちゃ有利にはなるんだが、一つ注意点を伝えておくと・・・

LRタッチセンサーの入力に慣れてしまったら普通のスマホではゲームできなくなる!マジで勝率ダダ下がりになる!

なので・・・次もゲーミングスマホを買おう。そうしよう。

ゲーミング機能も凄い。結構グレーなのもある

普通のスマホでは搭載されていないもの。そう、ゲーミング機能である。どんな機能が使えるかは公式サイトの解説を見ていただくとして何個かピックアップしていく!

▼まず、側面の赤いスライドスイッチをオンにするとスマホがゲーミングモードに切り替わる。今からゲームするぜ!という時にサクッとスタートできるのが良い。↓

ゲーミングモードの画面では、ゲームごとにCPUやGPUの細かいパフォーマンスセッティングが行えたり、スクリーンタッチの細かい調整、画質モードの切り替えもできるようになっていた。

▼またゲームを起動して画面端からガッとスワイプすると以下のようなゲーミングパネルが表示される。↓

上の画面ではパフォーマンス切り替えのほか、様々なゲーミング機能のオン・オフが行える。

で、ゲーミング機能でまず行ってほしいのがパフォーマンス設定!

ゲームと言っても原神のような重量級ゲームからテトリスのような軽量級のゲームまで色々あるので、パフォーマンス設定は行っておいたほうが良い。

設定の煮詰め方は、とりあえずバランスでプレイしてみて重いと感じたらライズ→ビヨンドと徐々に上げればOK。

▼あと画質を煮詰めるときには「パフォーマンス監視」をオンにすると捗るぞ!↓

上のようにリアルタイムでFPSが表示されるので、ゲーム側で画質を上げた時に想定しているフレームレートを下回っていないか非常に把握しやすい。これはゲーミングモデルじゃなくても全機種に備えてほしい…。

▼他にもエイミングアシストというなかなか香ばしいネーミングの機能も備えている。いわゆる消えないレティクルを表示する機能ってやつ。↓

最近はゲーミングディスプレイにも搭載されている機能だが、ハードウェアチートとも言われていた時代もあったので、まあグレーな機能ではある。(昔はセロテープにマジックで点を付けて画面の真ん中に貼るのが大流行してた。)

他にもワンタップで一連の操作を入力できるマクロ機能、スーパープレイの瞬間を録画できる巻き戻し録画など、ゲームを快適・有利にプレイするための機能が満載!

これらゲーミング機能が使える点もREDMAGIC 10S Proの大きな魅力と言えよう。

長時間プレイの味方。バイパス充電に対応

バッテリーは充電しながら使うと劣化が早まる。だがゲームプレイ中はそうも言ってられん!そんな時に役立つのがバイパス充電である。

バイパス充電(REDMAGICでは分離充電という機能名)は、バッテリーを介さず直接システムに給電できる機能。つまり、バッテリーを痛めず長時間プレイが可能なのだ。

▼ちなみにバイパス充電はゲームパネルからもオン・オフできるが、設定からもオンにできる。↓

モノによってはゲーム中しかバイパス充電をオンにできない場合もあるんだが、REDMAGIC 10S Proは上の通り設定からも切り替えられる。ゲーム以外でも使えるのが大変よろしい。

カメラは日常シーンで必要十分

カメラは広角と超広角のデュアルカメラを搭載。ハイエンドモデルという枠で考えると正直物足りない。が、ゲーミングモデルなのでまあ良しとする。

▼カメラのUIはこんな感じ。14mm(超広角)と広角(24mm)はワンタップで切り替えられる。↓

▼倍率ボタンをスライドすると2倍、5倍、10倍にも切り替えられるようになっていた。↓

個人的には2倍をよく使うので14mmや24mmと同じ上層で操作したかったところ。このあたりは今後改善してほしい。

実機で撮影した写真と動画

それでは写真を見ていこう!

▼まずはメインの広角カメラから。REDMAGIC 10S Proは見た目より華やかな色合いで写る感じ!シャッキリと撮影出来ていてGood。↓

▼超広角カメラはこんな感じ。REDMAGIC 10S Proのほうが明るく爽やかで好き!さすが5,000万画素だけあって精細感も高い。↓

▼以下は超広角、1倍、2倍、5倍、10倍で撮影!5倍くらいから粗さが目立つので実用的なのは2倍まで。望遠カメラを搭載していないのでやっぱり望遠はかなり弱い。↓

▼2倍はキレイなので奥までくっきり撮影したい飯撮りにも最適。めっちゃ良い感じに撮れた!↓

▼ポートレートはイマイチ。結構境界線の見極めが甘い。↓

▼暗い場所の撮影は良い感じに撮れた。これだけ撮れたら満足。↓

インカメラは謎の技術で画面下に埋め込まれているのでクリア感は低い。シーンによっては盛大に謎のモヤっとしているやつが出る。

▼これがインカメラでテストした写真。光源が映り込むと周囲にこんな感じのモヤッとしたのが出てくるのだ。インカメラ性能を重視する人には向かない。↓

▼動画の手ぶれ補正は結構効いてるので、歩き撮影もそこそこ綺麗な映像が撮れる。立ち止まって手持ちで撮影するようなスマホらしい撮影なら十分である。↓

REDMAGIC 10S Proのカメラは画質はそこそこ良いので、日常的に使うカメラとしてはこれで十分って人も多いんじゃなかろうか。一方でズーム撮影とインカメラ撮影は画質がイマイチなのでその点を重視している人は注意。

バッテリー持ちはそこそこ。充電は速い

バッテリー持ちはPC Markで行う。ベンチ結果が10時間以上をマークしていれば一般的な使い方なら1日バッテリーが持つ水準と言われている。検証では輝度を専用機器で110に設定して行う。

▼結果は・・・ギリ。↓

この水準だと私の使い方では1日使うにはホントにギリな水準だが、実際に2週間ほど使った感じだとゲーム以外の使い方ではバッテリー持ちは極端に悪いという印象はなかった。

バッテリー容量を考えるとベンチ結果はもう少し伸びて良いはず。と思って挙動を見ていたら、PC Markのアプリを起動すると空冷ファンがずっと回っていた。たぶんこれが電池を余計に食っているんじゃなかろうか。

空冷ファンをオフにしてもPC Markアプリを動かすと動いてしまうので、実用ではもっと電池持ちは良くなるはず。というか、体感はもっと良い。

▼充電は80Wの超急速に対応。充電器も付属しているのが素晴らしい!結果としては14%→100%で43分。速い。これならゲームで寝落ちしても朝の身支度時間でなんとかなる。↓

REDMAGIC 10S Proのレビューまとめ!

Snapdragon 8 Gen 3以前のSoCを搭載しているREDMAGICスマホからの乗り換えは大いにあり。性能は若干肩透かし感こそあったが、間違いなく過去最高性能。

死角のないディスプレイで没入感もスマホとしては最上級な体験ができるほか、長年のノウハウが詰め込まれたゲーミング機能も使いやすく、プレイ自体も有利になる。

カメラはハイエンドとしては少々物足りないが日常使いならこれで十分という人も多そうだし、FeliCaも搭載しているので普通のスマホとしてもまあこれなら使っていけるかなと言う感じ。ちょっとデカいけれど。

世界最高峰の性能を誇るSoCを搭載しながら122,800円とお値打ち価格も魅力なので、コスパを重視するゲーマーはREDMAGIC 10S Proをぜひ検討してみてくれ!

それではREDMAGIC 10S Proのレビューでした!参考になれば幸い!

▼価格は変動するのでリアルタイム価格は以下からチェックしてね!↓

■REDMAGIC 10S Pro■

初出時価格→122,800円から

▼REDMAGIC日本公式ストア:初売り割引で117,800円から!7月30日11時59分まで!発売は7月30日!↓

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