AirTagのレビュー。忘れ物探しは得意、置き忘れ対策には不向き。設定や使い方も解説

待ちに待ったApple純正の忘れ物防止タグ「AirTag」が4月30日に発売!手元に届いたので初期設定や使い方などを含めレビューします!

AirTagの良かった点と悪かった点

AirTag

AirTagはApple純正の忘れ物防止タグ。

高度な位置検知によりAirTagまで誘導してくれたり世界中のAppleデバイスが紛失物を探してくれたりと、さすがAppleという仕様と機能を持つ高機能忘れ物防止タグです。

良かった点

  • 接続が簡単
  • 電池残量をチェックできる
  • AirTagの正確な場所まで誘導してくれる(一部iPhoneのみ)
  • 位置検知能力がずば抜けている

悪かった点

  • カバンなどへの取り付けにケースなどが必要
  • 古めのiPhoneだと正確な場所への誘導機能が使えない
  • 置き忘れ対策に不向き

AirTagの詳細スペックや特徴は以下で紹介しています。

Apple純正の忘れ物防止タグ「AirTag」発表!iPhone 11以降は近距離で高精度な位置検知

AirTagの外観

AirTagは思ってたよりも小さいんですが厚みはそこそこ。デザインはあれだ。ホワイトボードとかに書類を固定するマグネットみたいな感じ。

▼500円玉と比較。厚みはノギスで図ったら7.93mmでした。丸みを帯びているので持つと厚みはそれほど気にならんかったです。ただ、コイン↓

AirTag
500円玉よりも少し大きいサイズ
AirTag
厚みは100円玉4枚より少し厚いくらい。形状的に数値ほどの厚みは感じません
AirTag
テーブルに転がしてたらマグネットと間違えそう

付属品・同梱物

▼今回は4つセットを購入したんでAirTagが4つ、その他にはクイックガイド系の書類などシンプルな内容。↓

AirTag

ちなみにAirTagは別途キーリングなどを購入しておかないと単体だけでは鍵を付けたり出来ません。。Appleの純正品は本体よりも高いんで僕は手が出せず。

まぁ、Apple製品はサードパーティ製のアクセサリーが山程出るだろうと思ってたんですが、Amazonで調べてみたら山程出てきたので安いやつ買いました。皆さんもお気に入りのアクセサリーを見つけて下さいね!

あと、AirTagのフィルムなんて無いだろう、でも、PDA工房なら作ってそうと探したらあった。なんでもフィルム作るなPDA工房は!

AirTagを実際に使ってわかった事

さて、肝心の使い心地はどうなんだろうか。初期設定から使ってわかった良かった点や悪かった点をピックアップしてみます!

設定と使い方!複数のAirTag登録でも管理が楽!

iPhoneはiOS 14.5でAirTag機能が追加されたのでチェックしてみよう!

▼設定→一般、ソフトウェア・アップデートに進み、iOS 14.5ならOK!ちなみにiPadで利用するならバージョンはiPadOS 14.5です!↓

AirTag

まずはAirTagの電源オンから。AirTagは傷防止用のフィルムが貼り付けられた状態で梱包されていますが、このフィルムはボタン電池と絶縁する部分も含まれてます。

AirTagにフィルムの一部が食い込んでますがエイヤ!と引っこ抜きましょう!これでAirTagの電源がオンになります!

▼AirTagの電源が入るとiPhone上に接続設定の表示が出てきた!↓

AirTag

▼AirTagの名称は複数から選択可能なほか、カスタム名を選ぶと任意の名前を付けることができます!↓

AirTag

▼AirTagがApple IDに登録された!↓

AirTag

▼iPhoneの「探す」アプリを起動して、「持ち物を探す」をタップすると鍵の位置が表示されました!↓

▼さらに表示された持ち物アイコン(今回は鍵アイコン)をタップすると、サウンドを鳴らしたり、探す機能が利用できるようになってます!↓

AirTag

電池切れの心配が少なくなった

以前は他社の忘れ物防止タグを使ってたんですが、いつの間にか電池切れでロストしてました。。いざという時にバッテリーが切れていたらと考えると恐ろしい。この類の製品はバッテリー残量もしっかり確認しなければですね。

AirTagではどうなってるか確認したところ、AirTagのバッテリー残量が「探す」アプリから確認できる!さらに、バッテリー残量が少なくなると通知してくれる親切っぷり。これなら知らぬ間に電池が切れる心配もなさそう!

「探す」アプリでバッテリー残量を確認できる。バッテリーが減ったときの通知をちゃんと確認していればバッテリー切れの心配はなさそう!↓

2022/04/24追記:電池交換したので手順メモの記事を公開しました!↓

Apple「AirTag」の電池交換の手順を解説!ボタン電池の型番はCR2032!

位置検知するための仕様がエグい。紛失物が見つかる可能性が非常に高そう

ちょっと解説になってしまうんですが、AirTagの凄いところは、他のAppleユーザのデバイスを経由して探しものを見つけてくれること。

AirTag自体は位置情報を取得するGPSは搭載されていないのですが、他のAppleデバイスにプライバシーを守る匿名でのBluetooth通信を行い、その通信から紛失者のiCloudに高精度な位置情報を送信する仕組み。

同じような仕組みは他社製品でも採用されているんですが、専用のアプリをインストールするなど手間が掛かる上、その製品自体を利用しているユーザがアプリをインストールすることが大多数だろうから、ネットワークとしては小規模。

一方、AirTagはiOSやiPad OSに標準機能としてこれらのネットワークを構築する仕組みが組み込まれるんです。つまり、AirTag利用者でなくとも、iPhoneやiPadを持っているユーザはこれらの紛失物を探すネットワークに参加することに。

これからiOS 14.5以降のシェアが大きくなるにつれ、このネットワークもどんどん広くなりそう。

特に日本ではスマホを利用する約半数がiPhoneユーザなので、AirTagをつけていれば紛失物の見つかる可能性がグッと高くなりそうです。

AirTagまで誘導してくれる「正確な場所を見つける」機能が凄すぎ

AirTagで僕が一番期待していた機能が、AirTagまで誘導してくれる「正確な場所を見つける」機能。

これま使ってきた忘れ物防止タグは、探すときに大雑把な位置は分かるんです。マップで位置情報を見て「あ、自宅にあるな」くらいは分かるんですが、自宅のどこにあるか分かりづらいんですよね。

忘れ物防止タグの多くはタグにスピーカーが埋め込まれているので、サウンドを鳴らすことで「ここにあるよ!」と探すサポートをしてくれるんですが、使ってみたら案外サウンドでの捜索って分かりづらいんです。

サウンドは鳴ってるけど場所分からん!って感じ

一方でAirTagは画面に矢印を出して超高精度にAirTagまで誘導してくれるのです!

▼こんな感じで矢印が出てきます。方向が変わるとリアルタイムで矢印の方向も変わるのでめっちゃ見つけやすい。↓

一部iPhoneでは「正確な場所を見つける」機能が使えない。使えるiPhoneはこれ

「正確な場所を見つける」機能が魅力的で僕はAirTagを購入したんですが一部のiPhoneでは利用できないので注意。

執筆時点では以下の端末がAirTagの「正確な場所を見つける」機能に対応しているiPhoneです。

  • iPhone 11
  • iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max
  • iPhone 12、iPhone 12 mini
  • iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max

iPhone 11以降は使えるって書いてるメディアもあったんですが、iPhone 11以降にリリースとなったiPhone SE(第2世代)は利用できないのでご留意を。

上記以外の機種では、正確な場所を見つける機能を利用できる範囲であっても、「経路案内」となります。サウンドを鳴らして見つけましょう。

▼iPhone SE(第二世代)だと正確な場所を見つける機能は使えませんが、探すアプリで管理できたり、他のAppleユーザに紛失物探しを手伝ってもらったり、バッテリー切れ前に教えてくれたりと、他社製品よりも機能的な魅力は多いなと思う↓

置き忘れ対策には向いていない

僕が忘れ物防止タグを愛用する理由は2つ!

1つ目は紛失したものを探す場合で、室内でどこかに置いた鍵などを捜索する為に付けてます。2つ目は置き忘れ対策。

で、この2つ目の置き忘れ対策は僕にとって非常に重要。なぜなら、結構な頻度で会社に鍵を置いたまま帰ってしまうから。

社員にお疲れーっと言い放ち先に帰ったものの、自宅ドア前で会社に鍵を置き忘れたことに気がつく。こんな失態を結構やってました。

だからこそ、個人的に「置き忘れた時に通知する機能」はかなり重要視してたんですが、今のところ、AirTagにはそういった機能は見当たりません。

検証ではBluetoothが届かない位置まで離れてみてもなんの通知もありません。

つまり、紛失後は高精度に紛失物をAirTagを使って探せるんですが、紛失自体は自分で気がつくまで分かりません。うーん、この機能はほしかったなぁ。

アップデートで機能追加されるかもしれないので今後に期待したいところです!

AirTagの実機レビューまとめ

AirTag

紛失時の探す能力は文句なしなので、それ以外の視点でオススメできるユーザは「家などでモノを探すことが多い人」です。正確な場所を見つける機能は非常に重宝するはず。

一方で、「置き忘れが多い人」は、執筆時点で置き忘れた時に通知する機能が無いので不満がでるかも。どこかに置き忘れたら自分で気がつくまで一旦紛失しますからね。それだと置き忘れ防止機能が付いている製品がオススメ。

実際に使ってみたら得意・不得意ありましたが、探す能力はズバ抜けてるので是非検討してみて下さい!価格は1個3,800円、4個セットで12,800円(単体購入よりちょっと安い)です!

▼AirTagを見つけたり拾った場合の手順も別記事で紹介しているのでチェックしてみて下さい!↓

他人のAirTagを拾った時にどうすればいいか。余裕で追跡出来てしまう仕様に懸念

AirTagの口コミ・評判

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端末名:AirTag
#ガルマックスユーザレビュー

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