AQUOS sense3 liteのレビュー!実機を使って感じた良いところ、イマイチなところ

AQUOS sense3 lite

楽天モバイルからリリースとなった「AQUOS sense3 lite」。実機が編集部に届きましたよ!税別3万円以下で手に入るAQUOS sense3 liteの魅力を実機レビューでお届けします!

AQUOS sense3 liteの詳細スペック表

製品情報
端末名 AQUOS sense3 lite
型番/別名 SH-RM12
発売年 2019年10月
発売地域 日本:SIMフリー/楽天モバイル
メーカー・ブランド SHARP
備考 日本語対応
Googleサービス対応
対応バンド・周波数・ネットワーク
3G 非公表
4G LTE 非公表
5G NR 非対応
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth Bluetooth 5.0
SIMサイズ・スロット Nano SIM+MicroSD
シングルSIM
本体仕様
ディスプレイ 5.5インチ/液晶/IGZOディスプレイ
解像度 2,160×1,080(FHD+)
画面比率 18:9
画素密度 439ppi/高精細でドットの粗さは気にならない
サイズ 高さ:147mm
横幅:70mm
厚さ:8.9mm
重さ 166g
本体色 ブラック系/シルバー系/ゴールド系
システム仕様
OS Android 9 Pie
CPU(SoC) Qualcomm Snapdragon 630
AnTuTuベンチマーク

AnTuTu 8(実機):総合スコア約101880点、GPUスコア約16120点
Geekbench 4(実機):シングルコア約865点、マルチコア約3208点

メモリ/保存容量
組み合わせ メモリ4GB+容量64GB
ストレージカード MicroSD対応/最大512GB
内部ストレージ化は出来ない
カメラ
背面カメラ シングルカメラ
画素数:12MP(メイン、f/2.0)
特性:AIライブストーリー
AI:対応
ナイトモード:非公表
手ぶれ補正:対応(静止画のみ)
PXサイズ:大型
インカメラ ベゼル内蔵式インカメラ
画素数8MP(メイン、f/2.2)
ビューティーAI:非公表
手ぶれ補正:非公表
カメラ備考 CMOS裏面照射型
機能仕様
GPS GPS、GLONASS、BDS、GALILEO、QZSS
生体認証・ロック解除 指紋認証:対応
顔認証:対応
センサー 加速度センサ、近接センサ、ジャイロ、コンパス
防水/防塵・タフネス等級 IP68
イヤホンジャック あり
NFC NFC/FeliCa(おサイフケータイ対応)
バッテリー
バッテリー容量 4,000mAh
ポート USB Type-C
スペック表のソース
参照元

AQUOS sense3 lite – SHARP

AQUOS sense3 liteのレビュー!

付属品は必要最低限、ケースやフィルムは別途用意しよう!

▼こんな箱に入って届いたAQUOS sense3 lite。↓

AQUOS sense3 lite

付属品は非常にアッサリ。AQUOS sense3 lite本体以外に独自規格の充電器、クイックガイドのみ。ちなみにAQUOS sense3 liteのSIMスロットは爪を使って引っこ抜くタイプなんでSIMピンは入ってないっす。↓

AQUOS sense3 lite

超急速充電に対応したPD充電器が付属してた!

▼AQUOS sense3 liteは超急速充電に対応しているんですが、付属品の充電器もPD対応充電器!最大27Wに対応する専用充電器が付属してます!これは嬉しい!なお、ケーブルは脱着不可です!↓

AQUOS sense3 lite

▼充プラグ部分は折りたたみ式!持ち運ぶ時は収納できるので良いね!↓

AQUOS sense3 lite AQUOS sense3 lite

保護ケースや保護フィルムはリリース済み

AQUOS sense3 liteは保護ケースや保護フィルムが付属していないんで、楽天モバイルで購入する場合は別途用意しておこう!

▼保護ケースはAmazonなどで簡単に手に入るのでお気に入りのケースを見つけてくださいね!↓

▼保護フィルムはPDA工房からリリース済み!↓

AQUOS sense3 lite AQUOS sense3 lite

オールメタルボディー!手に馴染むデザインが魅力!

▼外観・デザインの動画を撮影しているのでチェックしてみて下さい!↓

AQUOS sense3 liteの外観は背面から側面にかけてつなぎ目のないオールメタルボディーを採用しており、手で持つとややヒンヤリした感じ!カメラ部分はシングルカメラなんだけどカメラユニットにFeliCaが埋め込まれている珍しいデザイン。

AQUOS sense3 lite

ディスプレイはノッチのないスッキリしたデザインを採用!画面下部にはナビゲーション操作にも利用できるタッチ式の指紋センサーが埋め込まれております!持った時のサイズ感はやや厚みを感じ「ガッシリ」とした印象。

サイドフレームが山折り形状であることに加え、サイズもわりかしコンパクトなんでホールド感はわるくありません。また、背面の素材的にシルバーだと指紋がすごく目立ちにくいのもGood。

一点、ボリュームボタンが結構高い位置に備わってるんで普通にスマホ握ると指が届かん。もう少し下だと扱いやすかったかなーって印象っす。

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AQUOS sense3 lite

▼SIMスロットは爪で引っ張って取り出すタイプでSIMピン不要。なお、SIMスロットはNanoSIM×1+MicroSDのシングルSIMタイプとなっておりました!↓

AQUOS sense3 lite

必要十分な性能!重量級ゲーム以外なら結構サクサク動いてくれる!

AQUOS sense3 lite

AQUOS sense3 liteのSoCは少々古いSnapdragon 630というパーツを使っているんですが、元々ミドルハイスペックの性能帯だったので、2019年現在でもミドルレンジクラスのパワーは持ち合わせてるんです。

例えば、インターネットやYouTube見たり、LINEやSNSやったり、ニュースアプリやフリマアプリを利用したり、暇つぶしや息抜きにライトなゲームで遊んだり・・・そんな感じの使い方なら不満を感じず利用できる位のパフォーマンスは持っております!

▼AQUOS sense3 liteでインターネット閲覧する様子も動画におさめているのでご確認下さい!↓

重量級ゲームは快適にプレイできるゲームが少ない

AQUOS sense3 liteは普段使いで困ることの少ない性能を持っているんだけど、ゲームをプレイするためのパワーは弱め。

▼PUBG Mobileではフレームレートを中まで設定可能。この時点で快適度はお察しですが、実際のプレイでも全体を通してフレームレートの低さを感じて快適にプレイは出来ませんでした。残念。動くっちゃ動くんで快適ではないんですけど遊べます。↓

▼COD:Mobileではフレームレートを高まで設定可能。これが想像していた以上に快適に動いてビックリ。先日レビューしたUMIDIGI Xではカクついてたのに、AQUOS sense3 liteでは普通に遊べてしまいました。やっぱSnapdragonを搭載しているからなのかな。↓

▼マインクラフトは快適。サックサク遊べたので十分楽しめます。↓

AnTuTu、Geekbench、PCMark、3DMark

▼AnTuTuのversion8スコアは総合スコアが101,880点、GPU性能が16,120点↓

AQUOS sense3 lite

▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ[2020/05/05更新]

▼Geekbench 4スコアはシングルコア性能が865点、マルチコア性能が3208点↓

AQUOS sense3 lite

▼PCMarkは4877点↓

AQUOS sense3 lite

▼3DMarkはOpenGL ES 3.1が775点、Vulkanが807点↓

AQUOS sense3 lite

▼ストレージ速度はreadが167.24MB/s、Writeが143.24MB/sで価格なり。ストレージ速度に左右されるゲームなどでは快適性が下がるかも。↓

AQUOS sense3 lite

MicroSDは内部ストレージ化できなかった!

AQUOS sense3 lite

最近はMicroSDを内部ストレージ化できるモデルも増えてきたので、AQUOS sense3 liteも出来るんじゃ・・・と試してみたんですが、残念ながら外部ストレージとしか認識せず内部ストレージ化できなかった。

AQUOS sense3 liteのストレージ容量は64GBで僕としては少々物足りないんで、MicroSDを突っ込んで写真や動画データはMicroSDに保存して本体のストレージはアプリ用として使おうと思う!

シングルSIMモデルなので最強スマホのベースには使えない

AQUOS sense3 liteのSIMスロットはシングルSIMモデルなので、残念ながら大流行している最強スマホのベースとしては使えない。。。

▼ちなみに最強スマホとは、ソフトバンクの生回線を利用するデータSIMを使った100GB使えて音声通話プラン込み4,000円以下で活用する方法。2つのSIMを使うのでシングルSIMモデルでは構築不可。興味のある方は以下の記事もチェック!↓

デュアルSIMを活用!音声SIMとデータSIMを分けた最強スマホの構築方法

楽天モバイル限定モデルだけどSIMフリー

AQUOS sense3 lite

AQUOS sense3 liteは楽天モバイル限定モデルで登場したんですが、僕の持っているmineoやLINEモバイルの通話SIMを差し込むと問題なく通信できたんで特にSIMロックがかかってるって訳じゃないみたい。

一応、AQUOS sense3 liteを起動した時に思いっきり楽天モバイルのロゴが表示されたり、通話アプリで楽天でんわのプレフィックス番号についてのガイダンスが表示されたりとソフトウェアレベルで弄くられてるんだけど、楽天モバイルから他社に乗り換えた時も端末を使いまわせそう。

ちなみに検証結果は以下の通り

  • LINEモバイルのドコモ回線は通話・データ通信ともにOK
  • LINEモバイルのソフトバンク回線は通話・データ通信ともにOK
  • ワイモバイルは通話・データ通信ともにOK
  • mineoのau VoLTE SIMで通話・データ通信ともにOK

一点、注意点も。楽天モバイルはドコモ回線とau回線を扱っているんで、これらの回線では快適に使えるようにチューニングされているはずですが、ソフトバンク(ワイモバイル)はバンドにフル対応しているか分からんです。(公式サイトでバンド情報が非公開なんで確認できないんです。)

ちなみに、楽天モバイルのAQUOS sense3 liteのパンフレットにはVoLTEの対応項目にRakuten、docomo、au、SoftBankと記載されていたので、恐らく全キャリアにフル対応している可能性は高いんですが、公式サイトでバンド情報が非公開なのでソフバン(ワイモバ)あくまで使えるという感じに捉えたほうが良いです。

実際にSoftBank回線やワイモバイル回線を利用した限り、僕の環境ではフル対応スマホと電波の掴みに差はないように見えたので参考程度にどうぞ!

やっぱおサイフケータイ対応はデカいわ

▼AQUOS sense3 liteはおサイフケータイに対応!僕はiPhone 11使ってるんですけど、既にモバイルSuica使いまくりなのでおサイフケータイ対応はめっちゃありがたい。

AQUOS sense3 lite

僕のようにおサイフケータイを既に活用している方はAQUOS sense3 liteだとライフスタイルを変える必要もないので、おサイフ機能に対応したモデルがオススメっす!

もちろん、流行ってるPayPayなど「コード決済」も使えるよ!

最近キャッシュレス決済で大人気なコード決済。

これはディスプレイに各自に割り当てられたバーコードやQRコードを表示し、それをレジで読み取ることで決済する方法。これならFeliCaのチップが無くても使えるって事で最近話題となってます!

もちろん、AQUOS sense3 liteもコード決済が利用できるので、気になっている方はデビューしちゃいましょう!ちなみに僕はPayPayユーザーです!

オススメのQRコード決済サービスまとめ!キャッシュレス消費者還元前に準備せよ!

防水防塵仕様なので気兼ねなく使えるのが良い!

▼AQUOS sense3 liteは防水防塵仕様!SIMフリースマートフォンだとまだまだ防水防塵に非対応なモデルが多いわけですが、AQUOS sense3 liteなら問題なし!お風呂防水にも対応してます!

AQUOS sense3 lite

伝統のAQUOS便利機能も満載

▼AQUOS sense3 liteは歴代のAQUOSシリーズに搭載されていた便利機能も網羅!大手キャリアでAQUOSスマホを愛用されていた方もこれまで利用してきた便利機能を使い続けられるのは嬉しいポイントでしょう!↓

AQUOS sense3 lite

指紋センサーを利用したナビゲーション操作は慣れが必要

▼AQUOS sense3 liteは指紋センサーを利用してナビゲーションキーと同じ操作が可能。タップしてホーム、左からのスワイプで戻る、右からスワイプして履歴表示操作が可能です。↓

AQUOS sense3 lite

この指紋センサーを利用した操作は慣れが必要。

慣れるまでは「前のページに戻りたいのにホーム画面に戻ってしまった」というような誤爆が多発したので、使い始めこそ慣れるまで扱いにくいですが、慣れてしまえば画面に表示されているナビゲーションキーが非表示にでき画面いっぱいに使えます!

おおおお!カメラの画質頑張ってるじゃないか!

AQUOS sense3 lite

AQUOS sense3 liteは今となっては珍しいシングルカメラ搭載モデル。

あまり凝ったことは出来ないんだけど、ソフトウェアが年々煮詰まってきてまして、AQUOS sense3 liteはシングルカメラながらも様々なシーンで綺麗でパリッとした写真を撮影出来るようになってる!

▼撮影モードは色々あるんだけど、映える写真を撮影したいのであればAIオートがオススメ!カメラが撮影シーンやシチュエーションを把握して映える写真に仕上げてくれる!↓

AQUOS sense3 lite

パリッとした「映える」写真にAIが仕上げてくれる!

▼AIのチューニングなんだけど、明るく発色が強くなる傾向でインスタ映えするような色鮮やかな写真に仕上げてくれる!流行りの映える色味が好きならハマる画質!↓

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飯撮りはやや白飛び感があるけど、薄暗い場所でも結構綺麗に撮影できた!

▼以下の写真は少々薄暗い場所で撮影した料理写真。少々白飛び感を感じるものの、この価格帯のカメラだと頑張ってる。↓

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夜景撮影もOK

▼続いては夜景撮影。こちらも想像以上に美しい写真が撮影出来て満足。

AQUOS sense3 lite

イルミネーション撮影はやや苦手

▼イルミネーションの撮影では少々写真が暗くなってしまった。イルミネーション撮影で少し暗いと感じた時はGoogleフォトアプリでちょっとだけ明るさと色合いを華やかに調整してやるとエエ感じの映える写真になるので、一手間加えてあげよう!↓

AQUOS sense3 lite

接写性能がGood

▼AQUOS sense3 liteのカメラモードに「接写」があるんだけど、試してみたらめっちゃ接写出来た!操作も簡単でピントを合わせたい箇所をタップするだけでOK!↓

AQUOS sense3 lite

動画は手ブレが気になるので定点撮影向き

▼最後に動画ですが手ブレ補正がないので歩きながらの撮影には向いてないっす。どちらかと言えばカメラを固定して撮影する定点撮影向き。↓

IGZOディスプレイは発色が良い!

▼AQUOS sense3 liteのディスプレイはIGZOディスプレイを搭載!発色がとってもキレイ!ディスプレイ解像度もFHD+なので画面の粗さも一切気にならず、液晶の中ではダントツにキレイ。↓

AQUOS sense3 lite

▼ノッチのないスッキリしたデザインのディスプレイを搭載しているので、動画もゲームも欠けのない表示で楽しめるのがGood!

AQUOS sense3 lite

スピーカーは本体上部に備わってる!

▼動画を再生して気が付きました。AQUOS sense3 liteのスピーカーは本体上部部分に搭載されている!↓

AQUOS sense3 lite

スピーカーはこの部分のみなのでシングルスピーカーなのですが、動画を視聴する時は画面上部から音が出るので縦持ちでの視聴だと音の偏りは少なくて自然な音の広がり。

一方で、横持ちした時は片側に偏って音が出るんでゲームでは少々違和感も。なので!ゲームや高音質で映画など動画コンテンツを楽しみたいって方はイヤホンやヘッドホンの利用がオススメ!

AQUOS sense3 liteは本体上部にイヤホンジャックが備わっているので、お気に入りのイヤホンやヘッドホンが利用できますよ!

Bluetoothコーデックの検証結果

BluetoothコーデックのテストではSBC以外にAAC、apt-X、apt-X HDでの接続を確認!AACやapt-XはCD音質まで転送でき価格も安く種類も多い人気帯で遅延も非常に少ないのでオススメ!apt-X HDはハイレゾ音源まで転送出来るハイエンドコーデックなんだけど対応デバイスが少ないので注意!

AQUOS sense3 liteまとめ|SHARP好きで低価格モデルを探しているなら要チェック!

AQUOS sense3 lite

AQUOS sense3 liteの魅力は

  • 約3万円で手に入る
  • 防水・防塵・おサイフケータイ対応
  • 必要十分な性能
  • 綺麗な写真を撮影できるカメラ
  • 扱いやすいサイズ感
  • 美しいディスプレイ
  • 便利なAQUOS機能

という感じ。一方で注意すべき点は

  • シングルSIMモデルで2回線同時待ち受け不可
  • 容量が64GB、MicroSDは内部ストレージ化できない
  • シングルカメラなので機能的に物足りない
  • 重量級ゲームは動作が鈍くて快適に遊べない

って感じでございます!個人的にはAQUOSスマホユーザー且つ、端末価格を出来るだけ節約したいって方にオススメしたいですね!普段使いでは十分な性能、カメラもシングルカメラだけど綺麗に撮影出来るので、スマホに多くを求めないのであれば「こう言うので良いんだよ」的なスマホで扱いやすいハズ!

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