初回ログインも指紋で認証可能に。Apple、Google、MicrosoftがFIDO新機能サポートを表明
- ニュース
- ※ 当メディアのリンクにはアフィリエイト広告が含まれています
すでに様々なアカウントのログインは指紋認証によるパスワードレス認証が使えるようになっていますが、Apple、Google、Microsoftがサポートを表明したFIDOの新機能により、初回ログインすらパスワードレスになりそうです。
Apple、Google、MicrosoftがFIDO新機能サポートを表明
FIDO（ファイド）は普段あまり聞き慣れない技術ですが、調べてみたらパスワードの代わりに指紋認証など生体認証を利用するための標準規格みたいですね。
すでに沢山のサービスで導入されているので、パスワードの代わりに指紋で認証している方も沢山いらっしゃるはず。
便利なFIDOの認証技術ですが、新機能の「FIDOクレデンシャル」をApple、Google、Microsoftがサポートすると表明しました。以下の機能が今後利用できるようになるとのことです。
- すべてのデバイスですべてのアカウントにFIDO認証を再登録することなく、そのユーザーが所有する他のデバイスや新しいデバイスでFIDO認証資格情報（一部では「パスキー」とも呼ばれる）を自動的にアクセスできるようにすることで、シームレスにパスワードレス認証を使える。
- そのとき使っている（PCなどの）OSプラットフォームやブラウザに関係なく、近くにあるモバイルデバイスでFIDO認証を使うことで、（PCなどの）デバイスのアプリやウェブサイトにサインインできるようにすること。
これまでは新しいスマホに買い替えた際にGoogleアカウントへの初回ログインなどでパスワード入力が求められていましたが、新機能では指紋を用いたパスワードレス認証が可能になるそうですよ。
▼また、デバイスやOS、ブラウザーの種類に関わらず共通の指紋でログイン可能なるとのこと。↓
例えば、ノートパソコンで開いているサイトのログインにスマートフォンを使った生体認証も利用可能になるのではないでしょうか。これらを利用する場合はデバイス同士がBluetooth接続できる範囲になるそうです。
また、初回ログインすらパスワードレス認証で行えるようになれば、スマートフォンの再起動などで必要だったログイン認証のパスワード入力も指紋で行えるのではないかなと個人的に期待しています。
実際に使ってみないと利便性に関してはまだピーンと来ない部分もありますが、煩わしいパスワード入力が極力少なくなりセキュリティーも向上するのであれば、一気に普及しそうですね。
