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HEADWOLF FPad 5のレビュー!8.4型でHelio G99!WidevineもL1でコンテンツ消費が捗る!

HEADWOLFからHelio G99を搭載した8.4インチのタブレット「HEADWOLF FPad 5」が登場!定価24,999円のお品となってます。僕も購入してしばらく使ってみたので気になっていた人は参考にしてみて下さい!

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

スペック表を表示
対応バンド早見表を表示
ベンチマーク結果を表示
各種検証結果を表示
実機の筐体写真ギャラリー

【付属品】レビュー操作の特典は廃止したほうが良い

▼HEADWOLF FPad 5の付属品はこんな感じでした!↓

  1. 保護フィルム(貼付け済み)
  2. 充電器(10W)
  3. 充電ケーブル(USB-A to C)
  4. SIMピン
  5. クイックガイド
  6. レビュー操作加担特典案内カード

付属品としては至ってシンプルな内容!この価格帯だと大体はこんな感じなので標準的といったところ。保護ケースは入ってないので本体と合わせて購入するのをオススメします!

▼ここまでは良かったんですが、こんなカードが入ってました。↓

「延長保証」が気になったので裏のQRコードからアクセスしたんですが、内容を見るとAmazonで★5レビューした画像を送ってくれたらアマギフ1,000円分か専用ケースのいずれかが貰えるとの説明が書いてました。

こういった★5レビューの見返りに特典を渡す施策は、HEADWOLF自体のブランドイメージが下がるだけなので今すぐ辞めたほうが良いです。

これまでHEADWOLF製品を複数触ってきましたが、他社と比較しても魅力的な製品が多いのでこんなことする必要はないと思いますよ。

追記

記事を公開後にメーカーから連絡がきました。どうやらこのレビューを促すカードは販売促進のために販売店が独自に行なっていたようでメーカー全体での方針ではないとの説明されました。メーカーはこのような施策は相応しくないと認識しており販売店に指導を入れ現在は改善を行っているとのことです。

【デザイン】サブ機にちょうど良いサイズ感

HEADWOLF FPad 5
サイズ 202 × 125 × 7.5mm
重量 320g

▼背面のロゴは好みが分かれそうなところですが、筐体の質感は凄く良い!

ちなみに8インチクラスのタブレットってコンテンツ消費にちょうど良いサイズなんですよ。(なので安いフォルダブルが欲しいと常に言ってますw)

▼スマホ(以下はiPhone 15 Pro)よりも画面が大きくて見やすいので、WEBサイト閲覧も動画視聴も漫画も凄く快適!↓

▼8インチクラスは持ち運びやすいのもGood!僕が普段持ち歩いているカバンにも難なく入りました。↓

コンテンツ消費中心のサブ機を探しているなら、HEADWOLF FPad 5みたいな8インチクラスのタブレットはオススメですよ!

【性能】日常使いで十分な性能

HEADWOLF FPad 5
SoC Helio G99
メモリ・要領 メモリ8GB+容量128GB(レビュー機)

HEADWOLF FPad 5が搭載するSoCは安価なタブレットではお馴染みのHelio G99!ミドルレンジ帯のSoCでコンテンツ消費マシンと相性の良いコスパに優れるSoCです。

これまでHelio G99を搭載したスマホやタブレットを数多くレビューしてきたんですが、重量級ゲームを除けば快適レベルで動作するパワーを持ってます。

▼Helio G99がどの程度動くSoCなのか以下の記事で解説してるのでどうぞ!HEADWOLF FPad 5も同じような動作です!↓

Helio G99のCPU/GPUのスペックとゲーム性能、実機動作まとめ

ゲームもそこそこ動く!

それではいつも通り重量級のゲーム「原神」で検証を進めます!

  • 画質は「中」設定
  • フレームレートは60設定
  • 元素爆発×4の高負荷時の下限FPSを測定

なおHEADWOLF FPad 5の原神デフォルト設定は「最低」でした!それでは画質を中、フレームレートを60に設定してテストします。結果はいかに!

原神で画質「中」にて高負荷時に下限30FPS以上でるモデルは、これまでの検証結果から他のゲームも”楽しめるレベル”で動作するゲーム性能を持っています!ゲームもしっかり楽しみたいという人はこのラインを超える製品をオススメします!

▼高負荷時の下限FPSは31FPSでした!↓

ギリギリだけど、なんとか下限30FPS以上は出た!これなら他のゲームでも「ゲームを楽しめるレベル」でプレイできそう!

ただ、ギリギリ下限30FPSを超えている程度なので、ゲームをもっと綺麗な映像で遊びたい・もっと滑らかな映像で遊びたいのであれば、ワンランクゲーム性能の高いミドルハイかハイエンドのSoCを搭載する製品をオススメします!

【ディスプレイ】カラー調整できなかった

HEADWOLF FPad 5
画面 8.4インチ/1,920×1,200/液晶
Widevine L1
リフレッシュレート 最大60Hz

ディスプレイは8.4型で解像度は1,920×1,200の液晶パネルを採用!このクラスだとHD解像度ってパターンもあるんですが、ちゃんとFHDクラスのパネルを採用しているのが嬉しい!

映像については、ちょっと色が薄いかなって感じでした。もう少し色を濃くしようと設定を見たら「カラー」の項目があったのでポチっとしてみると・・・

▼なんだかバグっているご様子。↓

通常は色合いを選ぶことができるはずなんですが、完全におかしいです…。まあデフォルト状態で特に困ることは無いですけど、この点はアップデートで修正してほしい!

あとリフレッシュレートは一般的な60Hzでした。

60Hzなら全く問題ない水準ですが、普段使っているスマホが120Hzの滑らか表示に対応しているんで残像感が結構気になっちゃいますね。昔は60Hzでなんにも不満無かったのに慣れって恐ろしい…。

ちなみに輝度は室内だと問題ないけれど屋外だと見づらいです。

【スピーカー】ステレオスピーカーを搭載!

HEADWOLF FPad 5
スピーカー ステレオスピーカー
イコライザー
有線イヤホン接続方法 3.5mmイヤホンジャック

HEADWOLF FPad 5と似たような製品はほとんどモノラルなんですが、HEADWOLF FPad 5はステレオスピーカーを搭載!

▼ちなみに縦に持った時にステレオ効果が得られるスピーカー配置となってました。↓

ステレオスピーカー搭載は嬉しいんですが、横持ちでステレオになる配置が好みという人は注意ポイントです。(僕は動画を横持ちで見るので横持ちに最適化している方が好みでした。残念)

肝心のサウンド品質はお値段なり。酷評されていた8.4インチのALLDOCUBE系タブレットのスピーカーレベルが2つ備わってる感じです。

というわけで、ステレオではあるけれど縦持ちに特化、サウンド品質はエントリーレベルなので過度な期待は禁物。お値段なりといった印象でした。

【機能】最新のAndroid 14を搭載

HEADWOLF FPad 5
OS Android 14
便利機能 FMラジオ

OSは最新のAndroid 14を搭載!8.4インチタブレットがバーっと出た時はAndroid 13世代だったので、このクラスだと珍しいかも?独自機能は触っている限り見当たりませんね。ほぼ素のAndroidって感じです。

タブレット向けUIは非対応でした

タブレットの中にはDock バーと呼ばれるタブレット向けUIが使えるモデルも有るんですが、HEADWOLF FPad 5は対応してないので普通のAndroidスマホのような操作でした。

▼ちなみにDock バーはこんなのです。お気に入りのアプリをいつでも起動できたり、簡単に2画面にできるので結構使いやすいんですよね。残念↓

カーナビとしては問題なく使える精度

HEADWOLF FPad 5はGPSを内蔵していてSIMカードも使えるセルラータイプなのでカーナビとしても使えます。試してみたんですが精度も悪くないので問題なく使えるレベルでした!

カーナビとして使うなら10インチクラスだと大きくて設置も大変なので、8.4インチクラスはナビとしてもちょうど良いサイズ感ですね!

▼8.4インチもあれば視認性も十分だし普通に快適!僕みたいに、たまに遠出するような人ならカーナビはこれで十分ですね!↓

ただ、バッテリーを内蔵している製品なので車内に常時設置はしないように!夏場の車内は熱が凄いことになるので危ないですからね。

ジャイロセンサー非搭載なので対応ゲームは注意

このクラスだとジャイロセンサー非対応は普通なんですが、スマホなどでジャイロセンサーを使ったゲームなどを遊んでいる人は注意。HEADWOLF FPad 5だと最悪遊べなくなる恐れがあります。

例えばポケモンGOのARモードだとか、FPSのジャイロを使ったエイム機能だとかは使えんです。

【カメラ】画質が悪いので記録撮影向き

HEADWOLF FPad 5
構成・画素数 1,300万画素(メイン)。800万画素(インカメラ)
撮影モード 画像(標準、長時間露光、QR code scan)、動画
ズーム ピンチ操作で最大4倍まで対応
シャッター音の消音
マニュアル設定幅
動画解像度 1080P
手ブレ補正

▼カメラは予想通りオマケ程度でした。画質もお値段なり。以下はアウトカメラで撮影した写真です。↓

メモ代わりに撮影するような記録撮影では特に問題なさそうです。あと、カメラアプリの左上に表示されているアイコンをタップするとQRコードを読み取るモードもあるので別途QRコード読み取りアプリを入れる必要はありません。

【バッテリー】電池持ちは良好

HEADWOLF FPad 5
バッテリー容量 5,500mAh
有線充電 10W
ワイヤレス充電 非対応
ワイヤレス逆充電 非対応

いつもの検証(YouTube動画を1時間ストリーミング再生)では100%→91%という結果に!これまで8.4インチクラスのタブレットは90%を割ることが多かったので、HEADWOLF FPad 5の電池持ちは良い部類です!

良好な結果となったのは、このクラスだと4,500mAh〜5,000mAhのバッテリー容量に対してHEADWOLF FPad 5は5,500mAhものバッテリーを搭載しているからかと!このくらいの電池持ちならコンテンツ消費マシンとしては優秀かと思います!

HEADWOLF FPad 5の良かった点!

ここは良かった!

  • コンテンツ消費が捗るサイズ感が良い!
  • 日常使いで不満のないパフォーマンス!
  • FHDクラスのパネルで表示も精細!
  • Widevine L1対応で動画視聴も高画質!
  • ステレオスピーカー搭載!(縦持ち時)
  • GPS搭載でナビとしても使える!
  • SIMカード対応で単体通信OK!
  • 電池容量が競合製品より大容量!

コンテンツ消費が捗るサイズ感が良い!

動画を視聴したり漫画を読んだりするにはスマホでも出来るんですが、8.4インチになると快適性もグッとアップ!大型のタブレットとは違って持ち出すのも苦にならないのもGoodです!

ちなみに僕はモバイルバッテリーは持ち歩かず、代わりに8.4インチタブレットをカバンに突っ込んで出歩いてます。コンテンツ消費はタブレットで行うことでスマホの電池も消費しないし、この2刀流はありだと思う!

動画視聴機としても優秀!

ガルマックスでは動画を沢山見る人に以下をクリアする製品を推奨しています!

  • FHD以上の解像度
  • ステレオスピーカー搭載
  • Widevine L1対応

▼Widevineについては以下の記事記事で解説しているのでチェックしてみて下さい!↓

Widevineって何?スマホやタブレットで著作権コンテンツを高画質で再生したいなら重要

HEADWOLF FPad 5は一応、動画視聴機としては優秀な部類!一応と書いたのはスピーカー位置が縦持ちに特化しているからです。縦持ちが多い人ならとっても優秀な仕様かと思います!

HEADWOLF FPad 5の注意点!

ここは注意!

  • ゲーム用途で選ぶモデルじゃない!
  • MicroSDは内部ストレージとして使えない!
  • スピーカー音質が悪い!
  • Bluetoothコーデックが貧弱!
  • カメラはオマケ程度の画質!

ゲーム用途で選ぶモデルじゃない!

検証ではゲームもそこそこ動く結果となっていますが、所詮ミドルレンジのSoCです。絶対的なゲーム性能は高くはないので、ゲーム用途で選ぶようなモデルではありません。

タブレットを購入する動機がゲームを快適にプレイすることであれば、ミドルハイまたはハイエンドSoCを搭載するSoCを選びましょう!

Bluetoothコーデックが貧弱!

HEADWOLF FPad 5はステレオスピーカーやイヤホンジャックを備えるなどサウンド関連では結構充実した装備なんですが、Bluetoothコーデックは貧弱でした。

BluetoothコーデックはBluetoothイヤホン等を接続する時に重要なもので、双方が同じBluetoothコーデックに対応していなければ接続できません。

検証した結果、基本コーデックのSBC以外にAACとLDACのみ対応していたので、apt-X系のイヤホンは宝の持ち腐れ状態になってしまいます。

Bluetoothイヤホンを購入する時はAACまたはLDACに対応する製品を選びましょう!

HEADWOLF FPad 5のレビューまとめ

HEADWOLF FPad 5自体の完成度は悪くはないですね!競合と比べてストレージ容量は少ないですが、代わりに最新のAndroid 14、ステレオスピーカー、大容量バッテリーを搭載するなど魅力的な部分も多いモデルでした。

定価は24,999円。この価格だと競合がバンバン割引を行っているので厳しそうですが、割引で2万円前後で手に入るなら選択肢の一つに上げて良いかと思います!

モノ自体はなかなか良かったんですが、レビュー操作しているのを知って残念でした。HEADWOLF FPad 5は比較的良い出来栄えなのに、こんなことでイメージダウンさせるなんてホント勿体ない。

レビュー操作の見返りにお金をばらまくのなら、定価を下げるなり、専用ケースを同梱して付属品を充実させたりしたほうが購入者は喜ぶと思いますよHEADWOLFさん。

HEADWOLF製品は個人的に魅力に感じる製品が多くて好きなメーカーなので、真っ当に頑張ってほしいです。

追記:メーカーさんから連絡が来てレビューカードについてはストアの担当者が入れていたようで、この様な行いは問題があると認識して対策したとのことです。良かった良かった。

■HEADWOLF FPad 5■

初出時価格→24,999円

▼[楽天市場]↓


■保護フィルム■

▼HEADWOLF FPad 5の保護フィルムはPDA工房さんからリリース済み!様々なフィルムタイプがあるのでおすすめ!↓

▼8型タブレットが気になる人は以下もチェック!↓

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