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3D表示できるタブレット「Lume Pad」が面白そうなので買ってみた!

3D表示ができるタブレットLume Padが気になっていたので買っちゃいました!実機を使って気にいった・気になったポイントをレビューでお届けします!

Lume Padの発売時期と価格!

Lume Padを知ったのは割と最近なんですが、実際は2020年11月発売されたAndroidタブレット!Lume.Incというアメリカのメーカーさんがリリースした3Dディスプレイが特徴のモデルです!

SoCはSnapdragon 845と、旧世代ながらもハイエンドクラスのチップ。今のAnTuTu基準で言えばミドルレンジ上位レベルの処理性能になるもののAndroidタブレットでは高性能な部類ですぞ!価格は399ドル(約4.5万円)でした!

Lume Padの詳細スペック!

クリックしてスペック表を表示

Lume Padのスペックまとめ

Lume Padの付属品・同梱物のレビュー

  1. 本体
  2. 充電ケーブル
  3. 充電機(日本プラグ)
  4. USB-A→Type-C変換プラグ
  5. 説明書(日本語非対応)

付属品は充実!充電器がついているのも嬉しい。さらに充電プラグが日本のものに対応しててもっと嬉しい!

▼他にはない付属品としてはこの変換プラグ!USB-A端子をType-Cに変換できるので、アクセサリーやフラッシュメモリを使うことができるのが魅力っすね!↓

▼厳密には付属品ではないんですが、別売りのケースも同時に購入。価格は39ドル(約4,500円)。手帳型タイプで厚みがあり、結構しっかりしている造りでした!またLume Pad本体も開閉を検知してスリープ/画面立ち上げも行ってくれます。↓

▼立て掛けて使うこともできます。角度は2段階式。据え置き使用するのであれば買っておいて損はありません(`・ω・´)。↓

Lume Padのデザイン・外観のレビュー

▼外観デザインはタブレットながらカメラが大型で目立つルックスです!Leiaのオリジナルロゴも独特な印象がありますね。今回のカラーはシャンパンゴールドですが、薄めの色合い、かつサラサラに加工されたメタルな材質となっており価格なりの高級感を感じます!↓

▼手にとった質感はかなり重厚です!後述の特殊ディスプレイのためか厚みがかなりあり、まさに鉄板って感じ!びっくりドンキーで出てくる300gクラスのハンバーグを凌駕するレベルにどっしりとした重厚さ。

▼裏を返せばかなりヘヴィゆえに持ち運びにはそれほど適していませんが、ここは設計やギミックを考えれば仕方ないかなぁって割り切っています。重さは610gでした。↓

▼ディスプレイ側から側面にかけてはダイヤモンドエッジ加工が施されたことで、光がキラッと反射する高級らしさを感じさせます!アクセントでこういう高級感を入れるって良いデザインセンスですねぇ。↓

▼画面部分はベゼルがホワイトになっています!さらに今では絶滅危惧種といえるLEDを搭載!そしてベゼルもちょっと太めです。この点から昔のモデルみたいな印象は受けますね。2015年ぐらいのモデルと言われても信じそう。↓

ただこのLED、通知受信時では光らず、充電時のみ光るという仕組みの模。通知LEDというより充電LEDって感じすね(´・ω・`)。

▼ボタン・ポート類の配置は以下の通り!おそらくですが左の横倒し状態を想定しているらしく、配置自体はちょっと独特です!それ故に横倒し状態においてはボタンとポート類の配置はかなり扱いやすい場所になっているのがとても良かった!↓

左側:Type-C端子、イヤホンジャック、スピーカー
右側:スピーカー
上部:左寄りに電源、音量キー
下部:なし

▼電源と音量のボタンは上部にあるため押しやすいですし、ポート類も左側かつ下部に集中しており机においた際にケーブルやヘッドホンなど挿しても邪魔になりにくかったです!まさに据え置き使用との相性は抜群!↓

Lume Padの性能・パフォーマンスのレビュー

Lume PadのSoCはSnapdragon 845です。端末の処理性能を数値化するベンチマークをチェックしてみましょ~う!

Lume Padの実機ベンチマーク結果

▼Lume Padの実機でAnTuTu(Ver9)を測定しました!総合スコアは403,307点、GPUスコアは146,117点です!↓

▼以下は現在市場で主流となっている各性能帯の参考スコアです。現時点で本端末の性能がどのランクに相当するか確認が出来ます!↓
AnTuTuスコア動作・操作感
総合スコア:約150万点以上
GPUスコア:約60万点以上
ヌルヌル、動作に不満なし
総合スコア:約100万点〜150万点
GPUスコア:約35万点〜60万点
重いゲームもなんとか
総合スコア:約50万点〜100万点
GPUスコア:約15万点〜35万点
軽いゲームくらいなら
総合スコア:約25万点〜50万点
GPUスコア:約5万点〜15万点
必要最低限
総合スコア:約25万点以下
GPUスコア:約5万点以下
サブ端末向き
▼ガルマックスでは色々なスマホのAnTuTuベンチマークがデータベース化されています。ユーザさんからもスクリーンショットを募集しているのでよろしければどうぞ。↓
スマホの実機AnTuTuベンチマークスコアまとめ

▼その他、Geekbench 5、PCMark、3DMarkでのスコアは以下の通り!↓

▼ストレージ速度は読み込みが761.9MB/s、書き込みが186.4MB/s。↓

Lume Padの普段使いの動作をチェック

普段使いにおける動作は不満がまったくありません!数世代前とはいえハイエンドらしくサクサクと操作でき、動画視聴もSNSも漫画を見るのにも動作に支障なく扱えます(漫画は手に取る使い方になる意味では重くて不向きですが)。

ただマルチタスク自体は苦手らしく、動画を再生しながら他のアプリを操作していると、割とカクつくことはあります。

更に後述の発熱状態もある場合だと普段使いでもカクつきを感じることもありました。とはいえエントリーモデルやミドルレンジモデルよりしっかり動くので、総合的には許容範囲内。

Lume Padのゲーム動作をチェック

▼PUBGにおいての画質設定は以下の通り!↓

▼New State版では以下の通りです!↓

ゲームに関しては、昔よりも要求スペックが求められるせいかやはり鈍く感じますね。今で言うミドルレンジ上位(ミドルハイ)ぐらいな印象を受けます!

もちろん、画質設定を工夫すれば重たいゲームも動かせるんですが、筆者が遊ぶAsphalt 9では画質を低くしてもフレームレートは安定せず、動作自体もエフェクトの有無で若干ながらカクつきが起こってしまいました(´・ω・`)。

ゲームが不向きってわけではありません。しかし、ゲームメインの用途でタブレットを買うのであれば、より安定する高性能なモデルを買うのをおすすめします。もっとも、Lume Padの真髄はゲーム性能ではないのですが。

Lume Padの機能・仕様のレビュー

以下はLume Padの主な機能・仕様です。

通知ランプ ○:充電時のみ光る。充電中は赤、充電完了は緑色
指紋認証
顔認証
ツインアプリ
(デュアルアプリ)
PCモード
戻るボタン入れ替え
ジェスチャー操作 ○:設定画面の検索からたどり着ける
クイックランチャー
ゲームモード
冷却システム
MicroSD
内部ストレージ化
-:MicroSD自体非対応
備考 Lumeソフトウェア内包

3D表示は思ってた以上に凄かった!

▼Lume Padはなんといっても「3D表示ができる」のがウリ。というかもう、起動画面から3D表示なんですよ。いやぁワクワクすっぞ!↓

▼初期設定とOSアップデート後は壁紙も3Dで表示されますし、バリエーションも用意されています!ただしデフォルトのランチャーでしか3D表示がされない模様。↓

写真ではこの見え方をお伝えすることはできませんが、3Dの見え方は感覚としては3DSに似ているって思います。

▼3D表示されているところを動画にしてみました。3Dは見えないものの、大体こんな見え方だよってのは伝わると思います。特に、背景部分が角度で視差が出ているのがわかるはず。↓

あと公式では飛び出して見えるような紹介がされていましたが、実際は「被写体は手前に飛び出すが、背景など凹んでいる部分は奥に引っ込んで見える」って感じでした!

Leiaオリジナルアプリを収録!

▼Lume Padには後述の3D表示には欠かせないLeiaアプリが多数ビルドインされています!カラーは紫色で統一されたデザインが特徴!↓

アプリ一覧は以下の通り!

  • Leia AppStore:3D表示に対応するアプリをダウンロードできる
  • LeiaCam:カメラアプリ。3D撮影が可能
  • LeiaFrame:3D用スライドショーアプリ
  • LeiaPix:3D画像のSNSアプリ
  • LeiaPlayer:ギャラリーアプリ。好きな画像の3D表示も可能
  • LeiaSpotLight:Leiaアプリの説明用チュートリアルアプリ
  • LeiaStream:3D動画のSNSアプリ
  • LeiaTube:Facebook、YouTube、Vimeo、Twitch動画を3D化し再生できるアプリ
  • LeiaViewer:3Dモデルを見るためのギャラリー
  • Mozaik3D:歴史や物理学といった教育コンテンツを3Dで体験できる

3D表示をウリにしてるだけあってコンテンツは結構充実していますが、Mozaik3Dを除いてどれも未翻訳なのはネック。UIデザインが比較的わかりやすいのでなんとか使えたものの、英語に慣れていないと結構きつい。

▼教育用アプリであるMozaik3Dのみ日本語に対応しており、サンプルのみですが3Dでエンジンとか耳の構造とか工房とかを、いろんな教育用の教材を3Dで楽しめるのは結構新鮮で面白かった!サンプル以外のコンテンツはログインやサブスクサービスが必要です。↓

今や教育用のタブレットもあるって話を耳にしますし、こういったコンテンツを楽しく学べるって意味では非常に面白いなって思わされました。いい時代になったよなぁ。これで授業受けたかった(偏差値7)。

▼他にはSNSアプリ「LeiaStream」もあり、風景写真や3Dコンテンツを楽しめるのも良かった!筆者は車やいろんな景色を見るのが好きなんですが、それを3Dで見られるってのはまた一味違った楽しさがありますね(`・ω・´)。↓

ただLeiaStreamは後述のLeiaTubeもあるので、YouTubeメインで使う場合はあまり出番がなかったり。使うとすれば「自分へのおすすめ」には出てこないような未知のコンテンツを楽しむ、ぐらいでしょうか。

Leiaのストアアプリの使い勝手は悪かった

▼独自アプリをインストールするためのLeiaのアプリストアですが、正直かなり使い勝手が悪いです(´・ω・`)。利用するにはLeiaアカウントのサインアップが必須で面倒くさい。アプリの更新ぐらいはアカウントなしでもやらせてくれやぁ〜。↓

更に、何故かアプリ起動中は全画面になり、戻る操作をするときもいちいちナビバーを引き出さなきゃいけないのもストレス。そしてアプリ自体の操作感も悪く、操作自体の反応も鈍いです。

極めつけはアプリの自動更新ができないせいで初回アプリを開くときに最新バージョンに更新する手間がかかりますし、更新が必要なアプリが複数あるにもかかわらず、一括で更新ができないので非常に面倒くさかったっす。改良求む!

任意の写真の3D化もできる!しかも精度も良かった!

Leiaストアの出来は良くないものの、肝心の3Dコンテンツ自体は非常に満足でした!

Lume PadのLeiaPlayerを使えば、最初から入っているギャラリー用の写真やカメラで撮影した写真だけでなく、パソコンやWEBから取り込んだ任意の写真も3D化して表示ができるんす!

▼Leia PlayerからFile Manager経由で写真を開き、左下の水色のLeiaマークを押せばOK!3D変換が行われます。時間はそれほどかかりません。なお、3D変換すると専用のファイルとしてもう1枚画像が作成されます。↓

写真によってはうまく見えない場合は出てくるはずですが、筆者が試したところ非常に高精度。

一応細かいところの部分でいえば切り分けが甘い部分はあるものの、全体で見るとしっかり3Dで凹凸があるためそれほど気にはなりません。細かい部分を突き詰めれば違和感はありますが。予想してたよりもずっと優秀。

なおこの3D化機能、実写の写真向けのように思えるものの、2次元のイラストでも適用できたし、精度も良かったですよ!

これは当然絵にもよるんですが、メインとなるキャラ、その背景で視差が出てくるので、例えれば開くと飛び出す絵本みたいな感じでした。

いろいろ試しましたが、どれも思ったような見え方になってくれました!マジで魔法みたいです。

▼一方で動画は残念ながら非対応のようで、3D化はできませんでした。3Dタグを付けることはできるんですが、これは元々2分割・4分割の3D用として作られた動画向けらしく、普通の動画に適用させてもうまく3Dになりませんでした。↓

後述のLimeTubeで任意の動画を3D化できる機能があるだけに、この点は惜しいですね。アップデートで対応してくれないかな(`・ω・)。

YouTubeを3D化して再生できる!

筆者が一番楽しみにしていたYouTubeの3D化、これ良かったよ!

LeiaTubeアプリを使うことでどんな動画も3D化できましたし、その精度も結構良かったです(他にTwitchやFacebookの動画もできるそうですがアカウント無いので試していません)。

初期の準備として、LeiaTubeで初期設定とバージョンアップが必要でした。Leia AppStoreから更新するという面倒臭さは我慢します。

▼その後にYouTubeを起動し、対象動画を再生。その次は「共有→LeiaTubeを選択」。これだけでOK!↓

▼あとは自動でAIが3D処理を行ってくれますよ!時間はそれほどかかりませんでした。大体5秒で長くても10秒ぐらいで終わります。アプリが未だにBeta版なのが地味に気になるけど。↓

処理が終わると、動画はリアルタイムで3D再生されます。なんというか、写真同様に思った以上の高クオリティで驚きました!

てっきりおもちゃ程度の見え方だ思っていただけに、どんな動画でもしっかり凹凸の表現があり現実の遠近に忠実。違和感がほとんどない!これはすごいっす。

フィンランドの光景とか、Horizon 5ゲームプレイとかスマホのカメラ画質勝負とか、筆者がよく見ている動画も3Dで見るとまた全然迫力が違ってて面白い!

本当、写真だと3Dの見え具合をお伝えできないのが悔やまれるレベルですよ。これはぜひともお試しいただきたいですな。

3D表示再生は注意点も多い

ただ、いくつか注意点もあります。

まず1つ目は解像度とFPSは480P/30FPSに落ちること。これは3D表示用のディスプレイスペックの上限だからでしょう。アイコンがえらいことになってます。

▼実際の映像も結構ドットの粗さはありますが、3D表示のおかげか不快に感じることはありませんでした。↓

2つ目はAI処理で高負荷になるためか発熱が起こり、電池消費もかなり激しくなります。こればかりは仕方ないんですが、3D再生しまくっていると電池を1時間で50%以上も消費する速さになってしまうんで充電は必須ですね。

3つ目は、意図していた3Dに見えなくなるシーンがどうしても出てくることです。高精度とはいったものの、やはりAI処理ゆえに被写体と背景の区別は完璧ではないですね。

あと、3Dにおける輪郭も若干甘い部分を感じることはありました。激しい動きのあるシーンだとそれが顕著で、人物などの被写体と背景の切り分けがミリ単位でずれているということはありますね。

そして4つ目は目が痛くなることがあります。普段3D表示に見慣れないってのもありますが、長時間無理して見るのはダメっすな(´・ω・`)。

ソフトウェアはシンプルなAndroid。UIカラーは独特

3D部分を除き、Lume PadのOSはシンプルなAndroidタイプ!ただ、バージョンは10とSoC同様にちょっと古いです。11ですらなかったのか…

ベースバージョンは古いものの、アップデートは今も継続して行われているので、セキュリティアップデートもしっかり配信されていました!

またUIデザインは主にカラーリングが変わっており、通常のAndroidでは青系のアクセントカラーなのに対してLume Padはオレンジカラーとなっているのが印象的です!

▼もちろんダークテーマも対応しており、これと組み合わせればまるでOnePlus 7T Pro McLarenを思い出すUIカラーになりますね(`・ω・´)。↓

▼一方で、日本語に翻訳されていない部分も多々あります。筆者的には使う上でさほど問題はなく感じていますし、もともと海外モデルなので仕方ない部分ですね。↓

指紋認証、顔認証が非対応

気になる部分として、生体認証ができません。指紋はまだタブレットなので仕方ないにしろ、顔認証もできないのは予想外でした。

そのためロック解除が地味に面倒。生体認証に慣れてしまっているとこういう部分が億劫になってしまう…

人類って便利とラクさゆえにこういう感じで退化してしまうんだな…(宇宙猫)と感じた。まる

【追記】ジェスチャー操作も非対応→対応していました!

さらに、操作方式もナビゲーションボタンのみで、下からスワイプアップしてホームに戻る…といった今どきのジェスチャー操作すらもできませんでした。

手にとったときは特にそうなんですが、タブレットの場合だと画面が大きいためわざわざ下部で中央に指を伸ばすのがなかなかしんどいんですよね。ナビキーボタンも並べ替えが出来ず、さらに左右に寄せる、といったこともできず不親切。アップデートで改善されることを願うばかりでした。

【追記】Twitterで情報いただきまして試したところ、Lume Padもジェスチャー操作に対応していました!

▼設定画面の上部の検索窓から「ナビ」を入力することでシステムナビゲーション項目が出てきます。↓

▼するとナビゲーションの設定ができるようになります!実際に操作もできており、歯車マークで戻る操作の感度調整も可能(ただし左右ではなく両側同時)です。↓

やはり大画面モデルではこういうジェスチャー操作のほうが楽でいいですね(`・ω・´)。情報提供ありがとうございました!

容量が結構埋まりやすい。MicroSD対応してほしかったなあ

Lume PadはMicroSD非対応で本体容量は128GB。普通128GBあればある程度は余裕持って使えるはずなんですが、Lume Padの場合はなかなかそうもいきません。

上述した3D化した写真のデータも含めると結構な勢いで容量をモリモリ食っちまうんす。筆者みてぇに3Dが楽しい!ヒャッハ〜って調子こいてるともう大変。

Lume Padのディスプレイ・画面のレビュー

画面 2,560×1,600/液晶
DRMコンテンツ Widevine:L1
Amazonプライムビデオ:SD画質で再生を確認(L1でもHD画質では再生できず)
Netflix:FHD画質で再生を確認
高リフレッシュレート
外部映像出力 ワイヤレス出力:○
HDMIポートへの出力:○
ディスプレイポートへの出力:○

ディスプレイは2枚入っています。1枚目は普通のディスプレイ、2枚目が3D表示用のディスプレイで重なっています!3Dに関してはすでに解説しているので普通のディスプレイを解説。

で、普通のディスプレイに関しては解像度が2,560×1,600と高く高精細!普段使いも普通の動画視聴も綺麗に見られますし、コーナー部分にカーブがないため真四角で存分に楽しめるというのもGood!色の表現も良好。

プライム・ビデオのHD再生は非対応ですがWidevine L1対応なのでNetFlixで高画質な動画を見られるのもGood!

▼ただ、3Dディスプレイの層が差し込まれているからか、格子状に並んだ点の列が入っています。細かいため近くて見なければ気にはなりませんが、映像の美しさをとことん求める人だとこの部分は気になるかもです。↓

液晶ですが色合い自体は良好。最大輝度も十分で室内であれば十分!野外では空が映り込むと見えにくくはなるぐらいですが満足レベル。視野角も広く映像視聴にバッチリでしたぞ!

ただ、ディスプレイの自動明るさ調整は正直言ってアホです。周りの明るさに合わせて輝度を変えるはずが、やや暗めになってしまい見にくい。

▼で、ここまではまあ良いものの、この自動明るさ調節がオンのままだと輝度を変えてもすぐに元に戻されてしまい、手動での調節ができません。「スライダーを動かして設定を学習させます」なんて記述があるにも関わらず学習する気ゼロ。筆者はこの自動調節は切りました。↓

Lume Padのサウンド・スピーカーのレビュー

スピーカー ステレオ
イコライザー Dolby Atmos
Bluetoothコーデック SBC、AAC、LDAC、apt-X、apt-X HD、apt-X daptive、TWS+
※開発者オプションで確認

スピーカーはDolby Atmos対応でデュアル式のステレオスピーカーとなっています!音の広がりや音質自体は満足。

聴き比べればクアッドスピーカーであるRealme Padよりは低音と迫力に劣る印象ですが、最大音量は十分あり動画視聴やラジオ的な使い方なら十分Good。

上述の通りイヤホンジャックもついているので、イヤホンで集中して聴いたりといった使い方もできますが、基本据え置きで使う意味ではどちらかというとスピーカーやサウンドバーと繋いで使うのが良かったですね(`・ω・´)。

Lume Padのカメラ・写真・動画のレビュー

構成・画素数 1,600万画素+1,600万画素
撮影モード ビデオ、写真、HDR、ノイズ除去
ズーム
シャッター音の消音 マナーモードで可
マニュアルの設定幅
動画解像度 ▼3D↓
3,840×1,200/30FPS(動画が2枚横に並ぶ)
▼2D↓
1,920×1,200/30FPS
手ブレ補正

Lume Padで撮影した写真

3Dではない、通常の写真の作例について解説します。Lume Padは3D表示に重きをおいているからか、マニュアルモードもポートレートも夜景モードもなく、さらにズームすら不可能という、ものすごい切り詰めまくった仕様になっています。

▼野外撮影ですが、明るさと発色自体は良好。ですが細部のディテールが甘く、明暗差のある場所だと昼間でさえもノイジーに。まるで昔のスマホって感じもしますね。といっても3D化ができるので品質がある程度低くても許せますが(`・ω・´)。↓

▼赤色の表現もいい感じ。もちろんある程度の距離が離れてても3D化もできますので、3D表示ではポストくんも浮き上がってくれます。↓

▼ただ、風景撮影が苦手らしく、遠くまで撮ろうとするとピントが合わないことが多々ありました。3D化しても効果の実感は得られないので、カメラ自体は近距離向けですね。↓

▼AIはないもののご飯はまあまあ美味しそうに撮れています。Lume Pad本体で見ればもう少し色合いが鮮やかな感じだったんですが、パソコンで見ると案外そうでもなかった(´・ω・`)。↓

▼HDR撮影にも対応しており、オンにすると明暗差がなくなり明るく感じられるようになりますぞ!この状態でも3Dで保存されるので、基本的にこのモードで使うのがおすすめかな。左が通常、右がHDRモードです!↓

▼夜景モードがない以前に、ポートレートとかそういう凝った機能がまるごと無いです。でも夜景は光量があればですがなかなかいい感じ。細部のディテールや白飛びはあるものの、3D化で解像度を落とせば気にはなりません。↓

手ブレ補正なし。3D撮影が可能だが動画ファイルも特殊なものになる

▼手ブレ補正も非対応なので歩きながらの撮影なんかしたらもう大変。あと、色合いはなかなか良いですがダイナミックレンジが狭めなので、野外よりも屋内など安定した光源下での撮影が良さげっす!なおこの動画は2Dモードで撮影しています。↓

▼なお3D撮影時は2つのカメラで同時に撮影するため、動画を別のソフトやアプリで見た場合は横並びで表示されるようになります。こんな感じで動画が保存されるのです。↓

この3D撮影状態では普通の動画が保存されないので注意。3D撮影が楽しめるのはいいですが、他のデバイスやGoogleフォトで撮った動画を見る時もあるでしょうし、普通の動画も一緒に保存してほしかったなぁというのが本音(´・ω・`)。

仮に他端末で共有する目的で動画撮影する場合は2Dに切り替えが必要ですね。

まあ、持ち運んで撮影するものじゃあない、ってことを考えれば結局これで良いのかもしれませんね。基本的に屋内でフィギュアとか車の内装を撮影する時とかそういう使い方で楽しむ用途と割り切って楽しむべきかと。

Lume Padの電池・バッテリー持ちのレビュー

バッテリー容量 7,760mAh
ワイヤレス充電

バッテリー持ちはそこそこ、といったところでしょうか。良くも悪くもない、という印象です。動画を見たり、3D表示したりな使い方だと結構電池は持っていかれるので据え置きメインで使うのが良いですな。

一方で充電は急速充電に対応しており、速度は15分で15%充電ぐらいのペース。大容量バッテリーにしては思ったより速かった!

Lume Padのメリット・デメリットと評価まとめ

実際にLume Padを使ってみて分かったメリットやデメリットは以下の通り!

メリット・良かった点

  • ボタンとポートの配置が優秀
  • 画像、YouTubeの3D化がメチャクチャ楽しい
  • カメラの作例はまあまあだが、3Dで撮影できて楽しい
  • Androidタブレットとして良好なスペックの高さ
  • Widevine L1対応

デメリット・注意点

  • タブレットの中でも重い
  • Leiaアプリが未翻訳
  • 重量級3Dゲームを快適には遊べない
  • 3D表示は電池消費が激しくなる
  • 生体認証、MicroSDに非対応

これぞまさに触ってて楽しいガジェット!久々にワクワクさせられた1台ですね!メインとなる3Dコンテンツの出来自体がかなり良く、まさに未来的ななにかを感じさせます。

生体認証非対応といい筐体のデザインセンスといいカメラの作例といい、ソフトウェアといいSoCのチョイスといい…そこだけ見れば完全に2017年あたりのタブレットなんじゃ?って思えます。

ですが逆に考えると、これらの要素を完全に投げ捨ててでも、3Dのクオリティに命を賭したとも考えられます。そうだとすれば「3Dのコンセプトを貫いた」という意味では大成功をおさめた、と言ってもいいでしょう(`・ω・´)。

もちろん、3D表示を使わずとも動画視聴に適しており性能も十分。少し値は張るものの、おすすめ度の高いタブレットですよ!もちろん3D酔いする危険性はあるのでそこんとこは要注意ですが。

筆者としては他のスマホとかで撮影したお気に入りの風景写真を突っ込んで3D化して楽しんだり、YouTubeのスマホカメラ勝負動画とかを3Dで視聴する使い方が非常に楽しいです。あとはそうだなぁ、写真同様にローカル保存されている動画も3D化できればもっと良いんだが。

もちろん、欠点も多数ありますし手放しでおすすめはできませんが、3D表示に価値を見出した方はぜひともお試しください。あとはOSバージョンとLeiaアプリの成熟度次第でどんどん改良されていくと期待です!

Lume Padの割引情報・購入先まとめ

■メモリ8GB+容量128GB■
初出時価格→699.00ドル
過去最安値→399.00ドル
▼端末価格399.00ドル!↓

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