OPPO Reno10 Pro 5Gのレビュー!画面もカメラも大満足!でもスピーカーがシングルってのは惜しすぎる

OPPOの久々となるミドルハイモデル、かつソフバン施策で24円ということで結構注目度の高いOPPO Reno10 Pro 5G。試す機会をメーカーさんから頂いたんでじっくりレビューした感想をお届けしていきますよ!

良かった点

  • さわり心地バツグンな筐体の質感
  • 見栄え最高のディスプレイ
  • メインカメラ、望遠対応カメラのクオリティが◎
  • 顔認証が優秀。画面内指紋認証センサーの位置もGood
  • 80W急速充電がメチャクチャ早い
  • おサイフケータイ対応
  • ColorOSの使いやすさと機能性。デフォルトアプリの仕上がりもバッチリ
  • 浮気モードこと「システムクローン機能」も対応

注意点

  • エッジディスプレイ形状なので好みは分かれる
  • アプリによっては90Hzに自動で下がることがある
  • イヤホンジャック端子も無く付属品にも変換アダプタなし
  • 「電源キー2回押しでカメラ起動」ができない
  • 充電器のアダプターはデカく携行性は悪い
  • モノラルスピーカー(ココ重要)
  • ワイヤレス充電に非対応
  • 振動質感がチープ

スペック・ベンチマーク、検証結果の一覧

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OPPO Reno10 Pro 5Gのデザイン

いやぁ、OPPO Reno10 Pro 5G。やっぱ美しすぎるわ。

中華メーカーって結構安価な機種でも外観に拘るモデルって多いんだけど、筆者的にはOPPO(次点でXiaomi)が一番ヴィジュアル重視してるよなって思えます。

▼カラーはグレー。材質はパープルとは異なりガラスではないそうですが、それでもガラスにひけを取らないぐらいさわり心地も見た目も良すぎます。OPPO Glowっていう特殊加工によるもので、独自名称を打ち出すだけある艶っぽさです。↓

とはいえ、大抵の場合は落として傷付けたくなかったりディスプレイ割りたくないってことでケース付けられ、見た目が隠れてしまうというのが現実。ケースなしで使うユーザーさんならこの手触りの良さを最大限に楽しめるでしょう。

ちなみに筆者は気分によってケースありだったりなしで使う日が分かれている派。筆者の妹はケースなしで使う派でした。

▼公式でも「OPPOだけの特別なときめき」「ベルベットを想起させるマットでサラサラとした手ざわり」を銘打っています。↓

ベルベットってなんだ?って思ってググったら「柔らかで上品な手触りと深い光沢感が特長の、イタリア生まれの生地」らしい。なるほどなあ。

▼カメラの見た目が独特なのもOPPOらしいっすよね。なんかピクトグラムの人のシンボルみたいな形です。とにかく主張が激しく、これにより遠目から見てもOPPO Reno10 Pro 5Gと区別がつけられそう。↓

個人的にこのカメラデザインはかなり好きです。独特なデザインで個性的、それでいてデザインがスマホらしさから逸脱していたり破綻してるってほどでもなく、独自性をうまく表現してるな~って思いました。

ただ‥このカメラの出っ張り、えげつない。イマドキのスマホはみんな出っ張ってるんだけど、その中でもこのモデルのカメラは目視1mm以上の厚みはあります。後述する純正ケースでも、このでっぱりを解消できませんでした。↓

▼なので、こんな感じで机においてる時はメチャクチャガタつきます。ケースありでもガタつきますんで注意。↓

▼側面はこんな感じ!右面にボタン類が集中。電源キーに緑のアクセントが入っているのもニヤリとさせられますね。こういう細かい部分のアクセント、作り込まれてる感あって好きです。↓

▼上下は光沢があり、上部の形状はフラットになっています。光沢があるため指紋は結構目立ちますね。↓

▼特に充電端子周りは気になる。というのもType-C端子周りって何らかの加工が施され、異なる材質や模様で覆われている事が多いのですが、OPPO Reno10 Pro 5Gは未加工でそのまま穴が空いたような見た目。↓

これ、3年前に出たOPPO Reno3 Aをレビューしたときも同じこと思ってたんだけど、充電ケーブルをブッ挿すときにぶつかってしまい、長期間使ってたら欠けてしまったり塗装がハゲたり、傷がつきそうですげー気になっちゃうんすよね。

OPPO Reno10 Pro 5Gはワイヤレス充電に非対応なので端子での充電を強いられるし、特に外観の状態が気になるような方はこの点は留意しておくべきでしょう。

▼付属品は専用ケース、充電器、充電ケーブル、クイックガイドそしてSIMピン!充電プラグがオミットされている機種も増えていますが、OPPO Reno10 Pro 5Gはしっかり同梱。後述の80W充電も可能です。↓

▼専用ケースは透明‥ではなく、なんとマットグレーのラバーっぽいものとなっていました。透明じゃないんか。↓

▼当然、装着するとせっかくのOPPO Glowが見えなくなっちゃう。ちょっと悲しいっすねこれ(´・ω・`)。↓

このケース、筆者としてはPixel 7aみたいに透明だけどパターン模様入れたりマット調にしているようなケースにしてほしかったですね(あれは別売りなんだけど)。

外観にこだわってないモデルだったらまだしも、よりにもよってヴィジュアル派なOPPO Reno10 Pro 5Gでこのケースは外観的な意味での相性は良くない。勿体ない。

▼あとは充電プラグ、高出力タイプゆえかかなりでかいです。プラグもたたんで収納できないため携行性は悪く持ち運びには適さず、また間隔の狭いコンセントとかだと隣と干渉する可能性もあるので注意。↓

旅行とかで持っていくにしても結構かさばるしプラグも折りたためないのでテキトーにカバンに放り込むわけにもいかないし・・・

そういう意味でも携行性は持たせて欲しいところなんですよね。プラグがしまえるだけでもして欲しい(´・ω・`)。

OPPO Reno10 Pro 5Gの動作性能

OPPO Reno10 Pro 5GはSnapdragon 778Gを搭載しておりミドルハイクラスの性能です。

普段使いはマジでヌルサク。物理メモリ(RAM)は8GBに加えて、追加で8GBまでのRAMブースト(保存容量を消費して仮想メモリを増設する機能)にも対応しており、安定感もあるって印象でした。

‥実際RAMブーストして体感で性能、レスポンスの速さを感じられたことはこのモデル含めてないんですが‥おまじない的なもんと思っておきましょう。

あとハイエンドモデルほどの性能はないため、3D系ゲームがやや不得手だったりマルチタスクでの鈍さがあったり、画面回転レスポンスもハイエンドほど早くはない(ってかミドルとあんま変わらない)というネックはあります。

▼一方、SNS、WEBブラウジング、カメラの撮影といったライトな使い方ならハイエンドと遜色なくキビキビ動作するし安定感もバッチリ。加えてミドルレンジ以上に安定するし読み込みも早め。ゆえに違いも若干ですが感じました。↓

▼ゲーム(特に3D系)ですが、画質次第といったところです。原神で検証したところデフォルト画質は「低」。↓

▼フレームレートを60にして検証。下限FPSは35でした。遊べなくはないけど快適とは言い難いあたり。本体も結構ホカホカになって長時間プレイするにはキツいです。↓

▼マイクラだとデフォルトで12チャンク表示。こちらは動作も軽めで操作も申し分なくでき、遊びこむには十分に思えます。ちなみに1枚目はイベント投票のワールド。カニに入れましたが負けました。アルマジロくんおめでとう。↓

▼2D系ゲームは当然快適でした。スイカゲームが流行ってるらしいですが筆者はあの手の物理エンジン系ゲームが好きで結構ハマっちゃうもんです。こいつはよく似たスライムボール的なゲーム。↓

ディスプレイがめっちゃキレイ

OPPO Reno10 Pro 5Gのディスプレイは

  • サイズが6.7インチ(でかめだけど主流)
  • 解像度がFHD+(普通)
  • リフレッシュレートが最大120Hz(なめらか)

という点は多くのミドル~ミドルハイスマホと同じなんですが「10億7000万色表示」に対応している点が大きいですね。

普通だと1677万色までのものがほとんどなので、その倍以上もの細かい色表示が可能なんす。白って200色あんねん的なアレと同じで、同じ色に見えてもより細かい色分けがされているんですよ。

▼おかげで色味も普通のスマホよりもかなり鮮やかに感じます。有機ELなので表示がパリっとしてて非常にメリハリのある見栄え。SNSだけでなく撮った写真を楽しむのにも、動画を楽しむのにもバッチリ。エッジが許容できればですが。↓

▼エッジディスプレイ形状なので好みは分かれるのですが、見栄えで言えば高級感あって良いもんですね(`・ω・´)。側面操作はしにくい反面、丸っこくなっていることで手にカドが当たらないので持ち心地の良さにも一役買っています。↓

リフレッシュレートはアプリによって下がることがある

最大リフレッシュレートは120Hzでタッチサンプリングレート(1秒間にタッチを拾う回数)は240Hzと文句なしの高さ。スクロールがなめらかなことに加えて指への追従性も大変良く、ストレスフリーな操作が出来るのもいいですね(`・ω・´)。

▼ただ1つ気になる点もあって、ふと「なめらかさに欠けるな~」って思って開発者オプションでリフレッシュレート見たら90Hzに下がってたんすよね。↓

これChromeの仕様なのかなって思ったのですが別のスマホだと120HzのままだったのでOPPO Reno10 Pro 5G(あるいはColorOS)の仕様の可能性が考えられます。この現象はリフレッシュレート設定が「高」で自動調節を切っても起こりました。

90HzになるのはChromeだけでなく、改悪されたことで有名なDiscoverやYouTube(動画のフルスクリーンは60Hz)、YouTube Music、Gmailと、Google系サービスはほとんど90Hzとなります。ゲームだと60Hzに下がります。

妙にスクロールに残像感あるなって思ったらおそらくこの現象でしょう。おそらく電池持ちのために自動で下げていると思われますが、個人的には120Hz固定でできる設定も欲しかったですね。細かい部分とはいえ普通に気になる。

OPPO Reno10 Pro 5Gのカメラ

OPPO Reno10 Pro 5Gのカメラは‥

  • メイン:5,000万画素、f/1.8、OIS対応
  • 超広角:800万画素、f/2.2、画角112°
  • 望遠:3,200万画素、f/2.0、光学2倍ズーム対応

のトリプルカメラ構成となっています。

特に望遠カメラ。やはり気になる。ってのもハイエンドではないモデルながら望遠カメラ搭載ってのはかなり貴重なんですよね。

望遠カメラは光学2倍ズームなのでハイエンドのような高倍率ではないのですが、ほどよく画角を絞りつつ高精細な撮影ができるってのはか~ンなり良い。しかも3,200万という高画素だし。

▼また高倍率ズーム時は左上にプレビュー画面も出てきます。手ぶれ補正も対応しており、若干動いても被写体が動きにくかったのも良かった。↓

▼あとワンタップでズームできる倍率の選択肢も多かった。ズーム操作はダイヤルを回してズームするタイプでした。このダイヤルでのズーム操作、ピンチ操作よりもやりやすくていいですな。1本指だけで済むし。↓

▼少し前置きが長くなりましたがOPPO Reno10 Pro 5Gで撮影した写真たちはこんな感じ。全部オートモードで、ウォーターマーク挿入以外はデフォルト設定となっています。↓

↑メインカメラ:石と葉と雲のディテール、質感が忠実でとてもキレイ
↑超広角カメラ:明るいシーンだとメインカメラとの色味ギャップは少ない
↑メインカメラ:屋内・蛍光灯下での撮影。ホワイトバランスは実際よりやや寒色寄り
↑メインカメラ:飯撮り。暖色よりも寒色系のほうがよく色が出ている印象
↑メインカメラ:HDR撮影。逆光は厳しめな印象
↑メインカメラ:なんかいいな~って思って撮った景色
↑望遠カメラ:2倍ズーム。劣化がなく精細さが優秀。色味はメインよりわずかに薄く感じた
↑メインカメラ:ポートレート撮影。物撮り対応だが色や背景によっては切り分けできない部分もあった
↑メインカメラ:ポートレートその2。色合い、切り分けともにGood。逆光だけど補正があるのか色合いがほんのり明るめになってる
↑メインカメラ:ナイトモード。撮影は1秒ほどで早く、暗めな場所でも明るくて色味も良好
↑メインカメラ:ナイトモード2。照明や看板の白飛びの押さえが非常に優秀
↑超広角カメラ:ナイトモード。明るいがメインより黄色っぽく、ノイズや路面のディテールの消失も気になる
↑望遠カメラ:5倍ズーム。デジタルズームが混ざっているとはいえ、ディテールは結構きれい
↑望遠カメラ:10倍ズーム。細部の粗さは目立つが文字の視認はできる
↑インカメラ:ポートレート撮影。色味、切り分けともに良好で文句なし

メインカメラとインカメラの撮影写真のクオリティは大満足!望遠も操作性も含め、文句なしに良かったです。

超広角カメラは色味が変わる安価なスマホってタイプでした。画素数が800万画素って点も安価なスマホのそれ。なので記録撮影やこだわらない人だったらOKって感じで、ハイエンドの如き美麗な画質や解像感の高さに期待してはいけません。

かくいう筆者も最近は1.5~2倍ズームで撮影することが増えてきたんですが、理由は「画角を絞っていらん背景を消す手間を省きたいから」ってのと「被写体の歪みを抑えたい」から。特に後者はマジで重要です。被写体が忠実に歪まず映るってスゲー良いからね。

▼OPPO Reno10 Pro 5G公式でもこういう感じで参考を出してました。人物の輪郭がかなり変わっていますね。↓

1倍だとやや魚眼レンズっぽくなってて、頬骨やアゴがより強調されてしまってます。2倍だとより忠実かつ自然な感じになってて、差は明確。キーファとオルゴデミーラぐらい違いますョ。

そういう意味でもOPPO Reno10 Pro 5Gが2倍の望遠カメラ(しかも高画素)をチョイスしたのは大正解でしょう。インカメラも良いし、その点含め若者ウケもうまく狙えている、と感じました。

ちなみにシャッター音は消せません。カチャって感じで普通にうるさめです。‥いい加減こういう自主規制は捨てて良いんじゃないっすかね。まぁメーカー側からすれば無駄に変なアホンダラに騒がれたりするのを嫌うでしょうし、仕方ないのかもしれませんが‥

OPPO Reno10 Pro 5Gでの動画撮影も検証してみました。

設定上では4Kまで対応だけど60FPS非対応。60FPSは1080Pまででした。手ぶれ補正モードでは1080P/60FPSで固定となります。手ぶれ補正モードも搭載しています。

超広角カメラと望遠カメラでは60FPS撮影はできませんでした。60FPSに設定すると0.6x表示が消えますし、ズームしてもカメラは変わらなくなっています。

▼通常モードと手ぶれ補正モードどちらも試してみました。階段から歩道橋を上がっているシーンです。地味に動画にもウォーターマーク入ってて珍しい。↓

手ぶれ補正自体は非常に優秀だし動画の色合いも悪くありません。

が、歩きの揺れとは別のなんか謎のノッキングが気になるんすよ。「なんか映像ってかモニターが前後にわずかに揺れている」っていう感じがしてやまない。

別のシーンで試し撮りしても謎にカクついたりするし、この点は煮詰め不足でしょうかね?アップデートでの改善に期待したい。

▼ポートレート動画撮影っていう機能も対応していました。フォーカスで被写体を認識して、その背景を適宜ぼかして撮影するという珍しい撮影モードです。手と適当にとったカゴの飾りで試してみました。↓

手のようなわかりやすい被写体だと、動かした時がわずかに切り出せてないことはあるんですが許容範囲レベル。一方で物体を撮影したときは明らかに厳しい感じになってます。

あくまで写すモノによると思いますが、精度を突き詰めるならやはりガチなカメラでないと厳しいでしょう。SNSに上げる用のカンタンな撮影ならアリですが。

ColorOS搭載、OnePlusスマホにも似た操作性になってる

OPPO Reno10 Pro 5GはColorOS 13っちゅうOPPO独自のカスタマイズOSを搭載しています。

基本的にAndroidスマホと同じ操作感なんですが、デザインがポップになってたりアニメーションが豊富だったり。あと純正アプリよりも便利だったり独自機能があったりってのが大きな違い。

また、OPPOの元サブブランドであったOnePlusスマホも最近はColorOSを搭載しているのですが、その影響ゆえかOnePlusのOxygen OSと機能面で統合しているようですね。Oxygen OSの機能が随所に見られます。

▼例えばアプリの履歴画面なんですが、ここが明確に洗練されてるというか便利というか。「全消去」ボタンがいつも下にあるし、その上にはアプリのアイコンが並んでて、これで左右にスライドすればグーっと左右に遠くまで飛べます。↓

▼デフォルトではホーム画面を下部にスワイプすればShelfっていうフィードが出てきます。時計や天気、カレンダー予定や検索バーが出てくる画面。これもOxygen OSの特徴でした。↓

使わない場合はホーム画面の長押しから飛べる設定からスワイプ時の挙動を変えられます。実際に筆者も使うことはありませんでしたんで、通知メニューを開くって挙動に切り替えました。

▼ホーム画面はデフォルトでドロワータイプ。ページ転移のアニメーションやアイコンの外観スタイルの変更も対応していました。↓

▼大型フォルダも対応。4×4の大きめサイズですが、そこにアプリをブチ込めます。普通のフォルダと違い、フォルダ内のアプリアイコンを押せばそのまま開けます。中々悪くない。ってか普通に良いじゃん!って思った(`・ω・)。↓

▼通知UIデザインはPixelみたいな純正AndroidとカスタマイズOSの間の子って感じなスタイルでした。丸形アイコンとでかめのタイルアイコンの混同というこれまでになかったスタイル。中々扱いやすいです。↓

電源メニューは「音量キー上+電源キーの同時押し」で開くタイプでした。電源キー長押しはGoogleアシスタントを開くって設定になってますんで注意。なお、設定アプリから従来どおりの電源キー長押しタイプも選べます。

▼スライダーで電源オフにしたり再起動する方式ですが、ここの色も分けられてるというこだわりっぷり(昔からだけど)。↓

▼また画面消灯時に特定の文字を指で書くとそれに応じた動作を行えるジェスチャー機能も対応。これもOxygen OSからの逆輸入機能です。個人的には音楽コントロールがかなり便利でオススメ。↓

▼あとミー文字ならぬOmojiっていう、なんかアバター的なもんも作れます。とりあえず作りましたが使い所は見当たりません。OPPOのアカウントのプロフ画像にしたぐらいかな。↓

きめぇエイリアンみたいな顔ができました。夢に出そうなぐらいキモいんでプロフ画像にしています。↓

デフォルトアプリも良く出来てて使いやすかった

デフォルトで入ってるアプリの出来も良かったです。

▼コンパスはそこそこ使う筆者ですがこれは良いですね。画面が見やすいってだけじゃなく、補正が不要ですぐ使えたし、北や南西といった方角を向いたらカチカチとコ気味の良い音があるってのも使ってて楽しい(`・ω・´)。当然精度も優秀でした。↓

あとXiaomiみたくIR(赤外線)を用いたリモコン機能も対応。なのでテレビとかエアコンとかのリモコンとしても使えるんすよ。

▼家電メーカーはアイリスオーヤマとかコイズミとか国内メーカーもある程度網羅しています。でもPanasonicが何故か非対応。そのせいでエアコン使えませんでした。星1。

▼ちょっとびっくりしたんだけどロボット掃除機も対応してるんすよねこれ。しかもECOVACSも対応。3年前にレビューしたDEEBOT U2 Proも対応してて、こいつで清掃のオンオフや手動での移動までできちまいました。マジでビビった。

▼個人的に神なのが電卓。電卓です。UIデザインじゃなく機能性が神。電圧とか速度とかの換算も対応。筆者はこれらの計算はしないんですが。↓

▼では何が神かというと為替計算ができること。当然ネット接続が必要なんですが、プリインアプリでこれできるってのがマジで便利。

サードパーティアプリと違って広告が差し込まれるってこともないし、スマホの紹介記事書いてる筆者にとってはこれは手放せねぇっすよ。海外のドルや元といった為替レートの検索をかけずに済むからな!

一方で使わないようなアプリもありました。特にブラウザとApp Market。

▼このデフォブラウザはGoogleアカウントとの同期もできない。そもそもChromeがあるし。とはいえ広告ブロッカーはデフォで使えるのでその点は有利ですね。つーか「ビッグサンダーマウンテン 尿路結石」ってなんだ‥?

▼後者はアプリストアに見えるけど実際はPlay ストアに飛ばすっていう挙動。またアプリによっては日本で利用できないって表示も出るし実用性は感じられんですね。これは憶測ですが、元々海外向けのアプリを調整したのかな。↓

通話録音機能に対応してるぞ!

以前にGoogleのPlay ストアからサードパーティ製の通話録音アプリがはじき出されてるってことがあって通話を録音したい方にとっては悲報だったんですが、OPPO Reno10 Pro 5Gはデフォルトで通話の録音に対応していました。

▼通話画面で詳細を開くと録音ボタンがあり、これを押せば通話の録音が開始されます。また「通話の録音を開始しました」ってガイダンスが自分にも相手にも流れ、迷惑電話の牽制には効果抜群。↓

▼この録音ファイルは電話アプリの通話履歴から確認できます。設定で特定日数(7日とか)経てば自動で消去することも可能。こりゃ便利じゃん!↓

浮気モードこと「システムクローン機能」も対応

マルチユーザーとシステムクローン機能も対応していました。特に後者のシステムクローンは要注目と言える機能です。

これはXiaomiのMIUIでも対応してたセカンドスペース(通称:浮気モード)ってやつと同じ機能なんす。

Windowsパソコンでいえば別のユーザーでログオンするっていう機能なんですが、即ちプライベートと仕事とで分けたりできますし、人に見せられないものをクローンユーザーにぶっ込んでおけば人に見られる心配もないってワケ。PCで接続しても見えません。

▼また、ロック解除時に特定のパターンだったり指紋認証で即座にクローンユーザーにアクセスも可能ってのがでかい(`・ω・´)。普段認証しない小指で指紋センサーに通れば、クローンユーザー、ひいては隠しファイルへのアクセスも即座に可能なんす。↓

使い方は人それぞれですが、プライバシー性を重視する方にとっては外せない機能でしょう。これを使いたい方はXiaomiスマホだけでなくOPPO Reno10 Pro 5G、という選択肢もありますぞ(ゲス顔)。

「電源キー2回押しでカメラ起動」ができないのが欠点

普通のAndroidや他社製OSにあってColorOSでできなかった機能もあり、カメラのクイック起動が電源キーからできなくなったってのが地味に、いやかなり不便。

▼一応それっぽいことはできます。音量キー2回押しでカメラのクイック起動は設定可能。ただ音楽再生中など一部のシーンでは動作しなくなるし、画面がオフの状態でしか使えません。微妙‥。↓

個人的にはこれ普通に復活させて欲しい。写真撮りたい、ってシーンですぐにカメラを起動したいときはあるから尚更です。

顔認証が優秀。画面内指紋認証センサーの位置もGood

OPPO Reno10 Pro 5Gは顔認証、指紋認証どちらも対応。指紋センサーは画面内指紋認証タイプとなってます。

▼顔認証なんですがメチャクチャ優秀ですねこれ。認証速度めっちゃ早い。画面点灯してすぐにホーム画面に飛ぶレベル。しかも角度も広くて、机においたままで若干離れててもカチッと認証してくれました。↓

▼指紋認証も優秀です。認証速度はハイエンドモデルと遜色ない他、センサーの位置も下部から1センチ弱ほどしか離れておらずかなり下部に近いんですよ。これが凄くいい。画面を見なくても手探りで認証しやすいからね(`・ω・´)。↓

▼地味に指紋認証中にエフェクトが出てサウンドが再生されるってのもなかなかに楽しいもんです。特にサウンドを再生するって珍しいよね。↓

ただ、指が濡れていると認証率が下がってしまいほぼ通らなくなります。構造上これは致し方ない部分でもありますが、手洗いとか風呂上がりの際には指紋ではなく顔認証したほうが吉。

あと追加機能として、指紋認証を行ってから指を離さずにしておくと、設定しておいたアプリのショートカット起動ができました。

▼登録しておけるアプリは最大5つまでで、ここから指を引っ張って話せば起動するっちゅう仕組み!筆者はPayPayで使ってましたが‥便利だねこれ。↓

おサイフケータイ対応なのはもちろん、位置も良かった

筆者は最近在宅ワークばかりであまり使ってこなかったんですが、それでもおサイフケータイ対応ってのは嬉しいもんですね。

位置が上部かつド真ん中にある、ってのも高評価。一見地味に見えるんですが普段使いする上で重要。これが片側に寄ってる場合、どっちを決済端末に当てていいかわからなかくなったりしてストレスになることがありますからね。↓

バッテリー持ちは十分。充電はクッソ早い

2週間ほどOPPO Reno10 Pro 5Gを使ってたんですが、SIM突っ込んでSNSとかメシんときのカメラで撮影とか普通に使ってた(3D系ゲームはしなかった)ぶんには電池は十分持ちました。

1日使って残量20%ほど。当然人によって使い方は変わるので一概に電池持ちは良いとは言い切れませんが、悪くはないと感じます。おそらくですが上述してた「リフレッシュレートがアプリによって90Hzに下がる現象」もこの電池持ちを改善するためのものかもしれませんね。

▼動画再生では輝度75%固定で2時間YouTube再生したところ、20%ほど電池が消費されていました。動画を見まくればごっそり持っていかれます。↓

▼一方、80W急速充電はメチャクチャ早くて、これはやはり便利に感じました。発表会でも実演されてそのスペックは実証済なんですが、普段使いだと10分でほぼ半分は超えてくれるし使い勝手としてもバッチリ。↓

▼80W充電中はこういう細かいパーセンテージが出てくるので見てて楽しいすね(`・ω・´)。普通や急速充電の場合は出てきませんでした。↓

▼あと画面上に出てくる充電アイコン(稲妻マーク)は通常だと白、急速だと緑、80Wだと青色になってます。こういう部分も地味ながら判別しやすいのは嬉しいっすね。↓

ただこの80W充電は公式の充電器でしか行えない可能性はあり、他社製の充電器だと80W充電判定されてませんでした。もしサードパーティー製充電器を使う場合はこの点に注意。公式の充電器を使うのが確実です。

ただワイヤレス充電は非対応でした。たいていハイエンドあたりしか対応していないので仕方ないんだけど、この部分もいずれは対応して欲しいもんですね。あったら便利だしあれ。

モノラルスピーカーがネック

一番の欠点なのがやはりモノラルスピーカー、つまり1基しかないこと。

このせいで、横持ち動画視聴時は音が偏ってしまいます。今だとミドルスマホであっても2基搭載ステレオスピーカー搭載が増えつつあり、その点においてミドルハイである本機は明らかにネックとなっています。

音の大きさ、音質自体は悪くはないんだけど、それでも音の広がりや臨場感はステレオとは大違い。

ショート動画みたいな縦持ちで動画を軽く見るぶんであれば偏りは気にならないしそれならいいでしょうけど、画面がきれいなだけに非常にもったいないし、本機がメディア視聴スマホとしてオススメしにくい理由もこれ。

▼またイヤホンジャック端子も無く、付属品にも変換アダプタなしってのもネック。筆者はたまたま変換アダプタ持ってたからよかったけど、もし有線イヤホンを使いたい方は変換アダプターも揃えておきましょう。↓

ちなみに変換アダプタはDACありなしどちらも対応していました(DACありは1MORE ペンタドライバー P50の付属品、DACなしはXiaomi Mi 9Tの付属品で検証)。

振動感覚もチープ。文字入力では結構気になる

細かい部分ですが振動の質感も安っぽいです。ブルブルって震えるアレなんですが、ハイエンドやゲーミング、一部のミドルスマホではこれがとても細かく震えるんですよね。

例えばニンテンドースイッチのプロコンと非正規品の安物のコントローラー。プロコンはHD振動つって細かい震えが可能なんですが、後者の場合はそれが非対応なので安っぽく感じる。‥って感じです。

で、OPPO Reno10 Pro 5Gはそれが非対応なのでキーボード入力時やナビキー入力といったシーンではスゲェ気になるんすよね。操作の感触も残念って感じが否めんです(´・ω・`)。

この点は細かい部分ゆえ、よほど拘る人でなければ気にならない可能性はあるんでしょうけど、少なくともガジェッターといったスマホに拘る方にとっては留意しておくべきネックの1つとなります。

OPPO Reno10 Pro 5Gをオススメできる人

OPPO Reno10 Pro 5Gはこんな人にオススメできるスマートフォンです。

  • 見た目や画面に拘る方
  • ライトユーザーだけど一定性能は欲しいって方
  • OPPOはじめ過去のAndroidスマホからの乗り換え先
  • 急速充電速度を重視する方
  • (施策で安くなってたら)乗り換えと共にスマホを新調したい方

特に、画面の綺麗さ、メインカメラ・望遠カメラの実力、充電速度はハイエンドスマホと遜色ないレベルに素晴らしい実力を持ち合わせます。

加えてColor OS 13のソフトウェアの完成度も高まっているとも痛感させられました。見事な出来ですよこれ。これまではミドルレンジで安価なラインナップばかりだったOPPOですが、初代Reno A以来のミドルハイモデルってのもあり、改めて本気を垣間見た1台。

さらに「おサイフケータイ対応」「長寿命バッテリー」「ブッ壊れた場合に対するサポート体制も充実」など、安価な中華スマホ、海外スマホといったコスパが高い面々にはない要素もあり、安心して買えるスマホであることは間違いないでしょう。

ただ、定価は86,800円とやや高めです。円安の影響もあるでしょうけど、安さ、コスパの良さを求められる今の状況で厳しいであろうことは否めません。せめてステレオスピーカーさえあれば‥とも考えれば尚更に惜しい。

乗り換え+2年で返却必須だけど、ソフバンの24円とかいう頭おかしいセール等で安くなってるのであればおすすめ度は高いです。ステレオスピーカーに拘るなら話は別ですが、そうでもなければ選んで損はないオールラウンダーモデル。

‥よくよく考えれば、iPhoneはじめいろんなスマホがセールやキャリアの施策で手に入ること前提になってる感ありますね。iPhoneは今やみな10万円超えだけど、施策なしで、しかも一括で買ってる人なんてほぼ見たことないし。

OPPO Reno10 Pro 5Gの購入先まとめ

OPPO Reno10 Pro 5Gのソフトバンク版、2年使えて実質24円。

IIJmioが10月6日10時よりOPPO Reno10 Pro 5Gを販売スタート。MNPなら49,800円

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