POCO F4のレビュー!使って分かったメリット・デメリットと評価まとめ!
POCO F4の試用機会を頂いたので実機を使って分かったメリット・デメリットをレビューでお届けします!
▼動画も公開しています!↓
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POCO F4ってどんなスマホ?
POCO F4はハイコスパで超絶人気を博したPOCO F3の後継モデル。
処理性能は前モデルから変わらないけれど、流行デザインに刷新され、ディスプレイや充電仕様などが強化されていたりPOCOでは初となる光学手ブレ補正に対応するなど、POCO F3と比較して全体的に体験できる質を高めたようなモデルです。
価格は執筆時点で約330ドル〜(約4.4万円)。日本でこの価格帯だとミドルレンジのSnapdragon 695 5G搭載モデルが良いところなので、超円安とは言えまだまだコスパの良さは体験できそう。
それでは開封して実機を触っていきましょー!
▼付属品はこんな感じでした!充電器プラグが海外仕様なのでプラグ変換アダプタは買っておきましょう!↓
- 充電器(海外プラグ/67W)
- 充電ケーブル(USB-C)
- 保護ケース(ソフト)
- 保護フィルム
- イヤホンジャック変換アタッチメント
- SIMピン
- クイックガイド
POCO F4のスペック、ベンチマーク、検証結果まとめ!
POCO F4を使って気に入った・気になった点まとめ!
POCO F4を使って気に入った・気になった点をまとめてたので購入前の参考にしてみて下さい!
フラットデザインのビッグボディー
POCO F3と比較して僅かに、ホント、僅かにスリムになって軽量になったんですけど、いやー、実機を持った瞬間の第一声は「デカッ!」の一言ですね。
▼横幅は約76mmあるし、重量も195gとヘビー級↓
▼普段iPhone 13 miniを使ってるから、よけいデカく感じる。↓
片手操作はムリムリムリ。僕のちんちくりんの親指なんかじゃ、ほぼどこにも届きません。これは両手持ち専用機になりそう。
本体が大きいので扱いづらく感じる部分は確かにあるけれど、映画や動画みたりゲームを遊んだりするなら、この大きさはグッドサイズ。なので、デカイと言いつつも、このサイズ感は結構気に入ってたりもします。
筐体は今風のフラットデザインになっちゃって板感マシマシになりました。背面パネルがガラスなんでブラックは汚れが目立っちゃうけど、光が当たるとなかなか美しい屈折光も楽しめるのでパネルの質感も気に入ってます。
▼カラーはブラックの他にシルバーとグリーンもあり。↓
じゃあ、もう少し本体を見てみましょー!
▼カメラは最近流行り?の2段で出っ張ってるタイプ。ケース装着時も出っ張ります。↓
▼上部にはリモコンアプリで使う赤外線センサーやスピーカーが付いてますね〜。↓
▼左側面はツルッツル。↓
▼右側面は音量と指紋センサー付きの電源ボタン。↓
▼下部にはスピーカーにUSB-C、あとSIMスロット。あ、このスマホはイヤホンジャック無いんだ。↓
パワフルな性能で快適
POCO F4のSoCはSnapdragon 870。これ、POCO F3と同じやつです。大体新しいスマホってSoCも新しくなることが多いんだけど、最近は半導体業界がヒーヒー言ってるんで仕方ないのかなぁ。
とは言っても、Snapdragon 870は今でもパワフルですね〜。この性能じゃ足りない!ってシーンは基本的にありません。普段使いからゲームまで何も不満なく快適レベルでサックサク動いてくれてます。
ちなみに先述しましたが、POCO F4の価格だと日本ではミドルレンジクラスのSnapdragon 695 5G搭載モデルになってきます。
▼AnTuTuで比較するとこの通り。POCO F4のSoCは旧型といえど最新のミドルレンジ最上位帯をぶっちぎる性能。コスパの高さはまだまだ魅力的かと思います。↓
端末 | POCO F4 Snapdragon 870 約330ドル(約4.4万円) |
Redmi Note 11 Pro 5G Snapdragon 695 5G 44,800円 |
総合スコア | 682,741 | 384,852 |
GPUスコア | 242,846 | 97,843 |
まあ、超円安だからPOCO F3のようなインパクトはないけれど、それでもまだ海外スマホは日本のモデルと比べて安価ではあるんで、コスパを重視するなら検討していいレベルのモデルかと思います。
ゲームも快適に遊べてます
▼僕の遊んでるApex Legends Mobileは快適レベル。これで撃ち負けても文句は言えん…。↓
Snapdragon 870はゲーミングスマートフォンでも採用されることの多いSoC。ってことで最新の3Dゲームもめちゃ快適に遊べてます!
ちなみにPOCO F3から冷却機構もバージョンアップしてるんですよね〜。何戦か遊んでいたんですが発熱はそこそこでほんのり温かくなる感じ。今のところ発熱によるフレームレートの落ち込みなどは感じてません。
主要4キャリアで通信できた
POCO F3は(日本で重要となる)対応バンドが貧弱で、プラチナバンドに合致してんのはソフバン系だけって感じでした。
ところがどっこい、POCO F4はドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルで重要なバンドが追加されミラクルパワーアップ。
しかも、VoLTEにデフォルトで対応しているから、なにをすることなく上記のキャリア全部で使えちゃいました。まあ、技適ないから自己責任にはなるけれど、POCO F3よりもめちゃくちゃ扱いやすくなってる!
日本のスマホと使い心地ほぼ一緒
海外モデルってことで気になるのが使い勝手。POCO F4はAndroid 12をベースにしたMIUI 13を搭載してるんですが、これ完全日本語対応なんで日本で売ってる同系列のXiaomiスマホとなんら使い心地は変わらんですね。
▼ちょっと前にレビューしたRedmi Note 11 Pro 5Gの日本モデルと使い心地はほぼ一緒。まあ、あっちはAndroid 11ベースですけど、そんなに変わらん。↓
もちろん、アプリをクローン化できる「デュアルアプリ」、スマホ2台持ちのような使い方ができる「セカンド・スペース」、いろんなアプリを素早くフローティングで起動できる「サイドバー」など便利機能も対応しているし、全部日本語で使えます。
日本向け対応バンドも充実しているし、ソフトウェアの日本語もバッチリだし、これ、技適あったら明日にでも日本で発売できそうよね〜。
ただ、海外モデルってことでFeliCaはありません。おサイフケータイは使えないんでQRコード決済などで代用する必要は出てきそうです。
動画再生機として磨きがかかった
暇さえあれば何してますか?僕はずっと動画みてます。
動画を沢山みるなら気になるのが動画再生の仕様なんですけど、POCO F4はめちゃレベル高い。
検証結果を見てもらうと分かるんですが、著作権コンテンツも高画質で再生OK。あと、やっぱり有機ELってメリハリあるし黒色の表現力も高いし映像が美しいですね〜。
映像が綺麗なら音のクオリティーも求めてしまうんですけど、POCO F4はデュアルスピーカーなんで音の広がりも良いし、音質もハイエンドクラスって感じ。最高です。
そしてですね、POCO F3では非対応だったHDR動画規格の「Dolby VISION」にPOCO F4は対応したんですよ!なので対応コンテンツでは明暗差あるシーンでの表現も格段にパワーアップしちゃって、映画好きの僕はとしてはかなり魅力的なアップグレードでした。
というわけで、動画再生機としてPOCO F4はさらに磨きがかかってます!グッド!
動画撮影にも強くなったカメラ
POCO F4は、POCOシリーズ初となる「光学手ブレ補正」に対応。これにより、写真撮影や動画撮影時の手ブレが大きく軽減されるようになった点が大きな進化ポイントです。実機で写真や動画を撮ってきたんで見てやって下さい。
ちなみに全てAIをオンにして撮影。AIオン時の画質を簡単にまとめるとめちゃ映え画質ってやつで、パーンと色鮮やかに撮影できる「撮影が楽しくなっちゃう系チューニング」です。
▼これはメインカメラで撮影。めちゃラフに撮影してもこのクオリティー。とっても色鮮やかに撮影できるので速攻SNSに飛ばせます。↓
いやー、外で撮影してたんですが2022年は暑いですね。まだ8月でもないのに名古屋なんて40度という冗談みたいな気温です。そんな日差しが強いシーズンでもPOCO F4なら逆光に強いので綺麗に撮影できます。
▼逆光状態でHDR撮影。オフだと葉っぱ裏がほぼ真っ暗になりますが、HDRオンだとご覧の通り明暗差のあるシーンでも超綺麗に撮れる。↓
望遠レンズはないけれど、簡単に2倍に切り替えられるので使い勝手は悪くありません。この程度の倍率ならデジタルズームでも十分使えますね〜。
▼左は通常、右は2倍デジタルズーム↓
800万画素の超広角カメラは僅かに色味が違うんですが、歪みも少なくクリアに撮影できるんで画質に不満を感じないレベルに仕上がってます。
▼左は通常、右は超広角で撮影。↓
マクロカメラは200万画素の固定焦点。前モデルのPOCO F3は500万画素のテレマクロだったので仕様的にはややスペックダウンしてる部分ですが、周囲の明るさに気をつければそこそこクリアで精細な写真も撮れます。
▼マクロで撮影。このレベルの写真は簡単に撮れる。↓
ポートレートは専用カメラが搭載されていないのでソフトウェア処理になるんですけど、撮影した感じクオリティーはめちゃ高いです。ポートレートは人物向けの撮影モードだけど物撮りもOK。F値も撮影時だけでなく撮影後に変更できるので様々な表現で撮影できるのが楽しい。
▼左は通常、右はポートレートで撮影。↓
夜景モードは発色が鮮やかでグッド。撮影時に数秒かかるんですけど手持ちでもブレが少なく撮影できるんで夜景撮影もラフに楽しめるのがお気に入り。
▼暗所での撮影もクリアで華やかに仕上がる夜景モード。↓
インカメラは単眼で画角の切り替えには非対応ですが、画角広めなんで複数人での撮影も楽しめてます。ポートレートは撮影する場所にもよるんでしょうけど、メインカメラと同じくソフトウェア処理なので背景がゴチャゴチャしているところではややエッジの切り分けが苦手なご様子。なので、何枚か撮影して確認したほうが良さげ。
▼左は通常、右はポートレートで撮影↓
光学手ブレ補正で動画撮影品質も向上
光学手ブレ補正は写真撮影時にも恩恵があるんですけど、やっぱり動画撮影時は「威力を発揮しているな〜」とより恩恵を実感できました。
動画モードでは「スーパー手ブレ補正」をオン・オフできるんですが、オンの場合は1080P/30FPS固定になるので注意。
▼スーパー手ブレ補正をオンにするとやや望遠気味になります。※再生すると音出る。↓
あと、動画撮影では4K/60FPSの撮影が楽しめるのもグッドポイント。日本で同じ価格帯のSnapdragon 695 5G搭載機だと4K撮影ができないんで、さすがハイエンド帯のSoCを搭載しているな〜って感じです。
あっという間に充電できる
バッテリー容量は4,500mAhで、このサイズなら平均的な搭載量ですね。バッテリー持ちは使い方によるとしか言いようがないけれど、WEBページ見たり動画みたりSNSやったりするくらいなら丸一日は余裕で持ってます。まあゲームしたらすぐ無くなるけれど。
個人的にはバッテリー持ちと同じくらいバッテリーの充電速度も重視してます。ゲームで遊んでいて休憩のタイミングでガッと充電したいんですよね〜。
そんなバッテリーの充電に関する仕様がグッと向上したんですよ。POCO F3では33W充電だったんですが、POCO F4では67W充電にパワーアップ。
▼以下を見て下さい。バッテリー残量18%から100%まで80%以上の充電にかかった時間は1時間を切ってるんです。なので短時間の休憩でもガツッと充電できちゃう。↓
あと、この67W充電を体験できるチャージャーが標準で付属しているのはグッドですね〜。海外モデルなんでプラグ変換アタッチメントは必要なんですが、それを使ってでも67W充電は利用したいと思える部分でした。
ただ、ワイヤレス充電はPOCO F4でも搭載ならず…。ここは残念だったポイントです。色々とワイヤレス充電アイテムは持ってるんだけどなぁ。
POCO F4はこんなスマホでした!
- ビックサイズなので操作性は低い
- 大画面なので映画や動画と相性が良い
- SoCはいまでもパワフルで不自由なし
- 主要4キャリアで通信できた
- 技適は無いから扱いに注意
- 完全日本語で扱いやすい
- 動画再生仕様が充実している
- OISでワンランク上の撮影を楽しめる
- 充電めちゃ速い
発表時は、「POCO F3と変わらんじゃん」とか思ってたんですが、触ってみたら体験できる質がグッと向上していましたね〜。
特に日本で扱いやすい対応バンド構成、光学手ブレ補正、67W急速充電は、POCO F4の大きな魅力になる部分だと思います。
超円安でお得度が下がったのは事実なんですが、それでもこの価格でこの性能・仕様のスマホが手に入るのはなかなか魅力的かと。
日本語対応で扱いやすいしコスパの高さも味わうことができるので、海外スマホを触ったことの無い人へのデビュー機にオススメしたいなと思ったモデルです!
あと、POCO F3が気になってたけれど対応バンドなど基本的な仕様が合わず見送ってしまったって人も、POCO F4は基本的な仕様が色々と変わって扱いやすくなっているので、POCO F4とPOCO F3の比較記事も見ながらを是非検討してみて下さい!
POCO F4の割引情報・購入先まとめ
■メモリ6GB+容量128GB■
初出時価格→470.00ドル
過去最安値→329.00ドル
■メモリ8GB+容量256GB■
初出時価格→527.14ドル
過去最安値→369.00ドル